ベア・グリルス

登録日:2009/09/14 Mon 01:07:36
更新日:2023/09/27 Wed 21:37:58
所要時間:約 6 分で読めます




イギリス人の作家、冒険家。勿論、実在の人物。
SASという経歴を持ち、現在ではサバイバルの専門家としてテレビ番組などに出演している。

エベレスト上空をモーターパラグライダーで飛行するなど、いくつか世界初の冒険を行っている。

軍に在籍していた時期に、パラシュート降下の事故で背骨を損傷するという大怪我を負う。
医者からは二度と自力で歩けないと宣告されたが、彼は奇跡的な復活を遂げた。
そしてこの事故から十数ヶ月後にエベレスト登頂を成し遂げるという快挙を達成。
イギリス人のエベレスト登頂成功者では史上最年少としてギネス世界記録にも登録された。


ディスカバリーチャンネルの番組「サバイバルゲーム(英題:MAN vs.WILD)」でホストを勤める。
ベアの事を語る=番組を語るなので、ここでは番組の説明もしておく。

砂漠熱帯雨林、雪山など、極限状態からの生還術を解説する番組。
番組自体はもちろんぶっつけ本番などではなく、撮影に先行して視察隊を送り込む、などの安全管理を行い、撮影クルーも同行している。

しかし本来サバイバル環境下であっても
「こんなこと必要あるのか?」
と首を傾げるくらいムダに体を張っている。
(曰く、最悪の状況を想定して実践しているらしい)

  • 凍結した湖に転落してしまった場合の脱出法、を説明するためにわざわざ気温−20℃の環境で湖に飛び込み、水につかったまま危険性を延々と解説した後脱出

  • 北極圏にて急流を渡る際には服を濡らしたくない、という理由で服をリュックにしまい、全裸で突撃

  • 砂漠で流砂に飲み込まれt(ry流砂に脇まで飲まれ、やはり解説つきで脱出

  • アリゲーターのいる可能性がある視界ゼロの泥川を泳いで渡る

  • 洞窟や穴があればとりあえず入る。曰わく飲める水や食料が手に入るらしいが…

  • 近道をするため高さ約20m、幅約10mの崖をロープ一本で渡る。しかし崖下に降りたほうが明らかに早いような…

などなど。

凍結湖など極低温の水に飛び込んだ後には雪で体についた水を拭った後全裸orパン一で腕立て&バービー運動をする。
体が濡れたままだとマズいから&心拍数と体温を上げるためらしい。
しかし見た目は明らかに変態である。
クルー曰く、その際のベアのアソコはテディベアらしい。

ただこれらの奇行極端な行動はあくまで救助が全く望めずその場に留まっていては危険な最悪の状況からの生還を想定したもので、
番組内で何度も「遭難した時の一番の対処法は下手に動き回らず救助を待つこと」と発言している。

また、いろんなモノをためらいなく食べる。

  • 川魚を追い込み漁で捕らえて生きたまま。「極上のサシミです」

  • サバンナにて既に猛獣に狩られたシマウマの死骸にかじりつく。「周りにハゲワシがいればその肉はまだ新鮮です」

  • パナマのジャングルで見つけたカミキリムシを頭と足を落として生で。「スペインの征服者たちにならってこの虫を食べます」 味は腐ったエビの内臓と殻、とコメント。食った事あるのかよ…

  • 水分をとるために新鮮な「ゾウのフン」を絞る。「サバンナでは貴重な水分です」 地上波「サンデー・ジャポン」でこの映像が流れてしまい、スタジオと視聴者をドン引きさせたらしい

  • アフリカで最も危険といわれる毒蛇・パフアダーを、首を棒で押さえて投石→棒で撲殺。「このヘビは皮や内臓が付いたままでも生で食べられます」「焼くと甘くておいしいです」 この他ガラガラヘビやツノクサリヘビ、ボアコンストリクターなど危険なヘビばかり獲物にしている

  • 都市の廃虚では非常食としてダンゴムシを捕食。「火にかけてはじけきったら食べ頃です」「エビのようです…………でもないか…」「約9割はタンパク質ですが残りは知りません」

  • 体長約2mのアリゲーターに遭遇、後ろから襲いかかって押さえ込む。「口を開ける力は閉じる力ほど強くはありません」 ナイフでトドメをさして美味しくいただいた

  • 体長数cmの毒サソリ(イエローファットテイルスコーピオン)も「毒針と頭を切り離せば食べられます」 生の味は最悪だが焼けばかなり美味らしい

  • アマゾンでは凶暴さが売りのピラニアがエジキに。「攻撃的で不愉快な魚ですがおいしいです」

  • カエルを捕まえて生で。「奥歯でトドメをささないと腹の中で暴れます」

その他、目に映る獲物は逃がさない。
ウサギリスもシデムシもトナカイも蚊もコオロギもサーモンもオオトカゲもシロアリも体長8〜10cmの特大イモムシもヤマアラシも全て獲物として食している。
さすがにヤドクガエルには手を出さなかったが。

不味いモノを食べた時の顔芸は必見である。

獲物をあまり煮たり焼いたりしないのはいちいち火をおこす時間がもったいないかららしい。

たまに食あたりなどで腹をこわしてる。
「何が原因なのか全くわかりません」
いやわかるだろ。

また、周りに汚れた水しかない場合の究極の水分補給方法として

浣腸

を披露。
大腸から吸収すれば大丈夫らしい。
が、本人は二度と御免らしい(ベアが選んだ番組での経験ワースト)
…当たり前か。

口癖は
「〜(動植物)は貴重なタンパク源です」
「これで〜kcal補給できます」
「昆虫は肉類に比べてタンパク質が豊富です」
「付近の先住民にとってはごちそうです」

他には特にシェルター(寝床)造りに情熱を燃やす。
「サバイバルにおいて良質の睡眠は生存率を高めます」
作成は非常に手際よく行われる。

しかしここでも…

  • アルプス山脈にて雪洞で吹雪に対抗したが「人生で最悪の夜でしたよ」 翌朝ほぼ生き埋め状態だった

  • 砂漠で岩場の岩棚(地上約10m)に寝床を構えるが「落下しないか心配で寝付けません」 ヒモで体を固定したら熟睡できた模様

  • サハラ砂漠ではラクダを解体、胃から水を確保した後内臓を取り出した空間を利用。通称ラクダシェルター

こんな彼だが妻と三人の息子がいる。
写真は常に携帯している。
「辛いときは家族への愛情と信仰心が活力源になります」

しかし番組は家族には極力見せないらしい。
「一緒に寝てくれなくなるかもしれません」
「キスを拒否されるかも…」

歌番組にゲストとして呼ばれた時に歌声を披露。
上手くはなかった。

シリアルのTVCMにも出演。
ジャングルやサバンナの真ん中でシリアルを頬張るシュールなCMとなった。

そしてまさかのゲーム化
意味がわかんない。
PS3・Xbox360・Wiiのマルチで発売中。
日本では販売されてないが。
そして予想どおりのクs……


まさかの時のサバイバル」もよろしく。

2011年10月よりシーズン6が放送され、2012年8月8日にシーズン1日本語版DVDーBOXの発売が決定。

2012年6月15日、ロンドン五輪の開幕にあたり聖火ランナーとして参加。
なぜか高さ約60mの橋の上から張られたワイヤーを滑車を使ってムダにアクロバティックに移動した。
走ってない。

2015年には「オバマ大統領とサバイバル」という番組で、当時のアメリカ大統領であったバラク・オバマ氏と共演。
厳重な警備*1のもと撮影が行われ、クマが食べ残したと思われる鮭の残骸を一緒に食べた。


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最終更新:2023年09月27日 21:37

*1 軍やシークレットサービスによって撮影地域の空域は全て閉鎖、番組内で通る場所全てに狙撃部隊を配備、撮影クルーにホワイトハウス関係者や大統領の食事検索担当者も同行など