スクイズ

登録日 :2009/09/02(水) 19:58:19
更新日 : 2017/05/24 Wed 09:54:28
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野球用語の1つ。
ランナーが3塁にいる場合に行う送りバントを指す。
語源は英語のsqueeze(搾り取る)から。


スクイズを成功させると打者はアウトになるが1点入るため、確実に点が欲しいとき、安打を撃ちたいが打者が非力なときなどによく行われる。

来る球を当てて転がす簡単な仕事…のように思われるがただの送りバントよりも圧倒的に難しい。
その理由として、まず3塁ランナーが走ることである。

バントは球の勢いを殺すため、キャッチャーや前進したファーストやサードに取られる。
そのため本塁を狙うスクイズではタッチアウトを防ぐため、3塁ランナーは投球と同時に走る必要がある。

しかしこのせいでスクイズを仕掛けることまずバレるため、下手に球を転がすとすぐに球を処理され、最悪ホームゲッツーの危険性がある。
そのためバッターは球を殺し、線上に上手に転がすことを要求される。

そしてもう1つの理由がプレッシャーが非常にかかることである。
仮に失敗するとランナーはアウトになることは勿論、試合の流れが相手側に一気に流れてしまう。
そのためバッターの責任は重大であり、失敗は許されないほどの空気になる。てかなる。

中にはこのプレッシャーの中、簡単にスクイズを決める人がいる。まさに職人の名にふさわしい。

しかしその職人芸に至るまで幾度となく練習、失敗を繰り返してきたのである。
そんな彼らのバントはもはや芸術ともいえる。



守備側がスクイズを防ぐために取る作戦として、ウエスト(ボール)が挙げられる。

これはバットが届かないくらい外側にボールを投げてバントを失敗させ、飛び出した3塁ランナーを封殺する作戦である。

是が非でもバットに当てなければならない打者は横っ飛びジャンプをして意地でもあてようとするが、成功率は低い(140k/hで外に逃げていくこぶし大の球体に横っ飛びジャンプで当てるのは、至難の技。いや、技という次元じゃなく、気迫の問題か)

ただウエストを連発すればただカウントが悪くなっていくだけなので、投手が不利になっていく。どこでウエストを入れるか、これは捕手の経験と監督の洞察力が問われる。


高校野球ではよく見られるがプロ野球ではあまり見られない。
高校野球ではミスを誘えるため、当てるだけならプロよりは難しくない、トーナメントであるため、等が挙げられる。
プロならば基本的に苦肉の策であるため、あまり好まれて行われない。打者がよっぽど期待出来ない、投手を打ち崩せない時など特殊な状況でない限り行われる事はあまりない。

難しく感じない人はパワプロででも試してみよう。投球と同時にスタートさせ確実に転がす。サード捕球と同時に走者タッチアウトされたりと意外と確実な作戦ではなく感じる。

なお、サヨナラスクイズはアウトが取れないためヒットとなる。


またスクイズに対してのキャッチャーの対応を逆手に取る作戦もある

使える場面はランナー1、3塁で2アウト以外の時

まず、ピッチャーが投球動作に入ると同時にバッターはスクイズの動作にはいり、1塁ランナーはスタート、3塁ランナーは スタートのふり をする
次にバッターはスクイズをしに行くと見せ掛けて、 わざと空振りをする
するとキャッチャーはスクイズの失敗だと思い込み、飛び出してるであろう3塁ランナーを刺そうとするのだが3塁ランナーは飛び出しておらず、その間に1塁ランナーは安全に2塁へ進む事ができる、という作戦だ

こうなるとダブルプレー(ライナーゲッツーを除く)の心配が無くなり、よりチャンスが拡大するのだ

高校野球でたまに、プロでは稀に見られるが、ある程度の練習が必要で、バッターの空振りが下手だと普通にキャッチャーに2塁へ投げられ、1塁ランナーが犬死になんて事もある

またセーフティースクイズという作戦もあり、これは普通のスクイズとは違いランナーはスタートせず、バッターがバントをしてボールが転がったのを確認してからランナーがスタートする、というものである

セーフティースクイズは3塁ランナーがポップフライや空振りを見極める事が出来るのでスクイズに比べリスクが低い
しかし、3塁ランナーは転がってからスタートするのでランナーの足がある程度速く、なおかつランナーの判断が良く無ければ成功しない作戦である

ちなみに最近の高校野球ではスクイズよりもこちらの方が頻繁に見る作戦でもある



ファイヤーシスターズ「予告編スクイズ!」
火憐「ランナーをあの世に送りバント」
月火「失敗じゃん」

川相「追記、修正よろしくお願いいたします。」

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