シャドウ・ザ・ヘッジホッグ

登録日:2011/08/11(木) 04:32:00
更新日:2023/08/27 Sun 00:51:15
所要時間:約 5 分で読めます




なんてスピードだ!!
いや、スピードじゃない!
カオスエメラルドを使って
ワープしているのか!?



僕の名はシャドウ
この地上唯一にして究極の存在



シャドウ・ザ・ヘッジホッグとは、ソニック・ザ・ヘッジホッグと瓜二つの姿をした、黒いハリネズミにして究極生命体である。
作中では50年前に誕生しており、50年間の長いコールドスリープを経て本編の時代に復活している。

ソニックシリーズにおけるダークヒーロー、またはソニックのライバルキャラクター的な存在となっている。
また、スピンオフ作品だがソニックシリーズ初の武器使用者(後にソニックがを使用している)。
今ではGUNのエージェントとして活躍している。


【性格】

一人称は「僕」。
冷徹でニヒルであり、自らが究極生命体であると言うことに非常に強いプライドを持つ。
同時にどこか人を見下したような雰囲気を持つ、ソニックとは違う意味で非常にクールな男。
やや芝居がかった言動や究極生命体への強いこだわりから中二病と呼ばれることも多い。
が、何だかんだでソニックの事を認めたり、胡散臭いコウモリ女を助けたりと、根はいい奴である。

しかし「目的のためには手段を選ばない危ういまでの純粋さを持っている」とも評され、
(記憶操作が原因ではあるが)姉弟のようだった人間の少女の為に人類を滅ぼそうとする、(ゲームのルートによっては)自分をアンドロイドと思い込んでロボットの王国を創ろうしたことも。
この辺は、過去と決別した現在では改善されており、冷静沈着で任務に忠実な性格に落ち着いて精神的にも成長している。

またもともと育った環境故か、自然に囲まれている所より、機械や配管などの人工物に囲まれた所が落ち着くらしい。
記憶喪失状態においても同様なことから、そうとう骨身まで染み付いている様子。


【能力】

●カオスコントロール
カオスエメラルドの力を利用して使う、シャドウを代表する技。
周囲の時空を歪めての超高速移動に始まり、時空を完全に停止させる、空間の間に潜伏する、
空間をコントロールして自由にワープするなど、汎用性が高く強力な時空間操作能力である。

が、偽物と見下していたソニックに平然と使われ(しかも偽物のカオスエメラルドで)、未来から来た銀色の若造にも即行で模倣されてしまっている。
まあ自分も何やかんやでスーパー化パクったからお相子。

新ソニでは近くの2個のカオスエメラルドで同時に使用すると時間移動までできることが判明した。

●カオスブラスト
カオスエメラルドのエネルギーを蓄積し、一気に放出することによって強力な衝撃波を起こす全方位攻撃技。MAP兵器

●カオススピア
相手に槍状のエネルギー波を投げつける攻撃。
麻痺効果だったり攻撃力があったりと、作品毎に性能が変わる。

●ホバーシューズ
シャドウが履いている走行を補助したり空中を浮いたりできる便利な靴。スピードスケートのように走る。
シャドウはこの靴を利用してソニックと互角以上のスピードを出しているので、素の足の速さはソニックに軍配があがると思われる。

●胸毛
ソニックにないもの。剃った方がいい派とモフモフしたい派が今日も激しい争いを繰り広げているとか。

●リミッター解除
アニメ作品『ソニックX』で初めてお披露目した能力。
手足に身につけているリングをパージする事で通常とは比較出来ないパワーを発揮する。
その反面、力を制御するリミッターを外したときの強さは計り知れないが、自らの制御ができなくなるため、体力を使い果たしてしまうことがある。
アニメでのリミッター解除シーンは(アニメで唯一のゲームソングである)「Live and Learn」が流れるという胸熱シーンとなっている。
後にゲームシリーズに逆輸入され新ソニでも登場。

●スーパーシャドウ(不完全体)
ソニックは七つのカオスエメラルドの力でスーパーソニックに変身するが、シャドウも同様に(金色に近い)銀色のスーパーシャドウに変身できる。
ただし、銀色の姿になるのはリミッターも制御出来ず不完全な変身であるという理由らしい。
戦闘中でもそれらしい事を語っている。
ソニックアドベンチャー2ではソニックと共に宇宙空間にて、悪あがきでアークに寄生した究極生命体プロトタイプと最後にして最高潮の激闘を繰り広げた。
…激闘の末、ソニックと共に地球とコロニーの仲間達を救うも、制御装置が外れた体がスーパー化の負担に耐え切れず、力尽きて地球へと落ちていった。



後にエッグマンのロボット(おそらく状況的にメタルソニックか)によって救助されていたことが判明。



【究極生命体】

特筆すべきは彼がただの黒いハリネズミではなく、究極の生命体であることだろう。本人もそのことに強いプライドがあるのか、事あるごとに「究極」と口にする。
また、究極生命体プロトタイプ(バイオリザード)戦後「失せろ!!醜いサンプルめ!」と言い放つ。


【ブラックアームズ】

スピンオフ作品シャドウ・ザ・ヘッジホッグ(通称シャドゲ)から登場。
首領ブラックドゥームが率いる黒い兵器達という意味を持つ。通称『黒の軍団』。カオスコントロールの本家。
そしてシャドウは身体にブラックドゥームの細胞が組み込まれており、支配下でも行動可能でこれが究極生命体の起因している。
ジェラルドが星の征服を目的としているブラックアームズに対抗する為「究極生命体」として生み出されたのがシャドウであった。
元々ブラックドゥームの細胞は不老不死の研究のためにジェラルドが契約をしたために得たものである。






何も探す必要は無い…




最後にプロフェッサーの思いを果たし、今日こそ僕は過去と決別する!




【スーパーシャドウ(完全体)】
自分が誕生した意味、そして遺されたジェラルドとマリアの想いを知ったシャドウが全てを克服し、真にスーパー化を制御した姿。
不完全と違いより金色に近くなっており、カオススピアやカオスブラストの性能も格段にパワーアップしている。
その圧倒的力でブラックドゥームを撃破。その本拠地であるブラック彗星もカオスコントロールで衛星兵器アークに誘導粉砕し、過去との因縁にけりをつけている。

その後は究極生命体へのこだわりを捨て、二人のことを吹っ切った描写があり、
以降は誰のためでもなく自分の生きる道を模索するようになり、ラストは過去との決別を込めて二人が映った写真を捨てアークを去って行った。









アディオス、シャドウ・ザ・ヘッジホッグ…









【関連人物】

ソニック・ザ・ヘッジホッグ
ある種のライバル関係にある男。だが、どこかソニックを尊敬しているとも取れる描写がある。
ソニックジェネレーションズでは成り行きではあるが、最終的にソニックの誕生日会に飛び入りという形で参加している。

シルバー・ザ・ヘッジホッグ
未来から来た銀色のハリネズミ。
一度は急いでいるソニックを助ける為に対決したが、隠された事件の真実を知るためにカオスコントロールを使い共に過去の世界へ跳んだ事がある。

●ルージュ・ザ・バット
ソニックアドベンチャー2(SA2)で共闘したエージェント。
後にソニックヒーローズでもチームを組んだり、新ソニではいつの間にかGUNのエージェントになっていたシャドウの同僚に。

E-123“オメガ”
ソニックヒーローズで共闘。詳しくは当該項目にて。

ランスロット
見た目も性格もシャドウにそっくりな円卓の騎士の1人。
シャドウと比べて協調性が高く、騎士としてアーサー王に忠実。だが、ソニックとの戦いでは油断が原因で敗北してしまった。

●Pr.ジェラルド・ロボトニック
エッグマンの祖父にしてシャドウの産みの親である世紀の天才科学者。
昔はエッグマンの目標でありヒーローのような存在であったが孫のマリアの死により狂気に蝕み始められ、
最初こそ自分の計画の恐ろしさからなんとか理性を保って制御しようと必死に抗ったが結局は狂ってしまい、死刑が決定した頃には精神崩壊を起こしていた。
立派な科学者を目指していたエッグマンが悪の道を歩み始めたのはコレが原因かもしれない。

●マリア・ロボトニック
ジェラルドの孫でありエッグマンの従兄弟にあたる少女。シャドウが目覚めた当初の行動理念となっていた。
彼女の不治の病をきっかけに、不老不死の研究を行う中でシャドウが誕生した。
とある事件により非業の死を遂げるが、その時の彼女の遺言の記憶が改ざんされていたため、シャドウは全人類への復讐を誓っていた。
シャドウとは姉弟のような関係にあったらしい。

●ブラックドゥーム
もう1人の生みの親。
なお、カオスエメラルド由来とはいえ、カオスコントロールが元々は彼から受け継いだ能力であるのに、
ソニックやシルバーが使えるのかは現在も不明。

●GUN司令官
スピンオフ作品に登場。GUNをまとめる最高司令官で本名は不明。
現在GUNに所属しているシャドウにとっては上司に当たる人物。
かつてある理由からシャドウを強く憎んでおり、スピンオフ作品ではルートによって彼の乗る兵器がボスとして出てくることがあったが、
真ルートでジェラルドの映像からシャドウの真実を知り大統領に諭されてから和解している。


片 道 切 符 だ よ ! !




【余談】

元々はソニアド2のみの登場で終わる予定だったがあまりの人気でソニックヒーローズから復活。
以降はライバル及びお助けキャラに落ち着いている(その為かプレイアブルになる機会もある)。
ソニックトゥーンのアニメ版シーズン1にシャドウが出た時はエッグマンが「公式作品の中で二番人気のキャラクターじゃ!」とメタ発言をする辺り人気の高さがうかがえる。
初登場はかなりどこか淡々とした声だったが、ヒーローズから普通になっていたり、(ストーリー展開的にも)逆に違和感があると言う声もあったらしい。

カナヅチで有名なソニックだがシャドウは泳ぐことが出来る。
というのもマリオとコラボしたスポーツゲーム『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』ではソニックが救命胴衣を着用して犬かきのような形で泳いでいるのに対してシャドウは普通に泳いでいる為。
(ちなみにこの点については任天堂とセガのスタッフ間で「ソニックは泳げないから水泳競技はナシで」「水泳競技を省くことはできない」と意見を主張し合って揉めたとインタビューで語っている。妥協案として救命胴衣を使用することになったが、他にはビート板を使う案もあったとのこと)



●≡{これが、究極の追記・修正だ…!)

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最終更新:2023年08月27日 00:51