ヨヨ(バハムートラグーン)

登録日:2009/11/07 Sat 10:46:41
更新日:2024/04/15 Mon 05:41:36
所要時間:約 10 分で読めます




ヨヨとは、バハムートラグーンのヒロインである。


【略歴】

※一応ネタバレ注意


ゲーム開始直後にグランベロス帝国によって滅ぼされたカーナ王国の王女。ゲーム本編では18歳。

主人公のビュウとは幼馴染みの関係である。
ゲーム中の描写ではビュウとヨヨの仲は非常に良く、周りの人間(あのマテライトですら)も「ビュウと王女がくっつくだろう」と思っていたようだ。
ただし、小説版においてはビュウはヨヨを妹のように扱っているフシがあるなど、当人たちがどのような感情を抱いていたかについては想像の余地がある。

このカーナ王国は神竜バハムートを守護竜と崇める国であり、カーナ王家は代々神竜の声を聞き、神竜の力をその身に宿す事が出来る「ドラグナー」の血を引いている。
彼女もその例に洩れずドラグナーの血を引いており、神竜の力を使い、心を通わせることができる可能性を秘めていた。
それ故にカーナ陥落の際に、「空を手に入れた。だが、完全ではない。」と神竜伝説に挑もうとするグランベロス帝国皇帝サウザーによって連れ去られ、数年間を牢屋の中で軟禁されて過ごすことになる。
その獄中生活の待遇がどのようなものであったかは定かではないが、身近な人間の死を体験した挙句に見知らぬ地での孤独な生活を強いられた彼女の心中は察するものがある。

しかし、そんな彼女の獄中生活はある男の登場によって一変する。
グランベロス帝国の将軍パルパレオスである。
ヨヨの現状を見過ごせなかったパルパレオスは、自ら話し相手としてヨヨと積極的に接するようになりお互いに親交を深めていった。
このパルパレオスという”心の拠り所”がいなければ、ヨヨは壊れかけた心を保つ事が出来なかったかもしれないともされる。

その後カーナ王国の生き残り達で結成された反乱軍達によって、キャンベルで助け出されそのまま反乱軍に参加する。
グランベロス帝国の支配から各ラグーンを開放する戦いを続けながら、彼女は各地に眠る神竜を目覚めさせていった。

ドラグナー*1は神竜の心をその身に宿すことによってその召喚が可能となるのだが、神竜と一体化しているヨヨは神竜の心の影響を強く受けてしまう。
このバハムートラグーンという作品における神竜達は、バハムートを除いて非常に若く我の強い連中ばかりであるので、
神竜達がバハムートへの怒りを露わにするなど傍若無人な振る舞いを続けた結果、宿主であるヨヨの精神的ダメージは蓄積し続けた。
そのために彼女は心身の不調を抱えるようになり、しまいには寝込んでしまう事もあった。

なおゲーム中の神竜達*2の会話によれば、ヨヨ自身はドラグナーとして不十分であり、故に自分達神竜を何匹も抱え込み、死にかけている状態だったらしい。
しかし、この後ヨヨがドラグナーに覚醒したり、比べ物にならないくらい強大な怒りを放つアレキサンダーを抑えこむなどしている辺り、彼らの見る目が無いと言える。
元々人間をいじめて楽しんでいたのをバハムートにたしなめられて戦争を起こしたような奴らなので、仕方ないといえば仕方ないのだが。
ちなみに後にこの状態からは脱出。どうやら神竜の怒りをセンダックに押し付けたようである。

その後、カーナにてサウザーの命により反乱軍に参加すべくやって来たパルパレオスと再会し、共に祖国カーナをグランベロス帝国の支配より解き放つ事に成功。
これにより、正当な王位継承者であった彼女は若くして即位しカーナ王国の女王となる。
本格的に反乱軍改め、オレルス救世軍の指導者的な立場に居座り、グドルフ将軍に支配されたグランベロス帝国を叩き、神竜の伝説を追いかけることになる。

そしてカーナ神殿でバハムートを目覚めさせ、その心を受け止め、他の神竜のバハムートに対する怒りすら彼女は抑え込んだ。
結果ヨヨは、真にドラグナーとして覚醒し、人間と神竜の梯、文字通り世界の命運を握る存在となったのであった。
このときバハムートラグーンでは唯一のクラスチェンジがいつのまにか行われるが気にしない気にしない。

なお、このときにはすでにバハムート除く神竜との力関係は逆転したようであり、神竜の心を覗けるようにまで成長し、最終決戦の舞台、神竜達の故郷「アルタイル」への扉をバハムートと力を合わせて開いたりしている。
アルタイルでの最終決戦でもそのキャラクターを遺憾なく発揮し大活躍をし、名実ともに最重要キャラとしての面目を保つ。
また、ヨヨの中にいた神竜の内6体がヨヨの体を離れ復活するのだが、最終的にヨヨに憑依したラスボスだけが復活の依り代が足りずにヨヨの体内に残ってしまう事になる。

しかし、続編が描かれる事は無かったので、それがその後どのような事態を呼んだかについては不明なままである。


【悪女という評価について】


『ヨヨと言えば悪女』というのは実際にゲームをやった事のある人にも、やった事のない人にも、下手するとバハムートラグーンを知らない人にもおなじみの見解である。
スクウェア三大悪女RPG史上最大の悪女などと揶揄され、定着した悪女っぷりは有名。
実際、「スクウェア三大悪女」を挙げろとゲームファンに尋ねた場合、まず間違いなく、ほとんどの人がヨヨの名前を真っ先に挙げる*3
それ故にヨヨという名前とヨヨの発した迷言「サラマンダーよりはやーい!」*4だけを知っているという人も多い。

<劇中でみせた行為>
  • 少年時代のビュウとヨヨがドラゴンに乗って教会*5へ向かうという回想シーンがあるが、この時のヨヨは「サラマンダー……とっても、はやいね!!」と感激。
    教会に降りた後は中には入らず、「大人になっても今と同じ気持ちで、教会に誘ったら一緒に来てくれる?」と再来の約束をしていたのだが…
  • 上記の通り、主人公と物語開始時点では恋人だが、帝国に攫われて敵将に心変わり*6
    なお惚れていく描写はほとんどない。よってプレイヤーにはパルパレオスのどこに惚れたのかさっぱり分からない
  • 主人公との思い出の場所に、その恋人とその恋人の竜に乗って訪れる際に、かの有名な「サラマンダー*7よりずっとはやい!」
  • そのまま教会に到着し、パルパレオスに「ここが思い出の場所なのか?」と聞かれると、「ううん……思い出の場所なんかじゃない。だって私達……これから始まるんですもの」。ビュウを昔の男どころか無かった事のような扱いをする。
    時間がないので、前述の言い伝えを今はまだ聞かせないと言い、「その話はいつかまた2人、教会で。その時にはここが思い出の教会になっているのと、2人で教会に入っていく。約束とは一体…
  • 救出された後はビュウに対していかにも思わせぶりな態度を取るのだが…
  • 例の教会をパルパレオスが一人で守っていたのをきっかけにビュウ達と合流するのだが、その時にパルパレオスを指して「おねがいビュウ……私の大切な人なの……」
  • その後3人で教会に入ると長い話を始める。「ビュウ……今までありがとう。でも私、子供の頃にはもう戻れないの……楽しかったあの頃に……でもきっとそれはいい事なのビュウにとっても私にとっても……」。「ビュウにとっても」と勝手に自己完結。これまた有名な「おとなになるってかなしいことなの……」まである。
    その後2人を背にその場を後にするビュウ。そしてヨヨとパルパレオスは教会の祭壇に行き、愛を誓い合う
  • この時点でプレイヤーの心は既に奈落の底に落ちているが、奈落の底に落ちてからが本番である。
    ここで済んでいればまだ「フラれた」止まりだったのに、ここからはビュウへの冷たい言葉パルパレオスとのイチャイチャ描写ひたすら続く。恋仲の二人があれこれするのは仕方ないにしても、先の見えない戦争の真っ最中に、みんなで一緒に暮らしている戦艦の中、それも一度や二度ではない。少しは我慢しろ。
  • 周りからは「夜な夜なヨヨ様の苦しそうな声が聞こえるの」「神竜の怒りは克服したはずなのに」、とこの辺りは完全にセックスを揶揄している。「夜な夜な」である。少しは我慢r
  • 「わたしね、戦いのないときは パルパレオスについていたいの。元気が出るようにって。いつか……ビュウがわたしにしてくれたみたいに……。」。これを本人の目の前で言う。このシーンに限らないが、しつこいまでに執拗にビュウを引き合いに出してくる。
  • ヨヨが死を覚悟して皆に別れを告げるシーン。ビュウに告げるセリフは「みんな」宛であり、ラストは「ビュウ、ドラゴンのエサやり忘れないでね……」。他人事すぎる。
  • ここまででもお腹いっぱいなのに、最終決戦で「私、ビュウには嫌われてる……私がいる事でビュウを嫌な気分にさせてしまう……それは判っているの……でも……貴方はやっぱりわたしの大切な人なの!いまだけでもいいの……わたしに……強さを!あの頃のように!」という無茶苦茶な発言。
    しかもこれは神竜アレキサンダーの行く末をヨヨに委ねるという、破滅という周囲の人間が絶対に逆らえない状況で、ビュウに協力を求めた際の発言。最後の最後で再び乗り換えやがったと言われる*8
  • 上記の後、ビュウに感謝の言葉の一つもない

もしかしたら察した人もいるかもしれないが、ヨヨが悪女であるという評価を底上げしている要因として「作品そのもののエロジョークの多さ」がある。
バハムートラグーンというゲームは、子供が見てもなんのこっちゃだが、大人が見ると気付くネタが多い。
「夜な夜なヨヨ様の苦しそうな声が聞こえるの」「12個入りのたんすのアレ」はまさにその筆頭である。
ちなみに時田タカシの関わった作品はこういうエロジョークや、癖の強いヒロインが登場することが多い。

特にヨヨに対してはそういうエロジョークが数多く割り振られており、
  • 「夜な夜なヨヨ様の苦しそうな声が聞こえるの」
  • クルーから、フラれた気晴らしにエロ本を与えられるビュウ
  • ヨヨの部屋に入ると、急いで走ってくるパルパレオスベッドで寝ているヨヨ「いったい、なんなのかしらねえ」
  • 基本的にヨヨのベッドから手に入る「おうじょの???」
などなど、ヨヨとセックスを匂わせる描写は枚挙に暇がない。

相手のパルパレオスも、ヨヨ以外に対して空気を読まない言動や行動を多発するため、ヨヨごと嫌いになるというプレイヤーも多数いた。
解放軍に参加した途端に場を仕切ろうとしたり*9、フラれた直後のビュウに対して「ヨヨのことは私に任せてくれ!」とのたまったり。
特に時も場所も構わずにヨヨといちゃついていることは、プレイヤー達に相当にストレスを与えたであろう

当時のプレイヤーにとっては、ヨヨとは主人公=プレイヤーをフッた挙句に、当初敵だった男に腰を振ってしかも最後にはヨリを戻そうとしてきたという、
到底受け入れることの出来ないキャラクターであった。
もしもこのような「エロジョーク」的要素がなければ、三角関係に揺れ動く程度に収まり、悪女とまでは呼ばれなかったかもしれない

ただし、彼女の責任感のなさとダブルスタンダード具合により被害を被ったり不幸になった人間が多いのも事実である。
ヨヨはパルパレオスの態度次第で会議を放り出したり周囲の人間を急に蔑ろにしたりする。態度をはっきりさせずに風見鶏のように振る舞う様は、信用が置けない
2人がくっついたことでマテライトやラッシュは元気をなくし、神竜たちはなぜかセンダックの心の中をヨヨの代わりにする。
極めつけにパルパレオスはエンディングで帝国の暴虐から立ち上がった民衆の刃を受け入れて死ぬ
これをヨヨへの天罰ととる事もできるが、マテライトにすら最終的には「死んで取れる責任など無い」と敵国の将でも半ば受け入れていたのに、
それらを蔑ろにして自己満足したまま逝った事を嫌悪するプレイヤーも多い。

一方のビュウの方は、ホーネットやドラゴンおやじには恋の行方を賭け事のネタにされ、アナスタシアとうまくいってるバルクレイには同情され、クルーには振られた気晴らしにとエロ本を勧められる。
散々である


これらの行動の共通点として、身近で支えてくれる人々を大事にしない事が挙げられる。
帝国から助け出してもらった際に、しばらくはそのありがたみもわからなかったと本人が言っている。
実際帝国将軍のパルパレオスと熱愛しているので、ありがたみが分からなかったと言うことは分からなくもない。反乱軍の心情はともかくとして。
しかし「分からなかった」と過去形であり、今はありがたみが分かっているはずなのだが、その後もなにか変わったというわけでもなかった
本作ではチャプターの間に自由行動パートがあり、そこではメンバー同士の人間関係が赤裸々に語られる。
その中で主要メンバーを中心に、最初はヨヨのことを支えヨヨのために戦おうとした者たちが、少しずつだが確実に愛想を尽かしていく様子が描かれているヨヨに近い人々ほどその傾向は強かった*10


また、プレイヤーの中には彼女を嫌いヘイト創作のような物を作るプレイヤーもいるとか...

しかしながら、彼女もまた祖国の滅亡・父親の死・長年の拘留といった数え切れぬトラウマを抱えていたり、
神竜の怒りによって何度も死の淵まで追いやられたりする紛れもないストーリー上の被害者であることも忘れてはならない。

まとめると、彼女一人を見ると仕方のない部分もある。
感情論を排して端的に言えば、逆境に立たされ続けた不幸な人生の中で幸せを見つけた女ということになる。
物語ではよくある流れであり、パルパレオスとくっつくヨヨの心情も(過程が全然分からないので感情移入は難しいが)別におかしなことではなく現実的である。 

ビュウはバハムートと共に空を駆け巡りパルパレオスは死ぬというエンディングを、ヨヨに対する天罰と取るかは人それぞれであろう。
だが、一つ言えるのはヨヨの行動・言動だけでこのゲームを「クソゲー」だの「シナリオが糞」と安直に判断して欲しくは無いという事である。
ちなみにゲームとしての評価は「SRPGとしては難易度が低すぎるかもしれないが、気分を高揚させる高質なBGM、高いレベルにまとまっているグラフィック、(一要素でしかない前述の問題以外は)秀逸なシナリオ」と、なかなかの高評価である。


余談だが、このゲームでは主人公(ビュウ)、ヒロイン(ヨヨ)、ドラゴン達、自軍の旗艦だけが名前をつけられるのだが、何も知らない当時のプレイヤーは、好きな子の名前をヒロインにつけてトラウマになったとかなんとか…
ただし、作中でも「好きな人の名前はドラゴンにつけるように」という助言がある様に、製作者も狙ってなんやかんや制作していた模様*11

【小説版】


ビュウがヨヨを妹のように扱っているフシがあるなど恋人同士と言い切れない関係として描かれており、パルパレオスとの関係についてもむしろビュウが後押しするような描写がある。ラッシュといった仲間たちも自分より姫の幸せが一番だと思っている。
ゲーム中で語られなかった恋路については、パルパレオスが正義感や同情心から親身になってヨヨとお話をしてあげたり毎日一緒に食事を摂ったりするうち親密になっていくといった読者が納得できる展開になっている。
ビュウに対しても「私は貴方に酷いことをした」「ありがとう...ごめんね...」としっかり謝っている。

原作ゲームの反動なのか、ゲーム本編におけるヨヨのビュウに対する問題的な言動によるユーザーからの批難を鎮圧させるためなのか、ゲーム本編でマテライトがヨヨに代わって感謝の言葉を述べたのに対し、終盤でビュウに自らの口で感謝と謝罪の言葉を述べている点ではヨヨにとってもユーザーにとっても救いがあるシナリオ構成と言える。

【ヨヨは誰を愛していたのか?】


ビュウと仲の良かったヨヨはパルパレオスとくっついた。
これだけ聞くとヨヨの件に関してはビュウが一番の被害者と思われがちだが、パルパレオスこそが真の被害者という見方もできる。

プレイヤーはビュウ視点でバハムートから「ヨヨの中にお前はいない」と言われているため、既にビュウに愛情はなくなったことを知りえるのだが、ではヨヨはパルパレオス一筋だったのだろうか?

というのもヨヨを精神的な部分で支えたパルパレオスだが、本編で一度たりともヨヨに対して「愛している」という類の発言をしていないのだ。
結婚直後こそ幸せそうなものの、次第にヨヨと共にいる時間が減っていく。
また、ビュウに対してヨヨの件で嫉妬・羨望・罪悪の念を抱いている描写、教会以降一度たりともビュウに話しかけない(会話が行われない)事実。
果たして彼はヨヨに愛されていたのだろうか?
最終的にはパルパレオスは自ら暴徒に暗殺されることを望む*12

エンディングでの「グッバイ、ヨヨ…」はそれだけに色々と深みを持つ発言なのである。
はたしてヨヨは本当は誰を愛していたのだろうか?その答えは誰にもわからない。


【戦闘面でのヨヨ】

以上のようにシナリオ面では散々な評価をされている彼女だが、戦闘面では超優秀なキャラである。
さすがヒロイン(公式)と言ったところか。

以下、その脅威の性能を列挙していく。
  • 味方使用可能キャラ中最高のMPとまりょくを誇る
  • ほぼ同業のセンダックのほぼ上位互換(クラスチェンジによって完全上位互換に)
  • 広範囲高威力のMAP兵器「ガルーダ」「バハムート」「アレキサンダー(2周目限定)」を使用可能
  • 近接戦闘でも高威力全体攻撃「バハムート」による大ダメージが期待できる
  • 近接戦闘の攻撃力を1.5倍に上げる最強の支援魔法「ビンゴ」を使用可能

他にもリヴァイアサンでフィールド上の水を凍らせたり、ホワイドラッグで回復もこなせたりするが、
ヨヨを攻撃もしくはビンゴ以外で利用するのはちょっともったいないかもしれない。
それほどまでに攻撃面での性能がずば抜けているのが彼女なのである。

バハムートラグーンでは基本的に「同職は同職で固めたほうがわざのレベルが高くなる」という都合上、
同職で固めたくなるのだが、ヨヨとセンダックについては固めないことによるメリットも大きいため運用に悩まされる。

~ヨヨとセンダックを組ませるメリット~
  • バハムートやアレキサンダーをLv.20で撃てる(特に近接戦闘時には2連発が可能)
~ヨヨとセンダックを組ませないメリット~
  • ビンゴを2連発できる
  • MAP兵器神竜Lv.10を2連発できる

だが、これだけ優秀な性能にもかかわらず、
彼女の言葉から受けたショックを処理出来ずに、敢えて彼女を外した人もまた多い筈。
ゲームである以上使う使わないは自由なので、自分なりの方法で楽しんでください。


【余談】

上記の理由により「不幸主人公」の代表格とされている主人公のビュウであるが、メロディアに好かれルキアともいい関係になりうるし、フレデリカとは戦いが終わった後で一緒に薬屋を営む約束をしている*13
男性の中では唯一女性部屋に入ることを許されるほど。というか、ほぼ全てのユニットやクルー、ドラゴン達にすら慕われるほどである*14
周囲からの信頼厚く、リーダー格のマテライトですら戦闘の時は彼の指示に従う。
各国を帝国から次々と解放し、成り行きとはいえ神竜たちの世界をも救うことになる。そしてそのことは作中では誰でも知っているのだ。
完全に稀代の英雄であり、人間の戦士としてたどり着けるところの上限であろう。
ドラゴンに懐かれるとか、個性的過ぎる隊員たちをまとめないといけないとか、ガチホモのジジイに好かれるとか苦労人気質なところはあったが、
「不幸主人公」という名称はヨヨとの関係だけから付けられたものとも言える*15
様々な人間が少なからず人間関係を軋ませる本作において、(ヨヨに対して以外は)珍しいくらい良好な人間関係を保っている人間なのだ
ヨヨに心を砕かれたプレイヤーはこの事を思い出そう。







「ビュウ…今までありがとう…」
「でも…わたし…もう戻れないの」
「楽しかったあの頃に…」
「ねぇ…ビュウ。大人になるってかなしい事なの…」


彼女を一途に想う人、彼女を許しきれない人。

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最終更新:2024年04月15日 05:41

*1 ゲーム上ではこの頃はまだワーロックだが

*2 ヴァリトラ・リヴァイアサン・ガルーダ・ユルムンガルド

*3 次点は『ライブアライブ』の「アリシア」。三人目は人によって異なる傾向がある

*4 実際のテキストは「サラマンダーよりずっとはやい!」だが、前者での二次使用が多い

*5 訪れた男女は必ず結ばれるとの噂の教会

*6 ただし、ある種のストックホルム・シンドロームだった可能性はある

*7 主人公の竜

*8 正確には過去の大切な人として協力を求めただけであり、よりを戻そうとしたわけではないと言われる。しかし言い方からしてそう思われても致し方がない

*9 上記の通り直前まで敵国の将軍である

*10 上記の通り、パルパレオスが加入した際には、ヨヨに忠義を尽くしてきたマテライトは見る影もなく覇気を失い、王女に憧れを抱いていたラッシュやトゥルースは露骨に失望し、カーナ解放軍全体がたちまち厭戦気分に支配された。ここまでの積み重ねがついに噴出したのだ

*11 これ以外にも、暗殺依頼でヨヨをターゲットにできる。さらに当のイベントの際に教会を守れと言われるのだが守る必要はなく、雷属性の攻撃を当てれば壊せてしまう。しかし敵に雷属性の攻撃を使うものがいないため、自分自身の手で破壊することが前提となっている

*12 なお過去に「死んで取れる責任などないんじゃ」と言い含められているにもかかわらずこの行動をとったことに対しても賛否両論がある

*13 告白とも受け取れる言葉であり、それが上記の人気に繋がっていると思われる

*14 上述の通りパルパレオス加入後は解放軍の空気が最悪になり厭戦感が蔓延するが、それでも空中分解しなかったのはビュウへの信頼の賜物と言っていい

*15 エンディング後の展開などから、ヨヨとは関係なく「不幸主人公」であるという意見もあるにはある。鬱だったり後味が悪い展開ではないのだが