ルクレツィア・ノイン

登録日:2011/03/08(火) 01:26:58
更新日:2023/05/26 Fri 16:51:13
所要時間:約 7 分で読めます







ゼクス……1年と22日ぶりですね。





新機動戦記ガンダムW』の登場人物。


□プロフィール

年齢:19歳
身長:165cm
体重:49kg
人種:イタリア系
乗機:エアリーズ
   パイシーズ
   トーラス(サンクキングダム仕様)
声優:横山智佐


□人物

地球圏統一連合軍・スペシャルズに所属する女性士官。
イタリア系貴族の末裔であり、階級は一級特尉(開始時点)。
名前の由来はドイツ語の9(neun)。


非常に優秀な人物で、厳しい訓練で知られるレイクビクトリア訓練所をゼクス・マーキスと共にダントツの成績で卒業。
ノイン自身は次席という結果ではあったが、あのゼクスに、
「あいつはあえて二番を狙っていた。私を立ててくれたのだ」
と言わしめる程の人物だった。
ちなみに、スペシャルズではゼクスとノインのふたりを知らない人間はいないらしい。

訓練所を卒業後、前線で指揮官として働くゼクスとは別に、レイクビクトリアの教官を務める事になる。
育てたパイロットも評価は高く、その噂はゼクスも聞き及んでいた。
……が。
育成した連中は技術こそ優れていたが、戦士としての心構えは未熟な者も多かったようである。
特に、ノイン自身を慕うあまり、彼女と懇意にしているゼクスを嫌う者もいた。
事実、後にとある馬鹿ふたりがゼクスによって粛正されている。

その事態にはゼクスも「技術しか教えられなかったのはノインのミス」と苦言を呈した。


ゼクスには深い愛情を抱いており、彼の正体や目的を知る数少ない人物である。
気の休まる暇のない彼に「甘えに来たまえ」と呟くなど、ゼクスにとっても気の置けない女性。
自室には盗み撮りと思わしき彼の写真が何枚も飾られ、別行動を取る時はその間の日付を正確に数えている。


後にゼクスの妹であるリリーナ・ドーリアンの、
「好きなのですね、兄が」
という問いには、
「はい、愛しています」と、あっさりきっぱり答えた。
あらやだ男前。


中盤からはゼクスの意向により、リリーナを守る為に立ち回る事になる。
その清廉かつ気高い性格はリリーナからもすぐに信頼され、ノイン自身もリリーナに惹かれた事もあり、公私に渡ってリリーナを支え続けた。

しかし、「完全平和主義」を掲げるリリーナの理想を尊いものとしながらも、ロームフェラ財団の脅威という現実を軍人として理解しており、リリーナに隠れてサンクキングダムの防衛戦力を組み上げている場面も見られた。


MS(モビルスーツ)のパイロットとしてもWのガンダムパイロットのようなネームドにもれず超人・人外の域で非常に優秀で、本来は殺人的な機動性を持つトーラスを愛機にし完璧に使いこなしていた。(レディ・アンの搭乗したトーラスでもMDと同等以上の反応速度と超加速によりドクターJの用意し不意打ちで放たれたバスターライフルを回避できるほどなので当然である)
ガンダムタイプは勿論、中盤以降はMD(モビルドール)ビルゴの台頭によって型遅れとなってしまった機体ではあるが機動性と火力には非常に優れており、その技量や他のパイロット達との連携により、最後まで一線で戦い続けている。


懐の深い人物でもあり、教え子を殺したごひを許したり、確執のあった上官であるレディ・アンの頼みを聞き届けるなど、柔軟さを持った好人物である。



尚フルネームを見れば分かるが、彼女のファーストネームは「ルクレツィア」である。
が、作中では皆揃って「ノイン」呼び。不思議に思った人も多いのでは?

これは「女性としてではなく、ひとりの戦士として扱って欲しい」という彼女の思いから来ているらしい。
新兵時代には、フェミニズム溢れるトレーズ・クシュリナーダ閣下にもそれを頼んでおり、以降彼女を「ノイン」と呼ぶ事が定着している。



□劇中の活躍

■TV版


レイクビクトリア基地の教官として登場。
トーラスのパイロット候補生達を愛の鞭で鍛えていたが、ごひの襲撃により候補生達がほぼ死亡。
エアリーズで追撃するが、教え子を殺された怒りで冷静さを失い、更に襲撃者が子供であった事実に動揺と躊躇により五飛に攻撃をためらい、結果として惨敗を喫してしまう。

以降は自分の甘さと腕を鍛え直す為、ゼクスと共に第一線で連合やガンダムと戦っていく。
ゼクスがOZを脱退する覚悟でヒイロ・ユイとの決闘を望んだ時も付き従い、リリーナにゼクスの正体を明かした。

以降は、リリーナの腹心として行動し、サンクキングダムの復興に尽力。
ロームフェラから襲撃を受けた際はヒイロやカトル・ラバーバ・ウィナーの協力を受けつつ戦ったが、抵抗むなしく王国は再び崩壊してしまう。

それでも諦めず、リリーナの理想を助ける為、カトルと共に宇宙戦艦ピースミリオンに移動。ガンダムパイロット達と共に戦うようになる。


ゼクスが「ミリアルド・ピースクラフト」として地球の排除を宣言した際は戸惑うが、最終決戦であるリーブラ攻防戦では、ただゼクスの傍にいる事を望み、ヒイロとゼクスの決闘を全世界に中継する役割を担った。

最終決戦後にはドロシー・カタロニアと共にトレーズの墓前に赴くが、ゼクスの生存を信じ、彼の墓に花を供える事はなかった。


Endless Waltz


前作から1年後、地球圏統一国家の治安維持組織「プリベンター」の一員として活躍。
コードネームは「プリベンター・ファイヤー」。
いち早く新たな危機を察知してはいたが、人手不足と軍縮が祟り、マリーメイア軍に対しては後手に回ってしまう。

ヒイロやデュオの敵地潜入時にはふたりをサポートし、資源衛星MO-Ⅲを破壊したゼクスを迎えた。
その際には、彼と離れていた日数を数えていた事が判明。

地球降下後は、ゼクスのトールギスⅢと共に戦い、スペシャルズの生き残りで精鋭中の精鋭が搭乗した最新鋭機サーペントを上記の通りトーラスの凄まじい機動性と本人の技量、反応にもって多数撃破。
その数、実に150機。
ゼクスの方が敵機を受け持つ数が多かったが、互いに別々に撃破を繰り返しているためゼクスがサポートなどは行ってすらいない。
さらに、パイロットを誰ひとり殺していない。
某不殺准将も比較にならない真っ青な戦果である。
アンタハイッタイナンナンダ……

反乱終結後は、ゼクスと共にプリベンターを離脱。
「死んだ人間」として、火星のテラフォーミングを手助けする為に向かった。

ちなみに、そのシャトル内で行ったチェスではゼクスをフルボッコにしている。
ノインさんパネェ……

ちなみに、公式続編のフローズン・ティアドロップではゼクスと結婚し、火星のファーストレディとなったことが明かされた
どことなくエレガントな子供までいる。幸せそうで何よりです


□作品外の活躍


スーパーロボット大戦シリーズでは、プリベンターの一員として活躍する事が多い。

また原作で教官だった為か、一部の作品では主人公達の教官を務める事も。
搭乗機は量産機のトーラスだが、α外伝ではシステム上非常に頼りになる。作品によっては補給もしくは修理持ちの時もある。


□主な台詞


「ゼクス・マーキス……いえ、ピースクラフト。さあ、私に甘えに来たまえ……」

「ゼクス……1年と22日ぶりですね」

「噂は素敵です。私の噂はどうでしょうか?」

「汚い戦いをするな!」

「革命の気配は己で察しろ!」

「特佐、事はすべてエレガントに運べ……との事です。エレガントに……レディ」

「この宇宙の広さに比べれば、私の憎しみなどちっぽけな事なのだ……」

「ゼクスはここを死に場所と考えている。それは戦いによる潔い結末を求めているからではない。人類粛正の罪をひとりで被るつもりなのだ……」

「大統領閣下は分かっていない。平和は作り出す事より、維持する事の方が大変なのに……」

「ゼクス……お迎えにあがりました」

「さよならは言いませんよ、ゼクス!」

「二度も言わせないで下さい、ゼクス……」

「わ、私はゼクスさえよければいつでも…」

「あなたが言っても説得力がありませんよ、ゼクス。ウインドのコードネームは風来坊の意味ではないのですか?」




wiki篭り、追記・修正はすべてエレガントに運べ、との事です。
エレガントに……アニヲタ。

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最終更新:2023年05月26日 16:51