大沢木大鉄

登録日 :2010/10/06(水) 01:50:21
更新日 : 2017/09/19 Tue 22:20:40
所要時間 :約 6 分で読めます





  • 大沢木大鉄
CV:松山鷹志(旧アニメ版)・一条和矢(新アニメ版)

大沢木大鉄(おおさわぎだいてつ)は、浜岡賢次の漫画作品「浦安鉄筋家族シリーズ」の登場人物。
初登場は「浦安」第1話。
主人公・小鉄の父親で、大沢木家の大黒柱である。
「浦安」初期からのメインキャラクターであり、現在では妻・順子と共に〝大人パート〟の主役を二分しており
初期作品からのスターである春巻や花丸木を差し置いて出番が多い。

作者が「将来はこう云うギャグを完成させたい」と語る、やや実験的なエピソードでも主役を張る事が多く、
作者の特にお気に入りのキャラクターの一人である。



【人物】
職業は個人タクシーのドライバーで古い形(昭和40年式)のスカイラインをタクシーとして利用している。

大鉄は愛着を込めてダットちゃんと呼んでおり、その郷愁溢れる姿は「浦安」を象徴する要素の一つと言えるだろう。
恐らくは漫画史上、最も破壊と再生を繰り返されているであろう不死身のタクシーである。
長男・晴郎の改造も定番ネタで、007やルパンばりに座席が飛び出す仕掛けは基本装備になっている。

性格は最高にぐうたらで、何よりてきと~であり 「くだらね~」 が、口癖。
タクシーに乗っていない時は弛緩しきった姿で家はおろか屋外ですら寝転がり、ゴロゴロとしながらタバコを吹かしている事が多い。
極度の面倒臭がり、甲斐性無しであり、壊滅的に我慢が出来ない。
大鉄は家に革靴のまま土足で上がり込むが、それも単に靴を脱ぐのが面倒臭いと云う理由による物である。
また、最近は描かれる事は無いものの服を着たまま入浴もしており、日常的な生活の全てがガサツである。
…万事がその調子の為、気紛れに家の掃除をした際に浦安に大雪や雹…水不足の夏に大雨を降らせた事がある *1

性格はへそ曲がりで、偏屈。
物事を常に斜めから見る様な所があり、上記の〝てきと~〟な人間性も相俟って正直〝あまり好かれる類〟の人間ではない。
サンタクロースの実在を大人気なく否定しようとしたり、自分の為なら人に迷惑をかける事も少なくない。

子供の頃からその調子であったらしく、便座にハマり動けなくなった小鉄に替わって学校に行った際には、自分の子供時代を懐かしみながら行動…。
フグオの給食を奪い素で泣かせ、マラソンをズルして注意されるとフテ寝…等の傍若無人な振る舞いの結果、
あかねやのり子に〝本気で嫌われ〟一人寂しく下校する羽目になった。
尚、その際に子供時代もやっぱり今と同様に孤独でノラ猫しか寄って来なかった事を思い出し、泣き出すと云うオマケがついた。

ちなみに、薄毛に悩んでいる。

【タバコ】
大鉄について、特に言及しなければならないのがタバコである。
好きな銘柄は「ERキャストマイルド」
初登場時からヘビースモーカーだったが、現在は一度に3本を口に咥え、一日2カートン( 200本 )を吸い切る…と云う描写になっている。
後に消費量がさらに増えた。

タバコこそが大鉄の活力源にして生き甲斐であり、
タバコが絡むと「普段は無気力人間日本代表なのにタバコが絡むと香港アクションスターばりの動きを見せる」(のり子談)と言われ、
禁煙させようとする順子との丁丁発止のやり取りであかねとのり子をキャーキャー言わせていた。
経済的な理由と、他人からすれば家やタクシーが非常に〝タバコ臭い〟と言われる事から
順子は何としても禁煙させたい様で様々な手段を講じるのだが、全く効き目は無い様である。(自分から禁煙にチャレンジしたことはある)

〝せめて外で吸って〟と言われた時には、テレビやコタツ、一切の家財道具を逆に外に運んで殴られていた。
「アウトドアら~いふ」 「…この馬鹿マイルドォ!!!」

タバコ仲間(後述)共々、煙を使って自由自在にアート、目眩ましをする事が出来る。
…壁を作って偽装したり、自由に文字も作る事が可能で、挙句にはホワイトクリスマスをも演出した。


また、体や街中の至る所にタバコを隠していたりする他、
※タバコをおかずにご飯を食べる。
※バットがすっぽ抜けた時に持ってた タバコでホームランを打った …等もある。



【家族関係】
一家の大黒柱だが、上記の様にぐうたらな為に白い目で見られる事が多い。
しかし、それでこそ大鉄と認識されている為かそれなりに尊敬や愛情は持たれている様で、真人間になった際には強制的に元に戻された。
実際、ぐうたらと言いつつも大鉄一人の稼ぎで家族を養っているのだから大したものである。



【交遊関係】
「元祖」から同じ個人タクシー業を営む
  • 浅野
  • 宇野
  • 井上
と云う仲間が出来た。
大鉄同様に超ヘビースモーカーで、大鉄は彼らとサボりタバコをする事を何よりも楽しみにしている。
古い名車をタクシーとして利用するなど、大鉄とは趣味が合い、タバコアートの腕前もかなりの物。
大鉄を含めた TBS(タバコ・バカ・スペシャル) と云う呼び名がある。
…揃って順子を恐れている。

  • のり子の父
隣に住む西川のり子の親父。
「浦安」時代は大鉄のライバルキャラクターだったのだが、現在では殆ど登場して来なくなってしまった。

  • 20本吸いのニコ
群馬在住の伝説の男。
その名の通り、一度に20本(一箱分)を口に咥えている。
一日の喫煙量が69箱に及び、咳をする度に血を吐くと云う伝説の名に恥じぬ男だが、大鉄との高レベルのタバコ吸いバトルに敗れる。

  • 麻岡店長
和食ファミリーレストラン「べーやん」の美人店長。
大鉄ら、タバコバカの憩いの場所になっており、最初は大鉄らを(文字通り)煙たがっていたのだが、後に親交を結ぶ事になる。
…その一方で大鉄を探しにやって来る順子とも親しく、大鉄らのやり過ぎをしっかりと監視している。
上記の〝TBS〟の命名者で、昨今の不況による厳しい経営を大鉄らが救うべく、奮闘したエピソードもある(下らないオチが付くけど…)。
尚、上記のホワイトクリスマスの奇跡は、「べーやん」で起こされたものである。

  • 山田真矢
名前は回文。
享年29歳の若い女の幽霊で、夜な夜な浦安を彷徨っては「視える」人間をわざと驚かせていた(頭の上に星のマークがつく)。
大鉄をターゲットにするも屈辱を味合わされ、幽霊の王道スタイルで挑むも大鉄の意外な返しに幽霊ながら大鉄に惚れた(しかし、漸く怖がられた)。

※ペットのスタスキー&ハッチに嫌われている。

日常的に虐待を加えている(餌皿をずらしたり、餌のバナナを食べたり)為で、劇中で何度か復讐されている。

基本はぐうたらな為に、そんな印象は無いのだが運動神経が良く、前述のタバコ絡みの他、
タクシーを運転していると思い込みスケボーを達人級の腕前で操ったりといった描写がある。

上記のエピソードを経て近作では正式に〝運動神経だけは良い〟と云う設定となり、いじめっ子気質共々、益々小鉄の親父っぽくなった。




―タバコを中心に回る人生。そんな生き方があっても良い…こんな男がいても良い―







〝ついき~?しゅうせ~?
…くだらね~〟


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