大沢木小鉄

登録日 :2010/08/05(木) 10:50:47
更新日 : 2017/08/23 Wed 14:56:58
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大沢木小鉄


CV:田中真弓(ドラマCD)・岩坪理江(旧アニメ版)・三森すずこ(新アニメ)

大沢木小鉄(おおさわぎこてつ)は浜岡賢次の漫画作品「浦安鉄筋家族シリーズ」の登場人物で、同作の主人公。
劇中での愛称は「小鉄っちゃん」で、名前の由来は作者も敬愛した山本“鬼軍曹”小鉄(故人。元プロレスラー)から。

ただし、現在の「浦安」は連載の長期化によるキャラクターの増大と、
主だったキャラクターの日常を深く掘り下げる作風により群像劇と化しており、
作者も巻末の作品評で「この漫画の主人公が小鉄だと思い出した」と発言するなど、以前ほどは劇中描写に比重を置かれてはいない。
しかし、相変わらず「子供パート」では中心人物であり、
「元祖」以降は小鉄の仲間以外のクラスメートも固定化されてきたせいか、学校内のエピソードでも存在感が増している。

初登場はもちろん無印第1話。
初期は短髪ではあったが坊主ではなく、TVゲームで遊んだり、
タイガー軍団の中村タケシを恐れたりと、ややひ弱な現代っ子的な部分があった。

しかし「カンフル剤」西川のり子に完全敗北を喫し、
坊主頭になってからは心・身両面において単純馬鹿としての性格が強化され(作者も元気になったと発言している)、
基本的に外に飛び出していくガキ大将キャラになり、以降の描写は現在まで変わっていない。

「元祖」以降はクラスのリーダー的ポジションとして定着。
馬鹿ながらも頼りにされている場面が多く、性別・学年を問わず多くの人間から慕われている描写もある。

【趣味】

プロレス好きで、よく仁とプロレスごっこに興じている。
作者の趣味もあってか使う技はクラシカルな物が多く、得意技はブレンバスターとコブラツイスト。
仁とジャーマンスープレックス→コブラツイストの掛け合いだけで浦安一周した時もあった。

また、やはり体を動かす事自体が好きなせいか、テレビはスポーツ(特にプロレスと野球)観戦を好むようだ。
小学生とは思えないほどに体力がズバ抜けており、高所から飛び降りたり、延々と走り続けてもまるで疲労を見せないなど、超人的。

春巻が担任放棄してからは体育の授業を仕切っているが、
内容は延々と走らされる「無限マラソン」がほとんどなためか反発される事も多い(結局はみんな素直に従うが)。

無印後半から爺ちゃんっ子としての側面が追加された事で生まれた「爺ちゃんの知恵袋」シリーズを経て、思い込みが強くなった。
  • 死にそうになると走馬灯が見える
  • 自己暗示
  • エイプリルフール
  • ブルーベリーを食べると視力がよくなる
  • ワカメを食べると髪が伸びる
などを教えられた結果、数々の奇跡を起こしてきたが、
マイナス面に作用した時は自分をサイボーグと思い込んだり、犬になったり、重傷を負ったりして周囲に大迷惑をかける事もある。

ハマりやすい性格でもあり、電動ドライバーを拾った事からドリル依存症(実はネジ外し依存症)にかかった他、
挙げるのにキリがないほどたくさんの事柄に興味を抱いている。

最大の弱点は「勉強」。
正常な状態で受けた学校のテストは全て低得点を記録し(頭の回転そのものは早い)、算数のテストでは思わず臨死体験をした事もある。
一度あかねの答案をカンニングしたが、名前まであかねのものを丸写ししたため一発でバレてしまった。
通信簿は体育を除きオール1。

【夏休み】

小鉄について特に言及しなければいけないのが夏休みで、
無印中盤で初登場して以降小鉄の夏休みネタは毎年の定番となっている。
描写はまちまちだが、初日の午前0時から9月1日の午前0時まで全力で遊び続けるのが基本。
まだ深夜と言っていいほどの早朝から真夜中まで、ほとんど寝ずに活動し続ける(夏休み中の平均睡眠時間は2時間)。

しかも、それに仁やのり子ら仲間達を付き合わせようとするところがあり、誰もついて行けず脱落していく。
ノブは熱射病で死にかけた事が一夏に3度も(仁はさらに多く23回)あるという。

好きな場所は市民プールで、基本的に毎日通う。
  • プロレスごっこの常習
  • 流れるプールの流れに逆らって泳ぐ
  • ビート板使いを極める
など、監視員からは頭の痛い存在である。

また、夏休みになると「夏休み用戦闘形態」とも云うべき肉体に変化する描写もあり、
平時の子供らしい体型から筋骨の発達した体つきに変わり、体力、回復力が飛躍的に増加する。

この状態で(偶然とはいえ)伝説の一人トライアスロンを成し遂げた事もあったが、
この時の負傷が元で、膝に爆弾を抱えてしまった(後にのり子の奇跡のおでこに触れて完治)。

夏休みが終わるとそれまで蓄積されたダメージが一気に襲いかかり、白い灰と化して燃え尽きる。
ただし、一晩ぐっすり寝たらほぼ回復するようだ。

「元祖」からは服装が一年を通して海パン一丁に変更されたが、これも夏休み愛のイメージ故と思われる。
他、タグにある一人野球(限界野球)に挑み極める、前方回転で浦安を一周するなど、小鉄の夏休み伝説は続いていくようだ。

【交遊関係】

初期はいじめっ子という側面が目立つ事もあってか、学校で大便をしていたフグオを見つけ不名誉なあだ名をつけたり、
罰ゲームとしてノブにフナムシを食べさせようとしたりと、やや攻撃的な面が目立った。

転校してきた仁とも始めは気味が悪いとして関係を持ちたがらなかったが、
中村タケシを撃退してくれた事により友情が芽生え、以後は無二の親友となった。

坊主頭になってしばらく経った後は性格もやや丸くなり、
他人をいじるのは相変わらずだが、上記のようにガキ大将的キャラクターとして慕われる面が増えた。

「元祖」以降では初対面の人間や悪意を抱いていた人間(NYA)を知らずに懐柔するなど、小鉄の人間的な魅力が発揮されたエピソードも多い。

あかねを始め、いつもの仲間達が無人島に飛ばされ、たった一人残されたエピソードでは、
外をぶらついただけで無数の子供達を引き連れて帰宅と、遊びの天才・小鉄の魅力が遺憾なく発揮されている。

また、遊べる人間なら誰であっても差別しないらしく、他のクラスからも人気が高い。

【小鉄軍団】

小鉄とその仲間達がこう記述される場合がある。
「元祖」以降の呼び名だが劇中には登場しない、設定上での括りである。
  • 小鉄(リーダー格。馬鹿だがカリスマ性があるのか人を引きつける)
  • 土井津仁(小鉄の相棒。ピッキングなどのスキルを持つ)
  • 鈴木フグオ(基本的に無害だが食物関連で問題を起こす)
  • 梅星涙(野球馬鹿。野球が絡むと人が変わる)
  • ノブ(究極の普通少年。割りを食う事も多い)
  • 菊池あかね(スポンサー。頭脳派で人を操る事も)
  • 西川のり子(体力派と頭脳派の中継ぎ。良識人)
  • 田中(中田ちゃん)(影は薄いが呪いや剣道など変な面で目立つ)
と云った面々がメインで、これに金子先生や垣、星くん、ノムさん、佐渡勇子らが加わる事もある。

花子は「元祖」以降やや距離が離れており、基本的に男子と遊ぶ事はない。

クラスの主要メンバーでもあり、春巻から色々な事を任される事も多い。
それぞれの個性から役割分担も決まっており、互いの信頼も篤い。

【余談】

  • あかね、のり子との関係は興味を引く話題だが、ハッキリしないと云うのが本当の所。
    現在ではあかね、のり子共に小鉄を憎からず思っている描写も一応はある。
  • 小鉄自身はあかねに惚れており、あかねに対しては小学生にも関わらずマセた……と云うか、変態的なアプローチに及ぶ事も多い。
  • 休日だろうと一日も休まず学校に通う「連続登校記録」の保有者だが、実は劇中で何度か途切れた事がある。
  • 現在は赤ん坊の頃からズバ抜けた体力と裏表のない真っ直ぐな性格の持ち主であったとされており、事実上の設定変更がされた。


「追記、修正すんぞー!!」

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