キン肉アタル

登録日 :2012/06/02(土) 01:46:57
更新日 : 2017/08/07 Mon 20:44:39
所要時間 :約 6 分で読めます





男というものは

あまりしゃべるものではない!!


キン肉マン』に登場する超人で、キン肉マンことキン肉スグルの兄。

名前の由来はスグルと同様に元プロ野球選手の江川卓の実弟江川中(父親が麻雀好きでこの名前になったらしい)

【データ】
CV:千葉繁
身長:197㎝
体重:102㎏
スリーサイズ:B129 W76 H93
血液型:O型
超人強度: 1億パワー (108万パワーとする説もあり)
出身地:キン肉星
年齢:34歳くらい(王位争奪戦時)


【概要】
王位争奪戦から遡ること25年前、スグルが生まれる前にキン肉星の王子として英才教育を受けるが、
その帝王スパルタ教育 *1 に反発し、ブチ切れて 9歳 の時に家出する。
(この時既にムッキムキボディであり、高校に飛び級入学している写真まである)
しかし弟スグルを常に気にかけており、大きな戦いの際はいつも傍で見守っていた。

初登場は最終章である『王位争奪編』。
今まではスグルの力を信用して敢えて手を出さなかったが、今回は邪悪の神の陰謀でスグルの火事場のクソ力が封印されてしまった事や、
正義超人たちの友情パワーが馴れ合いとなりつつある事に危険と判断。
キン肉星の王位をかけて戦う運命の王子達の一人であるキン肉マンソルジャーを襲撃すると、
ソルジャーマスクを奪って『キン肉マンソルジャー』になりきって王位争奪戦に参加した。
この時本来のソルジャーを含むソルジャーチームの計5人を不意打ち気味とはいえ 一人で全滅させている
しかも本来のソルジャーは 1億パワー であるのにアタルは勝っている。兄やん凄え!
ちなみに入れ替わったタイミングは会津若松城でのフェニックスvsピッグボディ戦~ブロッケンJrたちのスカウトの間らしい。

そしてフェニックスチームと対戦することとなり、ブロッケンJrバッファローマンアシュラマンザ・ニンジャらをチームメンバーとしてスカウト。
当初はザ・ニンジャ以外はキン肉マンの敵チームになることを拒んでいたが、ソルジャーが強盗から人質を助ける行動を見て考えを改める。
この一連のエピソードは もはやツッコミ所だらけで有名 である。
が、作者のゆでは「書いてて楽しかった」とのこと。見てる方も面白いけどね。

こうしてソルジャーチーム、通称 《超人血盟軍》 を結成する。

ソルジャーはブロッケンJr.、バッファローマンの3人でフェニックスマンモスマンプリズマンと対戦する。
戦ううちにブロッケンとバッファローマンが倒れ、フェニックスとの対決になるも、
順逆自在の術、超人稲綱落とし、ベルリンの赤い雨、バッファローハンマーなどメンバーの技を使ってフェニックスを翻弄。
しかし、超人の未来を書いた『超人予言書』をマンモスマンに奪われ、予言書を燃やされることで存在そのものが消えはじめる。
ここで初めて弟・スグルに正体を明かし、モニター越しではあるが父・真弓と母・小百合とも再会。感動の兄弟対面となった。
(なお、スグル自身も本能で兄のことを感づいていたようで、アタルの叱責を素直に聞いていたり、アタルがフェニックスにいたぶられるシーンでは悔し涙を流していた。)
父の激励で気力を取り戻し、『火事場のクソ力』の原型と言われる『業火のクソ力』を発動してマッスルスパークの50%をフェニックスに決める。
しかし、預言書の力には逆らえず、両腕も消滅しかかったところでアタル版マッスル・スパークから逃れられてしまい、マッスル・リベンジャーで倒される。
そしてアタルは予言書が燃えつきると同時に、スグルの腕の中で消滅してしまった…。
が、予言書の灰がその後もキン肉マンチームをたびたび助けることとなる。消滅しても凄え!


最終的に長かった戦いが終わり、キン肉マンのフェイスフラッシュで復活。
共にキン肉星に帰っていった。



完璧超人始祖編が終わった後の ドタバタどつき漫才 寸劇で嶋田先生が語ったところによれば 「次やるスグル達の世代のお話で(アタル/ソルジャーに)スポットライトを当てたいと考えている」 との事である。両先生の筆に期待しよう

【Ⅱ世以降】
王位争奪戦が終結した後は宇宙中を旅して周り、その後にザ・ニンジャと超人警察(アンタッチャブル)を結成。宇宙中の平和のために活動する。

そして『火事場のクソ力修練(チャレンジ)編』にて万太郎にKKD(火事場のクソ力)を習得させるべく超人評議会(カウンシル)に参加。
年をとったが渋いアタルおじさんとして登場。
あえてソルジャーマスクを装着しているとのこと *2 。顎ヒゲがかっこいい。
筋肉が衰えヨボヨボになったスグルとは違い、もう60~70代なのに常に戦いに身を置いていたせいかそのマッスルは(スグルより兄貴なのに)衰えていない。
未だ全盛期のようなハリを見せている。

ちなみにこのころのアタル兄さんは初代のころからは想像もできないほどフランクな感じ。
おいシシカバ・ブー。お前いつもはめちゃブサイクなのに、今日はいやにハンサムじゃないか。

『究極の超人タッグ編』ではアタルとは明言されていないが、フードの男がアタルと思われる。
正義超人達に味方するが、もう一人のフードの男(フェニックス)と間違えられたりした。


【真・友情パワー】
正義超人達の甘えがある軟弱な友情パワーに葛をいれるため『真・友情パワー』を提唱する。
どういうものかというと

  • あまり喋らない
  • 味方に鉄柱を投げる
  • タッチ拒否
  • それでいて「立ち向かうんだ!」と言う
  • だまらんかースグル!

という感じ。
難しいがとりあえず、『馴れ合いを捨て、個々の超人が強い自立心を持った上で協調する』事を理想としている。


【超人血盟軍】
アタル率いる超人血盟軍はロビンラーメンマンといったポピュラーなキャラでなく、渋いメンバーで構成されているからか人気が高い。
チームの信頼感や連携も高く、リーダーとして言えないことをメンバーが代わりに言ったり、
試合中のメンバーに指示をだすのに椅子を並び変えて指示をするなどの連携を見せている。
真顔で椅子をガタガタ並び変えるのはちょっとシュール。

あとなぜかメンバーはたいてい口が半開きである。


【最強の超人】
『キン肉マン』の作中でアタルは最強の超人の一人という意見がある。
というのも『1億パワーの本来のソルジャーを含む5人を一人で全滅させる』、『予言書がなければフェニックスに勝っていた』などが理由である。
圧倒的に強いとまではいかないが最強クラスであることは間違いないだろう。


【何て冷静で的確な判断力の超人なんだ…】
アタル・ソルジャーを語る上で欠かせない点といえばチーム集めのエピソードである。

チームにスカウトするも断られ、その場を後にするソルジャーをブロッケンらが後をつけ、ソルジャーがどういう超人かを見極める話。
町で強盗が子供を人質に立てこもる場面に遭遇し、ソルジャーは 冷静で的確な判断 でコスチュームを破いて黒いペンキにつける。
するとあら不思議、 生地が大きくなって牧師様の服に変化し、牧師の格好で強盗に近づく
いくら強盗でも牧師なら気をゆるめるという 冷静で的確な判断 で近づくも、迷彩柄のマスク…ではなく筋肉モリモリマッチョマンな部分を見破られ、ピンチになるも 冷静で的確な判断 でナパームストレッチで撃退する。

ちなみに強盗が「 金もってこい!食い物もってこい! 」とおおざっぱな要求をだし、周囲の人々が困惑する中ブロッケンが我慢ならず強盗を退治しようとすると
「強盗を刺激すると人質が危ない」とソルジャーの 冷静で的確な判断 の一言に「 まず人質の子どものことを心配するとは優しいやつ… 」と、 当たり前すぎることに気づく。というかそれだけが重要だろう。

このソルジャーの冷静で的確な判断に魅了されたブロッケン達は超人血盟軍入りを決めるのであった。
あまりにもツッコミ所が多いが、ブロッケン達はこれを口半開きで見てとても感動したのだから不思議だ。
一応フォローすれば、超人にとってリングコスチュームは命であり、それを自ら破りペンキで真っ黒に染めるなどということはとんでもないことらしい。
見ず知らずの人命救助のため、躊躇わずそれを為したことが彼らの心を動かしたのだろう。



後にアシュラマンメインの読切の扱いでこれとは別に超人血盟軍結成の話を描いている。
こちらは最終的にアタルとアシュラマンがベルリンの壁でリアルファイトを始める程度でかなり常識的な内容。
傑作短編集2011-2014に収録されているので興味があればぜひ。


【使用技】

  • ナパームストレッチ
アタルの代名詞とも言える技で空中で相手を釣鐘固めに捕らえ、回転しながら上昇、その後急降下し相手をキャンバスに叩きつける。
この際に空気との摩擦により胸にAの形の傷ができる(アニメだとX型)
劇中では本物のソルジャー、スーパーフェニックス、 強盗 に使用
ちなみに名前の由来は森を一瞬で薙ぎ払うナパーム弾並の威力があるかららしい。

  • アタル版マッスルスパーク
スーパーフェニックス戦終盤で使用。
未完成スグル版マッスルスパークをかけた後、相手の両手を取りブリッジの態勢のまま落下する。
マッスルスパークの後半部分であり前半部分であるスグル版マッスルスパーク合わせることによりマッスルスパークが完成する。

  • フェイスフラッシュ
マンモスマンが投げつけようとした鉄柱を溶かした。


【余談】
当初はソルジャーは他の王子達と同じく捨てキャラのつもりだった(実際、アニメOPではキン肉マンに蹴っ飛ばされている)が、
ゆでが迷彩コスチュームが気にいってきたため重要キャラに変更した。
ゆで先生曰く、王位争奪編を開始するにあたり、五人の運命の王子たちの中にもキン肉マンにも勝るとも劣らない
王としてのカリスマと強さを持つ超人が欲しいと思い、そこに白羽の矢が立ったのがソルジャーとの事らしい。
また、キン肉マンの兄というキャラもちょうど出したいと思っていたため、現在のソルジャー(アタル)のキャラが完成した。

前述の強盗は作中最強クラスのアタルと「一進一退の攻防」を繰り広げたことにより、正体は完璧超人の残党であるTHE・強盗ではないかとか言われてきたが、
モバイル小説「ディープオブマッスル」にて ボックマン という名前が付けられ、
母親と共に自由を求め東ドイツから西ドイツへ亡命したものの働き口が無いために、自暴自棄になり犯罪に走ったと言う背景が書かれた。
なお、一連の事件の後改心したようだ。


追記・修正せんかーWiki籠り!

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