Good Morning ティーチャー

登録日:2011/07/27(水) 23:24:03
更新日:2024/04/15 Mon 15:48:44
所要時間:約 4 分で読めます




『Good Morning ティーチャー』はまんがライフとまんがくらぶオリジナルに連載されていた4コマ漫画。通称グッティー。
作者は重野なおき

柏葉高校に赴任してきた熱血教師アズマと2年A組の生徒達が繰り広げるギャグ漫画。
全14巻で完結。単行本の巻末には4コマ作家によるゲストコミックも載せられている。

当初は季節がループするいわゆるサザエ時空であったが、3年生への進級をきっかけに緩やかにではあるが時間が流れるようになった*1
そして、受験シーズン・卒業式を終えて大団円の完結を迎えた。
作者曰わく作品を終了させた理由は「生徒達をフツーに卒業させてあげたかった」との事。

なお、まんがライフ版はアズマ、まんがくらぶオリジナル版はヨーコが主人公。
2006年にはドラマCDも発売された。
まんがくらぶオリジナル版はライフ版の1年3ヶ月後に始まったが、完結の1年前に一足早く連載を終えている*2


〇登場人物

◆東 進太郎
CV:山口勝平
主人公。通称アズマ。
自称・愛と炎の社会科教師。2年A組担任。
早起きが信条で学校が大好きであるため、学校にはいつも一番乗り。暑苦しいほどの熱血教師。
ヨーコのことが好き。

◆山下陽子
CV:川澄綾子
もう一人の主人公。通称ヨーコ。
英国育ちの英語科教師。2年A組副担任。
超天然でいつでもどこでも眠ることが出来る校内一の眠り姫。アズマとは対照的に遅刻が多い。
語尾に「~ですよう」と付くのが特徴。
初期はゆいゆいと不真面目仲間でつるむネタが多かった。


◆内田沙耶佳
CV:清水愛
通称ウッチー。
アズマに恋する剣道少女。
遅刻の常習者。成績劣等で赤点・補習の常連。
ルーズソックスが特徴*3
3年生からは学級委員に就任。

◆上原正充
CV:木下尚紀
クールな天才少年。基本的にはポーカーフェイス。
情報収集が趣味で、校内新聞や校内ゴシップ誌などの編集を手掛けている。
味覚が独特。
中学で片想いしていたクラスメートを追って柏葉高校を受験したが、彼女だけが落ちてしまう。後に再会し想いを告げたが振られた。

◆由井 唯
通称ゆいゆい。名前の正しい読みは「ゆい ただし」だが、アズマが「ゆいゆい」と誤読、以後定着。
サボリの常習者。
スポーツ万能で絵画やデザインが得意。
何故か怪我をすることが多い。
上原と出身中学が同じ。
2年生終盤から綾と付き合いはじめる。交際を始めてからは遅刻やサボりも減っている模様。

◆海野 綾
CV:長沢美樹
2年A組の学級委員長で野球部のマネージャー。
真面目で努力家。生徒手帳が愛読書。
スタイルが良く、成績優秀でスポーツ万能、料理も得意だが、美術センスはゼロ。ロングヘアだったが、連載末期にはバッサリ切った*4
2年生中盤からゆいゆいへの恋心を自覚するようになり、後に付き合いはじめる。

◆飯田清尚
通称番長。
留年続きの20歳で、全国に名を轟かせる最強の番長。
しかし、見た目に反して手芸や可愛いものが好きな一面もある。
栗子とは恋人同士。

◆岩沢栗子
飯田番長の幼なじみで恋人。そばかすが特徴。
気弱で不器用だが柔道の実力は全国レベル。

◆沖田里美
CV:笹島かほる
体重を気にする酒飲み保健医。
酒好きで保健室にはいつも酒が隠してある。
元教え子と交際中。

◆菅野舞
自称・嵐の体育教師。
アズマの高校時代の恩師で早起きのライバル。
3年進級時からは柏葉高校に赴任してきてレギュラーとなる。
ジャージがトレードマークで、正装時はジッパーを上まで上げる。
三十路。

◆志村金一
柏葉高校第16代校長。
独身で恋人募集中。
音楽と囲碁好きな優しい性格。

◆加藤のぶお
柏葉高校教頭。
既婚者だが恐妻家で浮気が多く、そのことを校内新聞でよく取り上げられているが、本人は頑なに否定している。
嫌味と説教が好きで、勝手に生徒の意思を無視した校則を作ったり、A組に対する差別発言が多い為、生徒や他の教師からの人気は低いが、決して根っからの悪人ではない…はず。
事故を起こして校長の銅像を壊した際も、銅像より自分の車を心配するなど、自分本位な性格をしている。

◆清水正子
購買のおばちゃん。パンやイチゴ牛乳から栄養ドリンク、デジカメまでなんでも売っている。
舞先生と親子の様に顔が似ている。裏の顔は上原も舌を巻く情報通。ある特殊な注文でスイッチが入る。
「カレーパン20個ください」
「知りたい情報は…?(キュピーン)」


余談
連載当初は人気が低迷しており、打ち切りの可能性もあったという。第一話のアンケート順位は30位であり、ほぼ最下位に近かったという。
また、当初は生徒達が優等生・体育会系・不良等ある程度のキャラ付けしかされていなかった。

しかし、路線を変更してキャラクターが個性的になった結果、十年以上に渡る長期の連載作品となった。

単行本の回のナンバリングは途中から1つずれている。また、見出しのフォントは2回変更されている*5

連載終了後は『近代麻雀オリジナル』に移籍し、『雀荘のサエコさん』をスタートさせた*6

本作の完結以降、まんがライフおよびまんがくらぶオリジナルで連載を持つことはなかったが、まんがライフでの終了から10年後の2022年9月号にまんがライフオリジナル掲載中の「雑兵めし物語」の単行本の宣伝を兼ねて、「雑兵めし物語」が出張掲載された。尚、この号をもってまんがライフが休刊となるため、グッティー完結後は事実上最初で最後のまんがライフでの掲載となる*7。また、まんがくらぶオリジナルでは終了後は休刊まで一切作品は掲載されなかった。




アズマ「今から愛と炎の教師アズマが、愛と炎の追記修正を始める!!」

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最終更新:2024年04月15日 15:48

*1 2007年度は4月、2008年度は5月から初夏、2009年度は夏から初秋、2010年度は秋から1月、最後の2011年度は2・3月。最終回は4月だった

*2 この時点ではライフ版が続くため、特別な対応はなく至って普通のエピソードとなっている。但し、高校での全ての授業がこの回で終わっている(3年生が自由登校になる)など、一応区切りはつけている。

*3 3年生からは普通の靴下

*4 看護系の大学受験のため

*5 これは写植からDTPによる編集に変わったため。最初は写植時代の初代に近いフォントが使われたが、2年弱でゴシック体の漢字とPOP系の仮名フォントの組み合わせに変更された。

*6 この作品も近代麻雀オリジナルの休刊により『近代麻雀』に移籍した。また、2018年以降は作者唯一の現代物となった。2020年に終了し、これにより現代物の連載がゼロになった。その後一時途絶えていた4コマ誌での連載も再開させたが、全て戦国時代が舞台である

*7 作者曰く、意図したものではなく偶然こうなったらしい。休刊決定以前に掲載が決まったためと思われる