大沢木晴郎

登録日:2010/10/10(日) 07:17:54
更新日:2024/01/05 Fri 01:32:18
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  • 大沢木晴郎
CV:一条和矢(新旧アニメ版ともに)

大沢木晴郎(おおさわぎはるお)は浜岡賢次の漫画作品「浦安鉄筋家族シリーズ」の登場人物の一人。
「元祖」以降、登場時に「大沢木晴郎 ザ・無職」というコピーが入るお約束があった。
大沢木家の長男で主人公・小鉄のデブでオタクで無職な兄貴である。

初登場は「浦安」第1話。
趣味は名作アニメ、映画のコスプレ、観賞。
「~でござる」「~だっちゃ」と、アニメキャラに倣った口調で喋るのが口癖。

【人物】
初登場時は浪人生の設定で、小太りのアニメオタク。
当初は予備校に通っていたが、大学に落ちて以降完全に無職化した。

やや陰険な所があり、子供相手に威張り散らすなどあまり良い性格では無かった。
この頃から手先が器用な設定はあったものの、出番が減り、作者も「消えた脇役達」というコラムで「オタク兄貴として主役級の活躍をしてくれる筈だったのに」と嘆くコメントをしていた。

しかし「浦安」後半のキャラ変更により、超肥満体に変身。
出て来なかった事を逆手に取ったネタで、この際に家族が行った強制ダイエットにより顔がニコラス・ケイジそっくりになるという伝説のネタが生まれた。
友人である「西部劇を守る会」の面々(後述)によって救われ(太らされ)、今度は高木ブーそっくりの顔になるというオチが付いたものの、肥満体の身体は残り、ここで漸く現在の晴郎のキャラクターが完成した。

身体が丸くなると共に性格も丸くなり、親しみ易いキャラクターに変化。

バカにされた上に嫌われていた小鉄らとも絡みが増え、現在でもバカにされてるのは同じだが、親しみを持たれる様になった。

その甲斐もあって、現在では出番も多く、生き生きとしたキャラクターとなっている。

【発明】
前述の様に意外と手先が器用で、大鉄のタクシーの改造や、ノブに依頼されて作った仕掛けなど「晴郎の発明」は定番ネタの一つだった。

リアルぬいぐるみ職人のザトペック爺さんやドールハウス作りの天才トミーなど、変な友人も多かったが「元祖」以降は「西部劇を守る会」の一員としての活動が多くなった為に、あまりネタとしては使われなくなってしまった。

しかし、最近になって弟達が使っていた歩行器を改造して自作の全自動掃除機を作るなど、腕前自体は落ちていない模様。

また、あのゴミ(お宝)で埋まった部屋の何処にネット設備があるのかは不明だが、最新の電子機器にも詳しい様子が描かれている。

【コスプレ・趣味】
当初は最初に書いた様にアニメオタクの設定だったが、後には寧ろ映画オタクに変化。
アニメ、映画ともにやや古い作品を好む様になった。

作者の趣味が反映された物と思われ、「西部劇を守る会」の面々と日々映画談義や映画ごっこに興じる毎日の様である。

映画界の巨匠スチーブン・スピパパーク監督が来日した際、監督に自らを売り込むべく死体の演技をしたり、末弟・裕太にハリウッドの有名子役ばりの演技や声優のトレーニングを指導したりと、設定を活かしたエピソードも多い。

コスプレで多いのはダントツで「ルパン3世」。初期には「ヤマト」「セーラームーン」もよく見られた。
尚、人生初のコスプレは俳優のバート・レイノルズ。

【家族・交遊関係】
無印時代は無職を嘆かれ、大鉄に殴られたりしていたが生々しくなる為か「元祖」以降には、そうした描写は見られなくなった。

最近では太りすぎて階段を登れなくなったり、地域の保安パトロールにコスプレで出かけたりして家族に迷惑をかける事が多く、その度に金鉄に「なんて親不孝なヤツじゃ~」と嘆かれるのが定番ネタと化している。

無職だけに裕太の面倒を見る事も多いが、一時期は裕太のキャラクターが変化していた事もあって、冷ややかな視線が向けられていた。
しかし、小鉄らの悪フザケ&大鉄の偶然が重なり、尊敬される事に成功している。

  • 西部劇を守る会
その名の通り、西部劇、及び名作映画をこよなく愛する無職集団。
メンバーは各々、かつての名優達のそっくりさんで会での晴郎の呼び名は〝デューク〟。
名画座にたむろしたり、西部劇やゾンビごっこをしたり、名優が亡くなると葬式を挙げたりする。

  • 行徳のブロンソン
  • 船橋のコバーン
  • 東陽町のジェンマ
  • 妙典のマックイーン
が主なメンバー。
全員、かなりの年齢と見られるがやっぱり無職。
行徳のブロンソンは元塾講師、船橋のコバーンは不動産屋に就職している事が後に判明する。

  • 宮崎危機
チャットで知り合った、晴郎の恋人(?)にして宿敵。
当初はただの腹黒女で晴郎の事もさして好いていなかったが、「元祖」に再登場後、ヤンデレの不思議ちゃんという超危険人物にキャラクターが変更された。

晴郎を好きすぎる余りついイジめちゃう可憐な美少女で、「カリオストロの城」のクラリスと「魔女の宅急便」のキキのパロディ。
だが、本性は極めて残忍かつ凶暴。晴郎に近づく上で、邪魔者と判断した相手には一切の容赦が無く、子供相手にも例外ではない。小鉄らもとばっちりを食いヒドい目にあった事がある為に非常に恐れており、小鉄が「貴様」呼ばわりしたり、あのあかねですら呼び捨てにして恐れる程の人格破綻ぶりである。
「晴郎様の為」と言いつつ、笑顔で迫る様子は恐怖で、まさに「天使の顔をした悪魔」という表現が相応しい。
見た目に反し肉体も頑健。
ドSかと思えばMっ気もあり、どこまでもアブノーマル。
晴郎といい感じになっているノムさんと出くわしたら、地獄絵図になる事は言うまでもないだろう。
 危機の登場エピソードは晴郎が彼女によって酷い目に遭うオチが多いが中には晴郎本人や巻き込まれた他のキャラの反撃を受けて撃退される回もある。
「毎度」では仕切り直しを行おうと94キンポや192キンポでは危機と晴郎だけでなく順子や桜を織り交ぜた展開を見せたが、危機が今まで以上にヒール役の色が強くなったうえにブチのめされて終了という完全に悪役然とした扱いになってしまい、作者も「嫌われ者過ぎてかわいそう」と不憫に思い次の登場回からは血の気の多い描写は鳴りを潜め幾分かマイルドに描かれるようになった。(オチに関しても晴郎が自滅する等、危機の一方通行というわけではないものがほとんどになっている。)
「あっぱれ」では晴郎以外のキャラと交流し宝石を発見するエピソードや母クライシスの登場などがされ「晴郎のストーカー」以外の側面が描かれるようになっている。

※現在では上記のアニメキャラ風口調に「ユー」や「マミー」「マイブラザー」など、簡単な英語を混ぜた更に妙な喋り口調を使う。


最近の家族ネタでは一人だけタクシーに乗り込めない為、ハブかれたり、晴郎を乗せる為に桜が外にくっつけたイスに座らされたり、乗せたは良いが、そこだけ千切れたりと、騒動の契機になる事が多い。




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最終更新:2024年01月05日 01:32