ソウジ(仮面ライダーディケイド)

登録日 :2011/07/31(日) 21:39:20
更新日 : 2017/04/13 Thu 17:54:57
所要時間 :約 8 分で読めます





「いつでも帰れる場所がある。だから俺は離れていられるんだ」


ソウジ とは、仮面ライダーディケイドに登場した【カブトの世界】の主人公。一人称は「俺」。

演:川岡大次郎


仮面ライダーカブトに変身し、人知れず宇宙生命体ワームと日々戦い続けている、おでん屋【天堂屋】に住む青年。

天堂屋に妹のマユ、店主のおばあちゃんと共に暮らしていたが、
ある日カブトと遭遇し殺されてしまった……というのが嘘なのは上記を見れば一目瞭然。

実際は自身に擬態したワーム【フィロキセラワーム】を追い詰め、
左目をカブトクナイガンで切り付けた際にマユがそれを目撃し誤解した、というのが真相である。

家族の為ならばどんな状況下でも恐れない勇敢な青年でカブトとして世界を守ってきたが、
フィロキセラワームとの一件で何故かカブトのクロックアップシステムが暴走。

通常空間に戻る事も、変身解除も出来ないままという恐ろしい状態になっている。
それでも家族を守る為に孤独を恐れず、たった一人で戦い続けている。

孤独を恐れず只一人~♪
カブトゼクターを友として~♪

さらにカブトに恨みを持つ弟切ソウの巧みな情報操作で、
カブトは危険なライダーであるとカブトの世界の住民に認識されてしまい、ますます孤立無援となっている。

そんな中、【カブトの世界】に門矢士が現れ……。



【性格】
オリジナルたる天道総司のように傲岸不遜な面は見当らず、常に朗らかな笑みを浮かべて、
例え自分が他人から疎まれようとも誰かを守る為に戦える心の広い青年。

クロックアップ空間に幽閉されている気の狂いそうな状態にも関わらず、家族を守る一念で疲弊すらしないタフガイ。
士の 「ちょっとくすぐったいぞ」 に対しても 「…ん?」 と動揺しないほど強い精神力の持ち主でもある。

近所に住む優しいお兄ちゃんといったカンジの青年だが、マユによるとソウジと士は似ているらしいので、
もしかすると天道のような俺様キャラな部分もあるのかもしれない(士とソウジの共通点は後述)。

またマユの事となると冷静さを欠き、窮地に陥ってしまう等、天道と同じ泣き所を持つ。



【戦闘力】
最強ライダー討論スレによくお呼びがかかるカブトに変身するだけあって天道同様、滅法強い。

  • 事故でマユに放たれたクロックアップ状態のザビーニードルをクナイガンで容易く叩き落とす。
  • ただの一蹴りでサナギ体2体を瞬殺。
  • ディケイドファイズ・アクセルフォームでも苦戦したザビー(ソウ)をクナイガン一閃で強制変身解除。
  • クロックアップをも捉えるサーチ能力を持つイクサとサイガ、そしてディエンドの弾幕の猛打にあいながらも、3体を立て続けに倒す。
  • そもそも常にクロックアップ状態

……等々、チート領域に片足突っ込んだ強さを見せる。ぶっちゃけリ・イマジライダー最強格である。


【料理】
腕前は不明。おでんは得意そうだが。


【カブト(ソウジ)の各フォーム】
  • マスクドフォーム
カブトの変身直後のパワー特化形態。
ソウジは士との共闘で変身した際の一瞬見せたのみ。

  • ライダーフォーム
カブトの世界の仮面ライダー基本の形態。
ソウジの場合、常時クロックアップ状態なので専らこの姿で過ごしている。
ディエンド戦でクロックアップをわざわざ発動させたシーンがあるが、やりすぎたファンサービスだと思われる。

  • ハイパーフォーム
完結編にて変身したカブト最強形態。
仮面ライダーディケイド最強コンプリートフォームの力でフォームチェンジ。パーフェクトゼクターでドラスに砲撃した。
ハイパークロックアップは未使用。

  • ゼクターカブト
カブトのFFR形態。外見は巨大なカブトゼクターそのもの。
本家カブトゼクターと同じくツノによる突撃攻撃が可能。

必殺技は突貫で敵をはね飛ばし、ディケイドをクロックアップさせ、
ライダーフォームに戻ったカブトとディケイドのライダーキックで敵を挟み潰す【ディケイドメテオ】。
ガンバライドでは隕石の如く炎を纏ったゼクターカブトを右腕に保持したディケイドが敵に突撃する技となっている。



【結末】
クロックダウンシステム。ライダーシステムのクロックアップを封じ、ワームには影響のない悪魔のシステム。

マユを人質にとられソウの罠に嵌ったソウジは通常空間に引き釣り出され、変身解除に追い込まれてしまう。
感動の兄妹の再会に斟酌する事なくソウジを亡き者にしようとするソウだったが士の介入により失敗に終わる。

例えワームであってもマユはソウジの妹。
マユにそう言い残し士と共にフィロキセラワームとしての本性を見せたソウに挑むソウジ。
だが、彼の野望を阻止しクロックダウンシステムを破壊する事は、自分を再びクロックアップの孤独な世界に戻すということを意味していた。

それでも世界と家族を守るため、ソウジは迷う事なくフィロキセラワームを撃破した。
士と束の間の共闘で絆を深めた彼の前にマユが。同時に薄れ行く自身の体。

泣くマユに"心配はいらない"と言うような朗らかな笑顔を向け……彼は再びカブトの世界から消えた。


【完結編】
剣立カズマやワタルら同様、ディケイドの影響でカブトの世界と共に消滅したソウジだったが、士の自己犠牲によって復活。
クロックアップの呪いから解放された。

カズマ達と共に士を強く思い彼を甦らせ、仲間達と共に士と共闘する。
ドラス、スーパークライス要塞を倒し、ついに仲間達と共に世界を救った。
自身の世界での展開や完結編での消滅したが故のデカイメリットを得る等、リ・イマジメンバーではかなり優遇されている存在。



ちなみに、士とは何かと共通点が多い。

  • 妹がいる(小夜とマユ)
  • どちらかと言えば自分で全てを抱え込んでしまうタイプ
  • 世界に疎まれている(破壊者と危険なライダー)

平成ライダーの登場人物にしてはスマートな性格で、非の打ち所のないキャラクターや色んな意味で仮面ライダーらしい在り方から、
リ・イマジメンバーの中では比較的人気の高い人物である。その反面、ソウとの対比故にソウジとしての出番はかなり短い。


【関連人物】
仮面ライダーディケイドに変身する青年。束の間だったが共闘し、仲間となった。
ソウジは恒例の説教を受けなかったばかりか、「誰よりも強い男」と称された。


  • マユ
ソウジの妹であり、戦う理由の一つ。
実はシシーラワームだが、ソウジやおばあちゃんはそのことを知っていながらも、大切な家族として接している。
危うくソウに利用されかけるが、ソウジと士によって救出される。
彼女は今も天堂屋でソウジの帰りを待っている。
【カブトの世界】における日下部ひよりポジだが、天道樹花の要素も含まれている模様。


  • おばあちゃん
ソウジの祖母で戦う理由の一つ。
天堂屋店主で"おでん"へのこだわりは半端なく、がんもどき、卵、大根で十分だという。

あの士にさえ敬意を抱かせた凄い御仁。頑固そうだが、孫を温く見守る好好爺。
経緯は不明だが、カブトがソウジであることや、マユがワームである事を知っている様子。
天道語録ならぬ、天堂語録(?)は士に受け継がれた。


  • アラタ
地球(ほし)を護るは天使の使命!
……とは言わない。
ZECTに属する仮面ライダーガタックに変身する青年で、加賀美新のリ・イマジキャラクター。
他人の意見に流されず、相手の突飛な言葉をも信じる好青年で、思い込んだら一直線だった加賀美のバージョンアップのような存在。
カブトの事も危険なライダーではないと認識していた。

普段は冷静だが、戦闘では加賀美同様に荒々しい戦いを見せる。戦闘力は高く、クロックアップなしでディエンドを圧倒した。

後にソウの野望に気付くも、ZECT隊員にフルボッコにされてしまう。
なんとか光写真館に辿着いて士達に助けを求め、ソウジたちの救出に一役買った。
ソウジとは面識ナシだが、もし出会っていれば、本家のようなコンビになれたかもしれない。


  • 弟切ソウ
カブトの世界におけるソウジの宿敵で、仮面ライダーザビーに変身するZECTの行動隊長。
ザビー時代(やさぐれる前)の矢車想のリ・イマジキャラクターで、擬態天道や三島正人の要素も持っている。

左目の眼帯が特徴で、それがかつてカブトに付けられた傷という事もあり、彼を憎悪している。

何故かソウジと瓜二つの容姿だが、それもそのはず。彼こそソウジに擬態したフィロキセラワームである。
戦闘力は高く、ディケイドを苦戦させたがカブトには遠く及ばない。

ライダーのクロックアップを封じる為、ZECTに潜入し、クロックダウンシステムを開発した。
全てはソウジへの復讐とワームによる世界征服のため。

特に前者に懸ける執念は凄まじいの一言であり、そのために自分を兄と誤認したマユを平然と利用する。
ソウジとは姿形こそ似ているが、彼とは異なり真逆の外道で本物の足下にも及ばない。言い換えれば、 「虫けら」 By士。

カブトの世界では唯一苗字が言及されている。
ちなみに「弟切」の名の通り、矢車の弟分である影山瞬にあたるキャラは登場しない。語源は恐らく弟切草。

またソウという名前は「矢車想」の「想」だけでなく「天道総司」の「総」にあたり、ワームとして「総て」になれても、
天道と同じ名を持つソウジのように「総てを司る」事が出来ない事を暗に示しているのかもしれない。


ベース元にしてオリジナルの仮面ライダーカブト。もし2人が対面したらどういう掛け合いをするのか非常に気になる。



【余談】
ソウジの名字は不明。恐らく「天堂ソウジ」と思われるが、天道と同じ読みでチビっこが混乱してしまうので敢えて付けなかったのかもしれない。
なお、常にクロックアップシステムが暴走状態、という部分は
石ノ森章太郎先生の「サイボーグ009」の「結晶時間(原題・凍った時間)」(009/島村ジョーの加速装置が故障し、ひとり加速空間に1ヶ月(実際には数時間程)も取り残され発狂寸前に陥ってしまうエピソード)から由来している。
東映公式ページの第16話あらすじにも、この「結晶時間」を匂わせる一文が書かれている。

「『サイボーグ009』の1エピソードに加速装置が止まらなくなるお話があるそうです。
 加速状態というのは、ただ速く動けるだけじゃなくて、べつの物理法則に身を置くこと。
 人から見えないのはもちろん、逆に人に何かを伝えることもできない。
 ペンを握ろうとすると摩擦で燃え尽きてしまい、手紙すら残せないのだとか。
 ほとんど『ゴースト』状態です。大切な人のそばにいても、何もできない……。

 次回《カブト編》も、そんなようなお話。
 クロックアップしっぱなしのカブトは、人とのカンケイを断たれ、それでもひとり、孤独な戦いをつづけています。
  大切な何かを守りながら。



士「何か……お前の項目で追記・修正して欲しい事は?」

ソウジ「……ないなぁ。Wiki篭りなら全部上手く作製してくれる」

士「そうだな」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/