紅の豚

登録日:2010/06/27(日) 18:52:26
更新日:2024/02/13 Tue 19:46:51
所要時間:約 12 分で読めます




この映画は、飛行艇時代の地中海を舞台に、

誇りと女と金をかけて空中海賊と戦い、

紅の豚とよばれた一匹の豚の物語である。

↑この文はオープニングで流れるもので、日本語をふくめて10か国語で書かれる。アラビア語表記ではちゃんと右から左へ記載される。
ちなみにカーソルになっているキャラは宮崎駿監督がデザインした、日テレのマスコットにもなっている「なんだろう君」。



スタジオジブリ制作の長編アニメ。
原作・脚本・監督:宮崎駿

1992年7月18日公開。
当時の劇場用アニメ興行成績の日本記録を更新した。

キャッチコピーは
『かっこいいとはこういうことさ』


元々はJALの機内上映用アニメとして企画が進んでいたが、ハッスルしすぎて長くなってしまい劇場アニメに。、
子供向けに作られた他のジブリ作品と違い、働き盛りのビジネスマンをターゲットにした少し大人向けの作品に仕上がっている。
宮崎駿曰わく「疲れて脳細胞が豆腐になった中年男のためのマンガ映画」
鈴木敏夫プロデューサーが宮崎監督の息抜きとして用意した企画でもあり、飛行機描写を始めとした監督の個人的な趣味が非常に色濃く表れている。



あらすじ

時は世界恐慌真っ只中。
賞金稼ぎの飛行艇乗りポルコは、アドリア海にある、無人島のアジトでのんびり暮らしながら、時折飛行艇を駆って仕事を請け負う気ままな生活を送っていた。
しかしある日空賊たちに雇われたカーチスと呼ばれる優秀な飛行艇乗りの襲撃によってポルコの飛行艇は大破してしまう…



登場人物

ポルコ・ロッソ (Porco Rosso)

声:森山周一郎/古本新之輔(青年時代)
本名:マルコ・パゴット。
1893年生まれの36歳。
口ひげをたくわえサングラスをかけた小太りの中年男性。ただし顔が豚。なぜこうなってしまったのかは一切不明。
しかし、世界一カッコいい豚なのは確かである。
劇中でフィオが幻視した本来の姿はスリムな体型だったので、小太りなのは豚になった際の副次効果である模様。それでも言動がいちいちかっこいい。
真紅の飛行艇サボイアS.21を駆る賞金稼ぎ。
捻り込みを得意とし、かつてはその技でイタリア空軍のエースパイロットまでのし上がったが、
目の前で幼なじみでもある戦友を失ったことと軍隊社会に嫌気がさして軍を去った。現在は反体制的と秘密警察に追われる身。
戦友のフェラーリン曰く「反国家非協力罪・密出入国・退廃思想・破廉恥で怠惰な豚でいる罪・猥褻物陳列で逮捕状が出される」との事。
ただ中盤で秘密警察をあっさり撒くあたり、逮捕の建前以上の事はすでにしでかしている様子。
離れ小島の海岸を住居としているが、所在は空賊連合に割れており劇中で待ち伏せに遭った。

ポルコ・ロッソとは赤い豚という意味であり、イタリア語では最悪の暴言なので決して言わないように。
「豚に国も法律も無ぇ」
「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」
「俺は俺の稼ぎでしか飛ばねぇ」


マダム・ジーナ (Gina)

声:加藤登紀子
本作のヒロイン。ポルコの幼なじみで、彼をマルコと呼ぶ数少ない人。
ホテル・アドリアーノのオーナー兼歌手。
その優しく母性的な性格から、「アドリア海の飛行艇乗りは、みんなジーナに恋をする」と言われるほどの美女。
彼女に嫌われたくないため、ホテル・アドリアーノの半径50km以内では空賊達ですら「仕事」を自粛する。このため、事実上の中立地帯になっている。
過去に三度、ポルコの幼なじみの友人たちである飛行艇乗りと結婚したが、全員と死別している。
「マルコ…今にローストポークになっちゃうから…私イヤよ、そんなお葬式…」
「ここではあなたのお国より、もうちょっと人生が複雑なの」
「貴方、もう一人女の子を不幸にする気なの?」



フィオ・ピッコロ (Fio Piccolo)

声:岡村明美
本作のもう一人のヒロイン。
ピッコロおやじの孫娘で飛行機設計技師。若いながらもピッコロおやじも認め、ポルコが愛機を任せるほどの腕前を持つ。
肝が座った男勝りな性格でその肝っ玉母ちゃんなところから空賊たちのハート鷲掴み。一方で内面は少女らしい一面も。
尻がデカい。
ちなみに中の人はこれがデビュー。後の麦わらの一味の航海士風のサーガである。
「やっぱり!こんな過激なセッティングで、よく水から離れられるわね…」
「さっきの請求書、水増ししとけばよかった!損しちゃったぁ」
「ポルコは、アドリア海の飛行艇乗りの名誉と誇りのために、カーチスと一対一の対決をしにここへ戻ってきたのよ!意地も見栄もない男なんて最低よ、堂々と戦いなさい!」


ドナルド・カーチス (Donald Curtis)

声:大塚明夫
空賊連合が用心棒として雇った一流の飛行艇乗り。祖母が4分の1イタリア系アメリカ人。
自分と同じ名前を持つカーチスR3C-2の改造機に乗る。
普段の言動は目に余るものがあるが、飛行艇としての腕は本物でポルコと同格。
彼が離陸するときの様子を見ただけでポルコは「いい腕してるぜ」と認めていた。
性欲を持て余しており、ジーナにもフィオにも会うなり求婚した。
生身の格闘もできるがCQCは使わない
ポルコの飛行艇の残骸を拾った際は「アラバマのおふくろにいいお土産が出来たぜ」と親思いな一面を見せる。
映画俳優になった後にアメリカ大統領になるのが夢。実際アメリカにはそうなった大統領が居る。
ポルコとは別ベクトルの漢。
勘違いしている人が多いが「レースに優勝したカーチス」とは彼ではなく、彼の乗っている元のカーチス社の飛行艇のこと。
「ぶうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅたぁぁぁァァァァァァァァァァッ!!!!!」
「逃げるな!みんなに言いふらしちゃうぞー!」
「引き分けなんかに、しねぇからなァッ!」

マンマユート・ボス (Mamma Aiuto Boss)

声:上條恒彦
空中海賊マンマユート団の親分。大柄で髭面。
金を得るために客船を襲い人質を取ることも厭わない金銭を狙う空賊...らしくない人情に厚い人物。
ポルコの過去に詳しいが、何故詳しいのかは不明。
ちなみにマンマユート団は、直訳すると「ママ助けて団」、もしくは「ママ怖いよ団」という意味。
序盤の客船襲撃・幼女拉致のシーンでは仲間外れを作っちゃ可哀想という理由で15人もいる幼女全員を連れて行っている。
当然ながらまともに統率できるはずもないが、勿論危害は加えず、叱るどころか飛行艇の上から中まではしゃぎ回る子供達をケガしないように必死でなだめすかしていた。
少し真面目な話をすると、第一次大戦後の不況の中多くのパイロット達は飛ぶ事を断念せざるを得なかったが、空への想いを捨て去らなかった一部の者は空中海賊に身をやつしても飛び続けようとした。その「一部の者」がマンマユート団でもある。コミカルに描かれているものの、彼らをはじめとする空賊たちは痛々しく、哀しい存在だったりする。
「来やがれ豚野郎、最後の勝負だ!」
「ローンを背負った空賊なんぞ、絵にもならねぇ!」
「みんな聞け!俺はフィオ嬢の心意気に惚れた!この決闘は我がマンマユート団が取り仕切るぞ!!」

フェラーリン (Ferrarin)

声:稲垣雅之
ポルコの元戦友のイタリア空軍少佐。ポルコのことをマルコと呼ぶ数少ない人物。
皮肉屋だが友誼には厚い。ファシストに従わないポルコを諫めているが、裏ではイタリア空軍がポルコとジーナに手出しできないように手を回している。
ただ他人の豆を奪って食い尽くすのはどうかと思う。
モデルはアルトゥーロ・フェラーリン。
「冒険飛行家の時代は終わっちまったんだ!国家とか民族とかくだらないスポンサーを背負って飛ぶしかないんだよ」
「飛んだところで豚は豚だぜ」
「気を付けろ、奴等は豚を裁判にかける気はないぞ。あばよ、戦友」

ピッコロのおやじ (Master Piccolo)

声:桂三枝(現:6代目桂文枝)
ミラノの飛行艇製造会社「Piccolo S・P・A」の経営者で、ポルコの昔馴染み。
気さくで面倒見の良い性格だが金には厳しい(社会事情的にインフレが進み、金の価値が下がっているのも原因ではある)。
12歳の頃にはエンジンをバラしていたと語るほど生粋のメカニック。
裏ルートでエンジンを仕入れられるコネもあるようだ。
「だがコイツのせいじゃない、メカニックがヘボだったからだ!」
「そういうのをな、アジアじゃ”ブッダに教えを説く”って言うんだよ」
「いい音だ!このエンジンは当たりだぜェ!」

空賊連合のボス達

声:仁内建之、野本礼三、阪脩、島香裕、藤本譲、田中信夫など
眼帯とチビと頬キズと金髪とハゲキズとハゲサングラスと顎髭。
凶悪(?)な空賊達をまとめるボスの集団どいつもこいつもお調子者で、皆ジーナの前ではデレデレ。そして愛すべきバカ達。
「次はお前だ!豚出てこい!」

ばあちゃん

声:関弘子
ひ孫に小遣いをやりたくて飛行艇改修に参加した、ポルコの昔からの知り合い。好奇心で秘密警察の行動を見たり言動は完全に子供。
「ポルチェリーノ!」*1
「アンタもいい男になっちまったねぇ」
「曾孫に小遣いやりたくてねぇ、イッヒッヒ」

ピッコロ一族の娘達

姪のモニカ、甥っ子の嫁のシルヴァーナ、従兄弟の娘のソフィア、ラウラ、コンスタンス、タンバリン、ヴァレンティーナ、
フィオの姉ジリオラ、従姉妹のサンドラ、ドラム、マリエッタ、息子の嫁のマリア、ティナ、アンナ、その妹のミレッタ
皆なかなかの美人揃いで、ポルコも鼻の下を伸ばしていた。
不況で男は全員出稼ぎに行ってしまったため、娘たちが総出で手伝いに来た。
おやじ曰く「よく働くし、粘り強い」そうで、事実ポルコの新しい飛行艇はカーチスと互角に戦えるまでになった。

ベルリーニ

ポルコの古い仲間。ジーナの元夫。
ジーナとの結婚の2日後、オーストリア=ハンガリー軍との交戦で戦死。

地中海の女王号の用心棒

「1号艇、黒いエスタリオン。シニョール・バラッカ」
「2号艇、ティベレの狼。ビスコンティ中尉」

空賊連合が結成直後に襲った客船の用心棒達。
コイツ等の存在を想定していなかった連合を混乱させたが、カーチスによってアッサリ撃退されたらしい。
ラジオニュースによれば、パイロットは脱出できたため死人は出なかったみたい。
モデルはそれぞれWW1とWW2のイタリア撃墜王で
フェラーリのマークの由来となった黒馬の紋章をもつフランチェスコ・バラッカ中佐と
「クラブのエース」隊の指揮官を務めたアドリアーノ・ヴィスコンティ少佐。


メカ

サボイアS.21試作戦闘飛行艇

構造:木製モノコック
乗員:1名
全長:7.92m
全幅:10m
搭載エンジン:イゾッタ・フラスキニ・アッソ
エンジン型式:水冷V型12気筒
出力:600馬力
武装:7.92mmシュパンダウ機関銃×2
ポルコの赤い単葉機。原作漫画「飛行艇時代」における愛称は「フォルゴーレ号」だが、映画では一度もその名で呼ばれなかった。
戦闘機として一機だけ作られたが、扱いが難しいことから乗り手が居らず倉庫で埃を被っていたとこをポルコが買い取った。
これについてはフィオも「過激なセッティング」と評していた。
モデルは実在のサボイアS.21ではなくマッキM.33。これは、宮崎駿が昔見た飛行艇の写真を勘違いして覚えていたため。
ポルコ曰く「難しいのは離着水の時だけで、スピードに乗れば粘りのある翼」。ラジエーターがエンジンの左右に張り出すような形状であるため、ただでさえ悪い上方視界がさらに悪化している(原作漫画ではアゴ型ラジエーターだが)。コックピットの左側手前にある小さなプロペラは、タンクからエンジンに燃料を引き上げる風車式ポンプのもの。
作中登場時点ではエンジンは突然ストールを引き起こしたりオイルを吹いたりと絶不調で、ポルコが騙し騙し動かしている状態だった。

サボイアS.21"F"試作戦闘飛行艇

搭載エンジン:フィアット・フォルゴーレA.S.2(劇場映画版)
       ロールス・ロイス ケストレル(原作漫画)
出力:720馬力(劇場映画版)
   700馬力(原作漫画)
最高速度:330km/h
前述の機体がカーチスによって破壊され改修された後の機体。FとはフィオのF。
乗員は2名となり機関銃は1つになる。さらにタブも新しく付けられた。
エンジンはフィアット・フォルゴーレのレーサーカスタムをカリカリにチューンしたもの。ヘッドカバーには「GHIBLI」というロゴが入っている。
このエンジンを調達できたことをポルコは不思議がっていたが、ピッコロのおやじが「出所は聞くな」と真っ先に牽制したあたり、どうも闇ルート辺りで調達したと思われる。
原作漫画におけるロールスのエンジンは、525馬力のものをピッコロのおやじが700馬力にチューンアップしている。

カーチスR3C-0非公然水上戦闘機(密造)

翼幅:8.10m
全長:6.29m
全高:3.15m
搭載エンジン:カーチスV-1400
エンジン型式:V型12気筒
出力:610馬力
原型機最高速力:395km/h→改造後:348km/h
武装:7.7mmブローニング機銃2丁
カーチスの乗る群青色の水上機。
モデルは実在のシュナイダー・トロフィー・レース優勝機カーチスR3C-2。
モデルとなったカーチスの改造機であり、プロペラ同調式機関銃(回転するプロペラの隙間を弾丸が通る)を2丁装備。
レーサー時の翼面冷却をやめて機頭下面に外付けラジエーターをつけられているほか、垂直尾翼上には幸運のガラガラヘビが描かれていたりと色々な改造がなされた結果最高速度は落ちてこそいるものの、それでもポルコのS.21を凌ぐ速力を誇る。
スペックを見て分かる通り、小さな機体にドデカいエンジンを積んでいるためそれはそれは速いのだ。

ダボハゼ号

構造:金属製艇体、単発
搭載エンジン:ロールス・ロイス・イーグルⅣ
エンジン型式:水冷V型12気筒
出力:360馬力×2基
最高速度:193km/h
武装:37mm対空機関砲1門(原作漫画で言う「恐怖の37ミリ砲」)、7.7mmルイス機銃1丁、乗員の携帯小火器多数
マンマユート団の大型飛行艇。飛行艇なのに何故か迷彩。
冒頭でポルコに中破させられたが修理されて再登場。
しかし修理費が嵩んでペンキ代が足りなかったため、尾っぽの部分だけ塗装されていなかった(みっともねぇなぁ)。

マッキM.39 (M.52)

フェラーリンがポルコを先導したときの機体。
モデルは実在のM.39とM.52。

マッキM.5

ポルコがまだ人間だった頃に乗っていたイタリア軍機。

ハンザ・ブランデンブルクCC

ポルコと戦っていたオーストリア・ハンガリー海軍の飛行艇。



Kar98k

ドイツ製の騎兵銃。

モーゼルC96

ドイツ製自動拳銃。シングルアクション。

ルイス軽機関銃

マンマユート団が使用する軽機関銃。

M24型柄付手榴弾

マンマユート団の下っ端が群衆に投げ入れた手榴弾。

エンフィールドNo.2

回転式拳銃。
カーチスが弾切れ時に使った拳銃。
ムスカ大佐や帝劇のタチバナさんが使用している銃の同タイプ。
「ハイヨ~シィルバァ~」



小話

  • 物語について
宮崎駿自ら執筆していた原作漫画が存在しており、こちらは『雑想ノート』で読める。
原題は『飛行艇時代』だが、この話の特徴である「赤」と「豚」をタイトルに入れたいということと、
だからと言って『ポルコ・ロッソ』だと上記の通り最悪の暴言となること、
赤より紅の方が語感がいいとの宮崎の判断から『紅の豚』となった。
尚その特徴である「豚が空を飛ぶ」という言葉は英語圏では「有り得ないこと」転じて「有り得ないほどの幸運」を象徴する慣用句。

ポルコはラスト、隣にいたカーチスが「ちょっと顔を見せてみろ」と駆け寄る描写から、人間に戻った様子であるが顔は意図的に映されておらず、
パヤオによると「人間に戻ってもまたすぐに豚に戻り、十日くらい経つと飯を食いにジーナの前に現れる」との事の他、あの夏の後ポルコとジーナは結婚したらしい。
それで第二次世界大戦も生き延びてるんだから相当な強運の持ち主である。ジーナはサゲマンじゃないんだ!
ラストのフィオの語りのシーンの背景をよく見るとジーナの家に赤い飛行艇が留まっているのが確認できる。
この時飛んでいる飛行機が明らかにジェットエンジンだった+その前後で姿を見せた空賊連合のボス連中の老け具合を見る限り、
作中時間の10数年後に当たる1945年から更に数十年は軽く経過していることがうかがえる。

実はラストシーンはカットされた箇所があり、
一説によると更にパワーアップしたサボイアS.21がジェットエンジン搭載の旅客機を追い抜くという凄い物だったとか。

  • 演者について

ポルコ役の森山周一郎氏は自宅電話で本作のオファーを受けたが、元々は洋画吹き替えを中心に活躍していたためアニメ業界のことをほとんど知らなかった。
そのため「監督の宮崎という名前に心当たりがないなあ」と断ることも考えていたが、
電話の様子を見ていた娘から「ダメ、お父さん断らないで。話を聞いて。」と身振りで訴えられたため受けることにしたという。

また洋画吹替は完成映像に声を付ける形のため、下書きや未完成の映像を頼りに声を当てるアニメの収録は経験したことがなかったのだが、
そんな自分のために宮崎駿監督は完成に近いフィルムを用意してくれたと森山氏はインタビューで語っている。

挿入歌「さくらんぼの実る頃」、EDテーマ「時には昔の話を」はどちらもジーナ役の加藤登紀子さん本人が歌っている。
加藤氏が実際に歌う姿を見てコンテを描き起こした場面もあるという。本作は加藤氏にとってもいい思い出になっているようで、金曜ロードショーで放映される度にSNSで思い出話を語ってくれる。
その中でも、2010年におけるファンからの「なぜジーナは修理で載せ替えたポルコの飛行艇のエンジン音にすぐ気がついたのでしょう?」という疑問に「そうね。どうしてかしら?好きな男の足音は靴が変わってもわかるって事かな。」とあまりに粋な返信をしたことは有名である。

フランス語版のポルコの吹き替えは『レオン』などで知られるジャン・レノが担当している。無気力演技だが
アメリカ版では『バットマン』や後の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で知られるマイケル・キートンが担当。偶然にも彼は後にある映画で空を飛ぶ犯罪者を演じることになる。


「追記・修正しねぇヲタはただのヲタだ。」
「バカッ!」



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最終更新:2024年02月13日 19:46

*1 イタリア語で『子豚』