変なモチーフの怪人 機動刑事ジバン編

登録日 :2011/03/01(火) 16:05:29
更新日 : 2017/01/25 Wed 09:04:43
所要時間 :約 5 分で読めます




某怪人図鑑にて「怪人にならないモチーフはない」という言葉が出てきたが、世の中には本当に「何でこんなモチーフの敵が!?!?」というものも多い。
機動刑事ジバンも、比較的そのようなものが多かったように思える。
しかし、そんな「変」な敵でも、そこは雨宮慶太氏のデザイン。確かに「生物」感のグロテスクさがあふれ出ていながら、スタイリッシュにまとめられたものも多かっただろうか。
ちなみに、1989年のテレビマガジン11月号のジバン特集では、これらの「どうしても異形でカテゴリに分けにくい」敵が「能力型」としてまとめられているのだ。

「ある超能力をつかえるように作られている。おもいがけない姿をしているものも多い」とか。

では、そんな愛しき「変な」怪人を紹介する。

  • ドロノイド
カメレノイド(カメレオン)、ネコノイド、バラノイド等生物系の敵が続く序盤で、第三話にして いきなりの無生物 。この時点で不安を感じた視聴者は少なくなかった筈である。
ちなみに、人間体はジャッカーの炊事当番ぞなもし。
泥だけに植物栽培が生きがい。

  • カゼノイド
表面上は風邪と大差ない凶悪なウィルスをばらまき感染した者を24時間以内に死に至らしめるという恐ろしい怪人…なのだが、 かかった人間はクシャミが連発して衰弱死する という腰砕けな症状。
しかも人間体の名前は ハクションおじさん でごじゃるよカンちゃん。
ちなみに風邪をモチーフにした怪人はイナズマンの『カゼバンバラ』が確認されている。というかカゼノイドに似ている。

  • アクムノイド
悪夢モチーフというから、どんなバイオノイドかと思ったら、巨大な脳みそにアレンジされてたところに、センスを感じる。
首だけが飛んで行動可能。両腕が伸び、頭に機銃を内蔵。
悪夢の名を冠する脳みそモチーフの怪人は他に『超力戦隊オーレンジャー』の『バラナイトメア』がいる。こっちはロリコ…ではなく誘拐犯だったが。

  • キラーノイド
雨宮デザインの鬼って感じ。炎をまとった獅子か狼か?ってデザインは、バイオノイド中一、二を争うんでは?
実際に電磁シャワーでジバンを再起不能寸前まで追い詰めたし……。
が武器で、顔から発砲する。

  • チュウシャノイド
片腕にサイコガンならぬ注射器をつけたバイオノイド。注射器を手裏剣としても使用。モチーフも蚊と、非常にわかりやすい。


  • カネノイド
お金のデザインと、いかにもクリーチャーなデザインがベストマッチ! 武器も金額によって威力が上がるコイン&お札爆弾とこだわりがある。ツリガネノイドと比較して欲しい。ただ、昨今偽金事件が頻発してるからナァ。今だとジバンどころか警察が総力あげて潰しかねねぇ。

  • ハンターノイド
100万円ハンターの故、あの方が!?!? というのは嘘。
右手が高性能銃、右目がスコープなコブラもゴルゴもまっつぁおなスナイパー。左手親指がマガジンなのは、見てて感心!

  • ジサツノイド
ジサツってあーた。今では絶対に問題になりそうなバイオノイド。
ジバンはもちろん、人質まで道連れに心中しようとするし……とどめに座右の銘は「俺は死ぬことに誇りを持っている男だ! 」
スタイルは、エイリアン+スケルトン+ゾンビで、いい意味で「死」をダイレクトに感じさせる名デザイン。
映画『大霊界』の画像も使って、子ども心にトラウマになった方も折られるのでは?

  • バクハノイド
頭の中にダイナマイトならぬ頭全体が爆弾というボルガ博士も真っ青なバイオノイド。
ジサツノイドのすぐ後にこいつって……。美しいものを爆破せずにはいられないという根っからの爆弾魔。
口から吐き出す「バイオ爆弾」はロールパンみたい(人間体時でも出せる)。

  • ダブルノイド
W? 仮面ライダー? ではもちろんなく、甲殻類ベースの双頭のバイオノイド。二人組の漫才師に化け、仕組まれたデート番組の司会をした。ねるとんやツーショット等、時代を感じるナァ。
兄は火炎、弟は冷凍ガスを吐く。

  • カブキノイド
「絶景かな絶景かな」「しばらくしばらく」「世にバイオロンの種はつきまじ」等事ある事に見栄を切る、非常にやかましいバイオノイド。
体内で増殖した怪物細胞を散布、人間をバイオノイド化させる作戦のために作られたのだが、何故モチーフがカブキ!?しかもエビも入ってる、市川海老蔵か!?

しかも、冒頭で怪物細胞紛失!
かっこいいバイオノイドなのに、不敏な!
同年の戦隊には渡り鳥の名を語るお役者モチーフの怪人が登場した。
数十年後に歌舞伎モチーフのヒーローが現れたのは言うまでもない。
発砲も可能な巨大なキセルが武器。

  • シノビノイド
ツチグモ+忍者みたいなデザインは、非常にカッケー!なおかつ説得力がある。雨宮氏監督映画、未来忍者を連想するのは、私だけ?
ちなみにコイツが登場した回にはスペシャルゲストが…詳細はその目で確かめてほしい。
自分の分身であるバイオ下忍と共に戦う。こちらは見た目は普通の忍者。

  • ディストノイド
ディスト……ってどういう意味だ!? 雑誌などでは早くから取り上げられていたが、特筆すべき超能力がない……。
というのも、この回は真珠という美少女とジバンのラヴロマンスがメインで、彼女の命を狙うのがこのディストノイド……という設定。
ちなみに、『テレビランド』の漫画では、アシュラノイドという阿修羅モチーフの怪人にすり替わってた。
このディストは『ディストーション(歪み)』?ううん…合ってるような合ってないような?
モチーフは映画「宇宙水爆戦」のメタルーナミュータント。何故か水中でも行動可能。

  • チャンバラノイド
カブトムシ+鎧武者というデザインが非常に渋い。カブキ、シノビとならんで、今すぐにでもタオの月とかに出れそう。
カブト虫+鎧武者モチーフは仮面ライダー555の『ライノセラスビートルオルフェノク』でも使われたモチーフ。
侍にあこがれているらしいが目つぶしを使ったり勝つためには手段を選ばない。流派は邪心流か?

  • スイトルノイド
記憶を吸い取るからスイトルノイド……って、ニセハハノイドに告ぐ安易なネーミングでんがな! しかも「吸い取る」って動詞だし!
外見はヒルとドクロモチーフの怪人。眼から赤い破壊光線を発射する。

  • ツリガネノイド
バイオ工場警護の為に送り込まれたバイオノイド。
釣り鐘がどんなカッチョいい怪人に?と期待してたら、まんま釣り鐘に手足くっつけただけやないかい!いくら年末ネタのバイオノイドだからってストレート過ぎ!
ただ、実力は相当なもの。木槌でボディを打ちならして超低周波を発生させ、百回目に相手をバラバラにしてしまう除夜の鐘攻撃の前には、ジバンもピンチに!
身体についているツリガネ爆弾も強力だ。

そんなこと言ったら『百獣戦隊ガオレンジャー』のツリガネオルグさんに怒られますね……どうもスイマセンでした。

  • ニセハハノイド
まゆみの偽のお母さんだから、ニセハハノイド……。
あまりのストレートなネーミングのインパクトが、かえって記憶に残ります。しかもこいつが最後の通常怪人とは……
体内に爆弾を内蔵した自爆要員で、右手の指に銃を内蔵。
着ぐるみは上記ハンターノイドの流用。

  • ギバノイド
ドクターギバの正体…もう本当に今更だがラスボスの名が「ギバ」ってどうなのよ。ちょっと安直すぎませんか?
一つ目から放つ光線と触手が武器。

もしももっと情報をご存知の方、「○○ノイドにもっと愛がある」方、追記・修正よろしくお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/