馬神弾

登録日 :2011/09/10(土) 21:59:57
更新日 : 2017/08/19 Sat 22:12:51
所要時間 :約 6 分で読めます





この痛み…じわじわ来る…

胸に響くスピリットの声…

フィールドを吹く乾いた風…

砕け散るコアの輝き…

体中が沸騰する、この感覚!!



俺は…!



☆目次


【概要】

馬神弾(ばしん だん)とは、『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』および『バトルスピリッツ ブレイヴ』の主人公。
CV:大浦冬華

作中での呼称は「ダン」。
ちなみに馬神弾の名字の読み方である「ばしん」は前作『少年突破バシン』の「バシン」からきている。


後述するが、カードゲーム主体のアニメでは稀に見る変遷を遂げた主人公である。
その変わり様は、「遊城二十代だってここまでじゃなかった」と言えるだろう。
もし遊城十代がおのが心の闇と向き合うことで変化を遂げたとするならば、
彼は世界の闇の一端に触れ、一度は絶望しながらも、希望を取り戻しその人生を多くの人々のために駆け抜けた。


【『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』】(ダンくん時代)

【人物】

バトルスピリッツ大会での優勝を夢見る、自称・戦法ともに『激突王』を志す中学一年生の少年。
やや猪突猛進な熱血漢で、後先考えない性格は戦略にも反映されている。

自分のこと以上に、困っている誰かを見たら助けたいと思う、優しくまっすぐな心の持ち主。
その明るく真っ直ぐな正義感は「暑苦しい」と評されながらも、敵味方問わず周囲の心を惹きつける。

赤のデッキを使うカードバトラーで、ランキング上位のハイランカー。
好物は、ズングリーや母親の作ったカレーライス。

バトルスタイルは激突を持つスピリットで相手のキースピリットを破壊し、連続アタックでたたみかける。
また、相手のアタックをあまりブロックせず、「ライフで受ける!」のが特徴。
だがプレイングが読みやすいとクラッキーやケンゾーから指摘を受け、徐々に改善していく。

【来歴】(ダンくん時代)


チャンピオンシップで出逢った百瀬果実に導かれ、赤の光主として異世界グラン・ロロへと召喚。
そこで知り合ったズングリーの家族を助け出し、圧政を強いる異界王の野望を阻止すべく、徐々に集っていく仲間たちと共に6つの世界を旅することに。
時には戦意喪失するほどの苦難を乗り越え、遂に異界王を打ち破り世界を救った。
しかし……。


【『バトルスピリッツ ブレイヴ』】(ダンさん時代)

【人物】

前作のラストから2年後、様々な経験から熱いバトルを渇望するようになっており、純粋な熱血漢だった少年から激変。
不穏な笑みを浮かべたり、勝てるチャンスをわざと逃して相手の全力を図るという、完全なバトルジャンキーになっていた。
これほど“どうしてこうなった”がピッタリくる主人公も珍しく、劇中で「あの人なにか変だ!」という台詞まで飛び出す始末であった。

しかし、バトルスピリッツを愛する心と仲間たちを大切にする想い、持ち前の優しさや正義感は実は全く変わっていない。
勝てるチャンスを逃したバトルにしても、実は相手が心の底から「ダンの本当の実力を体感したかった」と言っているからこそとだったりする。

未来世界において、自分に何ができるか、異界王との戦いで学んだことを深く考えており、
心に闇を抱えた相手とのバトルではトドメを刺す直前に優しく穏やかな言葉をかける事が多く、その優しさは破滅願望の塊であったイザーズさえも救った。
ダブルブレイヴによりバトルフォームは漆黒に染まる際は作画監督の作画のせいでとても主人公に見えないが

また、時々かつてのように晴れやかな表情を見せることもちゃんと存在し、共に戦ったコアの光主たちと接する時はそれが顕著。
特にまゐには、柔らかく頭を撫でたり、自分を心配する時に逆にお茶を入れて励ます、ごく自然に肩を抱くなど、中学生らしからぬ熟練した夫婦っぷりを披露。


未来世界での赤を中心とした様々な混色デッキを使用するようになり、『激突』に拘り抜いたかつての戦法から変化して堅実な手を打つプレイングになった。
ただでさえ強靱だった精神面もますます成長していき、一度決めたらどんな相手だろうと躊躇も容赦もせず徹底して信念を貫く上、最終的にはイザーズの闇を一蹴するほど鋼の精神へと成長している。

【来歴】

数多の大会で優勝を果たし、『激突王』としてカードバトラーにとって憧れの伝説的な存在へ。


異界王との戦いを通じて、世界の問題に気付いたダン達光主はその問題点を世に訴えていこうとする。
しかし、亡き異界王とも結託していた闇の権力者たちはそれを疎んじ、
世論操作によって、ダン達は友人はもちろん、家族からも白眼視されて孤立していき、それでもなお真実を訴えようとし続けたが、その矢先に盟友の百瀬勇貴は暗殺。

世界に対して絶望したダンは、ようやく異界王の気持ちを理解するとともに、
彼のようにならないよう、怒りを押さえ込むのが精一杯で、仲間たちへの連絡すら絶ってバトスピにのめりこんでいった。

だが、あまりにも強くなりすぎてしまった為、殿堂入りという名目で大会への出場が全面禁止されてしまっている。

一連の出来事は彼から生きる気力を奪うには充分であり、
異界王との戦いから2年も経つ頃には絶望しきって寡黙で冷静沈着、目は据わって人殺しのように殺伐とし、
殆ど笑わなくなるという別人のように変わってしまった。


そして異界王との戦いから2年後、初心者の子供たちにバトルスピリッツを教えながら、その実内心では叶わぬ強者との戦いを渇望していた。
そんな無気力な生活を送っていたが、かつて共に戦った紫乃宮まゐに誘われ、新たな戦いの舞台である未来世界へと旅立つ。

異界王の影響で変化した未来世界において、最初はただ熱いバトルを求めていたが、
多くの困っている人々の姿を見て、彼らの助けになりたいという生来の気持ちを取り戻す。
かつてはただの支配者・暴君としてしか見ていなかった異界王に対しても、彼が彼なりに未来を見据えて行動してきたことをようやく理解している。

「異界王…あんたとずっと話したかった」

「俺を一番理解してるのはお前だ」
「世界のために何ができるか、どうすべきか、もう言うまでもないな」
「見方を変えれば、あんたが一番世界の未来を案じていた英雄だった」
「男の顔になったな…。戦え、馬神弾!もう引き返せないぞ。」

後に、精神世界で異界王の魂と邂逅した際は、自分を理解したダンに異界王は彼なりの激励を送っている。


まゐとの仲も深まっており、彼女と対決した際には、

「まゐ…俺はこの時代に来て、生きる力を取り戻せた。お前が俺を救ったんだ…ありがとう」

と心からの感謝を語っている。
その直後、敗北した彼女に離脱を「結構ダメージだった」と告げた他、「俺にはお前が必要だ」とはっきりと応えた。

異界王の残した言葉や彼の計画を打ち砕いた責任を考え続けた末、自らもその命を賭けて地球を救うことを決意。
十二宮Xレア同士のバトルで神々の砲台を起動すべく、バローネとの最後の戦いに赴く。
出撃直前、まゐに「帰ったら何がしたい?」と尋ねられた彼の願いが「カレーが食べたい」だった。
大好きだった“こだわりカレー”を作ってくれる母親にも裏切られ、数え切れない悲惨な絶望を味わって心に深い傷を負い、すっかり人が変わってしまおうと、馬神弾という少年の好物が変わることはなかった。
この時の声が、ややダンくん寄りだったのがさらに涙を誘う。

そして、まゐと……。






※以下最終回ネタバレ









激闘の末、バローネとのバトルに勝利し、神々の砲台の引き金を引くことになる。
だが、コアブリットが故障し、回収することが出来なくなってしまった。
そして、ダンは自分自身が神々の砲台軌道に必要な弾丸そのものであることを悟る。

「神の力、強き引き金より放たれて…幾多の諍いを鎮めた……」

「確かに、引くとは書いていなかったけど…そんな…」

悲しみに暮れる仲間達。
そして、おもむろにバローネに向けて手を差し出すダン。



ありがとうございました。

いいバトルでした。



全ての始まりである、チャンピオンシップで百瀬華実とバトルをした後に言ったセリフ…それを最後に言い残した。




「ダン!!ダメっ…!」


まゐの悲痛な叫びに応えるように優しい笑みを浮かべるダン。
その瞳からは一筋の涙が…

そして神々の砲台を起動。
世界を滅亡から救った―――――――










残された仲間達はダンの想いを胸に、それぞれの未来へと歩き出す。
いつかまた、彼に会えることを信じて。







「ユース、さっきのは良かったぞ」

「え?」

「追記・修正の為に、ブレイドラの破壊を選んだその気持ち」

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