七星刀のレオン

登録日:2011/05/26(木) 19:09:28
更新日:2022/09/17 Sat 16:23:33
所要時間:約 3 分で読めます




七星刀のレオンは、漫画「中華一番!」の登場人物。

アニメCV:神奈延年野田順子(少年時代)/杉田智和(真)

概要

クールな性格で、紫の長髪と七星刀がトレードマーク。その包丁捌きは、マオを凌ぐとも言われている。
マオが来る4年前、陽泉酒家にいた料理人で、ルオウ大師のお墨付きの腕前を持っていた。
やがて陽泉酒家で学びうるだけのことを学んでしまった彼は、さらなる知識を求めて中国各地を旅する事に。しかし、「何かが足りない、もっと高いレベルの修行がしたい。」と思い、ついに彼は裏料理界の門をたたいてしまった。
其処で彼は激しい刀工技術と料理の腕を身につけ、門外不出の技も幾らか修得していった(激しい筋トレもとい料理修行により、華奢な長髪美少年からガチムチマッチョおでこちゃんに変貌してしまった)。
しかし、後に彼は裏料理界の実態を知り、脱走。
裏料理人達に対抗する鍵「伝説の厨具」を求め、陽泉酒家に戻って来る。其処で彼はマオと対決し、僅差で敗北。
(この時レオンは鯛を最高鮮度で味わえる刺身を、マオは鯛の新鮮さを保った春巻きを作った。)
マオから伝説の厨具のうちの一つ「永霊刀」を渡される。しかも、永霊刀に浮き出た紋章は消える事はなかった。
そう、レオンはもう裏料理人ではない。彼にも伝説の厨具を握る資格が有るという事なのだ。そして彼は、持ってた七星刀のうちの一本で、自らの手の甲に彫られた裏料理界の証で有る刺青を斬ったのだった。

使用した食材には成仏出来る様に霊符を貼る等、優しさを持っている。
だがとある対決では自ら旨いわけがない料理を作って皿ごと割って捨てている。


◇七星刀

レオンの代名詞となっている七本の包丁セット。
戦闘用と見紛うほどの巨大な牛刀から、繊細な作業に使える小刀まで、大小さまざまに揃っている。

製作者は高名な刀鍛冶ラァチェ。
名匠の多分に漏れず、気に入った人間にしか仕事をしないタイプで、レオンの刀工技術に惚れ込んで七星刀を打った。
しかしラァチェは、同じ人間に二度仕事はしない主義でもあったため、レオンは「いつかこの七星刀を超える包丁が作られるのではないか」と危惧。同時に「こいつがいなくなればその可能性はなくなる」と考えてしまい、衝動的にラァチェを殺害。
すぐさま後悔したものの、それを報告した際、裏料理界上層部からは「その野心!すばらしい!」とお褒めの言葉を頂戴してしまう。ここに至ってようやくレオンは裏料理界の危険性を悟り、脱走を決意するのだった。
七星刀はレオンにとって相棒であるとともに、自らの罪の象徴でもあるのだ。

七星刀最後の一振りは「北辰天狼刃」としている記述が残っていたが、
「北辰天狼刃」は裏料理界に伝わる、『氷河から切り出し氷で磨き抜かれた氷包丁*1』であり七星刀とは無関係。
ちなみに現実にも七星刀というものは存在するが、刀の銘や号ではなく、種類の名前。
刀身に北斗七星が彫られた剣のことで、日本にも何振りか現存している。


◇彼が料理の時に使う脅威の技

  • 猛牛青龍斬
愛用の七星刀を使い、水牛を捌く。しかも驚くべき事に、刃には血は愚か、肉汁すら一滴もついていない。

  • 七星破軍生墨魚片
眼にも止まらぬ速さであっという間に烏賊を刺身にしてしまう。

  • 羅漢水晶斬
氷河から斬り出した氷を加工して磨きあげた脅威の包丁「北辰天狼刃」による究極奥義。
前述のようにこれだけは七星刀とは別の包丁によるものである。


◇その後

陽泉酒家に戻ったレオンは、マオ達と共に伝説の厨具を探す旅に出る。
そしてシナ海に浮かぶ一隻の船の上でかつて自分がいた裏料理界の連中と料理対決をする事になる。
彼は三回戦で同門、かつ自分と同じく七星刀を使うシャンと対決。テーマは蟹料理だった。
しかし、シャンの策略で彼は失格となってしまう。そして七星刀を二人に伝授した鍛冶師を殺したシャンを討つべく、七星刀を片手にシャンに襲いかかる。
シャンもまた反撃に出るが、何とシャンの七星刀は跡形もなく砕け散ってしまう。
そして裏料理界との料理対決の決戦は、マオが何とか勝利を収める。(直後、ショウアンは船を爆破して自害。)
それからレオンは、伝説の厨具を探す旅をマオ達と共に続けるのであった…。
旅に於いては真逆の性格であるシェルのフォローをしたり、ツッコミ役になる事が多かった。





「追記・修正頼むぜ、マオ…。」








ちなみに、真・中華一番!で年齢は17歳であることが判明。

マオ→14歳
メイリィ、サンチェ→15歳
フェイ→16歳




ピチピチの17歳☆

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最終更新:2022年09月17日 16:23

*1 「食材に熱を加えず、冷却しながら切る」ことができるため鮮度を保つことができる(食材によってはむしろ引き締めて美味しくなる)という利点があるが、あまりにも冷たいために使用者の手肌もほぼ確実に凍傷になって無事では済まない…という、まさに「諸刃の包丁」。その性質上1つの氷包丁につき1回の料理しか使うことが出来ないのも難点。