ブライト・ノア

登録日:2009/07/11(土) 20:33:54
更新日:2018/04/09 Mon 20:17:46
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TVアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズの登場人物の一人。
初登場時点で19歳であることに驚かれるが月日がたってもあまり変わらないことから
この時点で老けきってるとネタにされてしまう……。
実際作中においてもクルーのおとん枠なのは事実であり、
小説『ベルトーチカ・チルドレン』ではアムロ達から「ジャパニーズ・オトッツァン」と揶揄われているとされている。

余談だが劇中、スタッフのお遊びでミライの胸を触るシーンがあったりする。

CV.鈴置洋孝→成田剣(『UC』)
生年:UC0060年
階級:士官候補生→少尉→中尉→連邦正規軍中佐→エゥーゴ大佐
年齢…19歳(0079年)→27歳(0087年)


◆サイド7~ルナツー◆
士官候補生としてブライトが搭乗していた地球連邦軍の新造強襲揚陸艦・ペガサス級ホワイトベース(小説ではホワイトベース級ペガサス、以下WB)は、
ジオンのMSに対抗するために発動された、連邦軍のV作戦の結晶である5機(一説では8機)のMSの受け取りのためにサイド7に入港する。
しかし、このWBの動きはジオン軍の「赤い彗星」ことシャア・アズナブル少佐に察知され、入港中に奇襲を受けたWBは3機のMSこそ死守するものの、
ルナツー到着~出港までに艦長のパオロ・カシアス中佐含む正規軍人のほとんどが死亡もしくは負傷してしまい、ひょんなことからWBの艦長代理となる。


◆ルナツー~ジャブロー◆
ブライトが艦長代理となり、パオロ艦長を失ったWBはルナツーで一悶着あったものの、無事に地球へ向けルナツーを出航する。
しばらくの航海の後、シャアにつけられながらも地球への降下地点に到着。
しかし、ここでシャアがルナツー以来WBに3度目の襲撃を敢行。WBはアムロ・レイのガンダムの活躍で見事にシャアを振り切り大気圏を突破したものの、先導していたサラミス級巡洋艦が撃沈、
仕方なく撃沈されたサラミス級の艦長であったリード中尉を保護、ブライトとは気があわないな人物であったが、彼は正規の士官であり、しばらく艦長面をされるハメになって、苦労することに。
この頃は「左舷」を「10時方向」等と呼んでいた。
その後、北米で補給を受ける際にリードを船から下ろし、邪魔者がいなくなり、ようやくWBの艦長として定着。
艦長に定着してからはアムロの活躍もあったが、元々軍人ではなく、実力は十分ながら精神的に不安定なクルー達を苦労しながら統率。
己の未熟さやアムロの力量を内心、恐れたりなどでアムロに八つ当たり気味な言動も多く、自身と同じ元から軍人であるリュウ・ホセイからそのことを指摘されたことがあった。
そのリュウも戦いで失ったり、艦長という重圧から倒れたこともありとさらなる苦労が続く中、彼なりに奮闘していた。
ジャブローで正式に中尉へ昇進するまでに、ザビ家の末弟で地球攻撃軍司令のガルマ・ザビ
「青き巨星」、ランバ・ラル大尉の率いる独立遊撃部隊、
ルウム戦役でレビル将軍を捕らえた「黒い三連星」、
キシリアの下で大佐に昇進したシャア率いる「マットアングラー隊」を次々と撃破し、多大な戦果を上げる。
この頃は「左舷」を「ひだりげん」と呼んでいた。


◆ジャブロー~ア・バオア・クーとブライトの恋◆
ジャブローから宇宙に上がる頃になると、「左舷」を「さげん」と呼ぶようになる。
また、操舵手で常に隣にいたミライ・ヤシマに対して恋心を抱くようになる。
しかし、ミライを狙う恋敵は多く、サイド6で出会った婚約者のカムラン・ブルーム、そしてジャブローでWBに補充されたスレッガー・ロウなどミライを狙うブライトの前に大きな壁が立ちふさがった。
宇宙で戦ううちにスレッガーに心を開き始めたミライはカムランには見向きもしない。
ミライの気持ちに気づいたブライトはソロモン戦前にミライをスレッガーのもとに送り出す。
そこでミライとスレッガーは口づけを交わすのだが、その後のビグ・ザムとの戦闘でスレッガーは戦死、恋敵とはいえ戦友の死をブライトは号泣し悲しんだ。
その後ソロモンを奪った連邦軍はジオンの本土最終防衛ラインであるア・バオア・クーへ侵攻(星一号作戦)。
しかし、侵攻の際にギレン・ザビのソーラ・レイ照射により連邦軍はレビル将軍とその主力艦隊の多数を焼失。
しかし、WBを中心とした艦隊を再編し、ア・バオア・クーへの侵攻を強行。
艦隊の中心として健闘したWBだが、ついに被弾、航行不能となり不時着し白兵戦になるが、アムロの声を聞きスペース・ランチで脱出。
WBは爆発、焼失するがWBとガンダムの活躍とザビ家一族の全滅もあり、ア・バオア・クーを制圧した連邦軍が一年戦争に終止符を打った。


◆一年戦争後◆
機動戦士Ζガンダム』に至るまで。

最終的にミライと結婚する事になり、長男・ハサウェイと長女・チェーミンも誕生し幸せな家庭生活を送る。
しかし、軍ではNT部隊WBの指揮官的立場にあったということから『NTでは?』と疑われたために連邦軍上層部に危険視され、
民間船テンプテーションの艦長という不遇なポスト(小説版では閑職と明言されている)に回される。


◆Zガンダム1話~10話◆

一年戦争後、NTを恐れた連邦政府の方針で、NT部隊とされていたホワイトベース隊の指揮官であったブライトは、階級こそ中佐であったが、人員の地球への昇降に使われていた民間船「テンプテーション」の船長という不遇のポストに就かされる。

2話ではティターンズのやり方に反発した事でバスク・オムらに暴行を受け散々な目に遭っていたブライトだが、10話において「テンプテーション」が戦闘に巻き込まれ撃沈。
船を失うという形ではあったが、エゥーゴの新型強襲揚陸艦「アーガマ」に救出され、腐敗した連邦軍を脱出する。


◆Zガンダム11話~25話◆

エゥーゴ参入後、ヘンケン・ベッケナー中佐に席を譲られる形で、即アーガマの艦長に着任。階級も大佐となる。
着任後すぐさまジャブロー攻略戦の指揮を執り、ティターンズの二度にわたる月面攻撃(アポロ作戦・グラナダへのコロニー落とし)阻止にも尽力した。


◆Zガンダム26話~50話◆

その後もティターンズの猛攻をアーガマ艦長として凌ぎつつ、指揮官として反抗策を練り、実行した。
グリプス戦役最終局面の47話においては彼が主導となりコロニー・レーザー砲=グリプス2の周囲に渦を巻くように艦隊を展開し奪取せんとする「メールシュトローム作戦」を実行。
この作戦の成功でグリプス2を奪取し、自らの指示の下で放ったコロニー・レーザー砲によりティターンズ艦隊を壊滅させた。

しかし、この激戦の代償は大きく、ティターンズ壊滅までにエゥーゴは創設者のブレックス、ヘンケン、クワトロらを失い、頼みの綱のカミーユもシロッコとの戦いの後に精神を崩壊させ、戦力にならなくなってしまう。

この後、疲弊しきったアーガマは激戦で負った損傷の修復のため、サイド1の「シャングリラコロニー」に寄港することになる……。


◆ガンダムZZ1話~9話◆

サイド1・シャングリラに立ち寄ったアーガマであったが、シャングリラの環境は全般的に良いとは言えず、ジュドー・アーシタをはじめとするコロニーに住むジャンク屋の少年たちにΖガンダムを何度も狙われてしまう。

しかし、4話においてひょんなことからジュドーがΖガンダムに乗り込み戦うことになってしまう。
その際ジュドーは見事ネオ・ジオンの部隊を追い払い、5話では機体性能の差こそあるものの、元ティターンズのエース、ヤザン・ゲーブルに勝利する。

この活躍に加え、戦力不足もあったためか、ブライトはジュドーらシャングリラの少年達を何とか説得しアーガマに加入させる。


◆ガンダムZZ10話~20話◆

ようやくアーガマに定着しだしたチルドレン達だったが、モンドとビーチャがエゥーゴを裏切りネオ・ジオンに投降。
捕虜にしていたエンドラのゴットン・ゴーに逃げられると同時に、2人の裏切りによって攻撃してきた巡洋艦エンドラを撃沈する。
その後入港した謎のコロニー「ムーン・ムーン」でムーン族に捕らえられ、妻子持ちの身にも関わらずラビアンローズのエマリー・オンスに接近されるなど
従来の苦労人ぶりを発揮する。
この混乱はしばらく続き、20話にしてようやくグラナダに帰還する。


◆ガンダムZZ21話~36話◆

グラナダを出航したアーガマは地球降下を阻止しようとネオ・ジオン艦隊に攻撃をかけるも失敗。アーガマも地球に降り、ガンダムチームと別れてアフリカ戦線へと向かう。
迎賓館襲撃の際にはダカール市外へアーガマのハイメガ砲を発射した。

ダカール戦後はアイルランドのダブリンで連邦のネオ・ジオンに対するサイド3の譲渡に異議を唱えるが、結局異議は通らず、ジュドーが高官のホワイトを殴りつけた事もあって彼と共に地下に監禁される。

その最中、ネオ・ジオンがダブリンを攻撃。二人が監禁されている屋敷にも火の手が回り命の危機に晒される。
しかし、かつてのアーガマクルーであるファ・ユイリィに救出され、なんとか脱出。
ダブリンへのコロニー落としの一報を受けアウドムラのハヤト・コバヤシと合流する。
結局コロニーはダブリンに落着。 ダブリンの人々の救出を行った後、アーガマを地上に残して宇宙へと帰還した。


◆ガンダムZZ37話~47話+第一次ネオ・ジオン抗争後◆

37話でアーガマの後継艦「ネェル・アーガマ」がロールアウトすると、子供たちに艦を任せ月に帰還。以後は前線で戦う子供たちを影で支えた。
46話ではセイラ・マス、ジュドーの妹リィナと再会し、サイド3で戦闘中の子供たちの事を想い、感慨深げにセイラに語りかけるシーンがあった。

そして最終話でようやくネェル・アーガマの子供たちと再会するが、あまりにも遅い援軍艦隊の到着に激怒したジュドーの怒りの拳を受け止めた。


戦後、連邦軍は再び統一され、晴れて連邦軍に復帰したブライトは外郭部隊「ロンド・ベル」の司令に着任する。
そして、この後、またまたブライトは大きな戦いに巻き込まれることとなる。



◆ブライト名言集◆
「殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか」
オヤジにもぶたれたことが無いと言うアムロに怒りの一言。有名な一言だが、実際の処ストレスで一杯一杯のアムロに言い負かされたため、思わず手が出た際の言い訳に近い。


「生きている間くらい人並みに上手に生きてみたいと思うけれど、不器用だからな…」
ミライにカムランとの縁を大事にした方が良いと言い、ミライに「本気で言っているの?」と返された際の返し。
ミライは「ほんとうね…」と呆れているが、この不器用さもブライトの魅力の一つである。


「僕はいつでも待っているよ」
ソロモン戦前に動揺を見せるミライをスレッガーのもとに送り出した際の一言。
本来なら恋敵であり、ミライの心を掴んでいるスレッガーのもとには送り出したくは無いだろうが、ブライトは実直さからそれができなかった。
ブライトの魅力が垣間見えた場面の一つといえる。


「また船を失う艦長をやってしまいました」
『Ζガンダム』10話にてアーガマに救出された際の一言。
「民間船であろうが何だろうが軍人である以上は船を失いたくない」というブライトの軍人として筋の通った面が悔しさをにじませたこの一言に表れている。
この時クワトロと握手をし、その後は共に共闘しお互いに意見も共感し合う仲になる。


「みんなが逃げ出すまで、それまでは待つんだ」
『Ζガンダム』50話においての一言。部下にコロニー・レーザーの発射を迫られるが、レーザー砲内には戦闘中のカミーユ、クワトロ、ファがおり、その命を尊重しての判断である。
兵の命を背負う指揮官としての責任感の強さが現れた一言。


「もうこれ以上言うことはない」
『ガンダムΖΖ』38話において、月に帰還したブライトがネェル・アーガマに向けて送ったビデオレターより。
様々な苦労をかけられたものの、立派に成長した子供たちへのエールである。
自らの子供を一人立ちさせる父親のように、自らスカウトしたシャングリラの少年たちを一人立ちさせたブライトの手腕は素晴らしいものである。
しかし、アムロの時代からブライトの艦のエースは少年ばかりで、幼い子供を戦争に参加させる事に抵抗があまり無いようにも見える。そのため彼のこの点を批判する人もいる。


「俺を殴って気をすませろ!」
『ガンダムΖΖ』最終話での台詞。
遅れてきた連邦軍がミネバが偽物だった事に失望する姿に怒りを覚えたジュドーに対して言った。
両者の言い分を理解しているが故に、ジュドーに自分を殴らせた。


「甘ったれるな!その発想自体、貴様が自分で自分を特別扱いしている証拠だ」
「元より貴様が何者だろうと特別扱いするつもりはない。必要なら働いてもらう」
「だが、出撃したら必ず帰ってこい。それができたらお前を当たり前のパイロットとして認めてやる」
機動戦士ガンダムUC』第三話での台詞。
「自分を特別扱いしないでいただきたい」と、根本的なところで甘えが残っていたリディ・マーセナスに対する一言。
ブライトがここまでの人生の中で見てきた『帰ってこなかったパイロットたち』への思いがこもった厳しくもあり、優しくもある台詞。


「追記、編集遅いよ!何やってんの!」

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