学校怪談

登録日 :2011/11/10(木) 16:13:33
更新日 : 2017/05/03 Wed 17:16:57
所要時間 :約 4 分で読めます




週刊少年チャンピオンで連載されていたホラー漫画。全15巻。作者は高橋葉介。
学校の怪談』ではなく『学校怪談』である。間違えないように。


タイトル通り、学校とそこに通う生徒に焦点を当てた怪談を、基本的に一話完結の短編形式で綴っていく。
怪談というよりホラーの回も多いけど

1~5巻では狂言まわしとして山岸君が出てくることが多いものの、個々の話が完全に独立しており、死者が出ることも多い。
つか山岸君が大体死ぬか酷い目に会う

逆に6巻以降は登場人物が固定され、コメディ色の強い話や回を跨いでのストーリー展開もなされた。

公式上は「6巻以降は短編連作から学園モノへど別の話に意図的にシフトさせた」と説明される。理由は短編連作形式では作者的に話数を稼げないため。


~登場人物~
上記の通り、1~5巻にストーリー等はほぼないので基本的に6巻以降のもの。

  • 山岸涼 (やまぎし りょういち)
1巻の頃からニョッキリ出てきてる中学生。
1~5巻の時点では狂言廻しとして 殺したり殺されたり捕まったり 多くの回に出演し、6巻以降は一応主人公。霊能力が強く人が良いため、しょっちゅう幽霊や妖怪の絡む面倒事に巻き込まれる。
女難の相が出ているらしいが、時折クラスメートや担任の全裸に遭遇する実質ラッキースケベなフラグ建築士。
「最も恐れる幻を見せる妖怪」に襲われたときは「八千華との浮気現場を立石さんに見られる」幻を見せられた。

実は九段先生とは祖父が知り合い。一度その知り合いに憑依されてから霊的に攻撃力を得る。
未来のチート候補。最終回時点で力の総量と使い方の応用力は九段先生を超えている。

将来は女子校の教師。教師としての山岸の活躍を描いた短編も後に描かれている


  • 立石 葉(たていし ふたば)
山岸のクラスメートで図書委員。1~5巻の頃にもちょいちょい登場していた。
典型的真面目眼鏡キャラ。眼鏡を外して髪型を崩すと周囲が驚く美少女になるのもお約束。
霊能力が強く、また父親の不倫で半ば崩壊した家庭に悩んでいるためか、家庭にまつわる怪奇現象に巻き込まれる事が多い。
作家志望で両親からは反対されているが、最終的には両親も負い目からあまり強く言えないことを逆手にとって進路を決めた。
プールや臨海学校での怪異で眼鏡を外して髪を下した姿を見せ、山岸に頼み込まれたからか夏休み以降は髪を下すようになった。
山岸とは友達以上恋人未満、八千華とは腐れ縁といったところだが、本人曰わく「 愛する人が裏切ったら、その人を殺して自分も死ぬオンナ 」……とのこと。山岸(と八千華)の明日はどっちだ。

  • 鬼子(くだん くきこ)
「魔女」を自称する山岸達の担任教師。
基本的に大雑把でガサツだが、気さくな性格から生徒には親しまれている。
幼い頃から霊能者として高い力を持っており、山岸達の窮地を幾度となく救う。
男運がない、とは本人の弁。
かなりのうわばみでヘビースモーカー。十八番は中島みゆき
ちなみに作者の別作品である夢幻家の遠い親戚にあたる。

  • 峠美 (とうげ みろく)
九鬼子を付け狙う謎の存在。時に少年、時に少女の姿で現れる。その正体は かつてイジメにあった九鬼子の心が生んだ別人格
後に九鬼子と和解し、九鬼子の心の番人として活躍する。

  • 神宮寺 千華(じんぐうじ やちか)
少し遅れて登場した編入生。双葉とは対照的な、典型的高飛車キャラ。その性格が災いしてクラスからほぼ孤立しており、山岸と双葉以外ほとんど交流がないが、全く気にしていない。
最初は気難しそうな性格をしていたが、途中からお茶らけキャラでトラブルメーカーになっている。
霊能力が高い上にオッサンや妖怪に好かれるタイプで、妖怪化しそうになったり一緒に酒盛りしたりと忙しい。
また、バイトをやっているが、大体妖怪が関係しているため長続きできない。
時々山岸に気のある素振りを見せるが、本心は不明。その関連で、双葉とも腐れ縁になる。

  • 玉川 樹夫(たまがわ みきお)
山岸のクラスメート。作者自身がモチーフのUFOオタク。
自覚はないが他者に呼びかける霊能力が強く、UFOを呼ぼうとして怪奇を招くことも。八千華登場後は半ばフェードアウト。

  • 塚原 郎(つかはら ごろう)
山岸のクラスメート。モチーフは往年の特撮映画、大魔神。
菜々子とは相思相愛で、出番の大半は彼女とセット。八千華登場後はフェードアウト。

  • 佐々木 奈々 子(ささき ななこ)
山岸のクラスメート。八千華より前に編入してきた演劇少女。
作者コメントによると動かしにくいらしい。八千華登場後は以下略。

  • 溝呂木(みぞろぎ)
渋川の教え子。写真に写っていた九鬼子に惚れて、ろくでもないアプローチをかけ続ける霊能ストーカー。異様に巨大な左目が特徴的。シルエットに巨大な一つ目の姿で登場することも。
毎回様々な手段で求婚しては散々な目にあう愛すべきバカ。出てくる度にコメディ臭が強くなる。
彼のみ、九鬼子のことを「クッキーちゃん」と呼ぶ。

  • 日野出(ひので)
九鬼子の同僚教師。霊感がまったくない一般人代表。
妻子持ちで、夫より強いパワフルな妻と、 望子という母親似の娘がいる。

  • 渋川(しぶかわ)
九鬼子の同僚教師。霊感はないが年配で昔の怪談話をよくしている。
溝呂木は彼の教え子で、彼に九鬼子のことを教えた張本人。

  • 棟方征 郎(むなかた せいしろう)
最終巻で登場した、九鬼子の大学時代の恩師。どれほど重大な事でも誤解を招く結論だけを口にして途中をすっ飛ばしすという悪癖があり、在学中の九鬼子は彼と不倫していると勘違いされていた。
九鬼子の大学時代は助教授だったが現在は教授。九鬼子に「教授」と呼ばれて、「僕は助教授だ」と言い返すのが通例となっている。
霊のことには詳しいが霊感が全くなく、幽霊に取りつかれていても気づいていないことも多い。
最終話間際で九鬼子とプロポーズし婚約する。
夢幻家の遠い親戚にあたり、九鬼子とも親戚にあたる。夢幻家の霊力を母親のさゆりには受け継がれているが、彼自身には受け継がれなかった模様。

ちなみに過去に妻と死別しており、妻のミイラ(嫉妬心で蘇る)と暮らし、蘇生のためだけに自宅に女生徒を連れ込んでいた、どう考えてもヤバい人。ミゾロギの方がマシなんじゃ……。
霊感があるのかないのかよくわからない人。
  • 九鬼子の大学時代から現在までの間に鈍った 
  • 見えるけれど別の方向を向いていたので気付かなかった
  • 見えはしないが伝承などをもとにいそうな方向に向けて行動している
などの解釈ができる。

  • 夢幻那由子(むげん なゆこ)
夢幻家本家の跡取り。一族最大の霊能力を持っているが、祖母によって封印されていた。
祖母が封印を解く前に亡くなったため、霊に襲われるが九鬼子によって封印が解かれている。

初登場時はおしとやかな女性だったが、彼女自身は猫をかぶっていたことが判明。実際には九鬼子に近い性格をしている。
初登場回で無力な幽体を山岸に守られたため彼を狙っている。
男運度に関しては九鬼子以上に悪かったりする(パラメータによると九鬼子が-5に対して、彼女は-8となっている)
また、霊能力の攻撃力は九鬼子と同等であり、弱点はイイ男と紹介されている。

  • 魔少年
マン・イーターに似た髪型の少年。他人の感情を操って自殺させているところを山岸に見つかり、山岸の力を吸収しようとするが、逆にその能力を学習した山岸に力を奪われる。
回復した後は立石に憑依し人質に取って山岸の力を奪おうと画策するが、立石の作文の異変から気づいて山岸に憑依していた九段先生に精神を破壊される。
それでも多数の人間に乗り移りながら山岸に挑戦し幽体バトルの末に山岸の肉体を奪おうとするが、偽装にかかって猫の死体に閉じ込められ、自身が決闘場所に現れるとき乗り移っていた警官の拳銃で射殺される。
もう完全にバケモノであり、魔少年を撃つ際「もう人間ではない」と山岸も断じてはいるが、内心はかなりショックだったらしくうなだれて立石に「自分はまだ人間だ」と同意を求めている。


他にも作者の別シリーズ『夢幻紳士』に主人公として登場する日本漫画界歴代屈指のチートキャラ夢幻魔実也が九鬼子の先祖(つまり大おじいちゃn…うわなにをするやめ(ry )…もとい素敵なお兄様としてたまに登場する。
また、本作のキャラクターや、その家系と思われる人物が作者の他作品に登場することも。



「ヤマギシィ~こっちの“消去”とか“ロック”ってボタンなにぃ~?」
「うわバカ! なんで押しながら聞くんだよ!?」

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