バイオハザードⅣ アフターライフ

登録日:2010/09/11(土) 12:19:56
更新日:2023/06/05 Mon 18:33:32
所要時間:約 5 分で読めます




『バイオハザードⅣ アフターライフ』とは実写版バイオハザードシリーズの第4作目である。


公開日は日米とも2010年9月10日。

上映時間は97分。



本作はシリーズ初の全編3D映画として制作された。ゆえに3D前提の演出が散見される。これについては一定の評価がなされているのだが…



今作はバイオハザード5からの引用が多く、ゾンビの他にプラーガに寄生されたマジニも登場する。


目次

◆あらすじ

ラクーンシティで起きたバイオハザードが原因で世界中にゾンビが溢れ出してから7年後、数年前に地上最後の安住の地であるアラスカへ向かったクレアたちと別れたアリスは自身のクローンたちを率いて日本、東京の地下にあるアンブレラの研究施設を襲撃していた…



◆登場人物

○アリス・アバーナシー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)
主人公。
アンブレラによる度重なる実験により超人的な運動能力や驚異的な治癒力、さらには超能力まで手に入れる。
同じくアンブレラにより作られた自身のクローンを率いてアンブレラ東京本部を襲撃するところから本作は始まる。
序盤のある出来事が原因で超人的な能力の全てを失ってしまう。でも、なんだかんだで無双ぶりは変わらなかったりする。
本部襲撃時には日本刀や三方手裏剣を使うなど忍者っぽいアクションも披露。


クレア・レッドフィールド(アリ・ラーター)
ゲーム版からの登場人物。
前作のラストで安住の地と噂されているアラスカへと向かったはずだったが後にアラスカにやってきたアリスに突然襲いかかってくる。
その胸には虫型の謎の装置が…
処刑マジニと1対1でやり合うなどアリスにも引けを取らない。


クリス・レッドフィールド(ウェントワース・ミラー)
ゲーム版からの登場人物。初登場。
本作ではS.T.A.R.S.ではなく軍人。
生存者たちが立てこもっているロサンゼルスの刑務所の牢屋に何故か投獄されている。プリズンブ…
自分ならゾンビたちに囲まれた刑務所から脱出することが可能だとアリスに自分を解放するように話し掛けるが…
ゲーム版と同じくクレアの実兄。
別に脱獄したりはしない。
戦闘面以外では結局役立たず。
テンッテンテン


○ルーサー・ウェスト(ボリス・コジョー)
刑務所に立てこもって救助を待っていたスキンヘッドの黒人。
世界崩壊前はプロバスケ選手で高級腕時計のCMにも出演していた。
仲間思いで突然やってきたアリスやクレアにも親切に対応する。


○ベネット(キム・コーツ)
刑務所に立てこもって救助を待っていた人物。
世界崩壊前は有名な映画プロデューサーであった。
自己中心的な性格で元部下だった韓国人のキム・ヨンと言う名の腰巾着を従わせて好き勝手なことばかりしているため、ルーサーたちからも嫌われている。


○エンジェル・オーティス(セルジオ・ペリス=メンチェッタ)
刑務所に立てこもって救助を待っていた人物。
機械の整備に長ける。
脱出用に使用するはずだった装甲車がエンジンを抜かれた状態であり直すには一週間かかるとベネットに言うが…


○クリスタル
刑務所に立てこもって救助を待っていた人物。
女優志望で水泳が得意。


○Kマート(スペンサー・ロック)
前作でクレアと一緒にアラスカへ行くがその後は行方不明になってしまう。


アルバート・ウェスカー(ショーン・ロバーツ)
ゲーム版からの登場人物。究極のラスボス。
アンブレラの議長で実質的にアンブレラのトップとして君臨している。
相変わらずの厨二病だがゲーム版以上に小物臭がする。
今回はアリスのライバルキャラ的存在で、兄妹との因縁はほぼない。
今作ではゲーム版そのままの超人的な動きを披露する。
超人的な運動能力の他に驚異的な治癒力も持っており、何度殺されても直ぐに復活する。
しかし、能力を完全に制御しきれてない状態であり新鮮なDNAを摂取することによって肉体と自我を保っている。また爬虫類のような目になっており普段はサングラスで隠している。
前作から役者が変更しており、役者の年齢が26歳とアリスやレッドフィールド兄妹役の役者よりも年下である。でも頭がハザード状態なのは相変わらず。

3D版を見に行っても上映後に3Dゴーグルを使ってウェスカーの真似をしてはいけない。


ジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)
ゲーム版からの登場人物。
の後にアリスたちと別れて以来、行方不明になっていた。
今作では金髪ロングヘアーになっておりバイオ5の内容を知らないと登場してもジルだとは気づかない。
実は金髪は染めたのではなく、ジル役のシエンナ・ギロリーの元からの地毛の色である。シエンナさんちょっと老けた? ゲーム準拠かも。


○クローンアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)
アンブレラに作られたアリスのクローン。
アリスのような超人的な運動能力や超能力を使えるがオリジナルには劣る。
今作では冒頭でオリジナルアリスと共に多数のクローンアリスがアンブレラ東京本部に襲撃するが…



◆登場クリーチャー

ゾンビ
世界崩壊後、地上の至る所を新鮮な生肉を求めて徘徊している生きた屍。
日本国内で一番最初に感染した女性は中島美嘉が演じている。
押し倒されて噛まれたサラリーマンが羨ましい。


○マジニ
ゾンビの変異型。
ゲーム版では改良型プラーガを寄生された人間の名称だった。
ゲームとは異なり口から寄生虫を出して襲いかかるだけで、ウィルス感染がない以外はゾンビと変わらない。
特に知能が高い描写も皆無で、武器を使う事もない。水中でも活動可能。


○アジュレ
犬にプラーガを寄生させたクリーチャー。
ウェスカーの指示に忠実なペット。
変化前の姿はゾンビ犬と変わらない。


○処刑マジニ
ギロチンの刃を使った巨大なを持った巨漢マジニ。みんなのトラウマ。
ゲーム版と比べると一回り大きな令和以降に登場した某夫人に匹敵する巨体であり、どこからともなく現れて(初登場時はゲームに近くワクワクするが…)その巨大な斧で刑務所の門をポンポンと叩く。頭を撃ち抜かれても挫けずにポンポン叩く。重いトビラを何度も何度もポンポンしたので破壊に成功。
所内にゾンビをなだれ込ませる。
上記とは違いアリス達との戦闘ではゲームに近い威圧感を見せ、一撃はアリスですら気を失ってしまうほど。
斧を投げつけて攻撃したこともある。




今作は前作で不評だった

  • アリスの超人化
  • クローンアリス

を冒頭でまとめて処理することで原作の世界観から逸脱しすぎていた本シリーズを2作目に近い内容に戻している。
ただ冒頭であそこまで適当に全部なかった事にしたご都合主義はまるでソードマスターヤマト…。

最もゲームの方もアレだが…

とはいえ、なんだかんだでB級臭が増したとか、稚拙でスカスカなシナリオとか、ゲームキャラの出してるだけ感、アクションが『マトリックス』の出来損ないっぽいとか、背中の「アンブレラ社」とか問題点も多く評判はよろしくない。

余談だがテレビ朝日で長年放送されていた映画番組「日曜洋画劇場」で最後に放送された洋画作品は本作だった。





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最終更新:2023年06月05日 18:33