梶原修人

登録日 :2011/01/21(金) 18:20:44
更新日 : 2017/04/22 Sat 00:36:28
所要時間 :約 7 分で読めます




漫画『喧嘩商売』の登場人物。
古流武術・梶原柳剛流の伝承者。格闘家というよりは剣士の色が濃い。
初登場は9巻の巻頭エピソード。

左手首から先が欠損しているが、体重移動による特殊な動作を用い、片腕で巧みに日本刀を操る。
13歳で始めて真剣を手にしたその日の内に燕を切り落とすという非凡な才能を持ち、師でもある父・隼人を驚かせた。

父が富田流の入江無一に敗北し、それを恥じて命を絶った事で富田流を逆恨み。以来、富田流を倒すために様々な流派の研究と鍛錬を重ねてきた。
父が死亡してから7年目に当時の剣道全国準優勝者・横山了一を襲撃して指を奪い、退路を断った上で無一の息子である文学に挑む。

手首の欠損はその文学との戦いが原因で、抜刀した状態で距離をとって向かい合うという野太刀に有利な状況に持ち込み、「屍(梶原柳剛流に伝わる毒)」が塗られた野太刀による脛斬りで勝利を得ようとしたが、文学の言葉と視線を用いた誘導に引っかかり、文学が投擲した小太刀で左手首を切り落とされてしまった。

敗北後、文学に自分を殺すよう要請したが聞き入れられず、一度は家に帰って腹を切ろうとしたが、「片腕で習得できる技など腐るほどある」と文学へのリベンジを決意。
前言を豪快に撤回し、復讐に生きる男となった。

その後は広域指定暴力団「板垣組」の食客となり、食客としての義理と富田流への因縁から、十兵衛との対戦を控えた金田保に富田流奥義「金剛」の存在を教える。

  • 相手は剣道の達人で警察官とはいえ、何の罪もない人を襲って片腕をぶった斬る
  • それだけの覚悟を背負ったくせに割とあっさり負ける
  • 「この立ち会いの後は勝敗問わず自害する」という誓いを反故にして再度復讐に燃える
という、文さんとの戦いの顛末のあまりの情けなさや、文学の弟子の対戦相手に情報を渡す小物っぽさから、『喧嘩商売』の中でもトップクラスのネタキャラとして扱われている。

しかも参加を表明したこの漫画最大の大一番たるトーナメントでは「1回戦の相手が主人公の宿敵である工藤優作」という盛大な負けフラグをぶっ立て、試合前から「梶原さんは頑張ったよ」と暖かく見守られていた。
作者曰く「梶原はズルくて卑怯だから強いよ」との事だが……。


以下ネタバレ










「燕よ……飛べ!」

板垣組が工藤の勝利を望むというアウェイの状況の中、盤外戦で力を発揮。
十兵衛に挑発混じりで仲間になるように誘われるも、彼の上を行く話術で逆に翻弄する。
さらにその後の十兵衛の不審な行動から、彼がトーナメント参加者を潰し合わせようとしている事に気付き、主催者の田島を通して企みを完全に潰してみせた。
自身の監視役である板垣組の澤を通じて、左手首に対するブラフを即興で作り、さらには澤を籠絡して味方に引き入れる。

工藤との試合では流派の技で彼を圧倒、ほぼ完封に追い込むも、工藤が人生で初めて放った「技」とその「力」に劣勢を強いられる。
それでも「屍」で工藤を致死状態に追いやり、零距離から放った「金剛0式」で一度はリングに沈めてさえみせたが、最後は勝ちを確信して油断した隙に足首を外され、鯖折りにより敗北。

試合で文学に雪辱を果たす目的は達成できなかったものの、工藤という男を見出せた事に喜び、「屍」の解毒剤を板垣組に渡すと、主催者からの追求を逃れるために澤を引き連れさっさと帰国。
その後の十兵衛対佐川徳夫戦で「屍」が使われた事で、解毒剤を巡って裏社会の大物であるタン・チュンチェンと取引を結び、彼の力を借りて板垣組の乗っ取りに成功する。

『喧嘩商売』時代はあれだけネタキャラであった梶原さん、蓋を開けてみれば熱い闘いで、一度は勝ち確定とまで思わせた。

まあ、
  • 自分の使った技をパクられて窮地に陥る
  • 最後の最後での油断がきっかけで逆転を許してしまう
など、ネタキャラとしての見せ場もあったが。

だが、先述の通り盤外戦では圧倒的な強さを見せ、気がつけば作者の言った通り「ズルさ・卑怯さ」で作中トップクラスの勝ち組となっていたのであった。



死にたくなければ俺を追記・修正しろ!!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/