風のエル(超越生命体)

登録日 : 2011/08/23(火) 21:43:22
更新日 : 2017/07/20 Thu 18:35:50
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「ここは聖地だ……」



◆風のエル◆



「風のエル(El of Wind)」は『仮面ライダーアギト』の登場怪人の一体。
『アギト』のエピローグとも云うべき、Vol.47〜51に登場した。
闇の力」の最も強力な同胞にして眷属である、7体のエルロードの1体であり「聖地」で人類滅亡の為の瞑想に入った「闇の力」の護衛に就いていた。
神々しい聖衣を纏ったかの様なデザインも素晴らしい、本作を代表するボス級キャラクターである「水のエル」と同じエルロード怪人なのだが、いかんせん出番も物語中での比重も少ない事が嘆かれる、不遇気味の強豪怪人である。



【個体解説】

◆風のエル(声:くじら)

種族:高位の使徒(超越生命体)
呼称:風のエル
身長:220㎝
体重:164㎏
能力:自在に風を操る。
専用武器:憐憫のカマサ

※「風のエル」のみは最初から強化体に相当する姿をしている。


鷹に似た高位の超越生命体で、風を自在に操る能力を持つ。
風=天空の支配者と云う事からか、時速500㎞で飛行する能力も持つと云われる。
風を操る能力により強化されているのか非常に身軽で、アギトギルスを圧倒。
腕から繰り出される烈風は、バーニングフォームやエクシードギルスを一歩も近づけさせなかった程の威力を持つ。

専用武器は「憐憫のカマサ」と呼ばれる長弓で、これから放たれる光の矢は人間を塵すら残さずに完全消滅させる。

瞑想に入った「闇の力」を護衛する役目を持ち、「聖地」に近付く人間を排除していたが、その存在を察知されたギルスとアギトと対戦。
圧倒的な力により排除しているものの、アギトの抹殺が役目では無い為か、撃退のみに留めていた。
……最終的には退却した「地のエル」を追い、「聖地」に踏み込んで来たアギトを排除するべく強化された「地のエル」と共にこれを迎え撃つ。

なお「水のエル」とは反対に、男性型で女性の声で喋る。

2対1と云う有利な状況もあり、圧倒的な力でアギトを蹂躙するが、其処に再びG3ーXを身に纏った氷川誠が到着。
「人間力」を発揮した氷川が2体のエルロード相手に奮戦、更に復活した涼が加わる。翔一の復帰後はG3-Xとエクシードギルスを相手に尚も互角以上に渡り合うが。最終的にはGXランチャーを受けて怯んだ隙にダブルエクシードヒールクロウの連続攻撃を受けて遂に爆砕された。



【劇中の経緯】

Vol.47〜51

恩師との再会に美杉家を出る決意をした翔一。

戦いの日々が終わり、新たなる居場所を見つけようとする涼。

そして、アンノウンの活動停止から1ヶ月……氷川はG3ユニットの凍結を打診されていた。

……穏やかな日々の中で、新たなる火種が巻き起こる中、3人の若者達が最後に見るものとは。



製作側自身が「真の最終回」と語ったVol.46までの展開を終えての『アギト』のエピローグとも呼ぶべき物語。
ここに来ての新展開に、批判の声も少なからずあり、口の悪い人間からは「蛇足」扱いされる面もあるエピソードではあるが、『アギト』の物語から考え得る可能性を見せたエピソードと呼ぶ事も出来るし、ラストでの主人公達の爽やかな姿を評価する声も多い。



【関連人物】

かつての調理師学校時代の恩師、倉本との再会に美杉家を出て、彼のイタリアンレストランで住み込みで働く事にする。

  • 岡村可奈
翔一編の新ヒロイン。
ツンツンした懸命さが空回りするタイプの健気な娘。
頑なに他人との関わりを拒絶していたが、そうした意識すら飲み込む翔一の優しさにちょっとデレデレ……?
内に抱える秘密から、本来は真魚が持っていた役割を引き継いだキャラクターとも云える。

  • 倉本
翔一の調理師学校時代の恩師でイタリアンレストランのオーナー。
……なんで可奈ちゃんいじめんのよお!!


【美杉家】

  • 風谷真魚
翔一の出て行った後の菜園を引き継ぐ。
元ヒロイン。

  • 美杉義彦
  • 美杉太一
家族である翔一の新たなる旅立ちを見送る。

バイク屋のおやっさんからバイトを薦められ、新たなる生活を歩み始める。
翔一の近況を密かに覗きに来る姿に萌える。
漸く葦原さんにも幸せの日々が……とファンは信じていましたとも。

  • 水原リサ
涼編の新ヒロイン。
「スコーピオン」と呼ばれる蠍座マークの暴走ライダーで、自分の命(バイクも)を省みない様な無茶な走り方をしていた。
当初は涼に敵愾心を抱いていたが、彼のぶっきらぼうな優しさにメロメロになる。
やや舌足らずだが、ハマるとそれが魅力に。

  • おやっさん
シーアーチンロード編にて登場した、バイク屋のおやっさん。
涼の不器用ながらも情に篤い性格を見抜き、彼に自分の許で働く事を勧める。
涼とリサの急激な接近に困惑気味の頑固親父。

無事に視力は回復するが、アンノウン事件の停止に伴う警察上層部の陰謀に巻き込まれ、G3ユニットを停止に追い込まれる。

  • 北條透
終章(エピローグ)で一番ワリを食った人。
「アギト」への不安を上層部に利用された挙げ句、自分も止められない事態にまで、状況が悪化してしまう事に……。

  • 小沢澄子
G3ユニットのリーダー。
「アギト」を危険視する北條に噛みつくが、元々その役目は小沢さんが担っていた。

  • 尾室隆弘
何故か交通課に回され白バイ警官となるが、寧ろそちらの方がイキイキしてるのはご愛嬌。

  • 警視庁幹部
結局は陰謀体現者。

  • 白川尚純
終章で突然出現した、ラスボスチックな警察官僚。
北條のアイディアを利用して、新たなる旧人類による支配体制の維持を確立しようとする。


【アンノウン】

  • 闇の力
人類の滅亡を決意し、先ずは「蠍座」の星アンタレスを動かし、蠍座の人間にドッペルゲンガーを見せて自殺させる方法により、ゆっくりと滅亡させようとする。



【余談】

終章にて改めて付加された「異種族との共存(敵対)」と云うテーマであるが、元々前作『クウガ』の構成を下敷きにしていた『アギト』内では完全にはそのオリジナル要素を消化する事が出来ず、不完全な形で物語を終える事となってしまった。

このテーマは同じ井上脚本、白倉プロデュースによる『仮面ライダー555』により、改めて物語の中心に据えられる事となる。




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