幻燐の姫将軍シリーズ

登録日:2011/03/09(水) 01:26:22
更新日:2021/06/16 Wed 22:30:52
所要時間:約 5 分で読めます




幻燐の姫将軍シリーズはエウシュリーから発売されている18禁アダルトゲームである。

第1作目が2001年4月27日に発売され、後に続編も発売されている。
ストーリーの関係上1のネタバレ含むので注意。


【ストーリー】

魔神と人間族の血を引く『半魔人』リウイ・マーシルン。
母は魔神の子を生んだものとして、魔神である父は勇者によってそれぞれ死んでしまう。
復讐に燃えるリウイは侵攻を開始する。
これが、この先長らく続く『幻燐戦争』の始まりとは知らずに……。



【概要】

ジャンルはエウシュリーらしく18禁シミュレーションRPG。
1と2があり、それぞれ3作目と5作目にあたる。
『戦女神』シリーズがRPGの看板タイトルとするならこちらはシミュレーションRPGの看板タイトルであり、特に2は気付けばプレイ時間が100時間を越えることはざらで、エウシュリーNo.1として挙げる人も多い。
ストーリー的には最も『戦女神』シリーズと絡んでいるシリーズで、『戦女神VERITA』ではダブル主人公として登場した。
近年発売された姫狩りダンジョンマイスターと比べると陣取り要素がなく、国家の戦いというものもあり、よりファイアーエムブレムに近い作品で『エロゲー版FE』と言われている。
続編が欲しいという呼び声が高かったものの長らく音沙汰がなかったが、戦女神VERITAでその後が語られた。リウイたちの旅はこれからだ!

【登場人物】(主要のみ)

  • リウイ=マーシルン
魔神である父と人間である母の子で混血の半魔人。
人間に復讐するため、メンフィル王国に侵攻する。
リウイ本人も莫大な魔力を持ち合わせるものの、半魔人という生まれゆえに完全にはコントロールが出来ない。
当初は人間に対して憎しみしかなかったが、イリーナと出会い、その心に変化が生じていく。
メンフィル王国を奪った後は『人と魔が共に暮らせる国を作る』という目標に向かって邁進していく。
戦闘面でも全体的に高い能力を発揮するが、彼の本領は国王としての統治力。
その政治的手腕は凄まじく、国王になってすぐの頃こそ「魔が国王になった」ということで諸国から敵視され孤立状態となってしまったが、自国を鎖国しその間に逆に内政や改革を一気に進めてメンフィルをレスペレント地方でもトップクラスの豊かさにした。
その能力から国民の信頼はとても高く、傑物と呼べる人物。
だが、彼自身の心は常に善悪の狭間で揺れ動いており、度重なる敵の謀略や戦乱を前に心の闇を押さえ切れなくなってきている。

  • イリーナ=テシュオス(2ではイリーナ=マーシルン)(CV.大波こなみ)
メンフィル王国の最大の敵対国カルッシャ王国の第三王妃。
当時人間が統治していた頃のメンフィル王国へ嫁ぐ筈だったが、メンフィルに侵攻中だったリウイ軍によって拉致され、捕虜として生活していた。
初めは魔族に恐怖心しか抱いていなかったが、復讐と言いつつも根っこの部分で優しさを見せるリウイ惹かれていき、後に結婚する。
彼女との出会いがリウイを大きく変え、2人で『人と魔が共に暮らせる国を作る』という理想を歩むきっかけとなる。
物語全体のキーパーソン。

  • ファーミシルス(CV.春日アン)
リウイと敵対関係にある部族、ラウマカール族の女性。武器は連接剣。
リウイが自らの主を倒したことで、『強い者に従う』というラウマカールの信念から仲間となる。
以後は彼に心酔し、メンフィル王国の将軍として軍事面においてリウイから多大な信頼を寄せられている。

  • ペテレーネ=セラ(CV.春日アン)
混沌の女神アーライナを信仰する人間族の少女。回復・魔法を担当する。
リウイの父・魔神グラザにによって物語当初からずっとリウイの世話をしていた。
人間族なのだが、リウイが人間族を憎んでいるということを知っていたのでフードを被って正体を隠していた。
結局はリウイに正体がバレてしまうが、彼にその素性も込みで受け入れられ、最も大切な仲間の一人となった。
彼女自身リウイを敬愛し、魔族と人間族の寿命の差を埋めるために、後に厳しい試練を乗り越えてアーライナの神格者となった。

この世界でも強い勢力を持つと言われる一級神の戦神マーズテリアの神格者の聖騎士。
建国当初からメンフィル王国に仕えて230年間王族を守ってきたが、侵攻してきたリウイに敗北、国を乗っ取られてしまう。
当初はリウイを認めるつもりはなかったが、対話の中でリウイに王の器を見出し、彼の仲間に加わることに。
しかし、マーズテリアは光の神なので、神の直属の者である神格者が魔族に仕えるというのは認められるものではなく、破門を命じられてしまう。
破門とは神格を抜き出されることであり、彼女が230年間生きられたのは神格で不老不死になっていたからである。
神格を抜き出された瞬間彼女は只の人間に戻る。
230年は人間には生きられない、つまり破門とは死ぬということである。

魔族と睡魔族とのハーフの少女。リウイの幼馴染みで、姉のような存在。
自由を好み、よく世界を旅している明るい性格。
リウイへの好意からリウイにも協力していたが、イリーナに対して嫉妬を感じ、リウイがメンフィル王国の王になってからは旅にでた。
しかし、やはり気になるようでメンフィル王国に戻ってきた。
その後はイリーナと良好な関係を築いている。

  • エクリア=テシュオス(CV.カンザキカナリ)
メンフィル王国最大の敵対国カルッシャ王国の第一王女にしてリウイの宿敵ともいえる存在。通称『姫将軍』。
通称からもわかるとおり最重要人物の一人で、もう一人の主人公ともいえる存在。
魔族の存在を許さず、メンフィル王国を滅ぼそうとする。
イリーナのことは愚かと言いつつも、自分の生きたいように生きる妹をある意味羨ましく思っている。
『戦女神』シリーズにも登場し、戦女神シリーズの重要人物。


キャラはあと4~5倍はいるが、書ききれないので公式へ。



追記・修正よろしくお願いします



この項目が面白かったなら……\ポチッと/

  • 1コメ -- リオン (2016-04-18 20:39:16)
名前:
コメント:
+ タグ編集
  • タグ:
  • エロゲー
  • エウシュリー
  • 時間泥棒
  • 良作
  • ファイアーエムブレム
  • SRPG
  • シリーズ項目
  • 幻燐の姫将軍
  • ゲーム

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2021年06月16日 22:30