アントロード(超越生命体)

登録日 : 2011/07/27(水) 16:23:02
更新日 : 2017/03/10 Fri 14:21:15
所要時間 :約 5 分で読めます




●アントロード(Ant Lord)

アントロードは『仮面ライダーアギト』の登場怪人。
劇場版『PROJECT G4』に一個群隊が登場した。

同一系統の個体が登場する事が多いアンノウンの中でも珍しい、他に類を見ない程の大量出現を果たしたアンノウンで、自衛隊が密かに計画を進めていた「超能力者開発施設」を壊滅させたのを皮切りに、数ヶ月に渡り「アギト」因子を持つ人間達を狙い暗躍した。

劇場版と云う要素もあってか、前年のグロンギ怪人と比して今イチ迫力不足、パッとしない……等と評価の低かったアンノウンの中では極めて高い残虐性、容赦の無い残酷描写で演出された怪人であり、特に不気味な怪物が群れを為して襲い来る姿は映画自体が人気作となった事もあり、多くの観客に衝撃を与えた。




【各個体の解説】

◆フォルミカ・ペデス(歩兵の蟻)

種族:超越生命体(使徒)
通称:ポーンアントロード
身長:207p
体重:150s
能力:土中を時速65qで移動出来る。
殺害方法:
蟻酸を吹きかけ、標的を溺死させる。

蟻に似た超越生命体で、ペデスは群体の「歩兵」の地位にある。
無数の同一個体が存在しており、基本的には単体が標的を狙い行動しているが、標的が複数居る場合や大規模な施設を襲撃する際……更には敵対する存在(アギト)が出現した場合には無数の群れにより殲滅行動に当たる。

蟻酸を吹きかける事で、標的を地上に居ながらにして溺死させる「不可能殺人」を行ったが、劇中での印象は寧ろ、激しい攻撃性を見せて爪や牙により敵対する人間を骨の一欠片も残さず捕食する姿の方が印象深い。

劇場版の悪のヒロインである深海理沙の末路もペデスの群れに喰い殺される……と云うものであった。


◆フォルミカ・エクエス(騎兵の蟻)

種族:超越生命体(使徒)
通称:ナイトアントロード
身長:210p
体重:158s
専用武器:大鎌

強大な戦闘能力を持つ単一の個体で、赤い身体を持ち大鎌を武器にする。
群体では「騎士」階級の地位にある。
行動隊長の役割を果たすと説明されているものの、実際にはアギトやギルスの様な強力な敵性生物が現れた場合に、それを排除する役目を負っていた。
戦闘能力はかなり高く、通常形態のアギトやG3ーX、ギルスを圧倒する程であった。

最終決戦ではレギアと共にアギトを追い詰めるも、進化、復活したエクシードギルスの触手に捕まり拘束された所に強化されたギルスヒールクロウを食らい撃破された。


◇フォルミカ・レギア(女王の蟻)

種族:超越生命体(使徒)
通称:クイーンアントロード
身長:212p
体重:152s
専用武器:三つ叉の槍

群体では「王」の地位にある支配階級の超越生命体。
普段は地中の巣の中で同族に指示を与えていると云うが、終盤には自ら一族を率いて自衛隊施設を襲撃した。
強力な敵性生物(G4)が居る事を意識しての行動とも思われるが、強力な能力者の存在(真魚)に惹き付けられたから……とする記述も存在する。
戦闘能力は絶大の一言で、専用武器の三つ叉の槍はギルスの右腕を易々と落とす程の威力を誇る他、身体能力はバーニングフォームのアギトをも凌ぐ程の力を持つ。

しかし、真魚の願いを受けてシャイニングフォームへと姿を変えたアギトに圧倒され、最後はシャイニングライダーキックを受けて撃破された。



【劇中の経緯】

※詳細は『PROJECT G4』を参照。

劇場版の『アギト』の世界で、長期に渡り暗躍した超越生命体。
「超能力者開発施設」の様な大規模な危険分子を狙う一方で、携帯を通して配信される「ESPテスト」の好成績者を狙うと云った細かな危険分子をもマメに排除していた。


物語の開始時点で、本編では有り得なかった無数の同一個体による襲撃が描写された後は、本編同様に「アギト」に目覚める可能性のある標的を単体で狙う描写がされたものの、最終的には群体で一つの集団を為すと云う特異な生態が明らかにされた。


アンノウンは前作『仮面ライダークウガ』の登場怪人であるグロンギと同様に怪人単体での登場を基本としていたが、アントロードは旧シリーズの戦闘員に相当するペデスを登場させる事により、映画ならではの迫力を出す事を目的にしていたらしい。

尚、単体の怪人の特徴をも持つペデスは、戦闘員に相当するキャラクターとしてはかなりの強キャラクターである。



【関連人物】

嘗て無い強敵との戦いの中で、最強の力に目覚める。
しかし、シャイニングフォームよりパワーで優れている筈のバーニングフォーム涙目……。

映画では事実上の主役だが、対アントロード戦では大きな活躍は無し。

映画でのエクシードギルスへの強化変身。
不意打ちの上に拘束プレイで身動きの取れない相手(エクエス)に必殺技をかます姿は最早悪役。

  • 風谷真魚
映画版でのヒロイン振りは見事。
しかし、その強力な超能力が終盤アントロードの大群を呼び寄せる事に……。

GIGANTで、多数のアントロード(ペデス)を虐殺する。

  • 深海理沙
映画版の陰のヒロイン。
アントロードの大量発生もコイツの所為だったんじゃなかろうか……。



【余談】

アンノウンの「不可能殺人」は、前年のグロンギが普通の殺人描写をした事に対する批判への苦肉の策から生まれた物であったが、中途半端に殺人の要素を残した事が逆に多くの批判や議論を残す結果となってしまったのは皮肉である。

この映画版では、その鬱憤を晴らすかの様に白様な殺人描写が登場するが、子供達にトラウマを植え付ける反面、その明確なキャラクターが支持を集める結果になったのも、また皮肉である。



【今回の教訓】

“神は地に有り、世に異も有り”





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