ささめきこと

登録日 :2011/02/27(日) 03:12:59
更新日 : 2015/05/02 Sat 20:44:28
所要時間 :約 4 分で読めます





――私の恋は孤島の花

人知れず咲き 人知れず散る


いけだたかしが月刊コミックアライブで連載していた漫画。全9巻。
2009年にはアニメ化もされた。


【概要】
タイトルにある「ささめく」とは、「ひそひそと話す」という意味の言葉。
大っぴらに言うことができない、心に秘めておきたい、そんな「ささめく」べき思いを抱える少女たちの物語である。

親友の女の子は可愛い女の子が好きで、その親友に恋をしてしまった主人公(女の子)。
そんな彼女たちと、彼女たちを取り巻く人々による、歯がゆくて切ないラブコメディ。
親友だからこそ時に笑いあい、時に亀裂ができる。ただ単に、好きになったのが女の子だっただけのこと。
迷い悩む少女たちの高校生活を、丁寧な心理描写と透き通った絵柄で魅せていく。
同性愛に対する周囲からの偏見なども描かれているため、色々考えさせられることもある。


【主な登場人物】

◆村雨純夏(CV:高垣彩陽)
主人公の高校一年生(一巻当時)。長身で眼鏡をかけた女の子。
空手の全国大会優勝経験者でスポーツ万能、成績も学年トップでクラス委員長を務めるパーフェクト超人だが、無愛想な性格が災いしてか周囲からはやや浮き気味。
「暴刀村雨」の通り名を持つ。
親友の汐のことが好きで片思い中のため、可愛くなるよう努力するがうまくいかない (そこがいい)
比較的常識人でツッコミ役だが、恋愛面ではやや鈍感。作った料理は爆発する。実家は極北流空手村雨道場を開いている。


◆風間汐(CV:高本めぐみ)
純夏の親友で図書委員。おっとりとした巨乳娘。可愛い女の子が大好きで惚れっぽく、見つけたら一直線。
そのために周りが見えず暴走することもしばしば(キスの練習に人体模型をチョイス、モデル雑誌の可愛い娘の住所を調べようとするなど……)。
可愛らしい仕草とやさしい性格で、純夏と我々を 大いに萌えさせる。
しかしこちらも鈍感で、純夏の想いに全く気づいていない。中学に転校してきた際、純夏と仲良くなった。


◆鳥追きより(CV:加藤英美里)
純夏達の友達。通称「キョリちゃん」。いつもカレーパンを食べている元気印の女の子(カレーパンマンとか言わない)。
空気は読めないが、 可愛いので許す。 吹奏楽部所属。


◆蓮賀朋絵(CV:原田ひとみ)
純夏達の友達。通称「ハチ」。みやこの恋人で、クラスでもそれを公言している。雄弁家で男っぽい喋り方をし、何でもそつなくこなす。
女子部(女子だけで楽しく放課後を過ごす部活)を立ち上げようとするも、却下される。何気に実家は大企業。
達観した人生観の持ち主で、レギュラー陣の中では一番大人びている。そのため、物語中盤~後半では迷える純夏と汐の仲を陰ながら導いたりもした。
実は純夏達より2つ年上で19歳。大人びてるわけだね


◆当麻みやこ(CV:斎藤千和)
純夏達の友達でハチの恋人。純夏を「メガノッポ」、汐を「デカチチ」と呼ぶ腹黒い性格。
父親は朋絵の家に運転手として仕えており、みやこ自身もたびたび 朋絵と一緒のベッドで寝ている
後半からはあまり目立った活躍をせず、ギャグ担当のモブ同様になってしまった。頑張れみやこ。


◆朱宮正樹(CV:清水彩香)
純夏のクラスメイトでクラス副委員長。
大人しい性格で、クラスでは地味な男子。
純夏に一目惚れしていたが、純夏が汐のことを好きなことに気づき、女の子になればこちらを向いてくれるのではないか、と考えた結果、 女装 に走る。
それを見た妹が雑誌編集部に写真を送ったところ見事採用。モデルの 山崎アケミ としてデビューを飾ってしまった。
さらには、雑誌で彼の写真を見た汐が山崎アケミちゃんに一目惚れ。何とも言えない三角関係が出来上がってしまうこととなる。
最初こそ女装を嫌がっていたものの、どんどんハマっていってしまう、本作最大のネタキャラ。
他の登場人物に比べて、妙に色気のある表情が多い。だが男だ。


◆蒼井あずさ(CV:牧口真幸)
純夏のクラスメイト。百合系同人小説を書くことが趣味で、少女小説家の織野真紗香のファン。
ひょんなことから純夏と親しくなり、同人誌を共同作成する。
趣味の合う友達が出来たことで舞い上がり、「村雨さんとお泊りでおしゃべり」「村雨さんと山とか海とか」などと妄想するあたり、本人にも百合気質がある模様。
物語が進むごとに目立たなくなっていったが、終盤では狂言回し的な役割を担った。


◆錦木千津香(CV:早見沙織)
純夏達より一つ上の先輩。
図書委員を務めており、汐に惚れられるも、好きな男子が汐のことを好きだったため、汐の気持ちを知ることもないうちから彼女を拒絶。後に和解する。割とドジッ子。


◆シャルロッテ・ミュンヒハウゼン
通称ロッテ。ドイツからやってきた留学生で飛び級した女の子。人形のような可愛らしい外見とは裏腹に熱い空手魂を持ち、基本学ランを着ている。
みやこ同様後半からモブ&マスコット化。頑張れロッテ。


◆蝉丸まゆ
純夏達が二年生に進級した時に入学してきた後輩。
極北流の空手をやっており、純夏に憧れている。空気の読めない性格で、やたらと敵を作ってしまう。
物語が進むにつれ、純夏に対して憧れ以上の気持ちを抱くようになるが……。


◆松原恋乃
まゆの幼馴染みで親友。まゆからは「コイ」と呼ばれている。おっとりしているが、バイト代を家に入れるなど結構しっかりもの。
兄弟も多く、さらには 「コイの家のお父さんは時々変わった」 とまゆが語るなど、家はあまり裕福ではないらしい。
実はまゆに思いを寄せているのだが、まゆ自身は気付いていない。


◆風間範夫
汐の兄で雑誌ライター兼小説家。織野真紗香の正体はこの人だが、編集部の意向で秘密にしている。とても優しいお兄さん。


【物語の行方】
汐に対する恋心を打ち明けられない純夏。
純夏の思いには気付かずも、彼女を親友として一番信頼している汐。
しかし、そんな2人の歯がゆい関係も、ストーリーが進むにつれて次第に変化していく。
嘘をつき続ければ親友でいられるのか? 本当に友達のままでいたいのか?
「好きでいたい」、「嫌われたくない」。その2つの心の間で、揺れ悩む純夏と汐。
重い展開に心を痛めることもあるかもしれない。(特に5~6巻)
それでも、純夏や汐、そして彼女たちを取り巻く人々を気に入ったのなら、ぜひとも2人の結末を見届けてあげてほしい。
最終話の見開きを、きっと万感の思いで眺めることができるはずだから。



――私の恋は孤島の花

咲いて実りのあるじゃなし


汐「追記・修正お願いね、すみちゃん」
純夏「―まかせときなっ!アニヲタだろうがwiki篭りだろうがうならせてやるぜぇっ!!」

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