能美征二(アクセル・ワールド)

登録日 :2012/07/15(日) 20:07:59
更新日 : 2017/08/29 Tue 12:54:19
所要時間 :約 4 分で読めます





能美征二(のうみせいじ)とはアクセル・ワールドの登場人物である。
CV:小林沙苗


◆概要
ハルユキ達が二年生に上がった時に梅郷中に入学してきた新入生であり、入試も優秀な成績を残し、剣道部に入部してタクムを試合で倒す実力を持つ。
潔癖症なところもあり、ハルユキの手を取り起こした後ハンカチで手を拭いている(アニメオリジナルのシーンだが)。

それ以外はごく普通の中学生ではあるが…

「ゲームオーバーです、有田先輩。…いえ、シルバー・クロウ」

その正体はバーストリンカー。
入試も剣道部での試合も、意識を肉体にとどめたまま思考を10倍に加速させる「フィジカル・バースト」と呼ばれる加速能力のおかげであったという。

また、加速研究会という謎の集団の一員でもあり、本来は医療用のBIC(ブレイン・インプラント・チップ)を脳内に埋め込んでいる。
ニューロリンカーは通常OFFのまま、BICを使って学内ローカルネットに接続する事により、マッチングリストから逃れる事が出来る。
更に、加速研究会のBICはポイント全損時に脳髄に溶けて証拠も残らないという。
ハルユキらが自身を怪しんでいることは既に知っており、それを利用して「ハルユキが女子シャワー室に入っていく動画」を撮影。
その女子シャワー室の中にも別のカメラを設置し、それを盾に治癒能力(当時はそう思われていた)を持つチユリに協力を迫る。
直後、シルバー・クロウと対戦し、自身の技でクロウの翼を奪い力でねじふせ、チユリ共々ポイントを献上するように要求する。

だが、この出来事がきっかけでアッシュ・ローラーに第一期ネガ・ネビュラスのエレメンツの一員だった「鉄腕」スカイ・レイカーを紹介され、その後の戦力とさせるなど皮肉な結果であるものの一種のターニングポイントと言えるかもしれない。

ハルユキとタクムを一度は下すが、その後ハルユキによって脳にBICを持っていることが発覚し、無制限フィールドでの決闘を提案。
心意技を身につけた二人と梅郷中の運動場においてサドンデスルールで二度目の決闘をするも、一人で来るという約束を破り加速研究会副会長のブラック・バイスを待ち伏せさせるなど用意周到であった。
タクムとの戦いではシアン・ブレードを出したタクムと心意攻撃による戦いを繰り広げるも追い詰められ、その状況を抜け出そうとライム・ベルを人質にとったあげく2人の前で痛めつける。
行動不可能になったシアン・パイルに猛攻撃を仕掛けとどめを刺そうとした瞬間、神獣級エネミーをテイムして沖縄から15時間も走り続けた黒雪姫に乱入されて形勢が逆転してしまう。
そしてハルユキとの最後の戦いではレイカーのゲイルスラスターを借りたクロウと壮絶な空中戦を繰り広げるも徐々に追い詰められていく。
が、ベルの必殺技である「シトロン・コール」により回復し形勢が逆転したと思いきや、
シトロン・コールの本当の能力(モードIIの方。レベルアップ単位での恒常ステータスの巻き戻し)により 翼の所有権がクロウに戻され 、クロウにダルマにされたあげく地面に激突して大ダメージを負ってしまう。
最後はバイスに助けを求めようとするも、形勢不利と見たバイスに見捨てられ、最後はクロウの技でとどめを刺されてポイント全損。加速世界から永遠に退場することとなった。

「えっと…あのゲーム…何て名前でしたっけ…?」

その後はブレイン・バーストに関する記憶を全て失っていた。
あれだけ顔を向き合わせて話し合ったハルユキの事はすぐには思い出せず、女子シャワー室の動画の事もとっくに忘れてしまっていたのである。アニメではとてもあざとい。
全損後は本来の真面目な心優しい性格に戻り、タクムと共に剣道に打ち込んでいる。
タクムのことを「拓(タク)先輩」と呼び慕うなど、タクムとの関係も良好なようだ。

「ようやく…会えましたね。お久し振りです、有田先輩」

一方、自身が加速世界から永久退場した後の2ヶ月後の加速世界では、アルゴン・アレイの手によって彼の「テイカーとしての記憶と能力」がメインビジュアライザーから掘り起こされ、
ウルフラム・サーベラスの「第三の人格」としてテイカーが復活。
もちろん略奪技とあの名前を持たない心意技はあの頃のテイカーそのままで、スカーレット・レインの強化外装群「インビンシブル」の大半を奪い取った。
それもつかの間、ブラック・ロータスの手によってISSキットの中枢を追い詰められると、追い詰められたISSキットから発せられた悪意に浸食され、
奪ったインビンシブル共々「災禍の鎧マークII」に変貌し、彼のテイカーとしての記憶と能力は消滅した。
やはり「再生怪人は弱い」という法則は覆せなかったようだ。

◆概要(ゲーム版)
  • 銀翼の覚醒
ゲーム版では原作・アニメ版とは違い生徒会庶務も掛け持ちしている(黒雪姫曰く「体育会系の部活と生徒会の掛け持ちはあまり例がない」)。

ハルユキの初対面はタクムとの朝練を終えた後でタクムも一緒だった。
その中で自身は猫を被りながらハルユキに接し始める。
黒雪姫が沖縄への修学旅行に行っている間でも本性は表さず、加速世界ではラスト・ジグソーが代役を担うごとく大暴れ。
6月に行われた球技大会では運営委員会に参加し、その中でチユリと面識が出来る。
その翌日にはランチに誘われ、ハルユキたちに「気分転換にゲーム(ブレイン・バースト)でもやってみないか」と誘われるものの、
「ゲームをやっている暇があったら僕は時間を現実に費やす」とハルユキたちの誘いを断る。
ブレイン・バースト公式大会でも何も行動は起こさずじまい。
そのあいだの好青年ぶりはチユリも「子にしよう!」と言い出すほど。
このまま「いい後輩」としてハルユキ達、ひいてはネガ・ネビュラスに馴染んでいくものと思われたが…



それで終わらないのが能美だった。
夏休みの剣道全国大会では原作・アニメ版と同じようにフィジカル・バーストを使用。
少なくとも個人戦では1回も加速していなかったが、団体戦から加速し始めたらしい。
その加速を使いながら剣道の全国大会本戦で全国1位の座に輝いた後、
リアルで何か危害を加える前にシルバー・クロウの翼を自身の必殺技で略奪するが、
それが元で現実世界で本当にハルユキに殴られてしまう。
しかし殴られた時に怯えていたのはあくまで演技であり、その後は猫を被りながら取り入っていたチユリのニューロリンカーを経由して、
ハルユキに情報漏洩ウイルス(ソーシャルタグ(自分の年齢や趣味を他人にアピールして友達を作ることを目的とするタグ)を強制開示させるもの)を仕掛けた。

最終決戦ではνISSキット(ゲームオリジナルとなっているISSβキットの上位版)を装着し、威力抜群のダーク・ブロウとダーク・ショットでハルユキ達を苦しめた。
窮地に立たされた時にベルの鐘をシトロン・コールごと略奪し、その奪った鐘で自分にシトロン・コールをかけ、HPを全回復させてしまうが、
装着していたνISSキットが暴走し、クロウやベルの持つ正の心意までも増幅させてしまった。
結果、翼だけでなく奪ったばかりの鐘までも失うという大惨事に発展。

最後は誰にもバレず、そしてバラさずに隠し持っていた「災禍の鎧」こと「ザ・ディザスター」を取り出し装着。
ところが、ロータスが持っていた「サフラン・ハート」が鎧に反応し、鎧に取り付いていた呪いを中和したため、装備できない状態になった。
こうして原作・アニメ版と同じようにバイスに見捨てられ、原作と同じようにクロウに止めを刺されてポイントを全損し、加速世界から永久退場した。

原作・アニメ版ではすぐに本性を表したが、ゲーム版ではハルユキとの初対面から夏休みまで猫をかぶっており、
しかも猫をかぶっていた時の態度がなまじ「いい後輩」だっただけに、本性を現した時の衝撃が大きい。
全損後は加速能力を使っていた時のように剣道で勝てなくなった事にショックを受け、剣道部を退部しようとしたが、タクムの説得により退部を思い止まったようだ。


  • 加速の頂点
原作は終わっておらず、アニメ版も第2期が出るかどうかわからないという状況の中で独自のストーリーを展開した前作の後、今は立ち直って剣道部と生徒会の両立に励んでいる模様。
なお、彼がチラッと出ているCGは全CGのうち2枚。
片方は生徒会役員としての彼、片方は剣道部員としての彼を見る事が出来る。


◆デュエル・アバター
  • ダスク・テイカー
黒系の人型デュエル・アバターであり、頭部は赤色の水晶が付いたようなデザイン。
「親」は兄の優一であり、昔から何でも兄に奪われこれがコンプレックスになっていた。
シルバー・クロウから翼を奪った時は禍々しい翼が生えた。
素体時の両腕は大きめの爪を持った手だが、普段左腕には三本の伸縮自在の再生可能な触手(HP回復は無し)、右腕には切断力の高いカッターを装備している。
他には強化外装の大口径の火炎放射砲(超耐久度の地面を溶かすほどの威力)も所持している。

○必殺技
  • 魔王徴発令(デモニック・コマンディア)
相手の持つアビリティまたは強化外装をランダムで一つ奪うことが出来る。
効果時間は永続 。つまり奪われたら自然には戻らず、対戦が終了してもそのまま。
極めて特異かつ強力な技だが、無限に奪う事が出来るわけではなく容量に限界があり、またアビリティをランダムで一つ奪うという都合上、何が奪えるかわからないというデメリットを持つ。
心意系の技ではないため「シトロン・コール」で所有権を戻す事も可能。
また、この技にアバターのポテンシャルの多くが注がれているためアバターの身体能力は低く、レベル4になるまでは必殺技を一つも習得できなかったという背景もある。

これが発現したのは兄・優一から多くのものを奪われ、それがトラウマになったため。
またその後の人格形成にも影響をしている。


追記・修正はダスク・テイカーに魔王徴発令(デモニック・コマンディア)で能力を奪われてからお願いします。

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