ニューロノイド(ベターマン)

登録日:2011/01/05(水) 01:08:45
更新日:2023/02/12 Sun 09:25:00
所要時間:約 6 分で読めます





火乃紀「ユー・ハブ・ア・コントロール!!」

蛍汰「アイ・ハブ・ア・コントロールッ!!」


ベターマン(BETTERMAN)』に登場するロボット
同世界観にメカノイドなど勇者ロボが存在するが、今作ではそういった方向とは違ったアプローチからデザイン・設定が為されている。



【概要】

ニューロノイドとは人体に有害な環境や、危険な場所を調査するために開発された多目的有人ロボットである。

特殊な脳波「ディアルインパルス」}を発する人間「ディアルカインド」「ヘッドダイバー(パイロット)」とし、
動力源「リンカージェル」から取り出されたエネルギーを利用して活動する。

二人乗りで、ヘッドダイバーが二名揃わなければ、リンカージェルからエネルギーを抽出することができない。
リンカージェルは活動に伴い純度が低下するため、活動時間には限界があり、活動限界を迎えたニューロノイドはリンカージェルの透析が必要となる。

ニューロノイドの大きな特徴として、分析・調査形態のアクセプト(AP)モード」と、活動・戦闘形態のアクティブ(AV)モード」に変形する機能がある。
APモードを担当するヘッドダイバーはウームヘッド、AVモード担当にはセリブヘッドに搭乗する。

通常の操縦は主に音声入力によって行われている。
また、各種特殊機能として、周辺の環境の分析を行うアナライズ、緊急回避プログラムアボイド、高起動プログラムニトロ、そして大気中の成分を合成した化学物質を放出し、敵生体を排除するシナプス弾撃を備えている。

いずれも体型は二頭身のズングリムックリ体型だが、覚醒人1号に乗り込んだ蛍汰からは「見た目はイマイチだけど結構強えじゃん!」と評価されている。

機体制御には高等哺乳類12体分の大脳皮質が生体ユニットとして組み込まれており、ブラックボックスとして搭載されている。


【ニューロノイド一覧】


◆覚醒人1号

有限会社「アカマツ工業」がモーディワープから委託され作られたニューロノイド。
丸みを帯びた姿に尻尾が特徴的。

1話時点でのパイロットはカクタス・プリックルと彩火乃紀。
しかし、地下遊園地「ボトム・ザ・ワールド」で発生した事故を調査中にカクタスがアルジャーノンを発症してどこかへ行ってしまった為、たまたま遭遇した蒼斧蛍汰が搭乗。
偶然にも蛍汰がディアルカインドだった為、二人で緊急運用。
以後は主に蛍汰と火乃紀で運用している。
火乃紀の不在時や状況によっては沙孔羅や楓も搭乗した。

成体ユニットにはバンドウイルカ12体分の大脳皮質が使われている。
本来、覚醒人には水中活動用整備が施されていないが、バンドウイルカの大脳皮質を使用しているためか、作中では水中活動を行ってみせた。

変形する際は側転するように変形する。



◆ティラン

モーディワープ・フランス支部が開発したニューロノイド。作中活躍するのは4号機カトリエ。

覚醒人とは違い、角張った姿をしている。耳が特徴的(楓には「ウサギ耳」と呼ばれていた)。

八七木翔を専属ヘッドダイバーとし、紅楓とコンビを組んでいるが、状況によって火乃紀が登場することもある。

覚醒人よりも汎用性に優れており、追加装備なしで水中活動を行うことができる。
また、出力や連続稼働時間など基本性能は覚醒人を上回る。しかし、ヘッドダイバーの特性における順応性は覚醒人に劣る。

成体ユニットにはボノボ12体分の大脳皮質が使用されている。

側転の覚醒人1号とは対照的にこちらは変形時には前転の要領で上下が入れ替わる。


◆ティラン・テストタイプ

モーディワープ・フランス支部によって作られた試作型ティラン。

3機製造されており、1号機プルミエ、2号機ドゥジ、3号機トロワが作られたが、
暴走の危険性を指摘されたため、モーディワープ・フランス支部の地下に封印されていた。
成体ユニットには人間の大脳皮質が使用されており、封印された理由には暴走の危険性の他に、倫理的な問題もあったと思われる。

4号機カトリエにボノボの大脳皮質が使用されたのも、人間に最も近い哺乳類であったためであり、
仮に暴走しても専属ヘッドダイバーの八七木翔の擬示能力によって抑制できるためである。

2号機ドゥジには、1号機プルミエの水中活動実験中に死亡した八七木の弟「ケイ」の大脳皮質が使用されており、
株式会社「超人同盟」によって人間の脳を用いていることにつけ込まれ、プルミエ、トロワと共に利用された。

試作型であるためか、変形機能は無く、ボディがむき出しでチューブなどが露出している。



◆ブロッサム

モーディワープが新たに開発した戦闘用ニューロノイド。

調査用機能の簡易化により、変形機能はオミットされている。
出力・機動性では覚醒人やティランを遥かに凌駕する。

純粋に戦闘用に開発されたため、「シナプス弾撃」の他に無反動砲、長距離キャノン砲、ガトリング砲やミサイルを装備している。

戦闘訓練を受けた人間が、脳手術による擬似デュアルカインド(デュアルドライブ)となって搭乗する。
作中では、搭乗する擬似デュアルカインドがアルジャーノンを発症し、蛍汰達に襲いかかった。
モーディワープ本部で現れた際は、コクピットにアルジャーノンを発症した搭乗者が鯖詰め状態で入れられており、けっこう怖い。



◆グリアノイド

亜嘉松滋の誕生日に、獅子王雷牙博士がプレゼントしたニューロノイド用飛行ユニット。

三重連太陽系からもたらされたオーバーテクノロジー「ウルテクエンジン」を搭載しており、飛行時には翼が緑色に発光する。
また、リンカージェル透析機能も搭載しており、ニューロノイドの活動時間を改善した。

デュアルカインドでない人間でも操縦ができ、単独で飛行可能。

作中はあまり活躍せずすぐぶっ壊れた。

ベターマン本編と同時期に、ファントムガオー(プロトタイプ)の試験飛行にも随伴している。

後に初期に開発が凍結されていた3番目の竜型ビークルロボ「GBR-5 翔竜」がグリアノイドとしてロールアウトしている。



◆覚醒人凱号

勇者王ガオガイガーFINAL GGG』のDVD-BOXの特典付録『ディスクZ』に収録されている『プロジェクトZ』、
及びFINALの続編として制作された小説『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』に登場するニューロメカノイド。

GGGとアカマツ工業の共同開発によって生み出されたハイブリッド機。
元々は覚醒人Z号という機体であったが、天海護戒道幾巳の活躍もあって改修され凱号と名付けられた。
ガオガイガーやガオファイガーのガオーマシンとファイナルフュージョンする事で更なる力を発揮する事が出来る。
詳しくはガオガイゴーの項目参照。


そのほか、一号とZ号の間に位置する機体「覚醒人V2」も存在する。


ゲーム作品】

ベターマン単独では『スーパーロボット大戦COMPACT3』に参戦。1号とティランが自軍で使用できる。

2人乗り、修理・補給ができるAPモードと戦闘用のAVモードに変形でき、
APモードでは指定した敵に対しての行動が必ずクリティカルになるアナライズが使えるなど原作の性能をわりと忠実に再現している。

スポット参戦する序盤では弱く使いにくいが、
デュアルカインドLvによる機体性能や攻撃力の補正を受けるため、改造してパイロットを育てれば育てるほど強くなる。
なにより火乃紀と楓は乳揺れするため、無駄にAPモードで戦闘した人もいるのではないだろうか。

『スーパーロボット大戦DD』では攻撃力こそ低いものの援護役として特化した性能を持ち、また非常に頑丈に設定されている。

スーパーロボット大戦30』では覇界王~ガオガイガー対ベターマン~が参戦。ついにスパロボでもガオガイガーとの共演を果たした。
凱号はガオガイゴー、覚醒人V2もAPモードで固定となっており、V2は戦闘演出で一時的に変形する形式。
代わりに戦闘中に任意でメインパイロットを交代することができ、護&幾巳と蛍汰&火乃紀ペアで乗機を交換することも可能。一部イベントでは蛍汰単独、護&火乃紀などの特別な組み合わせも用意されている。
形態毎のパイロット分担は再現されておらず、戦闘演出はメインパイロット用の物になるため、「A.V.モードで格闘する火乃紀」のような演出も見られる。



次の追記、修正までサヨウナラ…

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最終更新:2023年02月12日 09:25