OVERMANキングゲイナー

登録日 :2009/10/15(木) 17:33:02
更新日 : 2017/03/28 Tue 15:59:18 NEW!
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OVERMANキングゲイナー
おーばーまんきんぐげいなー


2002年9月7日から2003年3月22日までWOWOW(有料枠)で放送されたサンライズ製作ロボットアニメ。
全26話。

富野由悠季総監督とサンライズ井荻スタジオ母体による、『∀ガンダム』以来2年半ぶりのTVアニメシリーズ。『ブレンパワード』、『∀』と併せ、「富野新三部作」「富野復活三部作」などとも呼ばれる。

本作の最大の特徴は、「明るく楽しい」作品だということである。富野監督は過去に「皆殺しの富野」と言われたほどにハードな作風で知られていたが、それとは異なり、表面上は自身がかつて手掛けた『戦闘メカ ザブングル』にも通じるコメディタッチの仕上がりになっている。死人も、直接的には数人しか出ない。
富野曰く「ぬいぐるみロボットアニメ」とのことである。


◆ストーリー
地球環境が悪化した未来シベリアのドームポリス『ウルグスク』に住む少年ゲイナー・サンガは、ある日突然シベリア鉄道警備隊に逮捕されてしまう。
容疑はドームポリスからの脱出、『エクソダス』を企んだ事だった。
ゲイナーは留置場で出会ったゲイン・ビジョウという男と共に脱走する。
逃走中、ゲイナーは『オーバーマン』を見つけ乗り込む。
これが彼の運命を大きく変えてゆく…。

◆主な登場人物
ゲイナー・サンガ(CV:野島裕史)
主人公で引きこもりゲーマー。
ネット対戦格闘ゲーム『オーバーマン・バトル』にハマッており、その実力はネット界トップ。
反エクソダス主義者だった両親を殺され、自身もエクソダスに否定的だったが偶然乗り込んだ『オーバーマン』“キングゲイナー(ゲイナー本人による命名)”と共にエクソダスに巻き込まれて行く。
現実世界で戦闘しながら、ゲームをするという荒技をこなした事も。


ゲイン・ビジョウ(CV:かわのをとや)
エクソダス請負人でもう一人の主人公。搭乗機はガチコ、エンペランザ。
狙撃の名手としても有名で、「黒いサザンクロス」の異名を持つ。
元々はドームポリス・ウッブスのフェリーベ侯爵家の出。
本名はシャルレ・フェリーベ
女性には紳士的だが野郎はどうでもよいらしい。


○サラ・コダマ(CV:小林愛)
世話焼きなヒロイン。
アニメ史上最高クラスに恥ずかしい告白を受けたり、凍り付けにされたり作中何かと大変な目にあっている。
熊本の某小隊にそっくりさんがいる。

○アナ・メダイユ
本作品のロリ担当。
公爵家の令嬢で、エクソダス実行の際にドーム・ポリスから誘拐される。
自称「哀れな人質」。


ヒューズ・ガウリ(CV:草野徹)
ガウリ隊隊長でヤーパン忍者。
以前エクソダスを遂行するため、エクソダス反対派だったゲイナーの両親を殺害した。


○アデット・キスラー(CV:林真里花)
シベリア鉄道の軍人だったが、いつのまにか教師に。
生徒達からは大人気。
ガウリに惚れていた。


アスハム・ブーン(CV子安武人)
妹を孕ませ逃亡したゲインを執拗に追うロンドンIMAの軍人イケメンだけどヘタレ。
スーパーロボット大戦Zで∀ガンダムのギンガナム、ガンダムSEED DESTINYのネオとで声優繋がりのクロスオーバーがあった。


余談だが声優の子安氏が第22話「アガトの結晶」で演技に熱が入り過ぎて過呼吸を起こし死にかけ、救急車で運ばれたらしい。

○ヤッサバ・ジン
シベ鉄の戦闘隊長。
アデットとは恋人同士。
強面で豪快な男だが戦闘では頭を使う強敵。
あまりにも濃すぎるキャラ故に主人公たちが目立たなくなるおそれがあったため、急遽途中退場させられてしまったが、エピローグで彼の元気な姿が見られる。


○シンシア・レーン CV水城レナ
キッズ・ムントの秘蔵っ子でゲイナーのネトゲ仲間。
戦いをゲームと捉えている。 チョコレートなどの甘い物が好き。
ストーリー後半の扱いはもはやヒロイン、と称されることもある。
スーパーロボット大戦Zでは似た境遇のアネモネと親友になった。

○キッズ・ムント
シベリア鉄道総裁。伝説のオーバーマン「オーバー・デビル」を復活させようとしている。
見た目は中年メタボだが実はタフガイであり、ゲインと互角の格闘力を持つアスハムを赤子の手を捻る様に殴り合いで打ち倒すその際に言い放った。
「アスハムサンドにしてくれるわぁぁぁぁ!」
は最早名言の域。


◆用語
○エクソダス
かつて人が住んでいた温暖な地域へ、居住施設であるドームポリスごと移住する行為のことエクソダスとは「脱出」という意味。

○シベリア鉄道公社
通称シベ鉄。
シベリア一帯の鉄道を管理する組織。
ドームポリスの食糧や物資の管理もしているため実質的にシベリアを支配している。

○都市ユニット
ドームポリスを構成する構造物群のこと。
一つの都市としての機能と同時に、シルエットエンジンによる長距離移動も可能。エクソダスはこの特性を活かして行われる。
また、ヤーパンへエクソダスする都市ユニットは「ヤーパンの天井」と呼ばれる。

○シルエットマシン
シルエットエンジンで動く、一般的な作業用or戦闘ロボットのこと。
この世界では自動車と同じ感覚で使用されされているようだ。

○オーバーマン
マッスルエンジンと呼ばれる人工筋肉や人工骨格等、人間を再現した特殊な機構を持ちシルエットマシンとは、比べものにならないパワーを持つ。
「オーバースキル」という各機体の特色をもつ特殊能力や、高エネルギー体「フォトンマット」による飛行などを備えている。

○オーバースキル
オーバーマンの持つ、特殊能力の総称。
「加速」「時間停止」など各機体ごとに様々な能力を有している。




○キングゲイナー
ゲイナーとゲインが見つけた名も無きオーバーマンで、名付けはゲイナー。由来は発見した日にゲイナーがネトゲで手に入れたキングの称号と自分の名前。
チェーンガン(作中ではチェンガンとも呼ばれる)と言う銃とチェーンソーが一体化した武器と、持ち前の機動力。フォトンマットを応用した戦い方をする。
左腰にはポシェットと呼ばれるチャック付きの四次元ポケットがあり、中にはピンと呼ばれるニードルや後述の『オーバーフリーズ』の力を封じ込めた弾丸のオーバーフリーズバレット。予備のチェーンガン等が入れられている。
オーバースキルは「加速」のみだが『自分を加速させる』のではなく、自機を含めた『物体の加速度を調節する』能力なので、物体の加速度を停止させて凍らせる「オーバーフリーズ」を必殺技とする。
最終決戦ではこの能力を応用し、「オーバーフリーズ」とは真逆に物体の加速度を超加速させて発熱させる「オーバーヒート」を使った。

原理が解らない人は電子レンジの構造を調べろ。


OPの「キングゲイナー・オーバー!」は映像で人間だけでなく、動物やオーバーマンまでモンキーダンスを踊り話題を呼んだ。

これを受けて、OPやEDの映像でアニメキャラが踊る曲が増えたとか増えないとか。
歌詞の方も主役機の名前を連呼する等一昔前のロボアニメのOPを彷彿とさせるが、勢いと盛り上がりが最高で、ネタ抜きでも評価は高い。
…カラオケでこの曲を歌う時は、みんなでモンキーダンスを踊りながら歌おう。
あのテンションと歌声を真似したら喉が潰れかねないが、そこは自己責任で。

EDの「Can you feel my soul」も充分に良い曲。こっちは歌いやすい。
余談だがオープニングはゲイナーを、エンディングはゲインをイメージして作られた曲となっている。

雑誌上の企画で生まれた黒いオーバーマン「XAN-斬-」(後のキングゲイナー)のリボルテックが誌上販売され、スーパーロボット大戦ZスペシャルディスクにてこのXAN-斬-が敵として現れた。
戦闘デモはサンライズ監修の下で制作され、カットインのコンテは監督自ら書いたとのこと。その性能は2回行動や「分析」等の精神コマンド無効と、強力な特殊技能や高い運動性と支援機クラスの味方をほぼ一撃で沈める攻撃力を持ち、オーバースキルでXAN-斬-より技量が20以上低いキャラは攻撃を全て確実に回避され、バリアのフォトンマット(超)は全てのダメージを1/10にするというすばらしい性能の機体となった。
しかし自軍も全員がLv60近くあるので、主役級キャラなら技量差が20以上になる事はまずないし、ダメージを1/10にすると言っても元のHPは39000しかない。ぶっちゃけそんな強くな(ry
うわ何する止め(ry




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