牙狼 ~SAVIOR IN THE DARK~

登録日 :2012/06/03(日) 23:41:56
更新日 : 2016/11/02 Wed 21:37:21
所要時間 :約 3 分で読めます




行け!疾風の如く
宿命の剣士よ
闇に光を


雨宮慶太原作・監督の特撮番組『牙狼-GARO-』の後期オープニングテーマ。
作詞・作曲:影山ヒロノブ
歌:JAM project

しかし、TVサイズは尺の関係で歌詞が短縮されているのでイマイチ物足りない感も。是非FULLで聴く事を推奨する。

オープニングとしての使用は第14話からだが、初出は第9話『試練』。
主人公・冴島鋼牙新たな力を手に入れて敵にリベンジするという熱い展開で流れ、視聴者に衝撃と感動を走らせた。


特撮ヒーローソングではあるものの、歌詞は『牙狼-GARO-』の作風に合わせてやや陰のある内容となっている。

正義だとか愛など 俺は追いかけない
愛にはぐれ 愛を憎み 愛を求める

というフレーズはそれを特に物語っていると言えるだろう。
(愛はいらない、というくだりは影山氏の手がけた他曲では『WARRIOR』や『Crest Of Zs』などでも見られる詩である)

だが単に陰鬱で殺伐とした曲かと言うとそこはJAM project。非常に熱い曲になっている。

構成も非常に秀逸でストーリーと見事にシンクロしており、曲前半は魔戒騎士の使命と憎悪でホラーを狩っていた鋼牙の頑なな心が、ヒロインである御月カオルと出会い、彼女を救うために戦う事で真に『守りし者』として成長していく流れが1番から2番にかけて切々と歌い上げられている。
また、大切な者を守るためにあえて安らぎに背を向け熾烈な闘いに身を投じる牙狼の姿を雄々しく物語るサビの熱さは尋常ではなく、深夜に聴いていると高確率で月満つる夜に金色になりたくなる。

動画サイトなどではMAD用BGMの逸材として知れ渡っており、牙狼MADだけでなく多数の作品と良シンクロを魅せている。
やはり、孤高のダークヒーローや騎士・剣士の登場する作品と相性が良いようだ。
なお、原作の折り返し地点で放送された総集編『約束』ではシメに公式MADが流れている。

また、映画『RED REQUIEM』ではこの曲のバラード版が主題歌になった。
原曲の激しさから一転、しっとりとした物悲しくも希望を感じさせる曲調となっており、泣いてしまった人もいたとか。

歌詞も一部変更されており、エンドロールで独り力強く歩を進めていく鋼牙の雄姿と相まって切なさを一層強めている。


ちなみにJAM projectの影山ヒロノブは魔導輪ザルバの声を当てた。
逆に言えばあのザルバが歌うのである。

【余談】
  • 前期オープニングの『Theme of GARO』はインストゥルメンタルではあるが、最後のコーラスが『SAVIOR IN THE DARK』のサビと同じである。
    この前期OPのシメが後期OPのサビと同じという法則は『MAKAISENKI』でも同様。

  • それ以外でもアレンジBGMがピアノ版、オーケストラ版、第1期・『MAKAISENKI』それぞれの次回予告用BGMと多数作成され、劇伴として使われている。

  • 闇を照らす者』では、第1話『流 Ryuga』の回想シーンにて主人公・道外流牙がヒッチハイクの運転手と共にノリノリで歌ったラジオの曲として使用。

  • 絶狼』第1話『DOLCE 血のドルチェ』のラスト付近と『魔戒ノ花』第7話『神話』Bパートのある場面でインストゥルメンタルが、そして第23話『稀人』で主人公・冴島雷牙クロウが互いの本心をぶつけ合う場面でアレンジBGMが使われている。

以上のことから、この曲が『牙狼-GARO-』の世界観全体のテーマと言っても過言ではないだろう。


追記・修正は闇に紛れてからお願いします。

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