エファ(カタハネ)

登録日 :2011/01/22(土) 13:19:30
更新日 : 2015/10/15 Thu 21:49:27
所要時間 :約 4 分で読めます




Tarteのゲーム、カタハネの「クロハネ」編に登場するキャラクター。



【人物】
赤の国で作られた演劇人形であり、記念式典で催される演劇「天使の羽ばたき」に出演するために白の国にやってきた。


ウェーブがかった金髪、背中に二枚の白い羽を持つ天使のような少女。
羽で空を飛ぶのは無理だが、軽く動かすことはでき、パタパタさせて喜びを表現する場面は微笑ましい。


人間と見分けが付かない程の造形、演劇に関して一度で台詞を暗記しつつアドリブにも対応する才能などから国宝として扱われ、赤の国では劣化防止のために演劇に携わるとき以外はショーケース内で休眠させられていた。


白の国に来てからは劇以外の自由な時間に戸惑いつつも、クリスティナ姫や、自身と同時期に青の国からやってきたココとふれ合っていく。
特にクリスティナとは種族・性別を越えて愛し合うようになる。
穏やかで少々弱気な性格であり、職務上エファを警戒しないわけにいかないアインやデュアに対して若干の苦手意識を抱くが、けして「嫌い」なわけではない。


質問に対しては必ず正直に答えるよう作られたらしいが、エファ本人はこのことについて「嘘をつけるほどに物事を知らないだけ」と洩らしている。
ココのとある秘密をクリスティナに思わず話してしまうなど、うっかりしたところもある。






以下ネタバレ










本人は知らされていないが、エファには自己の記憶を蓄積する媒体として生来備えた自身のもののほか、もう一つ特殊な記憶石が後付けされている。これはクリスティナが持つ人形に関する技術や記憶を写し取り、盗み出す意図で赤の国が取り付けたもの。


また式典のリハーサル直前、青の国の大使ヴァレリーの策略で<劇の最後の台詞に反応し、クリスティナを刺し殺させる>命令を行う制御石を体に仕込まれる。ヴァレリーの目的は「赤の国の人形による白国の姫殺害」によって青の国が戦争を始める大義名分を得ること。


制御石に心身を縛られつつ訪れたリハーサルの終盤、クリスティナが台詞を口にだせず戸惑っている間に突然の襲撃を受ける。これにより命令の実行を免れたが、結果としてエファは負傷、片羽根を失ってしまう。


少しづつ白の国を取り巻く情勢が悪化していくなか、クリスティナはエファの治療(調律)中にエファに後付けされた石の存在と、石に自身の記憶の流入している事実に気付く。
しかし、羽根が損傷した際のショックで石はエファの生存に不可欠なパーツとして認識されてしまい、もはや取り外せなくなっていた。
エファとクリスティナ、二人が側にいる限り流入を続ける記憶がエファの心身の限界を越えれば破滅、それを防ぐため離れ離れとなれば、二人ともが近いうちに死ぬことになると判明。


二人が互いを想い合うほどに記憶の流入が起きると知ったクリスティナは、エファがもつ自身に関する全ての記憶を封印することだけが、二人ともが生き延びる唯一の手段と結論づける。
しかし、封印のための調律を続けるうちこれも既に手遅れであると悟る。


エファは、クリスティナが命を投げ出すことで救われるが、それはかつてヴァレリーが目論んだことと同じ、制御石を用いてエファ自身の手でクリスティナの命を奪わせるものだった――クリスティナが言いたかった、そしてエファが聞きたかった言葉「あなたを愛しています」を合図として。



「こうまでして助けてもらいたくはなかった」と泣くなか、アインからもうじき赤・青の戦争が始まり、まず白の国が戦火に曝されてしまうだろうことを知らされるエファ。
白の国と民、そしてクリスティナの記憶を守るため、アインは自ら逆賊の汚名を被ることを決意し、エファはクリスティナと自身の記憶が宿る後付けの記憶石を外してココに託した。




ココを逃がし、アインに別れを告げ、近くに終わりの見えた自分とクリスティナの亡骸だけが残った部屋で、エファは最期までアインに頼まれた台詞を復唱し続けた。



              「――姫様を殺した、アイン、宝を持って逃げた」


         (聴きようによっては全てがアインの仕業。――だけど
                 ……私は知っています。あなたが優しい人だということを)




追記・修正ありましたらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/