シェリー・ベルモンド

登録日:2011/11/14(月) 00:13:51
更新日:2024/03/15 Fri 23:28:01
所要時間:約 4 分で読めます




金色のガッシュ!!の登場人物。
ブラゴの本の持ち主。

CV:折笠富美子
誕生日:12月24日
年齢:19歳
血液型:B型
身長:170cm
趣味:お茶、ピアノ
好きな食べ物:紅茶、焼き魚
好きなタイプ:世渡りは不器用でも芯の強い人

フランスの名門・ベルモンド家の令嬢。
ガッシュと喧嘩した清麿の前に現れ、彼に魔界の王を決める戦いの概要を説明した。

各分野に秀でた才色兼備の美人だが、幼少期はまだそれほどの才能を開花させておらず、母親からの厳しい英才教育(というか明らかに虐待レベル)を受けて育つ。
挙げ句の果てには「あなたみたいな子、なんで生まれてきたの」とまで 涙ながらに 言われ、傷心の末に豪雨で増水した川へ身を投げて自殺を図る。
そこをココに助けられ、彼女の言葉に救われて以来、ココとは身分の違いを超えた無二の親友となった。

以降は才能も開花し充実した生活を送っていたが*1、ココの志望していた大学への合格が決まったことを伝えようと彼女の暮らす町を訪れた折、ココはゾフィスによって心を操られ邪悪な別人格を植えつけられてしまう。
その際にゾフィスの攻撃から助けてくれたブラゴと共に、魔物の戦いを終わらせココを救うため戦いに参加する。

強靭な精神を持ち、自分を力で従わせようとしたブラゴに文字通り命懸けで言うことを聞かせた。
判断力にも優れ、激戦でも顔色一つ変えずに的確に術を使う。

何としてもココを救うという強い信念のもとに行動しているため、心の力もかなりのもの。
実質的な主人公を務めた石版編では数十体の魔物を一方的に蹂躙した後、休む間もなくゾフィスとの決戦に挑んでいる。
そこで使った呪文を合計すると

初級術:20回以上
中級術(ギガノ級):15〜20回程度
上級術(ディオガ級):5回

と尋常ではない(しかもガッシュ達と異なり途中で月の光の石による回復も挟んでいない)。


向かってくる敵には容赦しない*2が、無益な争いは望んでおらず、パートナーは極力傷つけないような戦い方をすることも。
話し合いで相手がおとなしく本を渡してくれるならば良い、とも考えている。
清麿にも本の引き渡しを迫ったが、互いを思い合うガッシュと清麿の姿、そしてギガノ・レイスをザケルで相殺した二人を見逃した。
闘いが絡まない時や執事の爺をはじめとした親しい者の前では本来の年相応な表情を見せることも少なくない。デュフォーティオ共々バカ扱いされた時にはギャグ顔気味に怒っていた。

身体能力も幼少期の英才教育で武術を心得ていることもあって人並み以上となっており、不眠不休で3日間ジャングルを歩き続けられるほど。
さらにブラゴとの過酷なトレーニングによって最前線で魔物の術を回避しまくるなど本の持ち主としてはトップクラスの戦闘能力を得た。
石版編以降は宝石のような錘がついたフレイルを使うようになり、ブラゴの後ろではなく隣で共に戦っている。


石版編ではまさしく獅子奮迅の活躍で激闘を戦い抜いた。
魔物を相手に足払いからの回し蹴りや顔面への膝蹴りを食らわせ、呪文を唱えようとする敵パートナーをフレイルで妨害するなど、清麿とは違った意味で魔物じみている。
ゾフィスとの決戦では卑劣な策略で一時は戦意を喪失してしまうも、ブラゴからの鼓舞と救いを求めるココの本当の声を聞いたことで再び立ち上がり、左足に大火傷を負いながらも最後まで戦い抜いた。
ココを助けた後はブラゴを王にすることを誓い、さらなるレベルアップを目指す。


ファウード編では外部からの援護に回り、ブラゴと共にガッシュ達一行をサポートした。


クリア・ノートには一度は敗北を喫するものの、10ヶ月の特訓を経てブラゴ共々強化。
フレイルも重量が増し、新たに突起が付いた。その時の表情は、石版編同様、鬼気迫るものがあった。
最終決戦ではガッシュ達との連携でクリアを追い詰めた。


クリアを倒した後は因縁の相手であるガッシュ・清麿ペアと最後の闘いを行う。
アンサー・トーカーを使いこなした清麿でさえも全く油断できない程の心の力と鬼気迫る戦いぶりで互角の勝負をするものの、最大術の激突の末に敗退した。
しかし最後に「お前がパートナーで…俺は幸せだった」とブラゴから告げられたのだった。

最終話ではブラゴからの手紙を読み、爺と共に涙を流していた。


【余談】
  • 誕生日にココからもらい、彼女を救う鍵となった魔除けの指輪は初登場時からずっと、登場の度にちゃんと描かれている。
  • 髪の縦ロールは脱着可能で武器になるというボツネタがあるとかないとか
  • 鈴芽に続いて二人目のメイン女子キャラでもある。なお、本作はをはじめ比較的長身の女性キャラが多いが、その中でも170㎝かつブーツスタイルのため清磨や成長した終盤のブラゴと比較しても高く映る。
  • アニメでは初代ED映像でメインを務めているほか、キャラソンも数曲出ていたりと楽曲関連でかなり好遇されている。特に「Destiny〜あの日に帰ろう」は劇中でBGMとしても度々使われたため耳に残っているという人もいるだろう。何気にブラゴやココとのデュエット曲もある…と思っていたら漫画でも「ガッシュカフェ」でブラゴとのデュエットを披露してくれた。「イヨッ ご両人!!!」



主なセリフ

「あなたが本を渡さないなら… その手をひきちぎってでも本を奪い、燃やしてあげるわ!!」

「赤い本を燃やすのは私達だけってことをね… また会いましょう…赤い本の子」

「あなたに救われたこの命、あなたを置いて私一人幸せにはならないわっ!!!」

(今度は、私があなたを救ってあげるわ!!!)

「だとしたら、もうあなたは王にはなれないわね」

「心を持つ人間を力だけで動かせると思わないで!!!
 あまり人間をなめるんじゃないわよ!!!」

「ボンジュール、ゾフィス」

「悪いけど邪魔なの、下がっていてくれるかしら?
 生きていたければ…この線よりこちら側にはこないことね」

「イエ…それは無理よ…あなたが来る頃にはゾフィスは消えている。
 消えた相手と戦うことはできないわ…」

「ココ…聞こえたわ、あなたの真実の声…もう惑わされない。必ずあなたを助けるわ!!!」

「そう、今のため、全てはココを救い出し、魔物の戦いを終わらせるため…
 ココと私、二人一緒に暗いトンネルから抜け出すため!!」

「ええ、よく見えるわ。でも、なぜかしら? 私にはそれが偽物にしか見えないの…
 『本物』を…思いの込もった『本物』の品を見てしまったから…」

「ゾフィス!!! あなたに人の心を知ることはできない!!
 あんたが人の心を完全に操ろうなんて永遠に無理なのよ!!!」

「ブラゴ!! 私は…私はあなたを王にする!
 どんな試練が訪れようと…どんな敵が立ちはだかろうと…
 私の命に代えても、あなたを王にする!必ず…必ず!!」





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最終更新:2024年03月15日 23:28

*1 まるかじりブックでの作者へのインタビュー曰く、今では家庭ではシェリーの方が立場が強いくらいらしい。

*2 アンデスでナゾナゾ博士ペアと対面した際は、キッドをしてブラゴより彼女の方が恐ろしく見えたと語られている。