wikiサービス

登録日:2012/01/25 Wed 04:11:41
更新日:2024/04/10 Wed 07:41:10
所要時間:約 45 分で読めます




「こーりゃくwikiでも見てくだされ。」
~Wikiについて とある魔王


Wiki(ウィキ)とは、ネットツールのひとつである。
誰でも自由に閲覧でき、なおかつ自由に書き換えることのできるホームページ*1を俗に「Wikiサービス」「Wikiサイト」と呼び、そうしたサイトを作るための作成キットのことを一般に「Wikiソフトウェア」と呼ぶ。
で、これらをひっくるめて「Wiki」と呼ぶ。
「サイトの管理者ではない一般ユーザーAが投稿・執筆でき、その執筆内容をAとは別の一般ユーザーBが加筆・修正できる」というのがミソで、この機能が無ければWikiとは呼ばれず、単なる「投稿サイト」「文学サイト」とされる事が多い。*2
なお、Wikipedia自体を指す名前ではない。Wikipediaもwikiの一種だが、略称として使用するのは不適切である。

あなたが今見ているこの「アニヲタwiki(仮)」もまたWikiのひとつ。
多くの人の手によって何度も書き足され、書き直され、その長い長い過程を経てここにある。
読み切れないほど大量の記事があるのは、単純に「みんなで書いているから」であり、その文章に誤字脱字や破綻が少ないのもまた「みんなが追記・修正しているから」である。
そしてこの画面を見ているあなたも「編集する」ボタンからこのページを書き換える事ができる。

誰でも編集することができる=不特定多数のユーザーが継続的に編集し続けるため、一つの物事に対して複数の人物の知識を反映させられるのが最大のメリット。とりわけ、単純な情報量では通常のウェブサイトを大きく上回り、読み応えのあるものになりやすい。
反面、情報量は多くても質が保証されづらく、ウソや勘違い、推測、妄想がそのまま載っていることもあるため正確性に欠けるのがデメリット
場合によってはわざと間違った情報を書き込む者や悪戯をする者も存在する
他にも古い情報が残されたままになっている、複数人の編集によって逆に文章が破綻する、他人の編集を認めない者、他サイトからのコピペ(盗用)などの問題点もある。
よって、大学など厳かな場での情報源としては認められない場合やWikiの情報を鵜吞みにした人物が炎上してしまう等のトラブルに巻き込まれる事もある。
まあネットの情報はどこでも鵜呑みは禁物なのだが……。

また、SNSや他のWebサイト同様に、多くのWikiで編集者の記録は保存されている
荒らしなどの迷惑行為を行えば管理者から追放される可能性はあるし、誹謗中傷などを行えば情報が開示されて摘発される可能性もある。
匿名で好き勝手できる場所ではないので、そこは勘違いなきように。

とはいえ、その画期的なシステムにより、ネット上の百科事典が出来たし、新作ゲームの攻略情報等、リアルタイムの情報収集も容易になった。
ネット上にはそんなWikiが数多く存在し、記事の量も質も傾向もそれぞれのWikiによって様々である。

ちなみに、Wikiという単語はハワイ語のwikiwiki(速い)から取ったもの。
Wikiをはじめて作ったアメリカのプログラマー「ウォード・カニンガム」が、ハワイのホノルル空港を走るシャトルバス「Wiki Wiki Shuttle」にちなんで「Wiki Wiki Web」と名付けたのが始まり。
ちなみにその原初のWikiである「Wiki Wiki Web」は現在も公開されており、検索すれば覗くことができる。




○主なWiki

Wikipedia

言わずと知れたウィキペディア財団の運営する世界最大のフリー百科事典。日本語や英語など全302言語に対応している。
ただし言語版によって発展の差が著しく、同じ記事でも言語によっては一行しか説明文がなかったりする。そもそもその言語か使われている地域がインターネットが普及していないなんてこともある。
とは言え、広く浅い知識を得る際や最低限の概要を知りたい時には重宝する。

基本的には、はっきり分かった事実を無難かつ中立的に述べる。
Wikiの性質として「独自研究」と「出典のない記述」を厳しく禁じているため、他Wikiで見られがちな偏見や主観性への偏りは比較的小さく、正確な部類。
しかしWikiの性質上やはり100%信用できるわけではなく、ツッコミを入れるのも利用者且つデータ量も膨大なので、平然と間違った情報や不確実な記事が書かれていることもままある。
また出典が必要という方針は良しとしても、その出典が低精度だったり背景を知らずに妄想で書いているなんてものも割とあり、それに対して否定できる出典がないと修正が難しい上に嘘情報が広まるなんて難儀な場合もある。
むろん悪意をもって中身をデタラメに書き換えられることもある*3ため、おかしいと思ったら編集履歴を見るなり修正されるのを待つなりしよう。
またラジオやイベントなどの一部媒体を情報源としたソースに対して「出典としての信頼性は無い」と看做すルールのせいで誤った情報の修正が許されなかったり、編集制限が設けられた項目はそうでない項目と比べて細かい情報の更新が滞ったりと、他のWikiと比べて必ずしも信頼性のおける情報源とは言い難いという一面も持ち合わせている。

後述のMediaWikiをシステムとして採用しており、オープンソースで日夜開発が続けられ、バグ情報のみならず修正案も利用者の意見を幅広く受け入れているため、割と安定している。
またウィクショナリー、ウィキクオーツ、ウィキトラベルといった、系列サイトも存在する。
頻繁に「Wiki」と略されるが、このページを見ればわかる通りウィキペディアの略称としてWikiを用いるのはどのWikiを指しているかわからなくなって不適切なので注意。基本的には「ウィキペディア」としっかり呼んだ方がベスト。ウィキペたんに怒られちゃうぞ!

その項目の数と種類の膨大さから、ページ内のリンクを5つ、最大でも7つ踏めばどこからでも、どんな項目にでもアクセスできると言われる。

時間がある時にでも遊んでみよう。

そのページ数、かつ広告を使用していないため、Wikipedia財団の懐事情は常にカツカツ。
2010年代前半にはサーバーのスペックが限界に達していたらしく、夏と冬と春に読み込み不調になるというのが風物詩と化していた*4
特定の時期になるとその辺りの対策として寄付を募るバナーが出現する。

なお、大学の論文やレポートなどでWikipediaを参考文献として挙げたりすると、それだけで没になる可能性が跳ね上がるので注意
特にコピペでもしようものならば、単位の取り消しなどの厳しい処分を下されることもあるので、絶対にやらないように。
せめてWikipediaで挙げられている出典に直接当たるぐらいのことはしよう
当Wikiのような趣味のサイトくらいなら(参考文献にしても)あまり問題はないが、それでも丸々コピペをすることは著作権侵害として削除される。

サブカル系についてやたらと項目が細かいことが多い。ただし日本語版のみ
というのも他言語版ではそういう項目については外部WikiというかFandom参照という風潮が強いため。
Fandomの知名度が低い日本では、Wikipediaに直接書いてしまう場合が多いのである。

なお「はっきりわかった事実しか書かない」を金科玉条にするWikipediaだが、まれに「事実をありのまま書いているだけなのに面白い」記事が生まれることもある。
そうしたものは「珍項目」にカテゴライズされるため、暇潰しがしたいならそこがおすすめ。
逆に、ノンフィクション小説の一部と遜色ないレベルで克明に真実を紡ぐ名記事もある。


アニヲタWiki & アニヲタWiki(仮)

アットウィキのサービスを利用して建てられた、ジャンルフリーのWikiサイト。
百科事典の体裁を取りものごとの解説もするものの、事実を淡々と正格に伝えるというよりは「読んでいて面白い解説」の執筆を目的としている傾向がある。
他所のネットユーザーからは「百科事典のような読み物サイト」「雑学Wikiの皮を被った匿名掲示板」と評される事もある。

もともとはとある一人のネットユーザー・冥殿が「アニヲタの集い」を立ち上げ、その中のコンテンツの一つとして「アニヲタWiki」が存在していたのが始まり。
そのアニヲタWikiが予想外にウケて規模が拡大し、時として検索結果でWikipediaより上に来る事もあった。
が、人気になった結果、冥殿はサイトの維持管理のために死ぬほど働かされる羽目になり、ある日とうとう力尽きてアニヲタWikiを閉鎖。
残されたユーザー……Wiki篭り達が記事をサルベージ*5する為、新たに「アニヲタWiki(仮)」を立ち上げた。
そのまま運営を続けているのが今あなたが見ているこのサイトである。

名前に(仮)とついているのは、名前決めが難航したまま時間が経ち「アニヲタWiki(仮)」という名前がそのまま定着してしまったからであり、「アニヲタWiki(本物)」とか「元祖アニヲタWiki」とかが別に存在するわけではない。
詳しくはアニヲタWiki(歴史)詳しくはアニヲタWiki(仮)の歴史を参照。

他wikiにない特徴として、ほとんどの辞書系サイトではご法度な「主観的な記事」が許容される風土が挙げられる。そのため、客観的な情報はあまり期待できない。
項目は皆で作り上げていくが、建て主がディスったらディス中心に、誉めたら好意的に書かれるため、「項目に取り上げられているものが世間からどう評価されているか」を垣間見る事ができる。当然アニメに関しては他の追随を許さない。
政治等に関しても、アニメ業界の危機に関する事象には容赦なく糾弾する。
…というような風土もかつての半アングラ時代にはあったが、現行ルールではディス中心の記事は「誹謗中傷」として消されることが極めて多く*6、少なくとも新規立項されるものについてはまず削除される。よって、なるべく中立的な視点で編集しよう

それでも、正確性よりもネタとしての面白さを優先した記事や、あからさまに編集者のフィルターがかかっている記事も多く、
最悪真っ赤な大嘘があたかも真実のように堂々と記載されている記事も普通にあるので、正確な情報ソースとして使用するには難があると言わざるを得ない。まあここにそんな高尚なモン期待して来る奴はいないだろうが。
そのため例え否定寄りに書かれてたとしても鵜呑みにしたりはせず、なるべく実物を確認したうえで判断する事をお勧めする。
鵜呑みで恥をかくのはキミたちだぞ、いやマジで。
また、おかしな情報を見つけたら是非とも修正してほしい*7

とはいえ、過度に主観的・過激なことを書いたら消されるし、愚痴・誹謗中傷は明示的に禁じられている。その上、これらの違反者に対しては(良くも悪くも)厳しく対応する傾向がある。
また10年代後半頃からは、炎上したコンテンツを扱う記事は忌避されがちであり、実際に幾つかの題材は「扱ってはならない」というルールが定められているほか、記事が立ってもコメント欄が荒れた挙げ句議論送り・削除になることが珍しくない。
そのため読んで心に傷を負うようなコンテンツは少ない反面、ネット上でタブーとされている項目について調べるのには向かない。*8
また、ネタバレ回避や情報整理のための猶予として、記事作成や追記修正は「情報公開・流通から1週間後とする」「発売前のコンテンツは記事立て禁止」とするルールがあるため、速報性は他のwikiより低い。

「正しさ」を重視するWikipediaに対し、「楽しさ」を追求しているのがこのWikiの特徴と言えるだろう。

項目の傾向としては第一にアニメ、第二にサブカル(特に、pixivでは網羅しきれていない小説・文学・書籍系)が多いが、最近はその垣根も消えつつあり、ネタ項目、為になる項目、ホモ項目など幅広い。
そうした読み応えのある記事には「 愛のある項目 」「 秀逸な項目 」「 良項目 」といったタグが付けられていることが多いので、暇なときに読んでみるとよいだろう。

最近はFGO繋がりで偉人の生涯や知られざる側面、あるいは難しい概念をわかりやすく説明してくれる項目も増えてきている。
ナイチンゲールの記事を見て、彼女の本当の姿にビックリした方も少なくないはず。
後者であれば アニヲタ理科教室 などの科学系項目が該当するだろう。

2019年6月以降、荒らしが湧く→広域規制によって書き込めない端末が多くなる→書き込みの為に限定的な規制解除や会員登録を要望するユーザーが増える……のコンボで、会員数がパンク寸前の状態にある。また人員整理のために履歴のないユーザーが登録解除となった。


アンサイクロペディア

Wikipediaのパロディサイトで、ウィキペディア同様MediaWikiを採用。「(嘘)八百科事典」を標榜している。
Wikipediaには劣るが複数言語に対応している。
Wikipediaユーザーを「ユーモア欠如症」などとひたすらこき下ろすのがお家芸。が、当のWikipediaからは相手にされていない。

書いてあるのは基本的に事実無根の大嘘、あるいは事実を大袈裟に誇張した風刺的な記事。
「ユーモアを徹底的に追求する」というのが基本方針で、笑いを取る為なら事実無根の嘘だろうがブラックジョークだろうが内輪ネタだろうが何でも書いてよいという諧謔思想のWiki。
スポイラー警告と称して古今東西の有名作品のネタバレをひたすらに羅列してくるネタバレ警告文など、読み手の心にダメージを与えてくるような悪意ある文章も少なからず存在するため、読む際はネタサイトと割りきって笑い飛ばせるくらいの余裕を持たせておかないとキツイ

一見いかにも自由そうに思えるが、「ユーモアを徹底的に追及する」だけあって実態は厳格で、つまらない記事に対してはWikipediaの比にならないほど苛烈な対応がとられることもある。
例を挙げれば、「ユーモアがない」とされた記事は発見され次第容赦なく即削除、甘くても改善要求を突きつけられ、面白くならなければやっぱり削除される。
また面白くない記事を書き続けると『著しくサイト主旨とかけ離れた投稿のみの投稿』としてブロックされるといういささか奇妙な体制を持つ。そのせいか他wikiに比べて過疎気味で記事作成ペースも遅い。

ちなみにアンサイクロペディア曰く笑いとユーモアは異なる概念だそうで、たとえ笑えてもユーモアがなければ記事としてはダメなのだとか。*9
これらの点には思うところがある人も多いようで、そのへんの縛りすら取っ払った「Usopedia」なる類似サイトも存在する。ただでさえ過疎気味なサイトの更に派生ということで賑わい具合はお察しだが、アンサイとの対抗戦の形で記事執筆大会を開催するなどの交流が行われている。

一方、アンサイクロペディア自身が「ここには事実無根の大嘘しか書いていない(※ただし1項目(ルーデル)を除く)」というスタンスのため、「冗談」と称して裏話や表立っては書けないそのものズバリな事実(?)がストレートに記載されていることもある。
中でも、Wikipediaにおいて発生している問題、ないしはWikipediaには方針上書けない(書いても消される)ことについては、ブラックジョークとして優先的に執筆される傾向にある。

…のだが、もはやユーモアになっておらず誹謗中傷に近いような笑えないネタや不謹慎なネタのオンパレードな記事も多く存在し、その点が批判される事も多い。
また、00年代に爆発的に流行し、徐々に衰退していった…という経緯や、当時のリア厨(10代)に栄華を誇っていたVIP文化もダイレクトに流入している関係から、古いネタや最近のネットお作法とは異なるネタも多い。
特に、「ジャンルの棲み分け」に全く配慮しない、どころか積極的に別ジャンルのネタを持ち込んでカオスさで笑いをとろうとするページが多い、というかほとんど。具体的にはどの記事読んでも禁則事項です♡が乱舞してたり。
一応最近は、そうした「現代の観点で見て違和感のある・笑えない記事」を秀逸な記事から外してみたり、あるいは追記修正・統合にかこつけて検閲により削除などのメンテナンスを図る削除主義者の陰謀動きも見られる。クソ記事撲滅運動?嫌な事件だったね

まともな百科事典としてはほとんど機能しない一方、あくまでも中立的で無難な事しか書けない&出典を必要とするWikipediaとは別ベクトルで参考になる場合もあるだろう。

サーバーがやや不安定で、やたら重かった時期もある。

chakuwiki

馬鹿のためのフリー百科事典。ここもWikipediaパロディ系で、やはりシステムはMediaWiki。
ただし内容はwikiというより2chなどに近く、テーマに沿って各人が持論やウワサ、情報などを持ち寄る掲示板みたいなエリア。

ぶっちゃけウィキペディアを2ch化させたような感じだが、初代管理人はここは2chではないと断言している。
もともとは借力という個人の運営するブログサイトで後述のバカ日本地図という企画を始め、その後地方や外国の情報を集めた「ご当地の噂」がスタートし、その後wikiに移転したもの。
借力開設が2003年、chakuwiki開設が2005年と歴史も長い。
主な内容は各都道府県や様々な国の噂を扱っている地域の噂、ベタな〇〇の法則、偽物の特徴、もしwiki、こんな〇〇は嫌だ、サイトの始まりとも言える「バカ日本地図」など。
またサブカルチャーや鉄道、国道、高速道路、道の駅、SA、PAについて扱っている〜の噂もある。
2019年に始まった「ざんねんなモノ辞典」がかなり増殖中だが、やっぱりその出自故にちょっと荒れ気味である。
どちらかというと食文化とか交通、テレビ、文化など各地域の特色が多く挙がるのでご当地情報サイトとも言える。
なおMediaWikiを採用しているため、ウィキペディア同様、荒らし防止の為にページを保護したり、画像を挿入することも可能。ただし内容が2chに近いとはいえ掲示板のように書き込むことはできず、書き込む時にはページ編集をわざわざ開かないといけないのがデメリットといったところか。保護されているページだとそもそも書き込めないのも大きい。
書き込む際の注意点として、他人の書いた文章に手を加えるのは原則不可という特徴的なルールがある。間違った情報・古い情報を修正する際も含めて、元の文章の下に新たな文章を書き加える形で行わなければならない。
かつては英語版もあったようだがいつのまにか閉鎖されていた。
ちなみに管理人(2020年8月に逝去)は本も数冊執筆しており、「バカ日本地図」も書籍化されたことがある。

2020年の秋頃にURLでのアクセスが不能になった。ただIPアドレスでのアクセスは可能だったため、最初はDNSの更新忘れで一時的な物だと思われていた。
その後TwitterやTogetterにて管理人の死去が公表され、自宅サーバーではなくレンタルサーバー運営だったため、使用料の支払いが止まる事から閉鎖が確定。遺族も引き継がない方針を示し、15年続いたchakuwikiはユーザーに惜しまれつつも閉鎖されることとなった。
しかし管理者連合や協力者が素早く全データのバックアップを取得し別サイトにデータを移行したため中身は無事。
現在では.org(フォーク)、miraheze(スプーン)他、複数の後継サイトが立ち上がっている。
旧アドレスで繋がるのはフォーク版の方、ただ編集方針が若干変更になり、誤記等を超えた修正もOKになっている。
旧来のルールが残っているのはスプーン版。
フォーク版の管理人が若干怪しいというのもあり、昔ながらの雰囲気が好きという人はスプーン版を使う傾向があるが、
11月にmirahezeのデータベースサーバーが吹っ飛んでしまい、他のmiraheze使用wikiともども12月末までクローズしていた。

ニコニコ大百科

ニコニコ動画が配信しているサービス。
一般的な項目もあるが、内輪ネタや動画配信者、空耳などかなり私的な項目も多い(流石に我らがアニヲタWikiには及ばないだろうが)。

雰囲気は基本的にゆるく、ところどころにユーモアを交えて解説してくるなど全体的に自由。ニコニコとは全く無関係な項目でも普通に解説されている。
記事編集はプレミアム会員(有償会員)しかできないが、すべての項目に2ch互換の「〇〇について語るスレ」が用意されており、そこで主題について無料会員を含むニコニコユーザー間での交流が可能。

事実に基づいた上でアンサイクロペディア的な笑いを組み込んだり、時事ネタ・政治等に対する怒りを露わに記事を建てる傾向もある。なおWikipedia頼りの記事も多い。
一方、Wikipediaでは取り上げられないような速報性のあるネット炎上ネタは、よくも悪くもここが一番良くまとまってることが多い。
しかもそうして纏められた炎上ネタの下に都合よく「語るスレ」があるので、ネタによっては過熱したアンチスレの様相を呈することもしばしば。あんまり荒れすぎると掲示板の方も「プレミアム会員のみ書き込み可能」になるのだが、それでも延焼が止まらないことも多い。
ついでに言うと、大百科の全ページに「急上昇ワード」として最近活発な項目が表示されているせいで、特に興味がなくてもいま勢いのある炎上ネタが向こうから目に飛び込んでくる。あらそえ…もっとあらそえ…

他のWikiに比べてホビー項目や小ネタに関する項目が充実しているのが特色で、将棋や日曜大工など、マニアックな趣味はだいたいここを見れば分かる。
また「サイト外の存在に対しての解説」を主とする他Wikiとは異なり、解説をせずに記事それ自体を一つのコンテンツとして成り立たせている記事(アダムとアダム、バイドルマスター、カヴァン神話など)が存在するのもこのWikiならではの特徴である。

プラグインの自由度が高いため、「えっこれ本当に同じシステムで作ったものなの?」と疑いたくなるような、記事自体のデザインが凝りに凝ったものもある。

無論、真面目に解説している項目もある。ウィキペディアと異なり出典を必要としないため、Wikipediaのそれより正確性に欠けるが分かりやすく読んでいて面白いものも多い。業界のウラ話が覗けるのはWikipediaにはないメリットだろう。

お絵カキコやピコカキコといった大百科内部で作られた素材からニコニコ動画・静画のサムネイル、ニコニコモンズの素材まで使えるのも大きい。

ただし編集は有料会員だけが可能というモロ拝金主義のため、良くも悪くも追記修正がされにくい。
裏を返せば他のどのWikiよりも悪意ある編集(荒らし)の被害に遭いにくいゆえ安定性は優秀ということである。
でもその編集陣に荒らしがいたら……と思いきや案の定涌くもので、特定個人や作品などの誹謗中傷などを目的とした項目も平気で立つ上に、運営もそういった記事の削除に対して積極的に動いてくれているとは言い難い。
また過去には、ニコ百で荒らし行為をするためだけに何重にも有料アカウントを作り何十万も払っていた筋入りの荒らしもいた事がある。
2022年には特定コンテンツに対するヘイト記事がヘイターの集団により大量に立てられるという事象があったが、
今度ばかりは運営も流石に見過ごせないと判断したのか、そのようなヘイト記事の削除とそのような項目を立てる者への警告が発表された。

ちなみに一般会員でも記事へのコメント、および自分のユーザー記事と投稿動画の記事は編集できる。

リンクが若干わかりづらく、1文字の項目にはリンクの色が付かない他、複数の単語が合わさっている場合分割されていてその記事が無いということもよくある話*10

なお記事にはアニヲタWiki(仮)同様に掲示板があり、基本的にコメントの自由度はここより高い。他のWikiで記事を作成する際の参考になる。
…が、比較的自由な風潮が災いし、コメント欄が荒れていたり、誹謗中傷の嵐になっていることもある。そのため、「記事はまともだが、コメント欄が…」となっている項目も少なくない。荒れやすい記事はプレミアム会員のみ書き込み可能になる事が多く、さらに酷い所だと掲示板が閉鎖されたりする。後者はその記事で取り扱われてる本人の申し立てで可能になったりする。

一応、コメント削除依頼のページは存在しており、実際にコメントが削除されることもあるのだが、比較的初期のコメントから批判的な意見が続いている場合や、サブカルチャー発祥の言葉(中二病、腐女子等々)を取り上げた記事での誹謗中傷の場合等はコメントの削除がされにくい傾向にある。
中にはコメント削除依頼を悪用する荒らしもおり、自分に不都合な普通の書き込みや自分への真っ当な批判などを運営に消させたりする。運営は全ての記事掲示板の実情を把握しておらず、これらの依頼を実行してしまう。

また誹謗中傷とまではいかないが、その人物や作品のファンが見ればがっかりするようなコメントも大量にある(例「◯◯はオワコン」等)ため、好きな人物や作品のコメント欄を見るときには少し覚悟が必要ではある。

このアニヲタwikiの記事も存在する。

2023年からはコメント評価ボタンが導入され、良いか悪いかの二択の評価が行えるようになった。


ピクシブ百科事典

最大手のイラスト投稿サイト・pixiv社内のピクシブ百科事典製作委員会が運営している……はずなのだが、あんまりそうは思えないサービス。
一応記事にはコメント機能もあるが、機能自体を忘れられているのか、ほとんどの記事はコメント0。

項目編集の敷居はかなり低く、pixivに入会(無料)すればだれでも項目作成と編集ができる。
プラグインが少なく編集機能が貧相なのが難点*11
そのかわりピクシブに星の数ほど投稿されている作品を記事中に好きなように載せることができる唯一無二の特徴がある*12
ゲームやアニメ等の公式絵師、漫画原作者の中にはpixivにアカウントを持っている方も少なくない為、場合によっては記事に作者御本人の絵を掲載できることも。

元々がイラスト投稿SNSというだけあり、記事は画法、服飾、萌え属性、創作、漫画、アニメ、ゲーム、キャラクター、二次創作作品……とサブカルメインで、一般的な項目はかなり伸び悩む傾向がある。まあそういうのは他所で足りるから仕方ないね。
張り切って書いたら既に表記揺れの同記事があって「詳細は〇〇を参照」と味気ない一文に差し替えられた時など泣きたくなる。

キャラクター紹介項目にそのキャラクターのバージョン違い(同じキャラの2Pカラーの記事なんてのも)、あだ名、さらには有名な二次創作漫画の記事、果ては実績や突出した人気があって極めて著名な絵師(ユーザー)自体を紹介する項目など、イラストに関するものは見た目の華やかさ、質、量どれをとっても突出している。
ただし自分で自分やオリキャラ(マイキャラ)の記事を作ると自演とみなされて消されるし、ならばと別のアカウントで書いたところで「無名なユーザーの項目なんて誰が読むんじゃい」とボツにされるのがオチ。
しかし、記事を作りやすいキャラ、または絵師の特徴は「それなりの作品数がある(50あると作りやすい)」「作風に強烈な癖がある、または安定して同じ作風の作品を投稿し続けている」そしてなにより「記事作成者にフォローされている」。
ユーザーかつ記事のある絵師はどうしても超売れっ子に片寄るが、そうでない人でも好みのものをたくさん描いていれば期待の目はあるのだ。
なお、特定のシリーズものや同じオリキャラの作品を長く書き続けている場合、作者でなくそのシリーズ又はオリキャラの項目が立てられることもある。が、内容的には実質同じようなもん。

もちろん、BLや百合、NTRのような創作界隈の用語や特定キャラクターのCP(カップリング)(しかもCPの攻めと受けごとに区分けされている)といったローカルな内容まで幅広く押さえられている。
一方絵面的に映えないものは閲覧者もチェックも付かない事が多く、まるで注釈のように簡潔な説明だけ書かれているケースも少なくない。そのため記事によってはペラっペラのまんま見向きもされず放置状態だったりもする。*13
よくも悪くも「絵と漫画のWiki」と言える存在だろう。

記事はpixivで使われるタグに紐付く形で存在しており、基本的にはそのタグに基づいた物事を解説する体制になっている。
そのため「タグとして機能していない」と見なされた記事は白紙化されるが(完全削除はできないため)、タグとしての需要は無くても記事としての需要はあると言うケースもある*14ので、単にそのタグの投稿作品が0というだけでは対象にはならない。
というかそんな制度があったら大半の記事が白紙にされるだろう。
削除厨?知らん。いやマジで……
pixivのタグ機能は大文字小文字の区別が無いためものによっては表記ゆれが激しく、同じ意味のタグを解説する記事が多数ある事も珍しくない*15

また参入が手軽なためか若干治安が悪く、荒らしや悪意ある記事がそれなりの頻度で沸く。
特によくあるのが、記事の編集時「加筆・修正した箇所を5文字以上記入する」ルール故に、追記修正情報の代わりに説教や悪意のあるコメントを残す困ったユーザーの存在で、これが度を越えている場合はユーザーの処分だけでなくその記事自体が運営によって完全削除される。*16
まあ荒らしはあの手この手ですり抜けて涌くので、対症療法的なイタチゴッコにならざるを得ないのだろう。

現行のコンテンツだと更新速度が異様に早く、人気のアニメや特撮の放映直後にはネタバレ上等ですぐさま新情報が記載されるのはもはや伝統芸能と化しつつある。うっかり流行り作品の結末を見てしまうリスクには注意しよう。

こちらもアニヲタwikiの記事が存在する。

ちなみにpixiv encycropediaという名前で海外展開もしている。


膨大なページ数wiki

2017年秋開設~2023年3月閉鎖。
本記事で紹介されているwikiの中ではかなり若いほうで、モットーは「自由に記事を作れるサイト」。

「他の利用者とのつながり(コミュニティ)も重視する百科事典サイトです」とあるとおり、記事を書くという「過程」そのものに主眼を置いているWikiで、雰囲気もピクシブ百科事典やアニヲタwikiのそれに近く、他サイトでは嫌われがちな「コテハン*17」をむしろ推奨しているという特徴がある。

特性上記事一つあたりに求められる文章量はそれほど多くなく、敷居の低さも魅力的。
ちなみに2021年上半期現在は13000を越える記事が登録されており、他のサイトで取り扱っていない単語記事もちらほら存在する。
それこそ唯一膨大Wikiだけが扱ってる記事もあるとか…… 

利用者の年齢層は小・中高生が多い模様。肝心の情報の質はブッチギリで低いが、かろうじて及第点といったところ。
またHN(所謂コテハン)を名乗り、マイページ代わりに自身の記事を登録しているユーザーも多い(もちろん名無しでも構わない)。
よほどの事がなければ熱烈歓迎されるが、引退する時に「お疲れ様でした!」と送り出してもらいたいなら企画に参加する・みんつくなどの関連サイトやBBSに顔見せ(名見せ?)するといったアクションは必須。
黙々とたくさんの記事を書いたり編集したりしてもコテハンまではログに残らないので、やっぱり寡黙な仕事人より陽キャが物を言うのだ。

年齢層を反映してか少年漫画や淫夢ネタ、ニコニコ動画などのミームが人気な模様で、最近は常連ユーザー達によるコテハン関連の記事(というか企画?)の人気が高い。コテハン共の内輪ノリなので部外者は蚊帳の外だが、ユーザーの距離がちかいココならではのコミュニティと言えなくもないか。
また大相撲関係も作られるなど徐々にオールジャンルWikiになってきている。

しかし年齢層の低さゆえか荒らしがかなり沸きやすく、「立て逃げ」や不要記事乱立などはよくある事。事前に下書きをして記事を作るよう呼びかけたり、期間内に一定数のページ編集を行うというイベントも行われる。
最近の目標は「YouTuber(VTuber含む)の記事を作ろう」。

2023年2月、「権利侵害」を理由にWIKIWIKI運営によりwiki削除の措置が下され、一夜にして閉鎖される事となってしまった。
詳細は明確にされていないが、理由からして削除の直前に立てられた「大学校歌の歌詞」を列挙したページが原因だったのではないかと目されている。
因みに閉鎖の前にも閲覧制限や編集凍結といった措置が下される事は何度かあった模様である。
削除直後の現在は姉妹wikiである「みんなで作る世界 Wiki*」に避難所を開設し、今後の対応を協議中。


wikiサイトによって項目の傾向にも若干の違いがあり、なんだかんだ棲み分けがなされている。
同じ内容でもサイトによって書き方に違いがあるので、見比べてみるのも面白いだろう。



◆番外

百度百科(baidu baike)

バイドゥとは、
中国人が生みだした検索エンジン。
世界市場でGoogleに次ぐ検索エンジン。
… バイドゥとは …


萌娘百科

百度百科と同じく中国語のwiki。
自称「二次元萌えっ娘およびオタク文化相関情報の収集を目的として設立されたインターネット百科事典」。
立ち位置としては上記のニコニコ大百科やpixiv百科事典に近く、サブカル(いわゆるACG(アニメ・漫画・ゲーム))ネタを中心にさまざまな項目が存在する。
日本のネットミームに毒されている感があり、2020年時点ですでに「真夏の夜の淫夢」「クッキー☆」などのアングラネタを解説する項目が立ってしまっている。
このwikiの文化としては、文中のジョークやネタバレや妄想を黒塗りにして隠したりルビに本文と違う内容を書い(目立たないよう小声で話し)たりする。
「萌えっ娘百科事典」として日本語版も展開されているが、こちらはまだ未翻訳のものが多い。


Namuwiki(나무위키)

韓国のウィキサイト。ナムとは韓国語で木のこと。
簡単にいえば韓国版pixiv百科事典。ジャンルに縛りはないがサブカルチャーに特化している。
韓国のwikiの中では韓国語版Wikipediaの次に規模が大きいらしい。NAVERやGOOGLEなどで韓国語の単語を検索するとウィキペディアと並んで候補に出てくるのがこのサイト。


Know Your Meme

海外のサブカル系wiki。さしずめ「ニコニコ大百科の英語圏バージョン」と言ったところ。
海外のネットミームについて調べる場合、このサイトを当たれば詳細な経緯を含めて細かく知る事ができる。海の向こうのネット文化を知りたい人にとって有用(もちろん、英語を読むスキルが必須)。


The Cutting Room Floor

ゲームの没データをひたすら集めたwiki。
没データだけでなく、ローカライズによるバージョン違いや開発途中の映像など、ゲームの裏の顔を洗いざらい網羅している。その手の裏事情にワクワクする人にはうってつけのwiki。
一部記事は日本語に翻訳されているが、その数はとても少ない。殆どの記事は英語で書かれているので、やはり英語を読解するスキルが求められる。ただし、画像による紹介もいくつかあるので、英語が読めない人でもそこそこ楽しめる。


遊戯王カードWiki

カードゲーム・遊戯王OCGにて扱われるカードの効果、利用法、困った時の公式裁定が記された非公式Wikiサイト。

特筆すべきは、遊戯王プレイヤーの間で「困ったらまずここを見ろ」と言われるほど内容が丁寧かつ細かいこと。
ぶっちゃけ十年以上に渡り本家版元たるKONAMIよりも頼りにされていたという不思議な存在。

遊戯王カードWikiというだけあって登場するカードのことしか書いてない……と思いきや、各記事の最後の方にはほぼ必ずそのカードにまつわる小ネタが添えられている。
カードの元ネタとなった事柄、それについてのやたら詳細な雑学、アニメでの登場シーン、果てはそのカードが登場してからどのように扱われどんな運命を辿ってきたかという歴史にいたるまで事細かに記されており、ユーザー達の凄まじい執念がうかがえる。
実際に見た事が無くても『海馬がモクバに株の仕組みを計100枚のカードで説明するシーン』がある事だけは知っている者も多いのではないだろうか。
重水素の用途や性質について解説してあるWikiがここというのも奇妙な話であろう。
ユーザー間で広範かつ根強くネタにされたものに関しては、それについての記述も(多くは注釈程度ながら)あったりする。
ワイト青眼の銀ゾンビといった最初期のネタモンスターの愛され振りや光天使ブックスのイントネーションがやけに強い件等が代表的。
また初期の通常モンスターがステータスの割にフレーバーテキストはやけに強そうな事も大体ネタにされており、
「この攻撃力で倒せる敵は少ないだろう」「この守備力ではすぐに倒されるだろう」的な端的かつ身も蓋も無い一文が添えられているのもお約束。
このため原則としては真面目な解説を旨としている一方で、一部では茶目っ気を見せたりしている。
カードや戦術については「主観を排除し客観的に記述すること」を徹底しているため公平性は高い一方、
そのお陰で霊使いのイラストを「可愛い」と説明するのは主観的か否か(要約)』で数年に渡って議論が続くという事態になった事も。
また、各カードの戦術やデッキの項目は概ね客観的な記述であるものの、それが実用的(大会などで通用する)かどうかは別問題であるので注意が必要。

しかし、公式よりも頼りにされている節があるという点を悪用し、大会で自分が優位に立つ事を狙い自分の都合の良いデタラメを記述するという不届き者の存在が報告されている。
近年では公式側も解釈の余地がなくなるようテキストの整理をしたりFAQを完備したカード情報ページを公開したりと整備を進めたため、少なくとも裁定に関してはwikiより先に公式を見るほうが良い

カードゲーム系のwikiはヴァンガードデュエマWIXOSSなどにも存在するが、そちらは各種メディアミックスに登場したキャラクターの事も記事になっている。
しかし遊戯王wikiのみはあくまでTCGに関係した用語しか載っておらず、原作やアニメのキャラクターや世界観の説明は(その人物がカードないしトークンになっている場合を除き)基本的にされないのが通例となっている。


ポケモンwiki

ポケモンの非公式wiki。内容は上述の遊戯王カードwikiのポケモン版に近く、ポケモンのデータ、対戦、育成 本編攻略など様々な情報が網羅されており、初心者におすすめのサイト。遊戯王wikiとは違い世界観についての項目も多く存在するものの、こちらはネタに寄った記述やパロディの解説などが禁止されておりそこは少々物足りないかも知れない。
他にも用語やスラングをまとめたページもある。


モンスターハンター大辞典 Wiki

モンハン系の非公式wiki。MHP2の爆発的ヒット時に当然モンハン系のwikiも乱立していたのだが、やがて「黒wiki」のようにタイトルごとに1つのメインwikiに*18収斂していった。それらの住民が最終的に移住してきた、MHFなども含めたモンハンシリーズすべてをカバーするwikiがここ。
文化的にはアニヲタwiki(仮)にそこそこ近く、太字や薄字を使ったネタが乱立していたり、記事本題そっちのけで二次ネタや余談をとうとうと語っていたり…と面白ければ割と何でもありだが、あまりにも脱線している物やくどい物は消される事もある。

ちなみに「○○大辞典」と称してシリーズすべてをカバーするwikiは他の長寿シリーズでも見られる(ドラクエ、FFなど)*19が、荒らしの問題から編集がロックされていたり編集者が枯渇していたりすることも。
またFF大事典はchakuwikiかニコニコ大百科の掲示板のように項目自体がユーザーの議論場と化している(なので脱線するのも日常茶飯事だ)が、DQ大辞典は解説と議論・意見がきちんと分けられている。
ドラクエWikiは荒らし対策でかなり厳格なルールが敷かれており、編集にはSMS認証が必要な上、手直し・COを使う場合は本スレに報告して了承を得てから……という方針。本スレ報告を怠っていると自治厨に悪質ユーザーと見なされて規制されることも。
議論は「したらば掲示板」の本スレで行うこととし、どうしても必要な場合はコメントアウトによって非表示にした上で行うようになっている。また項目に関連する雑学は比較的厳格で、関連の薄いもの・不要と思われるものはスパスパ切られる。


太鼓の達人譜面とかWiki

その名の通り太鼓の達人に関する譜面情報を始めとしたありとあらゆる情報(掲示板には事実上の大喜利コーナーまである)を掲載する非公式攻略Wiki……なのだが、このサイトについて特筆すべきは内容云々ではなく2023年初頭に起こった移転騒動にある。
元々は「WikiHouse」というレンタルWikiサービスを利用して2007年から運営していたのだが、WikiHouse側の管理人の怠慢により鯖落ちが頻発する、全く新機能の追加がされない、等の諸問題が起こっていたためユーザーの不満が蓄積し、とうとう移転計画が浮上した。
ところがWikiHouse側はプレビュー数・アフィリエイト収益の激減(WikiHouseに存在するWikiのうちまともに動いているのはここくらいだった)を嫌って、バックアップデータを取らせない、新Wikiに対して著作権侵害扱いしてDMCA申し立てするなど前代未聞の妨害行為に及んだ。
結局利用者達の努力によってWIKIWIKIへの移転が完了し、WikiHouse側も現在は諦めて沈静化しているが、ある意味ゲーム史に残る一悶着だったかも知れない。また、このWikiにはこの騒動自体の解説ページもあるので閲覧推奨。


SCP Foundation

超常的存在から人類を守る秘密結社「SCP財団」のデータベース……という体の創作サイト。
その実態は世界を裏から支配する闇の組織……ではなくシェアード・ワールド形式で成り立つコンテンツ「SCP Foundation」の作品掲載用のホームページ。
ようは「公式文書っぽく書かれた創作小説群」である。
一応Wikiサービスを利用して建てられてはいるが、加筆修正を想定していない為かWikiと呼ばれることはほとんどない。
本家・日本語版ともども、「wikidot」という他では余り見ないwikiサービス/エンジンを利用しているのも特徴。

全体としてジャンルは「ホラー」でまとまっており、ドッキリ要素もそれなりにあるため、心臓の弱い方は閲覧注意。


ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

ゲーム記事限定のwikiサイト。自分が遊んだ事のあるゲームであれば、所定の手続きを踏む事で誰でも記事が作成可能。各記事にはゲームの評価に関する判定が付けられており、レビューサイトとしての一面も持つ。ちなみに記事を作れるゲームは、家庭用コンピューターゲームまたはアーケードゲームであり、かつ発売・稼働から3か月経過したもの。
2020年ぐらいから「買い切り形のスマートフォンゲーム」に関しては携帯機同様に記事作成が可能になった。基本無料のアイテム課金タイプのは相変わらず執筆禁止。
判定には様々な種類のものがあり、1つのゲームに複数付けることもできる。

元々は「クソゲーオブザイヤー」のwikiにクソゲー記事が乱立した事で分離された「クソゲーまとめwiki」がルーツである。その後、記事が増えるにつれてクソゲー以外のゲームにも需要が生まれ、派生サイト「名作・良作まとめwiki」「ゲームカタログ(仮)」成立の後、各サイトが統合されて今に至る。

判定変更は掲示板での話し合い*20によって決まるのが特徴であり、点数で決まるレビューサイトや個人の評価が書かれたブログとは違った側面から作品を知る事が出来る。作品の長短を手っ取り早く知りたい時には便利。
判定の信用度は賛否両論あるが*21ゲームカタログ自体も「本サイトの判定は絶対では無い」としており、あくまで数ある評価の一つでしかない
また、
特に、他所のサイトにカタログの判定を持ち出す行為はサイト側からも忌避されている(SNSや匿名掲示板などで話題になることはあるが)。
もし不服があれば判定変更依頼を出すこともできるが、手続きには相応の手間がかかる。要望次第では、判定のルールそのものが変わる事も頻繁にある。

人気作・話題作は、概ね正確な情報が記載される一方で、些細な問題点や余談が膨大に記されて記事が肥大化している場合も多い。
逆にマイナーなゲームは、(編集者が少ないため)記事の内容が薄かったり、主観的な内容や間違った情報が放置されていることもある。
とはいえ、記事の質があまりにも低い物や間違った内容は「要強化依頼」「修正依頼」などを出されて、有志によって修正される。

各記事で構成が統一されているので、追記箇所に迷う事があまり無い。
特に、「余談」項目にはゲームの小ネタやトリビアを気軽に載せる事ができるが、あまりにも冗長になると整理される恐れはある。

ところでこのサイト、本来の用途とは違った価値があるのをご存知だろうか。
実は、記事作成ガイドのページを見るとwiki向けの上手な文章の書き方が懇切丁寧に説明されている。
実用的な文章を書く際にも参考になるし、他のサイトにも応用が効くので、この記事に書かれたwikiをよく利用している方は目を通しておいて損はない。


ニコニコMUGENwiki

M.U.G.E.Nの解説ウィキ。基本的にニコニコ動画におけるMUGENキャラ及び大会・ストーリー動画に関する解説が中心なのだが、とにかく解説量が詳細かつ丁寧なのが特徴。
基本的に独立したキャラクターとしてMUGENに登録されているキャラなら大抵は個別ページがあるため、本来の「MUGENキャラの解説ウィキ」という枠を飛び越え、「格ゲーを中心にあらゆるゲーム・アニメ・実在人物についての解説ウィキ」と化している。メジャーからマイナーに至るまで歴史に沿って丁寧に解説されているため、そのキャラを知らなくても読み物として十分面白い。
海外製作者のキャラが多い関係で、アメコミ関連の情報も日本語のサイトとしては豊富。また、(元々MUGEN自体がかなり著作権を無視した状態なのもあって)画像が豊富なのも特徴。
逆にMUGENに登場していなければどれだけ有名なキャラでも個別のページはないので注意。
脇役の個別項目が最初に作られて、原作自体の紹介がそこに載っているという一種わけのわからない記事構成になることも結構ある。
一方、「MUGENに参戦してニコニコ動画で使えるキャラクターであれば基本的にどんな項目も作って良い」というルールから、不謹慎ネタ・特定個人の中傷の掲載が事実上許容されている一面もあり、問題点として指摘されている。
また、様々な諸事情(未公開やWIPなどの未完成キャラクターは正式公開まで不可、リョナキャラなど明らかにニコニコ動画では削除されるものもNG、公開規約で外部サイトへの記載が禁じられているキャラ、メーカーから名指しでMUGEN禁止が指定されている等)により「項目作成自体が禁止されているキャラクター」も一部存在する。


格ゲー.com

その名の通り格闘ゲームに特化した解説Wiki。正確にはNEOGEO作品の攻略情報サイト「格ゲー.com」内の「格ゲー用語事典」。
システムからキャラクター、格ゲーの歴史に至るまで事細かに説明しており、格ゲー初心者でも安心(「初心者」の項目もある)。
設立は2000年と古く、元は携帯サイトだったがPCでもしっかり見れる。


みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki

文字通りみんなで決めるゲーム音楽ベスト100に纏わる解説Wiki。
それだけでなく派生ランキングや各ゲームタイトル別の音楽リストや有名な楽曲・作曲家・企業・作品の紹介も取り扱っている。


スーパーロボット大戦Wiki

文字通りスーパーロボット大戦シリーズに纏わる物事の解説Wiki。
基本的にスパロボにおける物事が情報の中心のため、原作に纏わる記述をベースに、スパロボに纏わるデータベースが掲載されているという形式を取っている。
登場人物に関する項目は、そのキャラクターの原作・スパロボに於ける人間関係、所持能力や精神コマンド原作・スパロボに於ける名台詞と台詞が書かれるのが通例。
サブカルネタも充実しており、闇の帝王のサジェストの件や某主人公の悪評についても触れている。
ソシャゲの『X-Ω』にコラボ形式で多様な作品が参戦したため、例えばアイドルマスターシリーズの記事が存在するなど、ロボアニメ以外の記事も充実することとなった。
一応「スパロボ出演部分」に関してのWikiであり、関連だがスパロボにまだ登場していない作品に関しての記述は最小限に抑えてねというルールになっている。
例えば陸ガンのカスタム機が出る「機動戦士ガンダム外伝THE BLUE DESTINY」関連とか。
姉妹Wikiに「ガンダムWiki」があり、スパロボ未登場のガンダム系記事はこちらに作られリンクが張られるという方法が推奨されている。


テイルズオブ用語辞典

テイルズオブシリーズの解説ウィキ。
元々は『テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー2』の攻略wikiに掲載されていた参戦キャラネタページが独立した物という一風変わった由来を持つサイト。
特筆すべきは出演声優のネタページであり声優ネタが数多く書かれている。
反面、独立する際にネタwikiとしての体裁を整える事を優先したせいか管理体制があまり追い付いておらず、誤った情報や出展不明の都市伝説が放置されていたり、ネタページでキャラヘイトやレスバトルが平然と行われていたりと、お世辞にも秩序が保たれているとは言い難いところがある。

この手の解説wikiだとドラクエとFF(オフライン作品)総合、FF11、FF14あたりが個別にwikiを持っている。


大乱闘スマッシュブラザーズWiki

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズの解説ウィキ。
基本的にスマブラに関する解説が中心。
mediawiki使用で、2022年2月現在登録ユーザー以外は編集不能になっている。
余談的な書き込みが即rvされるという空気により、ある程度形が出来て以降は過疎wikiの一つに。
SPに特化したスマブラSpecial攻略wiki(pukiwiki系)の方が現在は頻繁に動いている。


BEMANIWiki 2nd

KONAMIの音ゲー「BEMANIシリーズ」の解説wiki。現在は2代目。
beatmaniaIIDXpop'n musicDanceDanceRevolutionjubeatSOUND VOLTEX等、BEMANIシリーズに関する細かいデータや楽曲解説が掲載されている。
特に稼働中の新作に関する情報はいち早く更新され、隠し曲などもすぐさま判明する事が多い。
またBEMANIシリーズの包括wikiであることから、各機種同士の連動イベントや、公式大会「The KONAMI Arcade Championship(KAC)」等に関する情報もしっかりと掲載されている。


BLADE & GRENADE

ARMORED CORE @ ウィキ

共にARMORED COREシリーズを扱うwiki。
設立の経緯が少々複雑で、元々は一つの2chまとめwiki、「ARMORED CORE-wiki.net(以下ACwiki)」というwikiだった。
しかし後に管理人の代替わりに伴い、AC以外のフロムゲーや、二次創作小説やイラストといったファンアートも取り扱う方針に転換、
その結果、住民が新体制肯定派と旧体制支持者に分裂し、ACwikiは2010年頃に閉鎖される事となる。

旧体制支持派は新たに「ARMORED CORE @ ウィキ」を設立、
従来の「ACの2ch系wiki」の性質を強く受け継いでおり、設立経緯もあってあくまでACシリーズの攻略情報や関連情報、
そして僅かばかりのユーザー間で流行したネタや余談のみを扱っている。
2023年現在に至るまで活発に活動を続けており、ACVIの情報が公開される以前からPS2作品の情報が毎週の様に更新されるなど、
住民はACという作品に対する熱量を未だに失ってはいない。

新体制肯定派は「RAVEN WOOD.jp」を設立し、
やはりACに加えてソウルシリーズの情報や、ユーザー間の二次創作を受け入れ、住民により数多くの創作物が投稿される事となる。
このサイトの二次創作投稿住民の中からは小説家やプロイラストレーター、プロモデラー、原型師が生まれている
またACユーザーの駄弁り場としても機能しており、連日ACの話題からそれとは全く関係ない話題まで賑わっていた。
2016年5月、サーバー破損により閉鎖されている。

BLADE&GRENADE」は、旧RWのサーバー復旧が完了するまでの一時避難所となっていたwikiがそのままRW住民の引っ越し先となったもので、
サイト名は、「ACに触れた者なら一度はハマる二大装備」という意味で命名されている。
但し、BLADE&GRENADEの公式見解ではあくまで「RWのユーザーとユーザー文化」の受け入れ先であり、
旧RW、現B&G共に、「B&GはRWの移転先・後継サイトの類ではない」としている。
住民、延いては管理人が旧RWの住民というだけあってやはりその性質が受け継がれており、
「プレイヤー同士の交流の場」、「ACというゲームのユーザーのコミュニティそのもの」という側面も持っている。
設立経緯や設立当時のACが半休眠状態だった事から、住民は当サイトを「難民キャンプ」、住民は「難民」を自称している。
因みにこれは、旧RWは企業という体で運用されていたことから住民も「社員」を自称していた流れである。
あくまでACではなく「フロムソフトウェアのファンサイト」を公称しているため取り扱い作品はACに限らず、
ソウルシリーズBloodborne隻狼、デラシネ、大統領ELDEN RING、果ては管理人の許可を得た上でDXMまで扱われている。
旧RWに掲載されていた二次創作小説も一部は(作者の許可の上で)転載されている。
こちらも連日情報の追加や更新が続いている。

どちらにも長所短所はあり、どちらがより優れているという事は無い。より肌に合う方を、或いは併用し相互補完すると良いだろう。


ユアペディア

ここに紹介されているWiki群の中でも特に取り扱い注意なWiki。元はウィキペディアにおけるとある記事の扱いに不服を抱いた管理人が独立させたWiki。
「ウィキペディアとは全く異なる観点からのネット百科事典」を目指しており、ソースを明示する必要がない、両論併記の否定*22など、他のWikiとはあまりにもかけ離れた管理体制を取っている。
基本的にウィキペディアから追放されたような問題ある執筆者が多いとされており、記事の内容に信頼性はあまりおけない。ただ、その一方で「他のWikiでは絶対に書けないあまりにブラックな内容」でも完全に野放しであるため、ある意味での情報の深さは他のWikiの追随を許さない。特に、匿名報道されている少年犯罪などの犯人の名前も平気で掲載されている辺り闇の深さが窺える。

治安は良し悪しで言えば最悪と言っていいレベルなのだが、見方を変えれば「管理人による一切の色眼鏡が入っていない、ネット利用者の生の意見」が垂れ流しになっている状態であるため一面的には非常に貴重な資料である。
ただサーバーか回線のどちらか、あるいは両方が非常に貧弱*23なため、閲覧に苦痛を感じるレベルで重いというのが最大のネック。

オリムピックに入ってるペットショップとは関係はない…はず(あちらは「ユアペィア」。


TV Tropes

フィクションのさまざまな慣習を扱うwiki。さしずめ「概要項目に特化したアニヲタWikiの英語版」と言ったところ。


Fantapedia~幻想大事典

神話・伝説・武具・モンスター・パワーストーン・ルーン文字・ハーブなどのファンタジーっぽいものの解説をしていたサイト『猫の夜会』が2004年11月に閉鎖したため、新たなファンタジー用語解説サイトをみんなで作る事となった。そうして作られたのが『Fantapedia~幻想大事典』である。


○主なWikiエンジン・サービス

冒頭部でも述べたように、「Wiki」はWebサイトの機能や運営方法を表す用語であり、実際にサーバーで走っているプログラム(Wikiエンジン)が同じとは限らない。
あのWikiで使えた文法がこっちのWikiでは使えない!みたいなことも頻繁に起こる。

Wikiは、大きく設置型WikiとレンタルWikiに大別できる。

設置型Wikiは、自前で用意したサーバにWikiエンジンをインストールして利用する。
サーバ設定など諸々の面倒を自分で見ないといけないため技術的ハードルは高いが、好きにWikiエンジンを選べるしソースコードレベルで好きにカスタマイズできる。

レンタルWikiは、「このWikiエンジンを使ってWikiが作れます!」的なWebサービス。
Wikiエンジン自体は非公開なことも多くカスタマイズの幅は狭い分、諸々の面倒をサービス運営側に丸投げできる手間の少なさが魅力。
運営によって違いがあるが、同じWikiエンジン内でサイトを横断検索することができるのも特徴。
例えばこのアニヲタWiki(仮)が利用しているatwiki.jpも、株式会社アットウィキが開発している非公開のWikiエンジンでWikiを作れるウェブサービスである。

設置型


MediaWiki

かのWikipediaに採用されている、おそらくは世界一有名なWikiエンジン。実装言語はPHP。
拡張機能で色々機能が追加できる。
CSSなどの大まかな設定は管理者がWikiの編集画面から変更可能。
アカウントを作れば個人設定変更で自分専用のカスタマイズが出来る。
豊富な機能は他の追随を許さないが、素の状態は意外と機能が控え目。
Wikipedia並みの機能が欲しければ最低でも幾つかの拡張機能は必須。
改行はタグにより使用は可能だが、そのタグの使用は推奨しない という珍しい仕様になっている。

pukiwiki

国内ではMediaWikiに負けず劣らず有名なエンジン。実装言語はこちらもPHPで、もともとはPerlで書かれたyukiwikiの移植。
開設作業はやや上級者向け。
豊富なプラグインで必要な機能を追加出来る。

レンタルWikiサービス型


@Wiki

Wikiエンジンは独自。
ゲーム攻略方法やコミュニティーの為に作られたサービスで、当Wikiもこれを利用している。
上記の中では他にゲームカタログやニコニコMUGENウィキも該当。
普通のホームページの作り方とは違ってブラウザ上で打ち込むだけで簡単に作成できる。
また各ホームページには必ず管理者という人がいて、参加するには管理者に問い合わせる必要がある。
最近優先パスポートとかいう有料サービスを始めた。
携帯から見るとエラーの多さが目立つのが難点。
2019年には広告ブロックへの対策に乗り出したが、これについては賛否が割れている。
結局ブロッカーが進化したのか折れたのか分からないけど、対策前にほぼ戻った。
同年、URLが変更され、旧URLから新URLへ転送されるようになった。
ちなみに我らがアニヲタwiki(仮)とゲームカタログがアクセス数ツートップだったりする。

Wiki3

Wikiエンジンは独自。@Wikiの開発していたプログラマが作成したサービス*24

FC2WIKI

FC2のWIKIサービス。Wikiエンジンは独自。
FC2だけあってアダルトコンテンツが掲載可能*25
しかもデザインの自由度が非常に高く、管理人がHTMLで編集可能なフリースペースも存在し、そこに他サービスのトラッカーやアフリエイト広告などを埋め込むこともできる。無論アダルト枠なので単価は非常に落ちる。

Seesaa wiki

元Livedoor Wiki。Wikiエンジンは独自。
文法や編集スタイル的にはatwikiにかなり近い。
atwikiと違いゲーム系でなくてもOKとなっている。
中にはアダルト系の物まである。

wikiwiki.jp

Wikiエンジンはpukiwiki。
プラグインの追加はできないが、開拓作業が簡単、現在は入手が困難なtracker_plusが使える、など、メリットが多い。
デザインも意外とよいものだったりもする。
上記の中では膨大なページ数wikiが該当。
wikiには珍しく編集履歴に編集者・IPが表示されないが、代わりにネットワークIDとブラウザIDという形で記録されてある程度は個人の識別ができるようになっている。
難点は1人の管理人が全体を管理すること前提である(他の人に一部権限を付与する*26ことができない)ことだったが、2020年頃から機能の追加によりこの点についても改善が進んでいる。

fandom wiki

WikiエンジンはMediaWiki。ちなみに創設者もwikipediaと同じ人だとか。
日本語圏ではあまり普及していないが、英語圏でアニメ・ゲーム・映画などのファンサイトを作る場合の最大手Wikiファーム。
その代わり審査体制は非常に厳しいらしく、以前外国語版アンサイクロペディアが蹴り出されたという事件が起こっている。
昔はwikiaと呼ばれていた。


余談

ほとんどのウィキはログインしなくても編集できるがIPアドレスが公開されてしまうため、出来ればアカウントを作ってログインしてから編集した方がいい。
なお、ログインして編集したとしてもIPアドレス自体は記録される事もあり、完全に匿名で編集できる訳ではない。
よって、悪質な誹謗中傷や違法な内容を書き込んだ場合は取り締まられる可能性がある。



追記・修正お願いします。

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  • Wikipedia
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  • ウェブサイト
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  • 所要時間30分以上の項目
  • アニオタwikiの思い出
  • Webサイト

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最終更新:2024年04月10日 07:41

*1 より厳密に言うなら、不特定多数のユーザーが内容を執筆・作成することを前提に作られたホームページ

*2 例として、記事を投稿した本人以外が本文を修正できないSCP FoundationはWikiと呼ばれることがほとんどない。

*3 特に多いのが何等かの不祥事や悪行が発覚した際。デタラメどころか誹謗中傷塗れになる事も多々ある。勿論、認められることはないが。

*4 学生の長期休暇中、使用率が跳ね上がっていたため。

*5 消えた記事やコンテンツを復活させる事。サイトを閉鎖するとそこに残っていた記事は普通消えてしまうのだ

*6 利用者の意識の変化や、誹謗中傷への規制が厳しくなった影響もある。

*7 ただし、大幅に記事を編集する際は、相談所で承認を得てから行う方が望ましい。

*8 逆に言えば、「項目作成時のルール」で項目作成が制限されているものは笑い話にすらならない危険な内容であるとも言える。

*9 文化的な背景から「笑い」と「ユーモア」がはっきり区別されていない日本とは異なり、英語圏では「ユーモア」が社会通念としてハッキリ浸透している。アンサイも英語圏発のWikiなのでその辺には厳しく、ただ意地悪で塩対応してるわけではないのである。

*10 例えるなら「仮面ライダー」の色が変わっている場合、「仮面ライダー」の記事がないが「仮面」と「ライダー」の記事はあるので、「仮面ライダー」が記事化されているように見えるということ。あくまで例えなので仮面ライダーの記事くらいはあるが、そういうだまし絵ならぬだましリンクみたいなものもあるよという話。まあ作ろうと思えばどこのWikiでも作れるのでニコ百に限らないが

*11 太字強調と斜線程度。

*12 人気作品の記事ではメイン画像をめぐって編集合戦が起きることも。

*13 知る人ぞ知るマイナーネタ(一般の知名度が低い作品・生き物・専門用語など)や、wikipediaや一般サイトなど他で足りるので需要が薄い後発ネタ(例えば市区町村、ことわざ、慣用句など)といった傾向が強め。読み手がいない→追記修正する書き手は尚更いない→埋もれてほったらかしとなるのも道理だが、だからといってクソ記事ばかりとは限らず、むしろちゃんとした解説があってもニーズのなさ故に空振りしている記事多数。というか放置されているくらいならまだマシで、下手すると自治厨や削除厨に目をつけられ「イラスト・タグ使用が無いからここに相応しくない」と白紙化される事もある。相手によっては編集合戦になる事もあるので、どうしても納得がいかないなら、編集希望とでもしておいて第三者の判断を仰ぐのも手。

*14 わかりやすいところで言えば、複数のタグへのリンクをまとめた一覧系記事は利便性を上げるうえでは有用だが、当然それが独立したタグとして使われる事は稀。

*15 こういうものは大抵最も主流なタグに情報が集約され、他は全てその主流タグの記事にリンクされるという形態となっている。

*16 荒らしによる有害な記事はユーザー間の自浄作用で早々に白紙化され(削除荒らしの場合は復旧)、これはよくあること。だが中には運営が危険視して消された記事もある。例えば「鷹いなければ雀が王する(強者がいないのをいいことに弱小者が威張っている例え)」や「怒りは敵と思え」という項目は荒らしではないごく普通の記事だったが、立て主と追記者、たった二人のユーザーのケンカが原因で運営による完全削除という珍事に見舞われている。これらは追記者の編集コメントをきっかけに立て主がブチギレ(上から目線なコメントだったためと思われる)、以降その追記者と立て主は意地を張り合い編集合戦を起こしたのだった。なお記事内容こそマトモだったが、編集コメントではただの罵り合い(悪態をつく立て主VS窘めつつも煽る追記者)の様相を呈して収拾がつかなくなったことから、事態を重く見た運営によって記事が完全削除と相成った。ちなみに直接の原因はあまりの惨状を見かねた他のユーザー達の通報であり、運営はあまり積極的に荒らし対策をしてくれない。

*17 固定ハンドルネームのこと

*18 武器種ごとに別wikiを建てることはあったが、そのタイトルを広範にカバーしたメインとなるwikiは一つだった

*19 旧2chの「〇〇大辞典を作ろうぜ!」系列が発祥

*20 基本的には初版作成者が付けるが、異議がある場合変更会議が行われる。

*21 特にポケモンやスマブラなど有名な作品は大揉めすることもあるので注意が必要な場合も多い。

*22 意見がぶつかり合った場合、同じ名前で別の記事を立ててOK、という制度。

*23 サーバー自体が「管理人の自宅に設置」。そのため誹謗中傷に伴う開示のため警察に事情聴取を受けた事もある。

*24 https://matome.eternalcollegest.com/post-2145499542341863401

*25 児童ポルノ、児童買春、獣姦を除く。

*26 アニヲタ(仮)Wikiで言うとメンバー登録など。