セシリー・フェアチャイルド/ベラ・ロナ

登録日:2011/05/27(金) 04:37:56
更新日:2024/01/26 Fri 12:07:59
所要時間:約 5 分で読めます





機械が喋ることかぁーッ!


機動戦士ガンダムF91』『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する人物。
声:冬馬由美

家族関係
祖父:マイッツァー・ロナ
父:カロッゾ・ロナ
義父:シオ・フェアチャイルド
母:ナディア・ロナ
異母兄:ドレル・ロナ
従姉妹:シェリンドン・ロナ


―U.C.123年―

『フロンティアW』に住むパン屋の娘。美しい足を持つごく一般的な少女。
学園祭のミス・コンテストで優勝するほどの美貌を持ち、人気も高い。それゆえに非処女ではないかと噂されている。

実はコスモ・バビロニア建国提唱者マイッツァー・ロナの孫であり、突如フロンティアWに現れたクロスボーン・バンガードとの戦闘によりドレルに拉致される。

家族の元へ帰ると早速祖父に「アイドルになれ」と言われたり、仮面を被った父にドン引きしたり、
ザビーネ・シャルに色目を使われたり、それによってアンナマリー・ブルージュに嫉妬されたりと苦労が続く。

その後、ロナ家が拠点としている邸宅に侵入してきたシーブック・アノーと再会を果たし、戻って来いと説得されるが、仲間の元に戻る事で皆を巻き込んでしまうと思い込み拒否。
せめてシーブックだけでも助けてあげようと後日探索を命じたが、これが遠因となり、息子をクロスボーン・バンガードの手から逃がそうとしたシーブックの父を死なせてしまうことになった。

シーブックとの再会の後、成り行きでビギナ・ギナのパイロットとなり、(ザビーネの言い方から察するに)扱いの難しいこの機体を「扱いやすい」と発言したり、
初陣でありながらザビーネのMS小隊と即座に編隊を(感覚的に)組むなど、ザビーネにNTではないかと思わせる適性の高さを見せた。
そしてその戦闘でガンダムF91に乗るシーブックと鉢合わせになり、互いが互いを分からないまま戦闘になるが、
先にシーブックが乗っていることを察したセシリーが自身の正体を明かして和解し、地球連邦軍に投降した。

クロスボーン・バンガードの女王候補という肩書から、ビルギットに疑いの目を向けられるなど警戒されるが、
シーブックたちの協力もあり、徐々に仲間として認められていった。

しかしその直後、フロンティアTに謎の殺人兵器・バグが大量投下される。
シーブックらと共に迎撃に移るが、圧倒的な数の前にビルギットが倒れ徐々に劣勢に。
ビルギットの回転ビームサーベルをヒントにシーブックがバグ切りを開発し、バグを退けて無事にフロンティアTを脱出した際、
『ラフレシア・プロジェクト』を計画した父鉄仮面を倒す事を決意。

が、ラフレシアの圧倒的な力と父の威厳には勝てず、ビギナ・ギナは大破。
セシリーはF91に応戦しようとした鉄仮面に、パイロットスーツのまま漆黒の宇宙へ放り出されてしまう。

そして目を閉じたまま、宇宙空間を彷徨っている彼女の下に、懸命に呼びかけながら飛んでくる一つの影が現れた。
その人物は、自分をこの戦いの中、ずっと支えてくれたあの人だった―。

小説版ではラフレシア撃破前にシーブックに回収され、F91に搭乗。
激戦の末にラフレシアを撃破するも、1人乗りの操縦席故に彼女を膝に乗せざるを得なかったシーブックは高G負荷が掛った時にセシリーの尻に潰されて負傷・昏倒と映画版とは立場が逆の結末となっている。
幾ら女とは言え、人間が耐えられる限界である8~9Gの加速度が掛った状態で尻に敷かれれば、大型力士2人に潰されるようなものである。




―U.C.133年―

お帰りなさい…シーブック

新クロスボーン・バンガードの指導者。
木星帝国』の野望を知り新クロスボーン・バンガード軍を結成した。
そのメンバーにはザビーネやキンケドゥといったエース、一年戦争から今まで現役の老兵、白兵戦が得意の人物まで様々。
主に母艦・マザーバンガードで指示を出している。

キンケドゥと名乗るシーブックとはベラ曰く一時期恋人同士だったとのことで、自身の入浴を覗いていたと思しき人影を見て「キンケドゥ!」と怒声を上げる辺り、
色んな意味で関係は深まっていたようだが、『木星帝国』の野望への対応で両者ともに手一杯だったためか、恋人同士のスキンシップなどはほぼ取れていなかった様子。それを聞いたトビアは「ムゴい」とキンケドゥに同情していた。
「一時期」という事はシーブックとは別れたはず*1なのだが、トビアが早期に察する程度にベラとキンケドゥが上司部下以上の深い関係であるのはバレバレであり、
キンケドゥを死地に送り出した事を苦悩して、帰還したキンケドゥに駆けよっていたり、連邦軍に取り囲まれた時はキンケドゥに弱音を吐いたりと、どう見ても別れていない

物語中盤、貴族主義実現のために木星帝国に投降しようと思い立ったザビーネとその同志に拉致されそうになり、
なんとか逃れたものの、マザーバンガードが大破、貴重なクロスボーン・ガンダムX2も失ってしまいピンチに。

その後地球付近での戦闘でマザーバンガードを囮に地球へ降下する作戦を立て、自身はピンチになったキンケドゥを救うために一人残り助けに向かうが、
木星帝国の拷問によって精神の均衡が崩れたザビーネに振り払われた挙句、キンケドゥもザビーネの手で大気圏に半壊したX1ごと叩き落されてしまう。

なんとかトビアとベルナデットと共に地球へ降下するも、離れ離れになった仲間と連絡は取れず、キンケドゥの生存も絶望的という状況に心が折れてしまい、
さらにトビアを追い地球へ降下してきた死の旋風隊と遭遇するが、死んだと思われていたキンケドゥがX1と共に合流し、死の旋風隊を撃退する事に成功。
負傷し、隻眼・隻腕(義手)となったキンケドゥの痛々しい姿に目を見張りながら、それでも生きていてくれた彼と再会できた喜びの涙を流すのであった。

最終決戦では、宇宙に向かうキンケドゥとトビアを、ベルナデットと共に地球で待つことに。
そして、無事木星帝国の野望を打ち砕いて戻ってきたキンケドゥたちと再会を果たしたベラは、
ようやく“セシリー・フェアチャイルド”の名を取り戻し、同じく“シーブック・アノー”の名を取り戻したキンケドゥと共に、
クロスボーン・バンガードとクロスボーン・ガンダムX1を受け継ぎ、宇宙へ上がるトビアとベルナデットを見送った後、地球の緑の中へと消えていった。

その後、トビア達の所に送られた手紙に同封された写真には、赤ちゃんを抱き笑顔を見せる二人が写っていた。


鋼鉄の七人』では木星帝国の新たな野望を止める作戦に必要な七人のパイロットの候補として、キンケドゥ達の元へトビアが訪れる。
だが、幸せそうにパン屋を営んでいた二人を見てトビアはその場を離れ結局会う事はなかった。
(尚、トビアが道を聞いた女性の話では二人目の子供ができていたらしい)

クロスボーンガンダム・ゴースト』では夫であるシーブックと共に、戦争で苦しむ町の人のために避難所で食糧配給などのボランティアをしていた。
シーブックの話では既に息子2人は独立してリガ・ミリティアに参加しているらしい。
避難所がザンスカールの地上部隊の襲撃を受けて絶体絶命になるが、白銀のクロスボーンガンダムに助けられる。
この時、[ニュータイプ>ニュータイプ(ガンダムシリーズ)の能力か、長年連れ添ってきた故の感覚からか、パイロットがシーブックであると通信もなしに看破している。


ゲーム作品

ガンダムバトルシリーズではユニバースにゲスト参戦として登場。
バトルシリーズの流れを組むアサルトサヴァイブでは正式に参戦した。

Gジェネレーションシリーズではバランスが取れたいいパイロット。
顔グラはF91時代よりクロボン時代の方が若返ってる気がする

第2次スーパーロボット大戦αでは最強戦艦として様々なプレイヤーに愛用された

Another Century's Episode Rではクロボンの最初のステージとエンディングの会話にのみ登場。

クライマックスUCではセシリーのステージが2つあり、クロボン時はグラフィックのみの登場。

ガンダムvsガンダムではNEXTまではビギナ・ギナで参戦していたが、EXVSからはパイロットとしては登場しない。
しかし、クロスボーン・ガンダムX1の敗北台詞で「キンケドゥ!キンケドゥ!…シーブックー!!」とボイス付きで絶叫する。

余談だが、機動戦士ガンダムF91のエンディングテーマ『ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~』はセシリーの心境を歌った曲である。



人をおだてて私に追記・修正させないで下さいね、アニヲタ

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最終更新:2024年01月26日 12:07

*1 ちなみに別れた理由は特に説明はない。