登場したのはいわゆる旅禍編。
一護たちが瀞霊廷に突入した際、チャドこと
茶渡泰虎の前に現れた死神である。
前述のとおり、所属は八番隊で序列は第三席。
大剣豪を称した彼は自らの武勇を誇る発言ののち、自身の必殺技・崩山剣舞を披露したわけだが、
間合いも詰めずただ刀を振り回すだけであまりにも隙だらけだったため、
チャドに顔面ワンパンで沈められた噛ませ野郎である。
で、たった一撃で沈められた彼のその後は一切知れない。
(カラブリには登場している)
余談だが、直後にチャドを沈めたのが彼の上司である八番隊隊長(当時)の
京楽春水であった。
(しかも、京楽は抵抗の意志を見せられたので仕方なくといった風であり、明らかに手を抜いている)
……八番隊席官の実力差がひどい件。
ただ、京楽はわざわざ待機していたうえで華麗に桜の花びらを撒かせたわざとらしい(笑)登場シーンを見せたあと、
「もうちょっとノってきてくれてもいいじゃない。どいつもこいつも(つっこまないチャド&お遊びに付き合いきれず残った花びらを全部まとめて落とした七緒)つれねえなあ」と言っており、もしかしたら円乗寺のやられ方から登場シーンまで含めてすべて示し合わせのネタだった可能性も……うん、ないな。やっぱり実力差はひどかった。
その後のルキアの結婚式を描いた小説にてなんと名前が登場。
しかし八番隊に復帰し隊長になったリサは着任して半年も経つのに、この男の名前すらロクに覚えておらず、挙句に
「コイツは顔が雑魚っぽい」「副隊長の顔をしていない」という余りにも悲惨な理由で切っている。
まあ彼の活躍を観れば読者ですら「全く以ってその通り」と
全面同意するしかないのだが……。
なのでリサは円乗寺を
ガン無視し、他隊の席官や自分と仲が良かった
七緒ちゃんを八番隊副隊長に迎えようとするのだが、当然席官クラスを手放す隊長が要る訳もなく、京楽に至っては「絶対ダメ!」と七緒ちゃんを死守。
結局は現世にいない黒ギャルが副隊長に就任するまで七緒ちゃんが八番隊隊長補佐までするハードワーカーになりましたとさ。
読者が一番驚いたのは、あの滅却師との全面戦争をこの男が乗り越えて生き残っていたという事実であろう……。