みんなのGOLFシリーズ

登録日:2011/09/17(土) 18:22:26
更新日:2024/02/25 Sun 22:39:28
所要時間:約 4 分で読めます




みんなのGOLFはSCEが発売しているゴルフゲームのシリーズ。

ナンバリングタイトルは現在までに6作、PSP用として2作ある他、オンラインや携帯アプリも多数発売されている。

大衆向けのゲームとして多くの世代に愛されており、初代は200万本以上、2、3、4はそれぞれ100万本以上、5とポータブルはそれぞれ50万本以上の売り上げを記録している人気ゲームである。


それまでのゴルフゲームと言えば、すごく簡単かすごく難しいかの2極に別れていたが、「みんなの」と言う名前の通りシンプルながら奥深いシステムと初心者から玄人まで幅広くカバーする難易度で人気を博している。

また、実在のコースが登場したり、みんなのGOLF場のような実際にゴルフをする人向けのシミュレーションツールもある。

しかし、初代から基本的なシステムは変わっておらず若干マンネリ化している。


◆基本システム
  • キャラクターとギア
各キャラ毎に能力値が違うのはもちろんだが、それに加えてクラブやボールといった「ギア」の設定によって能力値を変動させることができる。
飛距離を強化するビッグエアー、インパクト幅を広げるビギナーズ、スピンを強化するターボスピン、コントロールを強化するピンホールといった基本的なギアに加え、
様々なリスクに加えて全能力を向上させるインフィニティ、他のすべてを捨てて飛距離に特化するビッグマグナムなどが代表的。
上級キャラでもビギナーズで安定させたり、初級キャラでもビッグエアーで飛ばしたりとカスタマイズは様々。

  • スーパースピン
インパクト時に方向キーを入れておくことでスピンをかけられるが、「パワー決定時に逆方向に、インパクト決定時に入れたい方向に」キーを入れて、
かつジャストインパクトが決まった場合のみ、通常以上のスピンをかけられる。
この状態でピンショット(ピンに直接ボールを当てる)と、スピンの効果によって特殊な演出と共にカップインしていく。


◆登場人物
多数いるため有名どころのみ紹介する。

  • スズキ
CV:西村知道
2、4、5に参加しているみんゴル常連のオジサンゴルファー。3にも娘に内緒でキャディとして参加してる。
全日本みんゴル協会会長でもある。
飛距離もコントロールもイマイチであるがインパクトとスピンが高くバンカーにも強いため初心者向け。弾道はフェード。
初心者向けでバンカーに強いという点は3に登場した娘のサエにも受け継がれている。
同社の同スタッフ開発の「みんなのテニス」にもプレイヤー・審判として参加している。

最新作のNewではダフった時に油田を掘り当てるという超中年級の幸運によって一躍大富豪となり、ゲームの舞台となる「みんGOLランド」を造ってしまった。

  • クーガー
CV:池田秀一
2、3、4に登場する闇ゴルフ界のメンバー、金髪グラサン。最速の兄貴でもオレハ、マダ、ツカエルでもない。
池田さんで金髪グラサンだけど4つ目の名を名乗る男でもない。
弾道はドローで飛距離とコントロールに優れる反面、低弾道かつスピンがシャレにならんほど低い。
それよりも最も注意しなければならないのが…雨。雨天になると途端に弱体化してしまう。
3にはほぼ同じ能力と声をしているキャラのダグラスが参加したためか、自分はキャディとしてのみ参加。

  • グロリア
CV:井上喜久子
3、4、5とポータブル2及びに同社・同スタッフ開発の「みんなのテニス」、そして現行最新作の6に登場するスズキに並ぶみんゴルの顔。
性能はローズの下位互換と言った感じでバンカーが苦手。
セクシーな金髪美女。妹にシルビアがいる。
中の人ネタとして「永遠の23歳」と言う通り名がある。現在は24歳になっているが気にするな!

  • ローズ
CV:折笠愛
金髪のショートカットと黒い衣装が特徴的な3、4に登場する闇ゴルフ界のトップである女帝。
弾道はストレートで、飛距離・コントロール・スピン全てにおいて高い水準を有しているもののインパクトが狭く(中・上級キャラはC~Dがほとんどの中で数少ない最低のE)、バンカー、ラフに弱いピーキーな能力。
その極端な能力はキャラセレクトの解説でも「紙一重なプレー」と評されている上級者向けキャラ。
プライドが高く、バーディを取ってもツンツンしている。デレる彼女を見たいのならイーグル以上を取る必要がある。

この他にも個性豊かなキャラクターが盛りだくさんであるが、何気にキャストが豪華なことも有名。
キャラクターはあんまり喋らないが、ベテランから実力派、人気若手声優など枚挙に暇がないほど多数出演している。




また、本業の声優ではない方々も地味ながらゲスト出演している。
「アニソンの帝王」水木一郎やプロゴルファーの丸山茂樹、片山晋呉、果てはあんまり関係なさそうな中尾彬まで出演している。

さらに、ハードがPS3に移行した5からは有料DLCとしてだが別ゲーのキャラまで出演を果たしている。
さらにさらに、6では別メーカーのキャラまで参戦してしまった。

以下、これまでに登場した別ゲーのゲスト達↓
クレイトス(GOD OF WARシリーズより)
トロ
クロ(トロ・クロは週刊トロ・ステーションより)
キトゥン(GRAVITY DAZEより)
パックマン(バンダイナムコ、パックマンシリーズより、現在は配信していない)
桐生一馬(セガ、龍が如くシリーズより)



◆シリーズ毎の特徴
  • 初代
PSから発売。シリーズ最多の200万本以上売り上げている。これだけ開発がキャメロット。
続編とは違いフェアウェイなども英語表記されていたり硬派な印象が目立つ。ゲージの移動がカクカクしている。
CPUが異常なまでに強いことが有名で、終盤のキャラはチップインバーディ、チップインイーグルを量産してくる。変なミスしたら大体次は入れてくる。
コールドルールもないため最後まで気が抜けない。
ただし、9H終了時に中断セーブできるため、それを使えばそこまで難しくはない。
エキストラコースは最終コースにしては距離が短くグリーンが平らなのでヌルい。

  • 2
本作以降、開発が現在のクラップハンズになった。
英語表記がカタカナ表記にされた物が多くなり、コースも簡単なものになっている。
この作品のみグリーンが全て平坦で、芝目を風のように読んでパットする。

  • 3
PS2から発売され、グラフィックの向上が見られるものの、コースはたったの5つ+ショートコース。
キャラクターも性能のインフレが目立ち簡単になった。
裏VSモードはCPUがチップインやベタピンを量産してくるので鬼畜難度。
3をベースとしたオンラインも別ソフトとして存在した。

  • 4
前作の鬱憤を晴らすかのように、全13コース、キャラも総勢24人とシリーズ最多の大ボリューム。実は4の完全オリジナルコースはショートコース込みで5つしかないのは内緒
日本に実在するコースが収録されている唯一のタイトルでもある。コース攻略度を上げていくと、バックティやミラーコースを選択可能になる。さらに風・落下地点・傾斜等あらゆる情報が見えなくなる上級者モードも搭載されている。
でもトーナメントモードの難度がかなり高め、特に最高ランクのキングだと。
あとキングへのランクアップ試験がトラウマ級の鬼畜さ。

  • 5
PS3から発売。オンラインプレイも可能になった。ショットタイプに、キャラの動きに合わせてショットする「本格ショット」が追加。前作までのショットは「従来ショット」として残っているので旧作からのプレイヤーも安心。
ただし、本格ショットは従来ショットより飛距離が15yも伸びるためあからさまに優遇されている。
このシリーズから有料DLCが配信されている。
次世代機になったことからか、フィールドの表現がさらに美しくなり、キャラの衣服が風でたなびくようになった。
また、9ホールが一体化した構造になっているため、他のホールを経由して攻略することが可能に(6で一度廃止されたが、NEWで復活)。
…CERO:A指定だから捲れないが頑張れば覗けるぞ!…何かとは言わんが。
あと、発売日の関係でトロフィーに対応していない。

  • 6
先行してvita版が発売し、後にPS3版も発売。ショットタイプはさらに増え、前作の従来・本格に加えて…
パワー・インパクト時のキャラのモーションがゲージと連動した「ゲージショット」(これがデフォルト)、ボールの上に表示された矢印でインパクトのタイミングを計る「矢印ショット」、パワーはゲージで決めるがインパクトはボールに向って収縮するサークルで行う「サークルショット」、以上の3種が追加された。
課金で入手できるレアキャラが超高性能であるため、末期では-27とかいうスコアが平然と出回っていた。
ラスボスは穴子。

  • ポータブル(2)
BEST版、再BEST版と発売されているロングセラータイトル。
ポータブル2ではギアに加えて服装のカスタマイズによってキャラ能力が変わる仕様。
ポータブル2では無線LANによるマルチプレイも可能になった(現在はサービス終了済)。
ポータブル2はコース12個、キャラ21人と4に次いでボリュームがあるため一人でも十分に遊べる。

  • New
現行最新作。発売ハードはPS4。
なんで7にならなかったのかは、開発チーム曰く「ナンバリングが進みすぎ、シリーズ未経験のユーザーにとって敷居が高くなってしまったのではないかとの思いから、一度ナンバーをリセットして仕切り直しをしている」との事。
Wikipediaより引用)
先述の通り、スズキ会長が油田を掘り当てた際に築いた財産によって造られた「みんGOLランド」が舞台。
従来のようにキャラを解禁していくのではなく、プレイヤーごとにアバターを作成してプレイすることになる。
アバター作成の自由度は非常に高く、他のアニメやゲームのキャラを作成しているプレイヤーが多い。
アバター能力の上限が高いことに加えて、ある程度自由に強化できるカスタムクラブの存在もあってスコアは現時点で6末期並にインフレしている。
今回はオンラインモードがオープンワールドになっており、コース内を自由に動き回れる。
また、ゴルフだけでなくコース内の池で釣りをしたり泳いだり、ゴルフカートを乗り回したりもできる。




この他、サービスは終わっているがみんなのGOLFオンライン、実在のコースをシミュレーションするみんなのゴルフ場などもある。


追記、修正宜しくお願い致します。

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最終更新:2024年02月25日 22:39