広島東洋カープ

登録日 :2009/08/23(日) 21:11:52
更新日 : 2017/09/23 Sat 10:13:28 NEW!
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広島東洋カープは日本のプロ野球チームである。
本拠地は文字通りの広島県

<チーム成績>

◆ リーグ優勝 7回
◆ 日本一 3回
◆ 最多勝 89勝
◆ 最多敗 96敗
◆ 最多引分 18分
◆ 最高勝率 .631
◆ 最低勝率 .299
◆ 連続Aクラス入り最長記録 9年
◆ 連続Bクラス最長記録 18年


親会社を持たない市民球団として結成されたという、ほかの球団と比較して特異の歴史を有する。
MAZDAと関連してはいるが会社としての球団への経営参加はしていない)
現在は松田家による同族経営となっている。1975年から、チームカラーはご存知の で、 赤ヘル軍団 の愛称で親しまれるほど広島市民以外にも広く定着している。

1949年、広島は原爆投下による壊滅的被害からの復興を目指し、球団を設立。
広島市を流れる太田川は鯉の産地で、しかも原爆で焼け落ちた広島城は“鯉城”とも呼ばれていたため球団名を広島カープとした。

しかし当初から経営は苦しく、1951年に早くも深刻な球団経営状態から解散案、あるいは当時下関市に本拠地があった大洋ホエールズ(現在の横浜DeNAベイスターズ)との合併案が持ち上がった。
しかし、資金難を救うべく広島市民が酒樽に募金を募った通称『樽募金』で球団存続に必要な当時のお金で400万円を集めた。
この一件はNHKの神作品、プロジェクトX〜挑戦者たち〜 で、『史上最大の集金作戦 広島』として取り上げられた。

セリーグ開幕から20年近く、優勝争いになかなか絡めずBクラスが定位置の冬の時代が続いたが、
しかし、チームカラーを白から今に至る赤に変えた1975年に初優勝を飾ってからは75年~90年代初頭に向けて6度のリーグ優勝、3度の日本一と見事強豪球団の仲間入りを果たした。
その後、1991年のリーグ優勝からは優勝から遠ざかっており、現存12球団で最も優勝から遠ざかっているチームであった。

そしてついに…

<現役、引退問わず主な有名選手>

  • レジェンド 安仁屋宗八
  • ミスター赤ヘル 山本浩二
  • 鉄人 衣笠祥雄
  • 炎のストッパー 津田恒実
  • フィールド上の詐欺師 達川光男
  • 100勝100セーブ87cmの男 佐々岡真司
  • 天才 前田智徳
  • ミスター完投 黒田博樹
  • 25番という選手 新井貴浩
  • 今日は神か悪魔か 大竹寛
  • コング 栗原健太
  • 飛ぶキャッチャー 石原慶幸
  • 絶対のエース 前田健太
  • 鯉のプリンス 堂林翔太
  • 赤い忍者 菊池涼介
  • 神ってる 鈴木誠也

その他、カープには将来を期待されながらも怪我によって泣かされた選手が多い。
その原因の一つに練習量があげられる。
選手の育成には定評があるのだが「年俸3分の1、練習3倍」などと言われる程、伝統的に練習量が多いのだ。
新人王を争った二人が二人とも消えてしまった…なんてことも。
しかしその甲斐あって生え抜きの選手が活躍することも、また多い。
そしてその年俸だが、大きなスポンサーを持たないが故に他球団と比べて上限が厳しいようで、FAで主力を他球団に引き抜かれるのは恒例行事と化している。
出来高払いを採用していることもあり、平均年俸や総年俸は推定とは言え目も当てられない低さとなっていた。

最近は新球場・人気の高ぶり・手広い商法(あくまでもファンの需要に応えた形)でむしろ税金対策した方が良いだろうってレベルにまで急激に潤い過ぎたため、
選手の年俸もかなりマシになったとされている。
というか実際に税金対策っぽいことを度々するようになっている。


外国人スカウトにも力を入れており、いわゆるダメ外人が極めて少ないとされている。
これはもちろん選手本人たちの努力によるものが一番だが、駐米スカウト(元助っ人外国人)の努力の賜物でもあり、
とにかく試合を観戦する上、彼らは目立った記録だけではなく長い目で細かいところまで観察する舌を巻くほどの仕事熱心ぶりさからだと言われている。
また顧問弁護士の存在も大きく、選手に応じた迅速で臨機応変な契約交渉が可能だとされている。
この際、日本…というよりカープの環境に合うかどうかもチェックしているらしい。
そのため本来影が薄い存在である彼らのことも平然と報道されることがあったり、カープファンも感謝の念を忘れないようにしていたりする。
決して宝くじ扱いみたいに適当に引っ張って来ているものではないのである。


【2009年の広島】
ルイス・大竹・前田健太など先発が整い永川が安定し、
野手も栗原の成長やWBCに選ばれた石原・俊足野手陣など底上げが確実に行われ3位に予想する解説者も多かった。

開幕戦では圧倒的戦力を誇る巨人に2勝1分でスタートダッシュを切った。
しかし蓋を開けて見れば栗原を中心に打撃陣の不調、去年ほど安定しない永川、
そして予想以上に好調のヤクルト、戦力ダウンを感じさせない中日によりフルボッコ。
開幕から程なくして3位からは10ゲーム以上離され、阪神と4位と5位をさまよう事となる。
しかし後半戦は貯金を作る粘りを見せ、まさかの日本記録タイとなるヤクルト12カード連続負け越しにより、白熱したCS争いに加わる事になる。
9月上旬に3位ヤクルトから約2ゲーム差と肉薄、阪神と共に追い上げ(というよりヤクルトが大魔神のフォーク並に急落してきた)、CS出場を狙うも、
10月4日に4位以下が確定し、これで12年連続Bクラスとなった。

また、CSに出場できなかったためブラウン監督が辞任。
後任は野村謙二郎。

【2010年の広島】 
2010年は打の崩壊と投手不足と言い切って良いだろう。
監督として一年目の野村率いるカープは、シーズン前の勝ち頭のコルビー・ルイスの退団とシーズン前半から大竹寛、シュルツ、永川勝浩の離脱、
最終的には怪我をしなかった選手を探す方が難しい位の状況など、厳しい台所事情となり若手や外国人選手を引っ張り出してきてはボコボコにされた。

野手もぱっとする成績を上げる選手は出てこず、野村の連れてきた外国人選手はフライとゴロを量産した。
そんな中で前田健太が投手三冠や梵英心の盗塁王、ゴールデングラブ賞などタイトルはちゃっかり取ったりしている。

【2011年の広島】
交流戦前の4月20日、2005年4月4日以来 2207日 ぶりに単独首位になった。 …が、交流戦中ではリーグワーストの50イニング連続無得点、球団ワースト記録の4試合連続完封負けであれよあれよと5位にまで急降下。
結局いつものカープだった。

【2012年の広島】
前田健太のノーヒットノーランを達成するなど球団新記録の39イニング無失点の記録もあり、4月の初頭に単独首位になった。 ものの、その後は故障者が続出し9月後半にはBクラスが確定。
結局いつものカープだった。

【2013年の広島】
開幕対巨人戦で1敗2分けに終わり(この時に(●▲●)が誕生する)、開幕から勝率5割に戻ることがなかった。
しかし新外国人キラの活躍や打線の好調もあり、負け越しつつも16年ぶりのAクラスを達成(順位は3位)。
クライマックスシリーズでは1stで敗退するあの球団には勝ったものの、巨人には敗れた。

【2014年の広島】
前年に続き巨人、阪神と優勝争いを繰り広げ、2年連続Aクラスでクライマックスシリーズに進出。
前年度は貯金なしでのAクラスだったため、貯金を作ってのAクラスは96年以来18年ぶりであった。
しかしクライマックスシリーズでは初戦で阪神に敗れた。
オフには野村謙二郎監督が辞任。後任にカープ一筋27年目(現役引退後もコーチで在籍)の男緒方考市が就任した。

【2015年の広島】
MLBからかつての大エース黒田博樹がまさかまさかのカムバック!
そしてFAで阪神から主砲新井貴浩が帰ってきた!
2年連続Aクラスで、着々と前田健太、栗原ら若手が育ってきたこともあり、今年こそは!とファンの期待は最高潮であった。
…しかし、シーズンがいざ始まってみると投打が全くかみ合わず開幕からしばらく最下位に低迷。
その後巻き返して終盤はCS争いを繰り広げるが、結局力尽きて4位に終わり優勝どころか2年ぶりのBクラスに終わった。
結局いつものカープだった。

追いうちをかけるようにオフに現エース前田健太がMLBへと去った。


【2016年の広島】
黒田、新井のカムバック組、鈴木誠也や下水流昂などの若手、新外国人のブレイディン・ヘーゲンズとジェイ・ジャクソンなどチーム全体で層の厚い活躍もあって、交流戦前、交流戦で独走した貯金をそのまま維持、9月10日には遂に、 25年ぶり、V7のリーグ優勝 を果たした。
この日は広島地区の中継が70%オーバーのとんでもない瞬間視聴率を叩き出したり、優勝決定後は街中に市民が飛び出して朝まで祝うなど、広島の街はとんでもないことになった。
また、デパート等各種小売店では、前回優勝時に在籍していた従業員の多くが退職していたため、 優勝の祝い方のロストテクノロジー化 という問題が浮き彫りとなった。

日本ハムとの日本シリーズでは広島で2連勝するも札幌に舞台を移した第3戦で大谷翔平にサヨナラ打を打たれるとそのままずるずると4連敗、広島のファンの前で日ハムの胴上げを許すことになった。



またカープファンと言えばスクワット応援と口の悪さで有名である
応援歌に合わせて立ったり座ったりするスクワットは1990年代に泥酔した観客が始めたものと伝えられている。
この応援を1試合続けるとなるとかなりの運動量になるため、
『カープファンはカープの応援のための自主トレを行っている』
『巨人の選手よりカープファンの方が体力がある』
などとジョークのネタにされることもある。

ちなみに一試合の平均スクワット回数は 約700回 といわれている。
攻撃時はぶっ続けでスクワット。
守備時はインターバル。(トイレ、飯、飲酒など)
というのが基本。

基本的に野球は約10分で交代するため、ある意味では効率的トレーニングである。


また、外野席の応援は『給料泥棒!』『引っ込め!』『地獄に堕ちろジャイアンツ!ファンがキモいぞタイガース!』といった、
とんでもなく口の悪い応援というかもはや罵声をする人がいたりもする。
この罵声、敵だけでなく味方にすらとんでいくこともあるので恐ろしい。
阪神へ移籍した新井あたりは広島戦の度に「新井去ねや!」など強烈なブーイングを浴び、
広島にいた歴史が完全に黒歴史化されるなど尋常ではないバッシングを受けていた(ただこの件に関しては非常に微妙な流れだった影響が強い)。

ちなみにジェット風船を飛ばす応援方法は紙吹雪に変わる新たなモノとしてカープファンが初めて行った。

今は阪神のだけどな!



そして多彩な球団グッズが存在する。
野球帽やユニフォーム、Tシャツは序ノ口で真っ赤なステテコ、意味深なツーアウトのボクサーパンツなどインナーアイテムも充実している。
もちろん女性用に真っ赤なレギンス(全面にカープ坊やのプリント有)も存在する。
意外な事にこいのぼりは2011年に初めて売り出された。

2012年4月6日、横浜スタジアムで行われた、横浜DeNA対広島の試合で、前田健太が敵地で ノーヒットノーランを達成した。 おめでとう!
しかし相手が横浜の為参考試合になる可能性アリ。




追記・修正は達川のモノマネをしながらお願いします

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