リンキン・パーク(バンド)

登録日:2010/10/29(金) 20:54:51
更新日:2024/01/09 Tue 15:11:15
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アメリカで活動中のバンド。2000年にリリースしたデビューアルバム「ハイブリッド・セオリー」で一躍有名となった。ハイブリッド・セオリーはこれまで世界で2000万枚以上、2ndアルバムメテオラは1000万枚以上売り上げている。全世界累計セールスは1億枚以上を記録しており、21世紀で最も売れた音楽バンドである。


【音楽性】
ヘヴィ・ロック、ヒップホップ、ハードコア、エレクトロニック等様々な音楽の要素を内包しており、一般的にはニューメタル、ラップコアとカテゴライズされることが多い。しかし、リンキン自体はこれらの分類には辟易している模様。幅広いジャンルの音楽要素を取り入れたオルタナティブミュージックな信条を持つ。
バンドサウンドよりも打ち込みやサンプリングを多用したオケ作りに重きを置いている。その為、ベースとかすごい簡単。
2ボーカルを採用していて、明確な役割分担がある。チェスターはシャウトやメロディアスなパート、マイクはラップ、コーラスを担当している。キャッチーな楽曲が多い為広くリスナーに親しまれている。
また、前述のとおり、彼らは自身の音楽をカテゴライズされることに疲弊しており、3rdアルバム以降は毎回音楽性を大きく変化させる。そのため、批判の声も多いものの、新たなファンを獲得することにも成功した。


【メンバー】
■チェスター・ベニントン
ボーカル担当。シャウトとメロディックな歌声を使い分ける。身体中に入れ墨を施している。病弱そうな体つきをしている。
元々Grey Dazeという名前のバンドで活動しており、1998年に脱退。その後、リンキン・パークのボーカルオーディションに参加し、加入したという経緯を持つ。
そのため、裕福な家庭で育った他のメンバーとは来歴が違う。リンキン・パークの歌詞の暗い世界観も、彼の家庭環境に因む過去によるところが大きい。
ライブでは原曲よりシャウトを多用する為、リンキンはライブの方が良いと言う人もいる。
ソロプロジェクトとして、デッド・バイ・サンライズ(Dead by Sunrise)を立ち上げ活動していたことも。また、一時期、ストーン・テンプル・パイロッツのボーカリストを務めていたこともある。

■マイク・シノダ
ボーカル、ギター、キーボード担当。父は日系アメリカ人。(余談ではあるが、この父は日系アメリカ人を理由に戦時中拘束された経験がある。)本名はマイク・ケンジ・シノダ。日本名は篠田賢治。よく帽子を被っている。美術大学に通っていたこともあり、イラストが得意。バンドの初期メンバーであり、実質リーダー的な立場でもあるため、各メディアには大体彼の発言が多い。
彼のヒップホップ面をフューチャーしたサイドプロジェクトとして、フォート・マイナー(Fort Minor)を立ち上げ、2005年にアルバムを発売した。また、2017年以降は、個人名義のMike Shinodaとしても活動している。

■ブラッド・デルソン
ギター担当。ユダヤ系アメリカ人。マイクとは高校からの親友。ヒゲとか髪がもじゃもじゃしてる。

■ロブ・ボートン
ドラム担当。メンバーの中で1番若く、1番背が高い。

■フェニックス
ベース担当。良くスキンヘッドにしている。

■ジョー・ハーン
通称Mr.ハーン。DJ担当。韓国系アメリカ人だが英語しか話せない。リンキンのPVの監督は大体彼が務める。日本の玩具が好きで特にガンプラが好き。


アニヲタ的には、ゴンゾとのタイアップでなかなか有名。breaking the habitと言う楽曲のミュージックビデオは全編アニメーションでゴンゾが担当している。他にもアーケード用ゲーム「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」とのタイアップ。アルバムも日本盤を世界最速で先行発売したり親日的である。
また、映画版トランスフォーマーの初期三部作の主題歌を担当したことでも有名である。

【ハイブリッド・セオリー】
デビューアルバムにして最も売れてるアルバム。ラップコア色が強くハードな楽曲が多い。特にa place for my head等はライブではチェスターはシャウトしまくる。one step closerはライブで最後にやるのが定番となっている。

【メテオラ】
前述のbreaking the habitを収録しているアルバム。faintやlying from you等ハードなものからnumb等メロディアスなものと色々な曲が有るが非常に聴きやすい。breaking the habitやnumbのように、ラップパートを排した曲があり、今後のアルバムの路線がうかがえる。

【ミニッツ・トゥ・ミッドナイト】
3作目で大きく路線変更してきた。ヒップホップ的な要素が減ったのたことでニューメタル的なサウンドが離れ、打ち込み音は大幅に減少し、オーガニックな質感とメロウな曲調になり前二作とはまるで別物。そのため、リリース当時は賛否両論となった。
1stシングルであるWhat I've Doneは、2007年の映画トランスフォーマーに主題歌として採用された。
また、本アルバムの中では珍しくラップパートのある曲Bleed It Outは、One Step Closerに変わりライブを締める定番の曲として使われている。

【ア・サウザンド・サンズ】
4枚目。
ラップが増え、サンプリングを使用するなどヒップホップ要素は前作より増したが、オケは前作以上にソフト。
コンセプトアルバムで、歌詞は重く、原爆の作成に関わったオッペンハイマーや黒人奴隷解放を訴えたキング牧師のスピーチ等がサンプリングされてる。
1stシングルのThe Catalystはゲーム「Medal of Honor」の主題歌に用いらた。また、前述のように「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」の主題歌としても使用された。
ちなみにオリジナルデザインのHG[ガンダムGP01]ガンプラ着き限定版が発売さた。

「リヴィング・シングス」
五作目。
前作の電子的なサウンドを引き継ぎつつも、初期2作のニューメタル的な内容に戻り、今までの歴史を包括した集大成とも言えるようなアルバム。
Powerlessは映画「リンカーン/秘密の書」の予告編とエンディングに用いられた。


「ザ・ハンティング・パーティー」
6作目。
おそらく彼らの中でもっとも激しいであろうアルバム。ニューメタルが流行る以前のメタル的なサウンドが増えた。
また、リミックス盤ではないアルバムとしては初めて他のアーティストをゲストとして招いた。

「ワン・モア・ライト」
7作目にして、現状彼らの最後のアルバム。
音楽性は最もヘビーであろう前作から一転し、彼らの中で最もポップなアルバムとなった。そのため批判も多く、賛否が分かれる内容となった。
また、7作目にして初めてアルバムタイトルを収録曲からとられている。


2011年に東北地方太平洋沖地震のチャリティーでF1ドライバーの小林可夢偉とコラボレーションし、小林はヘルメットカラーを変更。更にそのヘルメットをオークションに出品し、利益を義援金に充てた。




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最終更新:2024年01月09日 15:11