服部静夏

登録日:2012/03/30(金) 01:06:01
更新日:2021/12/05 Sun 11:55:08
所要時間:約 4 分で読めます





私、扶桑海軍兵学校、一号生、服部静夏と申します!


ストライクウィッチーズ劇場版』から登場する人物。
劇場版では、宮藤芳佳と並ぶもう一人の主人公としても描かれている。

CV:内田彩
誕生日:8月18日
身長:159cm
ストライカーユニット:紫電ニ一型
階級:軍曹


【性格・容姿】
温厚で家族思い、かつ勤勉実直な優等生。
義理堅く真面目で、ウィッチとしての才覚にも恵まれていることから軍上層部のウケも良く、未来の士官候補生と目されているが、
厳しい家で育てられたこともあって軍規に厳しく、融通が利かず杓子定規なところがあるのが玉に瑕。
なお、服部家でウィッチの力が発現したのは静夏が初めてであり、家族や周囲からの期待に応えたいという思いで軍人としての努力は欠かさなかった一方、
それ以外のことにはかなり疎く、劇場版ではとてもみそ汁とは言えないひどい料理を作ってしまって平謝りする描写がある他、小説版では高級ワインをその価値も知らずに料理に用いている。

見た目は黒髪ロングのポニーテール。
芳佳よりも年下だが、身長は彼女よりも高く、ついでに言うと胸のサイズも勝っている。
小説版では芳佳と共に入浴した際に彼女に胸を揉まれたりもしているが、何故か『501部隊発進しますっ!』ではダウンサイジングされており、
おっぱい星人っぷりを隠さない『発進しますっ!』の芳佳はその胸を見て「扶桑人はサラシで抑えつけるから…」と扶桑の習慣に呪詛の声を漏らしていた。


【任務】
扶桑で医学校の受験を控えていた芳佳は、山で美千子と薬草を採取していた。
その帰りに犬を助けるために川に落ち、滝壷に吸い込まれそうになった彼女を、ウィッチが救う。
そのウィッチこそ、服部静夏だった。

彼女は師である坂本美緒から欧州留学の辞令を芳佳に伝える任を受け、やってきたのである。

それを受けて芳佳は欧州留学を決意。
静夏は扶桑の英雄にして憧れている彼女を護衛する任務を負うことになる。


【道中】
憧れの英雄を護衛することに当初はやる気に満ちていた静夏だったが、元々軍属ではなく、軍学校等にも通っていない芳佳は軍人らしさとは無縁であり、
炊事や甲板掃除といった雑務を率先して手伝う、軍服を一つも持っていないなど、『扶桑の英雄』というイメージからかけ離れた芳佳の振る舞いに頭を抱えるようになる。

そして、道中で発生した海難事故とそれに伴う火災でのやり取りが、芳佳との決定的な仲違いに繋がってしまう。

火災現場に取り残された一人の軍人をやむなく見捨てる決断をした艦長命令を受け入れようとする静夏に対し、
芳佳は救えるかもしれない命を見捨てることを認めず、自ら水を被って火の海に飛び込もうとする。
静夏は艦長命令に従うよう進言するが、芳佳は普段とは違う鬼気迫る表情で猛然と反発し、独断で救出に向かってしまう。
結果的に芳佳によって件の軍人は救出されたが、これによって静夏は芳佳に幻滅し、彼女から距離を取るようになった。


その後、二人の距離は空いたまま、一行を乗せた軍艦はガリアに寄港。
芳佳がこの船に乗っていることを知っていたリネット・ビショップペリーヌ・クロステルマンに歓迎された後、
ペリーヌの居館に案内され、そこで芳佳共々静夏も一泊することになる。

芳佳は久しぶりに再会した親友のリーネと同じベッドで眠りについたが、
想像とは違っていたストライクウィッチーズ…芳佳とリーネの姿に静夏は複雑な心境を抱え、寝付けずにいた。

そして、気晴らしに外に出ているところを同じく起きていたペリーヌに見つかり、自身の表情から悩みを看破されてしまった静夏。
ペリーヌはそんな彼女に、自分も芳佳が501に入ってきた当初は同じようなことを思い、やきもきしていた時期があったこと、
それでも、芳佳が来てから501は以前よりももっと強くなったと語るが、それを聞いた静夏はさらに悩みを深くしてしまった。

結局静夏と芳佳の微妙な距離感は近付くことなく、ペリーヌの居館から出立した後、土砂崩れで多くの怪我人が出た村で必死の救命活動を行う芳佳を手伝いはしても、
軍規をやはり気に留めずに行動する芳佳の振る舞いを認めることが出来ずにいた。


【強襲】
そんな中、二人が救命活動を行っていた村にネウロイが襲来する。
村人を護るべく、静夏は唯一この場にいるウィッチとして、初めてネウロイとの実戦に挑む。

訓練の教えを守り、小型のネウロイを次々と撃破していく静夏だったが、現れた中型のネウロイの攻撃の威力に思わず怖気づいてしまい、
その隙を衝かれる形で攻撃を受けて墜落・失神。
命こそ落とさなかったものの、自身が失神している間にストライカーユニットもなしにネウロイに立ち向かい、倒した芳佳は重傷を負ってしまっており、
目を覚ました後、芳佳の負傷に責任を感じた静夏は無線で救援要請を試みるが、新たに出現した超大型ネウロイとそこから射出された小型ネウロイの電波妨害に阻まれてしまう。

そして『妨害が届かない上空からならば』と思い立った静夏は、芳佳のために決死の覚悟で高く高く舞い上がる。


誰か、宮藤少尉を助けて!


その決死の声は伝説のウィッチ達……元第501統合戦闘航空団『ストライクウィッチーズ』を呼び寄せた。

駆け付けた彼女たちによってネウロイに囲まれていた静夏は窮地を脱し、芳佳も懐かしい仲間たちの声に応えて魔法力を取り戻して復活。
静夏と芳佳を追い詰めた大型ネウロイたちも、再結集した『ストライクウィッチーズ』には敵わずに撃破された。

その光景に感動した静夏は、既に魔法力はなくとも戦闘機で芳佳の救援のため駆け付けた美緒に、『いつか自分も立派なウィッチになりたい』と語るのだった。


【和解】
完全復活して全てを終わらせた芳佳に、静夏は抱き付く。
既に反発心は消え、仲違いしてからずっと『宮藤少尉』と呼んでいた自分に『少尉はいらないよ』と笑いかける芳佳に、静夏も笑う。

はい…! 宮藤さん!


【後日談】
amazon限定で『ストライクウィッチーズ劇場版』のBDーBOXに付属されたドラマCD『坂本美緒少佐の陣中日誌』にて、ネウロイ撃破後の芳佳、美緒と一緒にいる静夏の様子が聞ける。
芳佳を『宮藤さん』と呼ぶようになり、仲良くなったものの、生真面目に芳佳を注意するのは変わっていないようだ。

なお、料理の話題になると美緒共々黙り込んだ。


【501部隊発進しますっ!】
劇場版から登場。

芳佳に憧れる生真面目なウィッチというキャラクター像は変わっていないが、ギャグ補正を受けて若干恋愛要素も混じった憧れを持っている他、
この世界ではそこまでネウロイと501は戦闘する機会がなかったため、その名声にも軍上層部のプロパガンダの影響が少なからず存在し、
その実状を知る元501メンバーが、プロパガンダにすっかり騙されている静夏の尊敬の視線に本当のことを言うわけにもいかず気まずげに黙り込むという場面も。

また、潮風が吹く甲板で食事に振りかけようとした七味唐辛子等が芳佳の目に直撃する、緊急事態と誤解して全裸の芳佳をそのままお姫様抱っこして(兵士の目もある)廊下を走るなど、
芳佳に(ギャグ的な意味での)ダメージを度々悪気なく与えてしまっているが、一方で劇場版本編のように仲違いする展開は省かれ、基本的に芳佳とは良好な関係を維持したままだった。


【その後】
2020年に放送開始されたアニメ第3期『ROAD to BERLIN』にて、魔法力を失って転属した美緒と入れ替わる形で再結成された501に配属され、
正式に『ストライクウィッチーズ』の仲間入りを果たすことになった。


【余談】
『劇場版』制作にあたり、『2』の終わり方もあって芳佳を否定する既存キャラクターが存在しないことから、芳佳を否定するキャラクターとして『芳佳に反発する真面目な軍人』という静夏のキャラクターが決まった。




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最終更新:2021年12月05日 11:55