葉月翠名

登録日:2012/01/21(土) 00:17:16
更新日:2020/08/22 Sat 23:08:53
所要時間:約 7 分で読めます




*1
「はい?……何か気に障りましたか?」


Hazuki Suina



身長:152cm
3サイズ:83(C)/56/84
血液型:AB
好物:イチゴチョコ
所属:葉月学園2年A組(旧:皐月学園)/新聞部
能力:論理回路-ロジカルダッシュ-
CV.斎藤愛子


久司朗や僚樹たちとは皐月学園時代からの友人
軽くウェーブした亜麻色のセミロングヘアが特徴的な女の子


柔和な性格で人当たりが良く、話しやすいごく平凡なタイプ。気弱ではあるが、悪いことは悪いとはっきり伝えられる正義感を持つ
文字通り至って普通の女の子、だけど近くにいて落ち着けるタイプのカリスマからファンは多い。
しかし洞察力が凄まじく、本人に自覚はあるのかないのか腹黒でしたたか。神謀鬼策を巡らす策略家タイプと現実のファンには評されている
親しみを込めて「翠名さま」「ラスボス」と呼ばれるとか。翠名さまラスボス可愛い。
皐月学園時代に学生会で会長を務めていたのも、その人望と計算高さゆえ。


久司朗に対しては淡い恋心を抱いている
立ち位置は友達以上ではあるが、恋人未満にやや足りないくらい


舞台となる葉月市、葉月学園と同じ苗字だが、これは父親が市の重役であることとも関係している
つまり生粋のお嬢さま。しかしそれを鼻にかけることもなく、現在は一人暮らしをしている


私服は緑の内着の上に淡黄色のジャケットを重ね着。下は黒のミニスカに同色のニーソックス、ブラウンのブーツと、普段の性格よりもやや活動的なコーディネート
制服は選挙期間中は皐月のものだが、敗北するか所属を完全に葉月学園に移行した場合そちらの制服になる
皐月組ではただ一人帽子着用



能力の『論理回路』は、端的に言えば未来予知


詳しく説明すると、対象となる人物のあらゆる「当たり前」の可能性を元に、論理的に結果を導き出す未来演算。
相手を理解しているほどに精度は上がるが、だいたい七、八割程度の確率。彼女生来の観察眼と併用することで更に効果が上がる。
ただし彼女にも見えないことがあり、「ノアの影響下にあるもの」「久司朗の動向」「光理の動向」は見ることができない。
(もっとも後者二つはすべて一つ目に収まるのだが)


「当たり前」を望む翠名にとっては皮肉的で強大にすぎる『能力』と言える。
幼少期はこの力で『先見の巫女』と呼ばれ、多くの未来に不安を持つ人に助言を請われていた。


一人暮らしの原因はこれ。望む望まないによらず両親の未来を見ないようにするため。
現在は政府と取引し、将来は政府の機関に就職することを条件に穏やかな学生生活を楽しんでいる。

以下、ネタバレ含む。




















『秘宝ノア』の目覚めに立ち合い、サクラ=ウィンザー、時雨里姫乃と共に聖女候補として選ばれた事で彼女の生活は一変。
真の聖女候補を決めるため葉月学園の所属となり、学生有権者による選挙を行うが、結果はまったくの同数で持越しになる。


ここから久司朗の選択で、協力関係か敵対関係かが変化する。


○聖ジュライ学園編
「世界長選挙」において、あらゆる勝負を受け入れるという聖ジュライ学園に対しかくれんぼを提案。
しかし久司朗の「醤油とソースを間違える作戦」により敗北。もっともこれは参謀のユリウスが自身の『能力』を教えてしまったからなのだが……


世界長√では嫌な予感がして仲間を引き連れ二学園が戦闘中の森へ。
『秘宝ノア』の干渉により『能力』が暴走したサクラに、他の面々と立ち向かう。
『論理回路』で自ら盾になり、久司朗たちがサクラまでたどり着く活路を拓いた。


サクラ√では逃避行に出た久司朗たちを一晩匿い、後押しする一方でカエデたちとも連絡を取っていた。



○水無月学園編
翠名さまの本領発揮その1。


三日間のサバイバル選挙の初日終了後、詩子に頼んで聖ジュライに手の内を明かし、一日限りの同盟を提案する。
水無月は正攻法こそ強いと完全に油断していた久司朗に対し、『論理回路』による未来演算で終始裏をかき圧倒。結果水無月の補佐二人を撃破する。
この時「久司朗くんは追い込めば追い込むほど頑張っちゃう人ですから」とあえて深追いはさせなかった。


その後、世界長√では夜の森で下準備をする久司朗の前に現れ、リタイアしてくれないかと申し出る。
しかしまだ諦めていなかった彼を見て、それだけの夢があるのならばと参加権であるワッペンを夢子に託し、最後の説得を彼女に預ける。
選挙終了後は姫乃がいなくなった久司朗の宣戦布告を受け、一人の少女としての未来を演説した。


姫乃√では聖ジュライに実力で勝利した久司朗が罠だと思い投げ捨てたワッペンを詩子が回収。
そのまま皐月が勝利すると思われたが、ノアが停止しうやむやのまま終了。
その後無能力者であることを告げ学園を去ろうとした久司朗と姫乃を呼び戻し、サクラと共に二人がこの学園には必要だと訴えた。


○皐月学園編
翠名さまの本領発揮その2。


元々関係のあった翠名が一番籠絡しやすいだろうと踏んだ久司朗。
しかし我らが翠名さまは久司朗の目的をおおよそ見抜いており、それでも彼を選挙参謀として迎え入れた。
新聞部として活動する間に絆は深まり、ある日の夕方、帰り道で告白を決心する。


「わたし、久司朗くんとあってから、

ずっと久司朗くんのことを見てきました」

「ずっと……長い間、ずっと」


「翠名落ちた―――!!」と内心で歓喜する久司朗(とユーザー)。しかし……


「あなたは『守護者』ではありませんね、久司朗くん」


翠名は以前から久司朗が『守護者』ではないことに気付いていた。
そのことに久司朗は愕然とし、彼女の前から走り去ってしまう。
途方に暮れる翠名の前に光理が現れ、翠名は励まされて町を出ようとする久司朗を引き留める。


「わたしを……利用するためだけに

駒のように、見ていようとも……」

「それでも、わたしは、

久司朗くんが……好き、なんです」


こうして突き落し→持ち上げという高等テクにより、翠名さまと久司朗は結ばれることとなった。


その後、世界長√では『守護者』をよく思わない者の手によって新聞部が爆破されるという事件が起きる。
それによって精神的に大打撃を受け、完全に参ってしまう。


しかし彼女を聖女にしたい、何よりまた元気になって欲しい久司朗は部室の修理を敢行。
補佐二人の説得で他の聖女候補や学生たちも協力してくれる中、『現状維持』ではなくどんな苦難も乗り越える『平和な世界』を宣誓。
結果、投票によって見事聖女となった。


……しかし、その意志と『能力』を増幅したノアによって、世界は全てが予測され管理された、『悪意による事件は一切起こらない平穏すぎる停滞した世界』になってしまう。


翠名√ではノアの活動停止に伴い、彼女に相応しい平穏な学生としての生活を取り戻し、久司朗と共に歩んでいる。


○可能性の未来
可能性の未来ではなんとなく残っていた感情と、一瞬見えた久司朗の未来から、彼の置かれた状況をそれとなく理解する。
流石ラスボス。


そして『守護者失踪事件』では他の聖女候補と手を取り合って事件の調査に乗りだし、新たな可能性となる。


『論理回路』は奪われてしまったが、光理の告白によって全てを知り、仲間たちと共に久司朗を手に入れようとする聖女アナから彼を守った。
聖女アナが絶望した時は、新たな『世界の未来(聖女)』としてサクラ、姫乃と共に独りだった聖女を優しく包み込んだ。


その後、何も言わず世界から消えようとする久司朗を追い、「行ってらっしゃい」と明るく見送った。
何もかもを見透かされ、最後まで彼は翠名さまに隠し事はできなかった。





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  • こんな物腰柔らかい正統派ヒロインのどこがラスボスだよ。そう思っていた時期が私にもありました。 -- 名無しさん (2013-12-30 21:16:14)
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最終更新:2020年08月22日 23:08
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*1 出典:Hyper→Highspeed→Genius ゲーム画面 ういんどみる 有限会社アレス 2011年6月24日 ©Windmil / ARES Inc.