史上最大の下克上

登録日 :2011/07/15(金) 23:56:56
更新日 : 2017/05/15 Mon 23:13:07
所要時間 :約 3 分で読めます





史上最大の下克上とは、千葉ロッテマリーンズが2010年シーズンに達成した史上初のシーズン3位からの日本一の偉業である。



【概要】
2010年ペナントレース最後の3連戦。
マリーンズは投手陣や長打力不足等苦しいながらも西岡剛やベテラン選手達の奮起もありAクラス争いに必死にしがみついた。4チームが3ゲーム差に収まる大混戦の中、ペナント残り3戦を3勝全勝がクライマックスシリーズ(以下CS)出場への最低条件のなか見事3連勝。3年振りのCS出場を果たす。

一度勢いのついた大波は止まることを知らなかった。
CS第1ステージ埼玉西武ライオンズ戦(2勝先取)では2試合とも 9回表の時点でリードされた状態から2連勝
そして、その立役者の里崎智也は、お立ち台でこう言った。

「最高の下克上を見せる」

そしてその勢いはまだまだ止まらない。
第2ステージ福岡ソフトバンクホークス戦(アドバンテージ1勝含む4勝先取)は 王手をかけられた後からの3連勝 。CS史上初の3位のチームが日本シリーズ進出という快挙を達成する。


そして迎えた日本シリーズ。
相手はセ・リーグ覇者中日。

両者譲らず一進一退の攻防の中、日本シリーズは終盤へ。

第6戦では毎回サヨナラのピンチを背負いながら延長15回まで粘り切り引き分けに持ち込む。

第7戦では 一時4点ビハインド を背負いながら、中日が誇る12球団1と言われた投手陣を打ち崩し逆転勝利。

セ・リーグを制し、特に本拠地ナゴヤドームでは圧倒的な勝率を誇った中日を、敵地でも2勝1敗1分と上回り最終的に4勝2敗1分で4度目の日本一となり史上最大の下克上を達成したのだった。



【ポストシーズンの立役者】

  • 里崎智也
ケガからの復活で第一ステージではここ一番でのタイムリー、ホームランを放つ。第一ステージのMVP。

  • 内竜也
第一ステージ第一戦でのミスを引きずることなく、日本シリーズでは神がかったピッチングを連発。
中日井端は「久しぶりに 本物の150km のボールを投げる投手を見た」と評した。

  • 福浦和也
DHや代打などの起用ながらもシーズン同様に一振りで試合を決める活躍を見せる。今思えば下剋上は福浦のホームランから始まった。

  • 成瀬善久
第二ステージではシーズン中、苦手にしていたソフトバンクを翻弄。文句なしの第二ステージMVP。

  • 渡辺俊介
シーズン中二軍落ちを経験もポストシーズンは大一番で得意の緩急を使いソフトバンク、中日の打者を翻弄。ポストシーズン影のMVP。

  • 清田育宏
ポストシーズン3HRの新人記録を作り、大舞台にも動じない活躍を見せた。

  • 岡田幸文
下剋上の締めくくりを飾った男。育成枠から這い上がってきた苦労人の活躍はまさしく2010年のロッテの象徴ともいえる。



【以下余談】
CS第2ステージはリーグ優勝したチームが日本シリーズに出場しやすいようにと1勝のアドバンテージがあった。
つまりロッテは4勝先取で0勝1敗で始まったのである。





この項目は和を大切にした追記・修正をお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/