ぼくゴリラ

登録日 :2012/02/25(土) 02:53:08
更新日 : 2017/07/01 Sat 15:52:27
所要時間 :約 4 分で読めます






ぼくゴリラ

ウホホイウッホ

ウホホホホ


ウッホホウッホ

ウホホホホーイ





「ぼくゴリラ」とは、とある高校2年生の男子生徒が書いた短歌である。
書いた生徒によると、「千葉市内の動物園でゴリラを見て、ゴリラも人と同じように孤独なのではないかと感じた」「書き始めて30分で出来た」との事だが、
ある意味悪ふざけで、これ自体はよくある話ではある。

ところが話はこれだけでは終わらなかった。

あろう事かこの作品が、2008年に千葉県山武市で開催された第57回「左千夫短歌大会」の高校生の部で「市長賞」に選ばれてしまい、ネット上でも大きな話題になった。

ネット上では、
「もう自分がわかんねーだろうな……」
「語呂は良い」
「真面目に書いた他の人が可哀相」
「冗談で書いたのに選ばれてしまって可哀相」
「ゆとり教育に対する市長からの警告」
ウホッ! いい短歌……
「孤独どころかテンション高いな」
「これはコロンブスの卵」
「高度なイジメ」
「晒しage」
「適当に作った感じが非常によろしい」
「選んだ奴が1番悪い」
「ポギーのパクリ」
「ゴリラの孤独より、作者の孤独を表現してしまった」
「市長はゴリラではないのか?」
「市長は阿部高和ではないのか?」
等など、様々な意見や憶測が飛び交った。

また、他の短歌と比べて批判する声もあった。
以下、その例。


1868年 17歳
梓弓 向かう矢先は しげくとも
引きな返しそ もののふの道

↓140年後

2008年 17歳
ぼくゴリラ ウホホイウッホ ウホホホホ
ウッホホウッホ ウホホホホーイ


千葉 女児 小6
満月の 長い夜どおし 勤務する
白衣の母を 思いつつねる

千葉 男児 高2
ぼくゴリラ ウホホイウッホ ウホホホホ
ウッホホウッホ ウホホホホーイ


【受賞式】
尚、選ばれた本人は困っていたらしく、
かなりベタ褒めで賞賛されたものの、

「受賞式が始まったけど、空気が重い……。
完全にゴリラが入り込める勢いじゃなかった。
お客さんは爆笑だし、先生はウホウホ読めないし……。
恥ずかしかった」(要略)

と、日記に書いている。(現在は閉鎖)

短歌と言えば、短い文の中に自分の気持ちや風流を感じさせるのが一般的であり、受賞作ともなれば読むだけで感嘆して溜息が出る秀作も多いだろう。
それらと比較して、明らかにイロモノである「ぼくゴリラ」が受賞式で一緒に発表されてしまった事に、恥ずかしく感じるのも当然かも知れない。

また、同様に受賞した知り合い(先輩?)の短歌は、


せんぷうき 弱から中に 切り換えて

強にかえたら 空飛んじゃった

だった。

こちらの評価は散々で、受賞させた審査員から、
『ありえないですね』
『このような事をするのを止めるのが私たち大人の責任です』
などと言われ放題に言われ、「お前が選んだんじゃねぇのかよ」と作者は思ったそうだ。
これこそまさに「晒しage」と言うものだろう。


【盗作?】
ジャンプ漫画「ピューと吹く! ジャガー」に出て来るポエム「ゴリラ人間」に似ている事でも大きな話題となり、検証するブログまで出て来た。
因みに、先に世に出されたのは、この「ゴリラ人間」。
以下、そのポエム。


「ゴリラ人間」
オレは
ゴリラ人間
ウッホッホ
ウッホッホ
ウッホーウッホ
ウホウホ
ウッホォーー
ウホウホ
ウッホォーーウ
ウホウホ ウホホ
キェーウッホーー
ハアハア
ウホウホ ウホウホ
好きです付き合ってください


……確かに似ているが、同じというわけでもなく、これで盗作と決めるのは難しい所である。
そもそも、生徒本人も受賞する気は更々無く、半ばネタ的なノリで書いており、それで盗作云々言うのは酷な事かも知れない。



ぼくゴリラ ウホホイウッホ ウホホホホ
      / ̄ ̄ヽ
      ( ^ω^)/ ̄/
      ( 二二つ / /
       |    / /  
       |   |  ̄
ウッホホウッホ ウホホホホーイ
       / ̄ ̄ヽ
      ( ;ω;)/ ̄/
      ( 二二つ / /
       |    / /  
       |   |  ̄




追記・修正は、ゴリラの孤独な気持ちを理解出来た方のみお願いします。



/ウホホホホーイ\


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