レディ・アン

登録日 :2011/03/10(木) 03:37:53
更新日 : 2017/02/06 Mon 00:57:15
所要時間 :約 6 分で読めます







正しいのだ、お前の行為は……

そして、私のこの行為もまた……!




新機動戦記ガンダムWの登場人物。

年齢:19歳
身長:161cm
体重:47kg
人種:ジャーマン系
搭乗機:
リーオー
トーラス
ウイングガンダム
声優:紗ゆり



地球圏統一連合軍・スペシャルズに所属する女性士官。
秘密結社OZの総帥であるトレーズ・クシュリナーダの副官でもある。
階級は二級特佐(開始時点)。
名前の由来はフランス語の1(un)。


頭の両側で編み込んだ髪型と丸眼鏡が特徴的な女性。
心の底からトレーズに心酔しており、彼に絶対の忠誠を誓っている。
その為、トレーズにとって障害となる物に対しては一切容赦せず、場合によっては糾弾されるような行動も取る。

非常に優秀な女性で、性別に関わらず能力を評価するトレーズが重用している事からも、その実力が伺い知れる。
また、トレーズのバスルームに立ち入る事ができるのは彼女だけである。

実際、指揮官としてガンダムを幾度となく苦しめた存在。
また戦場以外での行動も多く、序盤で邪魔な和平論者を一掃したり、コロニー側との橋渡し役であるドーリアン外務次官の暗殺を行ったりと、影に日向に活動している。

OZのエースパイロット、ゼクス・マーキスの能力を評価しながらも、トレーズが必要以上に彼を信頼している事を快く思っていない。


トレーズを思うあまり過激な行動に出てしまう事が多く、作中ではガンダムを一掃する為にニューエドワーズ基地地下の核兵器を用いたり、コロニーへの恫喝として核ミサイルを用意したり……などといった場面があった。
まあ実際、ガンダム達はテロリストなので戦争のルールは適用されないのだが……


ただし、これらはすべてトレーズから「エレガントではない行い」としてたしなめられている。
この事から分かるように、中盤までの彼女はトレーズの「信奉者」であり、「理解者」ではない。

それらの行動から狭量な人物と見られがちだが、敵であったり、敵の可能性があるものでも能力次第では利用する強かさも兼ね備えている。
その為、だ捕したガンダム開発者たちに「ガンダムを超えるMS」としてヴァイエイトとメリクリウスを開発させたり、同じく捕らえたガンダムパイロットをそのテストパイロットとして使ってみせたりもした。


そんな彼女だが、過去の経歴は一切不明。
一説には、かつて「炎のアン」と呼ばれた反連合レジスタンスではないか……と言われているが、作中で明言されてはいない。
ただし、小説版では「連合との戦いの最中にトレーズに拾われた」と語っており、元々反連合だった事は確かなようである。

その時に培った技術なのかは不明だが、白兵戦やMS戦もこなす。
一度はリーオーでごひのシェンロンガンダムに挑んだが、機体の性能差を覆せず敗北した。
また、超音速輸送機から投げ出された連合の将軍、セプテムの額に正確に銃弾を命中させるといった並み外れた射撃の腕も有している。


余談だが、トレーズとは別に男女の関係ではないらしい。

ついでに言うと、リリーナ・ドーリアン曰く「バラの花が似合わない人」。




……ん? 何?
19歳に見えないだと!?

くどいようだが、+10歳してみたまえ。



□劇中の活躍

トレーズの副官として登場。
序盤から全開に暗躍しており、和平論者の一掃、ドーリアン外務次官の暗殺を次々とこなした。

実質的にガンダムに勝利した後は、OZ(というよりもロームフェラ財団)が画策するコロニー側の懐柔を開始。
その際には、髪型をストレートにし、眼鏡を外す事で第二の人格を作り出した。
第二人格はコロニー側すら「聖女」と言う程に穏やかなものであり、トレーズのため彼の愛する兵士たちを死なせないようにとMD(モビルドール)の導入を積極的に進めるようになった。
しかし、元の厳し過ぎる性格との落差やトレーズの理解者になり切れないことに混乱し始め、徐々に人格が不安定になってしまう。
その部分を部下のニコル特尉に付け込まれ、あわや戦場で戦死しかけるが、それがきっかけで人格を再び統合した。

それ以降はかつてと違い、真にトレーズの理解者として、「戦いは、戦ってこそ美しい」という信念の下にMDを否定。
捕らえられていたガンダムのパイロットたちとガンダム開発者たちを解放するために月面基地に突入するが、解放した直後にMD開発者のツバロフ技師長に撃たれてしまう。
しかし、ニコルに救われ、最終決戦ではウイングガンダムに搭乗してトレーズの命を救った。

トレーズ戦死後は世界国家軍の敗北を宣言し、リリーナに自らの命を委ねるが許され、和解する。
そして全世界にウイングガンダムゼロガンダムエピオンの決闘を流し、その戦いに言葉を乗せて人々の意志を喚起させた。



□Endless Waltz

地球圏統一国家の治安維持組織プリベンターの長官として活躍。
コードネームは「プリベンター・ゴールド」。
早くからマリーメイア軍の存在を察知していたが、軍縮と組織の規模から後手を強いられ、結果的にマリーメイアの脅威を許してしまう。
その際訪れたゼクスに「プリベンター・ウインド」の名と、トレーズの遺産であるトールギスⅢを与えた。

決戦時には大統領府に単身で乗り込んで一区画を制圧、ヒイロ・ユイの狙撃による爆発からリリーナとマリーメイアを救出。

反乱終結後は、マリーメイアを引き取って生活している。



□作中外の活躍
スーパーロボット大戦シリーズではEWの参戦頻度が高い為、プリベンターの長官として活躍する事が多い。
『64』はアフターコロニーがメインという珍しい作品なので、自然と彼女の登場も多かった。
『D』では味方部隊がプロトデビルンとの決戦で地球不在という最悪のタイミングでルイーナの襲撃を受けるが、タワーを本拠地として徹底抗戦の構えを取っていた。
負傷を押して小破したトーラスで出撃しようとしたトレーズを止める等気苦労が絶えないが、ウィングガンダムで出撃して自身も前線に立ち続けた。
『W』では猿頭寺とパピヨンが恋人関係である事に心の中でツッコミを入れる彼女には非常に珍しいコミカルなシーンもある。
また、TV版が参戦している『第2次Z 再世篇』ではキラの進言がきっかけで人格統合を決意した。


□主な台詞

「承知致しました。次のバスタイムにはバラのエッセンスをご用意致します」

「コロニーなど、少しの攻撃ですべて吹き飛ぶ……哀れな者達が住む小世界よ!」

「兵士としてはな。……だが、人間としては厳しく生きたつもりだ」

「……感じますか、この戦いの悲しさを。見えますか、この戦いの向こうにある平和が。この戦いは皆さんに突き付けられた、平和への問題提議です!」

「言い訳なら幾らでもできる。問題は、この暴走を我々だけで止められるのかという事だ……!」

「マリーメイアに対抗する力のない今の地球など、政権交代に5分とかかるまい。……さて、どうなさいますか? トレーズ様……」

「これがトレーズ様の理想だと……? デキムのすり替えに踊らされている事に気付かないとは……」

「トレーズ閣下は、負け続けながらも戦いをやめない人々を愛していました。そしてだからこそ、人々はガンダムを受け入れる……」

「人々の心を動かすのは、勝者ではないのです」






2012年3月6日、中の人である紗ゆりさんが癌の為亡くなられた。
ご冥福をお祈りします。




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