ゾフィー

登録日:2009/07/15 Wed 08:27:47
更新日:2024/04/22 Mon 14:53:07
所要時間:約 19 分で読めます






安心しろ、ゼットンは倒した。


画像出展:ウルトラマン(1966年7月17日~1967年4月9日)
第39話「さらばウルトラマン」より
@円谷プロ


ゾフィーとは、ウルトラシリーズに登場するウルトラ戦士の一人。
ウルトラ兄弟の長男にして頼れる隊長であると同時に魅力あるネタを持ってしまったウルトラ戦士である。

●目次

【諸元】

身長:45メートル
体重:4万5千トン
年齢:約2万5千歳(『ウルトラマンタロウ』基準)
出身:M78星雲・光の国
ジャンプ力:450m
走行速度:650km/h
飛行速度:マッハ10
水中速度:300ノット
趣味:体操

CV:浦野光(『ウルトラマン』など)、田中秀幸(『ウルトラマンメビウス』等)、武内駿輔(『ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』)他


【概要】

宇宙警備隊の隊長にして、エリート集団「ウルトラ兄弟」の長男に位置する。
他の兄弟と違い地球防衛の任務は受けておらず、ウルトラ戦士のサポートやパトロールを任務としている。


ちなみに初登場した『ウルトラマン』最終回の脚本から『ウルトラマンレオ』までのクレジットは「ゾフィ」名義だったが、(ただし劇中での発音は一貫して「ゾフィ」ではなく「ゾフィー」である)
当時の出版物や関連商品では「ゾフィー」の名の方が多く使われ、1984年の映画『ウルトラマンZOFFY』からは「ゾフィー」として定着したとか。
ちなみにゾフィーという名前は本来女性系である。ソフィアやソフィーの同系。女の名前なのに、なんだ男か
また一部作品では「ウルトラマンゾフィー」とも呼ばれるが、基本的には「ウルトラマン」とは付けず、単に「ゾフィー」とするのが公式な表記である。ただウルトラ「マン」セブンと違って公式でも使われた表記なのでこちらは間違いではない。
本格的に登場した第二期ウルトラシリーズでは弟たちから「ゾフィー兄さん」から呼ばれることが多くファンからも親しみを込めて同じく呼ばれることが多い。

『ウルトラマン』最終回以降、長らく出番がなかったせいか、1960年代の出版物ではゼットン星人と混同されて「謎の宇宙人ゾーフィ」と表記されたものや、
あろうことか「ゼットンを操っている」「力はないが頭はよい」などと記述されたものも存在し、不正確なイラストで紹介されたこともある*1
だが、これが後に意外な形で現実のものとなる……。

『帰ってきたウルトラマン』の頃に雑誌掲載権が講談社から小学館の契約に移り、
それ以前の資料不足な小学館の漫画で微妙なデザインのゾフィー隊長がたくさん誕生した。

雑誌設定ではゾフィーの父親はウルトラの父の親友であったがゾフィーが子供の頃に戦死しており、母は詳細は不明であるが、既に亡くなっているとされている。
同じくレオ放送当時の学年誌の設定ではウルトラマンキングはゾフィーの祖父であるとの噂もある。

また、実は初登場時はまだ一般隊員であり、ウルトラマンを助けた一件で隊長に昇格したという設定がある。
つまりメビウスの時点で彼の隊長歴はざっと40年という事になる。
(ただし、『ウルトラマン』の最終回をジャミラの享年である1993年と仮定した場合はわずか13年となる)


【能力】

戦闘力は折り紙つきだが、指揮官としても非常に有能であり、事態を予測し、事象に備える用心深さと観察力、分析力を持つ。
しかし、一番の強みと言えるのはずばり人脈と人望。
宇宙警備隊はもちろんだが、過去の経歴の関係から現在のアンドロメロスを襲名しているブノワと元アンドロ警備隊の面々、そしてギャラクシーレスキューフォースとも繋がりがある他、ミラーマンやファイヤーマン、ジャンボーグAやムクムクが名を連ねる「銀河連邦」ともエースを通じてパイプを持っている。

さらに、トリガーの地球やネオフロンティアスペースの危機に対しては、ゼット、ゼロ、ダイナ、エックスの4名を招集して救援に向かわせている。
所属がはっきりしている面々はともかく、風来坊で基本行方不明のダイナにまで協力を取り付けられる顔の広さと、多次元の戦士が即座に要請に応じる人望の高さが、ゾフィーの真の強さと言えるだろう。
さらにウルトラマンキングのいるキング星に出入りし、キングに謁見するなど隊長の地位は伊達ではない。

M87光線
単体ではウルトラ戦士最強の光線。
元は故郷と同じ「M78光線」という名前だったが、
誤植を引きずり「奇跡(Miracle)の87万度」を達成した記録的な光線という後付けを設定し、この名前で落ち着いた。
厳密にはM78星雲の誤植元であるM87星雲を名残惜しんで名前を付けられた。
発音は「エムハチジュウナナ」だったり「エムハチナナ」だったりと安定しない。

『A』第1話・13話・26話ではウルトラ兄弟が揃った際にAタイプの構えをしていたが実際に初披露したのはエースキラーだった。
威力は調節でき、本気だと最低でも地軸が曲がる威力だとか。
百八式まであるらしく、円盤に襲われていたサコミズを救った時の威力は零式らしい*2

発射ポーズは、右手を前方に伸ばして発射するAタイプと両腕をL字型に組んで発射するBタイプがある。
Aタイプは元々、八つ裂き光輪と同じ動作だったが、ウルトラマンメビウスでの客演以降は右手を振りかぶる動作が無くなっている。
『タロウ』第34話でテンペラー星人の円盤を兄弟全員で破壊したグランドスパ-クは構えからBタイプと思われる。他戦士の基本的光線技同様基本は直線の帯状に伸びる光線なのだがエースキラーが使った時は光球だった。

★ビッグM87光線
内山まもるの漫画版で初披露され、ライブステージでも使用した「全力のM87光線」
エースのスペースQやタロウのコスモミラクル光線を上回る最後の切り札であり、直撃すればグリムドですら一撃で消滅するレベルのとんでもない威力を誇る。
その分ゾフィー単独では発射の反動に耐えられず吹っ飛んでしまうため、他のメンバーに支えてもらう必要がある。

★Z光線
稲妻状のマヒ光線。宿敵バードンをダウンさせたが、致命傷は与えられなかった。
永らく使用されなかったが、後にてれびくん付録DVDで怪獣兵器バードン相手に、『運命の衝突』でベリアル相手に使用している。
この技がM87光線と紹介された時期もある。

★ウルトラフロスト
ウルトラマンジャックが光怪獣プリズマに使用した光線と同一の技で、技名を呼称してから発射する。
バードンに倒されたタロウを凍らせ、光の国に運んだ。
ウルトラマン超闘士激伝』では鏡に逃げようとする闘士スペクターの行く手を一瞬にして阻んだ。
なお最近ではゲーム版でウルトラマンジードのフュージョンライズ「ファイヤーリーダー」(外見はモロにフレイザード)、ウルトラマンゼットのウルトラフュージョン「シグマブレスター」にてやたらこの技がフィーチャーされるようになり、「ゾフィー隊長は冷凍光線も得意」という設定がゼロから語られた。寒さに弱いM78ウルトラ戦士で氷属性が漫画作品くらいにしか存在していないのが理由なのかは定かではない

★テレポーテーション
自身の主題歌の歌詞にもあるゾフィーの代表技。
通常空間から異次元空間へ瞬時に移動が可能でウルトラマンAでは南夕子を異次元へと送り届けた。

★ウルトラかすみ切り(ウルトラ霞切り)
マン、ジャックと技で、同じすれ違いざまに手刀一閃で切り裂く。
『ウルトラマンボーイのウルころ』でブラキウムに対して使用。

★スペシウム光線
光の国のウルトラマンなので当然使用可能。
しかし、ほぼ全ウルトラマンがスペシウム光線を発射する『新世紀ウルトラマン伝説』では、父、母、キングと並んで指令役となっていたため、この時はゾフィーのスペシウム光線は見られなかった。
それから18年後、『大いなる陰謀』でマン、ジャックと共に使用し、モルド・スペクターを攻撃した。


【アイテム】

★スターマーク
胸のブツブツ……もとい勲章。
ウルトラ戦士の中でも、特に優れた功績を残した者にのみ送られる勲章であり、ゾフィーの物は怪獣軍団との戦いでの武勲によるものである。
日本で例えると国民栄誉賞のようなもの。

彼以外にはウルトラマンヒカリ(とメロス)も同じものを持つ。
ウルトラマンチャックにもカラータイマー周辺に三対の青い丸ポッチがあるが、これはスターマークではないようだ。*3

★ウルトラブレスター
肩のブツブツ。
こちらは宇宙警備隊隊長の証であり、現在つけているのはゾフィーのみ。
彼を象徴するアイテムのためか、ウルトラマンオーブのゾフィーのフュージョンアップ形態には「ブレスター」という名前がついている。
なお、隊長になる前の初登場時からつけているのはご愛敬。

スターマーク、ウルトラブレスター共に設定の統一には時間がかかっており、『タロウ』第25話での回想(イラスト)では幼いゾフィーの胸にスターマークがあり生まれつきの模様のように描かれている(ただし、ウルトラブレスターは無い)。
また、(タロウのものと同じ)取り外し可能なエネルギー増幅装置と設定されてた時期もあった。

色は年代と共に変化しており、初登場~『レオ』までは反射の無い体色と同じシルバーだったが、80年代~2000年代は眩いメタリックシルバーとなっている。
外付けの証という意味では後者の方が似合っているような気がする。
『メビウス』以降は再び体色と同じシルバーに戻り、これが基本となった。
しかし、アトラクションショーではメタリックシルバータイプのスーツも使われている。

★ウルトラコンバーター
他ウルトラ戦士の手首に装着させてエネルギーを補充し、活動制限をなくすアイテム。
地底エージェントギロン人の罠によって地下に閉じ込められたエースに与え、エネルギーを補充させた。発光させてエースを捕える牢を破壊しているため攻撃能力もある様子。
後にゼロにも与え、窮地を救っている。

★ウルトラマジックレイ
水中戦が得意なドリームギラスに苦戦するエースの元へ投入。湖の水を干上がらせて形成を逆点させた。
余談だがウルトラブレスレットにも同様の能力があり、ジャックがオクスター戦で使っている。

★コスモテクター
装着するとアンドロメロスという戦士になれる鎧。
ゾフィーは既に引退済だが、ウルフェス2017で再び借り受けアンドロメロスになっている。

★ブラザーズマント
ウルトラ6兄弟のみが着用を許されているマント。
戦闘時には投げ捨てる。



【武勇伝】

【映像作品】

ウルトラマン
●第39話「さらばウルトラマン」

地球の平和は、人間の手で掴みとることに価値があるのだ。


記念すべき初登場。
ゼットンに敗れたウルトラマンを迎えに来る。
ムラマツキャップとフジ隊員はウルトラマンと勘違いしていた。
ゼットンは劇中では科学特捜隊が倒しているが、当初は彼がゼットンを上空からスペシウム光線を浴びせて倒す予定だった。

ちなみに企画当初は「ウルトラマンの実兄」という設定で、「ウルトラマンの兄を登場させるから新しく何か付け足して(意訳)」と指示された成田亨氏により、
現在のビジュアルが形作られたという。その割に名乗りはどう見ても初対面の挨拶である。

本エピソードで使われたスーツはにせウルトラマンのスーツの改造で、よく見るとその名残が見られる他、実はこの作品だけ、頭頂部のトサカが黒い。


◆(帰ってきたウルトラマン)
帰ってきたウルトラマンの超強力アイテム「ウルトラブレスレット」を作成した(という後付け設定が加えられた)。
映像では全く登場せず、終盤でバット星人が「裏切者のゾフィー、ウルトラマン、セブンを殺してくれる」と恨み言を吐いているのみ。
ちなみに「裏切者」とは命の固定化に成功したヒカリの事であり、年長トリオはヒカリが該当技術を正義のために使うことを指示しただけである。


★ウルトラマンA


画像出展:ウルトラマンA(1972年4月7日~1973年3月30日)
第5話「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」より
@円谷プロ
●第1話「輝け!ウルトラ五兄弟」
エースが北斗と南に接触するときに随伴。

●第5話「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」
エースとタッグでアリブンタ&ギロン人に勝利。昭和TVシリーズではほぼ唯一の輝かしい戦役。ちなみに登場BGMは『セブン』の没主題歌。

●第6話「変身超獣の謎を追え!」
ブロッケン戦では苦戦するエースにウルトラギロチンの使用許可を与える。

●第13話「死刑!ウルトラ5兄弟」、第14話「銀河に散った5つの星」
兄弟4人でヤプールに捕まり、エースキラーにエネルギーを奪われる。

●第23話「逆転!ゾフィ只今参上」
ヤプールとの決戦時、異次元に向かった北斗へ夕子を送り届ける。戦闘には参加せず。

●第26話「全滅!ウルトラ5兄弟」、第27話「奇跡!ウルトラの父」
兄弟4人でヒッポリト星人の罠に初代ウルトラマンと共に速攻で引っかかりタール漬けに。

●第35話「ゾフィからの贈りもの」
ユキオ少年の話を信じなかった北斗を叱責し、夢幻超獣ドリームギラス戦で水中戦が苦手なエースの為に、
ウルトラマジックレイという高性能アイテムを使い、湖を蒸発させる。

単独客演回も3回となかなか多めだが、これは当時単独主役作品がなかったゾフィーを優遇した面があったらしい。
そんなゾフィー兄さんと人気だけで同じだけ単独客演しているセブンはやっぱりすごいか。





画像出展:ウルトラマンタロウ(1973年4月6日~1974年4月5日)
第18話「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」より
@円谷プロ
●第1話「ウルトラの母は太陽のように」
アストロモンスに重傷を負わされた東光太郎を他の兄弟と共に光の国へ運ぶ。

●第18話「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」、第19話「ウルトラの母 愛の奇跡!」
バードンに殺されたタロウを光の国へ運んだ後で、改めてバードンに立ち向かう。
一度は圧倒するも頭に炎が燃え移った挙句ダウンしたところを滅多刺しにされる。
ZATの「引きこもりー!」という叫びも虚しくウルトラ史上初のタイマー点滅前に敗北、死亡。
上野隊員や健一君、子供たちはゾフィーの名前を知っており、タロウを頼りにしたタケシ少年もゾフィーが来た途端手のひらを返したようにゾフィーコールを始めた。
ナレーションには「不滅のウルトラ兄弟の長男ウルトラゾフィ」と呼称されている。

ちなみに死んだ回の翌週では雨に打たれており、タケシ少年はその様子を憐れんでいたが、彼の母親はゾフィーが命がけで息子を救ってくれたにも拘らず、憐れむどころか「雨が降れば何でも濡れてしまうのは仕方ない」とまるで他人事のように吐き捨てていた*4
その後バードンが倒されるまで、ゾフィーの死体は放置されていた。
なお、母親役を演じた金井由美の夫の鶴賀二郎は、『ウルトラセブン』のザンパ星人役を演じている。

●第25話「燃えろ!ウルトラ6兄弟」
光の国へ戻ってきたウルトラマンタロウを他の兄弟達と共にハグで出迎え、ウルトラの国の歴史を語る。
そしてタロウに合体しウルトラベルの入手に成功する。
合体はゾフィーが最後だったり、タロウとの別れの際には肩を組んだりと出番は優遇されている。

●第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」、第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」
タロウの誘いで地球に6兄弟でBBQをする際、遅れて合流する予定だったが

光太郎「でも、ゾフィー兄さんが来てからに」

郷「気にすんな、オレ達みんな腹ぺこなんだ」
ダン「うん、ゾフィーの事なんかいいよ

と、先にバーベキューを食べられてしまった。
この時、ゾフィーは念の為、宇宙パトロール中である。
ウルトラマンも食欲には勝てなかった。

本作において、初めて地球人の姿を披露。
一時的に、大谷博士やバレーボール選手に乗り移った。
これはゾフィーが人間隊に変身できないから…ではなくタロウやテンペラー星人に正体を気づかれないようにするため。
そのため他の兄弟たちもZATやバレー選手に憑依している。

●第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」
タイラント(ウルトラ怪獣)に兄弟5人して次々と敗れる。「無敵のゾフィーが敗れた」


ウルトラマンレオ
●第38話「決闘!レオ兄弟対ウルトラ兄弟」、第39話「レオ兄弟 ウルトラ兄弟 勝利の時」
兄弟4人で偽アストラと戦うが、正体がババルウ星人だと見抜けず、
最後の警告を出しても弟をかばうレオに対して合体光線を指示。レオが死にかけると「レオ、レオしっかりしろ!」と心配したり、
ウルトラマンキングがやってきた際に自分から握手を求めておきながら「なぜキーを!!」と詰め寄るなど言っていることとやってることが矛盾している。
慌ててたのかもしれない、でも慌てすぎ。

前者に関しては、よく見るとアストラがレオを後ろから押して防御姿勢を取らせないまま合体光線を直撃させるという外道行為を行っておりそれを見た反応ならば納得できるし、後者に関しては一応相手が伝説の超人なので礼儀として、とも解釈できなくは無いが。
セブンが変身不能になったにもかかわらず34話までジャックが地球に向かわなかったのは上記のダンの言動に怒ったゾフィーが救援を出さなかったとの説もある


★ウルトラマンZOFFY(映画)
台詞を差し替え、「安心しろ、ゼットンは倒した」と発言。
この作品ではゼットンが倒される描写はないのだが、原点に忠実ならば「安心しろ、ゼットンは(科学特捜隊が)倒した」という意味になる。
OPは新規に制作されており、強いが強調され、セブンやマンのお兄さん、エースやタロウのお兄さんと歌われているのにジャックだけハブられている。
主題歌製作時点で名前が決まっていなかったためであろうし、一番のマンに纏められているのかもしれないが、仮にそうでも帰りマンにジャックという名前を初めて付けた作品でそれはハブっているようにしか思えない。


★アンドロメロス
雑誌・漫画展開では、グア軍団によって強化されたエースキラーに敗れてブラックホールに吸い込まれ、生死不明になっていたが、
アンドロ人セザルによってコスモテクターを与えられ、アンドロメロスとなってグア軍団と戦った。
グア三兄弟の末っ子・ジュダ(実は影武者のサイボーグジュダ)を倒した際に鎧を脱いで宇宙警備隊に復帰。
その後はセザルの息子ブノワが鎧を継いだ二代目メロスに勇者の印ウルトラクロスを与え、アンドロ警備隊の結成を提案したり
グア三兄弟と彼らの怪獣戦艦に苦戦するアンドロ超戦士達のピンチに、兄弟達と共にアンドロ艇で駆け付けたりと活躍した。

ちなみにサイボーグジュダ戦での展開はグラビアと漫画で大きく異なっており、
グラビアではジュダのバッドキャリバーを奪って本人に突き立てて倒した後、自ら鎧を脱いでいるが、
漫画ではジュダとの戦闘中にマスクを割られて正体が発覚しており、
その後、鎧からアンドロの力を得て自ら鎧を脱ぎ、超M87光線でジュダを倒している。

特撮版では上記の設定は採用されていないが、アンドロメロスの勲章ウルトラクロスが宇宙警備隊隊長(つまりゾフィー)から贈られたという設定は同じである。
内山まもる版では彼一人を倒しただけで光の国の戦力が半減すると言われていた。凄ぇ。
なお、2020年から制作されているウルトラギャラクシーファイトやギャラクシーレスキューフォースボイスドラマでは、アンドロメロスであった時代がある設定が追加されている。


ウルトラマンネオス
チョイ役で登場。
瀕死のネオスのために光の国へ命のエネルギーを取りに戻るが、なぜか再登場しないまま最終決戦が終わる。
そのせいでザム星人は滅亡の危機に陥る。
ちなみに声&スーツアクターは、特捜チーム GUTS副隊長のムナカタ・セイイチこと大滝明利が演じている。


★ウルトラマンボーイのウルころ
新録に何度か登場。
この作品自体が子供向けに楽しくウルトラマンを視聴する方針のため、ギャグ寄りの扱いを受ける時もあれば、真っ当なウルトラヒーローとしての扱いもある。
ブラキウムとの戦いでは終始劣勢であったが、ガッツウイングの援護で仕切り直し。
ウルトラ霞切りでダメージを与えブラキウムを撤退に追い込んだ。

ケットル星人との陸上対決に登場した際はケットル星人の槍投げや足引っかけといった卑怯な攻撃を食らい悶絶。
そんなスポーツマンシップのかけらもない態度にぶち切れたのはゾフィー…ではなく実況のゴース星人。
ゴース星人がケットル星人がボコボコにして終了したため、良いとこなしのままフェードアウト。
ナレーターも「あれ?ゾフィーは?」と突っ込んでいた。


ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ
ベムスターに苦戦する(同じスターマーク授与者の)ヒカリと共闘し、彼を宇宙警備隊にスカウトした。


ウルトラマンメビウス
マン~エースが地球に留まっているためか先達キャラとして出番があり、隊長の風格が出ている。

●第1話「運命の出会い」
冒頭のメビウスと父の会話の中でのイメージシーンにて、他の兄弟達と共に一瞬ではあるが登場する。

●第15話「不死鳥の砦」
疲労困憊になりながらも地球防衛を続けるウルトラマンヒカリに光の国に戻るようテレパシーを送る。

●第24話「復活のヤプール」
ヤプール復活を勘付き地球に向かおうとするタロウを制止しメビウスを信じるよう説得。

●第42話「旧友の来訪」
若きサコミズを円盤群から救い、裏で地球を守っていた事が判明。
このシーンは非常にかっこいいので必見。

●第50話「最終三部作III 心からの言葉」
そして最終話では…


画像出展:ウルトラマンメビウス(2006年4月8日~2007年3月31日)
第50話「心からの言葉」より
@円谷プロ

エンペラ星人戦でサコミズと同化、ぐんぐんカットもついに披露。
最強形態となったメビウスの隣で黙々とM87光線を放つ。
これは戦闘に唯一参加できていなかったサコミズを参加させるためとレゾリューム光線の影響を防ぐためである。
ちなみに裏設定だが彼が登場しなかった場合、エンペラ星人の念動力によってスぺシウム・リダブライザーが破壊されていた。

ちなみに当初公式HPには「ゾフィーの人間体が明らかに」と記載してあったが、これは

放送局「ゾフィーの人間体を出してください」
制作陣「わかりました。(『タロウ』の大谷博士みたいな感じで)出します」
→広報「ゾフィーの人間体が明らかに!」

という広報の勘違いだったようだ。
この誤情報に踊らされたファンがこの展開に微妙に正当な逆切れをしてしまったたことがある。さすがにこれは仕方ない。

なお、放送局からの要望とは別に最初からゾフィーがサコミズにバケている案もあったらしい。
広報は間違ってないじゃん。
しかしその場合、メビウスの近くに居ながらピンチに加勢しない理由付けが大変なこともあり、最終話での一時的な一体化となったとのこと。
脚本家はインタビュー記事で「ずっと憑依していたわけじゃないというニュアンスに落ち着いた」と語っており、「最終話以外でも度々ゾフィーとサコミズが一体化していた」とも読み取れる。

……がある意味ゾフィーの人間体はサコミズでいいのかもしれない。もう彼はウルトラの星へ行ったのだから……。



ミライ「あのさ、タカト君はウルトラ兄弟って知ってるよね?」

タカト「うん」

ミライ「じゃあ誰が一番強いウルトラマンか知ってる?」

タカト「それは、えっと…ゾフィー?」

映画ではマン~エースの四兄弟とメビウスに焦点が当たっているため、中盤まではウルトラサインの時やタカト少年との会話で名前が出てくるのみ。
満を持して終盤のピンチのウルトラ四兄弟+メビウスの下にタロウとともに参上。
カラータイマーが点滅していたメビウス達三人にエネルギーを分け与え、青の状態まで回復させた。
Uキラーザウルス・ネオにM87光線をぶっ放し、触手を2本切断。
上空から地上に向かって発射しており、映画冒頭のUキラーザウルスが地球を背にしているためウルトラ四兄弟が攻撃を躊躇したシーンとは対照的である。
これについてCG監督の板野一郎曰く「地球が危ないので威力を1/10に抑えた」。

なお、M87光線の発射は1986年公開のウルトラマン物語以来なのだが、某大型掲示板では
「溜めポーズが無くいきなり発射されているので地味」
「直前のウルトラ四兄弟の切断技4連発からの横滑りストリウム光線の方がインパクト強い」
「エフェクト的にウルトラ水流にしか見えない
というあんまりな感想も見られた。




画像出展:大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(2009年)より
@円谷プロ、「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」製作委員会
  • ウルトラマン、セブンと共にギガバトルナイザーを持ったウルトラマンベリアルを迎え撃つも破れ、その後氷漬けに(但し他の戦士よりも善戦した)
  • 回想でブツブツのない若き姿を見せたがそこでもベリアルにやられる。現在の年齢がウルトラ大戦争に参加しているのとは矛盾が生じる。
  • パンフの初版で宇宙備隊隊長と誤植される(重版では修正済み)。
  • 公開初日にTVでバードン戦の回が放送される。
  • 「ゾフィーはギガバトルナイザーのこうげきをうけ、たおれた。」


ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ
本物と同等の力を持つロボット、ニセゾフィー(SR)が登場。
その強さ、というか扱いは……。
ニセウルトラマンジャック(SR)共々場面転換時に倒されているというあんまりな仕打ちであった。


ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国
光の国のシーンと、終盤のダークロプス強襲時に登場。


ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター
惑星への天球衝突を止めるため、マンやセブンと共に駆け付ける。
このシーンは後述する『STORY 0』のオマージュだろうか?


ウルトラマン列伝
ゼロにゼットンの脅威を警告し、過去の戦いを紹介する。
その間、ゼロはずっとタメ口。

また第86話から第90話の際には、各話の解説及び次回予告のナレーションをゼロに代わって行っている。
これはこの時のウルトラゼロファイトの状況に合わせたもの。


ウルトラマンサーガ ゼロ&ウルトラ兄弟 飛び出す!ハイパーバトル!!
大活躍。ピンチのゼロを救う。そしてバードンにゼロとともにだがリベンジ成功。
何気にゼロにコンバーターを渡した後もアンチウルトラフィールド内で平然と活動している。


★新ウルトラマン列伝
第1話にて初代マンやセブンと共に登場。
歴代ウルトラマンの地球人との出会いを振り返った後、新たなる戦士ウルトラマンギンガを紹介した。


ウルトラマンオーブ
第11話にてタマユラ姫と共に大魔王獣・マガオロチを「入らずの森」に封印していた「光の勇者」として登場。
6枚の魔王獣のカードに加えてジャグラーがダークリングで射出した「黒き王」ウルトラマンベリアルのウルトラフュージョンカードで封印を破られてしまうが、
続く第12話にてタマユラ姫によってゾフィーのウルトラフュージョンカードが修復され、ベリアルのカードと共にクレナイ・ガイに託された。

この二つのカードをオーブリングにリードすることで相反する光と闇の形態『サンダーブレスター』にフュージョンアップするが、
それは諸刃の剣であり、使いこなすのにかなり時間を費やすこととなった。

最終回ではオーブオリジンが諸先輩方の力をお借りした際にイメージ映像で登場。
他のウルトラマンと共にM87光線を放ち大魔王獣マガタノオロチを撃破した。

フュージョンアップ時のかけ声は初代ウルトラマン(中曽根雅夫)の流用で初代、ジャックも同じである。


★ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!
本人が登場。
今回の事件にレイブラッド星人の力が関与していると認識し、セブンとジャックとともにゼロの救援に惑星ヨミに(ピンチの時に)駆けつける。
今回、因縁の相手であるバードンと対決しており、怪獣への初の単独勝利やゾフィーの使用するM87光線初の単独怪獣撃破が期待されていたが……。


画像出展:ウルトラファイトオーブ(2017年4月15日~6月3日) 第5話より
@円谷プロ
そして第5話では、まさかの初っ端ファイヤーヘッド(というか全身炎上)に一部の視聴者は大爆笑。
しかしこの展開は決してネタのためだけにやったわけではない。これはゾフィーが戦士として大きく成長したことを見せるための演出でもある。

かくしてゾフィーはこの後気合いでファイヤーヘッドを消火して、逆にバードンに反撃を加える。
かつて苦汁をなめたバードンの嘴攻撃を華麗によけ、チョップを多用した格闘術でバードンを追いつめ、空中を飛ぶバードンをM87光線で撃破。
ファンの予想通りゾフィー兄さん初の単独勝利とM87光線初の単独怪獣撃破、バードンへの44年ぶりの単独リベンジがついに果たされた瞬間である。

その後は怪獣墓場にてジャックと共にタイラントと戦うも、相当強力な個体なのか大苦戦を強いられた。
タイラントへのリベンジもいずれ果たして欲しいものである。

ウルトラマンジード
第21話『ペガ、家出する』にてゾフィーのウルトラカプセルが登場。
起動の際に必要なリトルスターの持ち主はなんと深海怪獣 グビラで、それに呻きながら麻痺効果を持つ潮を頭頂部から噴き出していた。
この性質は前話におけるウルトラマンジードの戦闘データを得て、
ロイヤルメガマスターをも翻弄するベリアル融合獣 ペダニウムゼットンをも麻痺させてジードを勝利に導いている。
Z光線が麻痺能力を持つことからこの性質が使われたと思われる。

劇場版でついに登場。
光の国で各宇宙警備隊に指示を出していた。

ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀
Episode 1からタロウと共に光の国の重鎮として登場しており、戦闘シーンは控えめだが、出番自体は多い。
Episode 4におけるベリアルの出奔の際に、スターマークを授かる前の若い頃の姿で登場しているが、この時はベリアルに一蹴された。

その後、Episode 6において正史のゾフィーが他のウルトラ6兄弟と揃い踏みで登場。
惑星ゴルゴダにおいてアブソリュートタルタロスによって分岐したレベル3バースからやってきたジュダ・スペクター、モルド・スペクターと「ウルトラ六兄弟*5」をBGMに交戦。
ウルトラマン、ジャックと共にモルドと戦い、トリプルスペシウム光線を始めとした3人の連携で優位に立ち回るが、アブソリューティアンの力で強化された2人を倒しきれず、スーパーウルトラマンへのウルトラオーバーラッピングに踏み切った。

なお、交戦中にモルドが「『アンドロ警備隊』を連れて来い!決着をつけてやる!」と吼えるのを聞いて「『アンドロ警備隊』だと!?一体いつの話を…!?」と困惑する様子を見せていた。

他にもEpisode 8でアンドロメロスと光の国で合流し、親しげな様子を見せていた事から、かつてアンドロ警備隊の結成に関わったゾフィーはM78ワールドのゾフィー本人だった模様。

ちなみにEpisode 6には、エフェクトでゾフィーの攻撃力の高さが分かる演出がある。他の兄弟は一部の打撃でしか火花が散っていないのに対し、ゾフィーは全ての打撃で火花を散らしている。これは下記の「運命の衝突」のEpisode 9でも同様。

★ギャラクシーレスキューフォース ボイスドラマ
本人が登場したわけではないが、第3話でアンドロメロスが自分とゾフィーとの関係について説明しており、初代メロスがゾフィーで自分はコスモテクターを継いだ二代目である事、ゾフィーにコスモテクターを与えたのは自分の父である事、ゾフィーから勲章のウルトラクロスを貰った事が語られる。

ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突
プロローグでは、ウルトラの父の命令でタロウと共にキング星に赴き、レオとアストラを向かわせる形で助力を得た。
本編の前半戦はあまり出番が無かったが、episode4の後半では、タルタロスの狙いを予測してウルトラマンノアが眠っている惑星バベルにウルトラフォースを事前に配備しておいて襲撃に備えるなど隊長としての手腕を見せた。
episode8では、ウルトラ6兄弟とレオ、メビウス、ゼロ、リブットと共にユリアン王女レスキュー隊とのランデブーポイントである惑星ブリザードに向かいユリアンを連れて光の国へと撤退させた。そして始まった惑星ブリザードでの戦いでは、
「みんな!生きて勝利を掴むぞ!」とゼロ達を鼓舞してアブソリューティアンとの戦いに挑みベリアルと一騎打ちを繰り広げる。アブソリュート粒子でパワーアップされベリアロクを装備したベリアル相手に1歩も引かない戦いをしていた。(ベリアロク自体がベリアルに反抗して上手く使えていなかったのもある。)その後、これ以上の増援を増やされないためにメビウスがタルタロスの開けたナラクを封じ込めるために兄達の力を貸してくださいと声を掛けられると別働隊として待機してたジードとゼットにベリアルの相手を任せてメビウスの元に向かいメビウスインフィニティーに合体した。
惑星ブリザードでの戦いが終わった後はウルトラの父、ウルトラの母、ユリアンの光の国首脳陣と共にキング星に赴いてキングと会談をする。

【その他作品】

ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス
ヤプールがセブンに用意した罠にかかり、人質に。ヤプールは作戦変更。
キングに救出されるまで十字架に磔。


ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
冒頭でウルトラの父の命を受け、マン、レオと共に主人公のアムロをジャブロー基地から逃がした。
ランバ・ラル率いるジオンMS隊からアムロを逃がすことに成功したものの基地の崩壊に巻き込まれてはぐれてしまい、
悪の宇宙人たちの手に落ちウルトラキラーに改造され、主人公たちヒーローが組んだ「同盟」の前に立ちはだかる。
正体と事情を察した「同盟」は彼の洗脳を解こうと策を講じたが、一定の効果は得られるものの洗脳は解けずじまいであった。
しかし最終盤、地球を破滅に導こうとした「SYSTEM」が崩壊したことを受けて「邪魔者はいなくなった」と嘯き地球を支配するべく現れた時に、
「同盟」の策の効果もあり、光の力でウルトラキラーとしての人格が雲散霧消して正気に返り、「同盟」を地球まで無事に送り届けた。
ラストシーンはアムロとゾフィーの語り合いで幕を引く。


スーパー特撮大戦2001
まともに本編を見たゲームスタッフがいなかったのかウルトラヒーローで唯一空を飛べず人間体がないため3ターンで消滅、更に育成の機会が限られるLサイズ。
ちなみにこのゲームはバグとバランス崩壊が酷く、ゾフィー登場前に投げ出す人も。


★内山まもるのコミカライズ (ザ・ウルトラマン他)
基本的にTV版より優遇されており、特に『タロウ』ではシェルターをボコボコにするなど物凄い活躍を果たしていたが、
バードン戦や小三版『レオ』の最終回では自身の命と引き換えに勝利に貢献するなど、身を挺して悪を討つことも多い。ヒカリ先生は過労死しないのだろうか。
『帰マン』読切「決戦11大怪獣対ウルトラ兄弟」ではTV版『A』に先駆けて戦闘シーンが描かれている(ただしスターマークの位置がズレている)。
また、『A』以降はオリジナルの人間態も登場する。


ウルトラマン超闘士激伝
当初は「宇宙最強と言われる」とか「U40最強の戦士ジョーニアスに匹敵する」とか言われていたものの、
ウルトラマン達が次々闘士として活躍する中、彼一人だけ闘士にならない。つまり作中最強→いつの間にか戦闘メンバー中最弱という亀仙人ルート直行。
試合では審判を務めるが
  • 反則をしたゼットンを止めようとするも、逆上したゼットンにぶっ飛ばされ客席にめり込む。
  • M87光線をハイパーゼットンにかますが、吸収され打ち返されて観客席ごと吹っ飛ばされる。
  • 鋼魔四天王のPSY=バルタン*6軍団(全員で闘士バルタン1人分くらい)にやっとこさ勝つが、体力を消費しすぎて残る四天王にまるで手が出せない。
  • マザロンに黒焦げにされる。
  • ゴーデス、魔神、ツイフォン、エンペラ星人編との戦いでは通信係に。
  • 新章では大魔獣と化したデスレムにグレートと共に光線を打ち込むがまるで通じない(その後もう一発撃って命中させる)。

が、そんな彼も新章では近年の再評価のあおりを受け、遂に闘士に。
ここでもヒカリの一番の親友であると強調されている。
タロウの指導の下、他のウルトラ兄弟と共に特訓をし、アンドロ戦士団から受け取った装鉄鋼を身にまとい、ウルトラマン救出に向かう。
62話ではメビウスを先行させ、自身はジェロニモン率いる魔鎧軍団と激突。
恒例のファイヤーヘッドネタも地味に回収したが、ここで「宇宙警備隊隊長ではなく、一人の戦士に戻る」として対峙。この時、頭部中央のトサカが黒くなっており、初代『ウルトラマン』での伏線ですらなかったネタをまさかの形で回収して来る形となった。
その正体はゾフィーの闘志が最大まで高まった時に現れる「黒い力」であり、宇宙警備隊隊長として相応しくない力としてウルトラの父の忠告で封印しており、セブンはゾフィーの隊長就任前に何度も見ていたが、少なくともエースよりも下の世代は一度も見た事がなかったらしい。
この状態で全力で光線を撃つとブラックホールが発生してしまうという非常に危険な力だが、この力と特訓で得た一瞬に闘気を集中させる戦法を組み合わせて、闇の世界への繋がるブラックホールを開く「ブラックストリームM87」を編み出した。


疾風ウルトラ忍法帖
本名「ゾ=フィー」。ウル忍の頭領で眼帯を付けている。アホなマンを叱責する鬼上司だが、本人も結構ヌケている。おまけに、いかがわしいカードを収集していることを公言しているスケベジジイ。

高齢かつ司令塔なので滅多に前線には出ないが、こう見えて高い精神力と戦闘力を持つ。


★おとうさんはウルトラマン
ウルトラマンが息子に「大切なこと」を教えるシーンで、「支えてくれる大事な人に感謝しよう」とゾフィーに感謝する描写がある。
なお『パパはウルトラセブン』における該当シーンは、セブンがカプセル怪獣たちに「いつもありがとう」とねぎらう描写になっている。
どちらも、子供たちのお手本となる素晴らしい姿である。


ウルトラマンSTORY 0
実質的な主人公をつとめる。
他での不遇っぷりが嘘のように大活躍。
これが本来あるべき姿だろう。

詳細はこちら


ウルトラマン Fighting Evolution 3
プレイアブルキャラクターとして登場しており、M87光線はA、B共に実装されており、Aの方が高威力。
モーション自体は初代のコンパチだが、特殊攻撃(LRボタンでいつでも出せる攻撃)のZ光線が、弱い必殺技と同等以上の威力で強力。
ウルトラモードでは「さらばウルトラマン」「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」に登場。
「さらばウルトラマン」はゾフィーでゼットンを倒さなければSランク取得不可。
「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」でもゾフィーでタイラントを倒せばSランク確定だが、
タイラントが強すぎるのでほぼ無理ゲー(ゾフィーからタロウまでの連戦で倒せばSランク確定)。
一応EASYモードでならば攻めまくればゾフィーで倒せる。しかしNORMALモード以上では例えノーダメージで圧倒できても時間内に体力を削り切れず、
一応、HARDでのクリア自体は可能だが、熟練者でも完全に運が絡む。


ウルトラマン Fighting Evolution 0
分岐によっては誘拐され、操られて地球で暴れる
が、そのルートでは全力のM87光線を放ち、傷付いた後輩(プレイヤー)に代わってヤプールを倒すというオイシイ役割も与えられている。

このゲームではM87光線の真の威力を出せるのはゾフィーのみとされている。
ウルトラファイトビクトリーなどでの描写を見るとそれも正しいのだろう。


★ウルトラマン THE SLOT
珍しく有り難みのある演出で登場。アツい演出でハズレても高確といいとこ取り。
但し演出はウルトラマンを激励するだけ。手を差し伸べてやれよ。
「チャンスだ!」→ハズレ
「激アツだ!」→ハズレ


ウルトラマン妹
後進の指導に忙しいらしく直接登場はしないものの、本作最大の功労者。
ちなみにやたらとゾフィーを慕っている後輩ウルトラマン(女性)が登場する。作者の趣向なのだろうか。


★グレイトバトル フルブラスト
ヒーロー達の拠点となる母艦フェニックスネストの艦長兼総司令官。


ロストヒーローズ
アジトキューブで磔にされていたが救助され、以後は拠点の司令塔になる。
サポート能力は優秀。


スーパーヒーロージェネレーション
条件を満たす(『スターマーク』を装備したウルトラマンがエンペラ星人を倒す)と参戦。
技は二種類と少ないが、その内のM87光線は何とリボルクラッシュやメビュームダイナマイトをも凌ぎ、
光線技の中では最強の威力を誇る(なお全技最強はタロウのウルトラダイナマイト)。
加えて、範囲攻撃(攻撃対象に隣接するキャラにもダメージを与える特性)である上に強化することで射程が2伸びる。
さらに、ウルトラマン系が最初に習得する光線技がことごとくビーム属性でゼットンなどビーム耐性を持つ敵に不利であるのに対し、M87光線はビーム属性じゃないため普通に効く*7
難点は消費がやや重いことと移動後に使えないことだが、消費に関してはスキルで回復できるしダイナマイトほどでもない。移動後攻撃に関しては立ち回りでどうにかしよう。
また経験値アップのスキルも持ち、主力でもサポートでも活躍する、まさに強い兄貴。


★その他ゲーム作品
スーパーヒーロー作戦ウルトラマン 光の国の使者、Fighting Evolution 2、ウルトラ警備隊MONSTAR ATTACK等、多数の作品で隠しキャラや最後のウルトラ戦士として参戦し、定番となっている。


★ゾフィー遂に勝利の兆し記念? ウルトラマンシリーズ ゾフィー出演作一挙放送
『日本アニメ(ーター)見本市』のザ・ウルトラマンで大活躍するゾフィーのシリーズ特集。
作品解説で「苦しい戦いを強いられる事も多かったゾフィーでしたが、『ザ・ウルトラマン』では遂に! 遂に! 勝利の兆しが……!
と言われており、扱いが良いのか、悪いのか……。




【余談】

★イジられについて
上記の通り、ウルトラシリーズの中でも人気のキャラであるにもかかわらず、劇中ではあまり活躍の機会がなく、
それでいて雑誌や児童書等では敗北エピソードなどにはほとんど触れずにゾフィーの強さや活躍のみをピックアップしたものが多く、
2000年代以降インターネット上の一部で『本当は弱いはず』『活躍は宇宙警備隊関係者の捏造のはず』などとネタにされていた。
これはあくまで一部のファンの間でのネタで、当然非公式のものである。

しかし円谷の悪癖か
エイプリルフール企画などで悪ノリを重ね、
ブロンズ像状態、焼かれている状態、十字架に磔にされた状態でのフィギュア化を果たし、
大怪獣バトルRRのバードンのカードには頭を燃やされ苦しむゾフィーが描かれた。
更にはブロードバンドの普及に伴う動画サイトの活性化やバラエティ番組などにより
バードンに頭を焼かれるシーンの知名度がやたらと上がってしまった。
待望のULTRA-ACTも炎頭パーツ付きで発売された。

本編シーンの再現ではあるため、ファンサービスとしては極端に間違っているわけではないのだが……。


★ファイヤーヘッド
その炎上事故だが、厳密には演出である。
ただ素材の関係上素では燃えなかったためにマスクに目立たないよう、
シルバーに塗ったガーゼを接着剤で付けておき、そこに灯油を染み込ませて着火させていた。

消化器を10本前後用意して、スタッフ一同ドキドキで撮影していたとのこと。
バードンが湖に叩き落としたのはもちろん消火のためである。


★強さ
ネタの上ではこんな扱いだが、実際に彼が弱い訳ではなくウルトラ戦士の中でもかなりの実力者なのは確か。

幾つかフォローすると、バードンは地球怪獣最強クラスだったり、
タイラントとは最初、すなわち一番消耗していないタイミングでの戦闘だったり(さらに兄弟で唯一休憩させるほど消耗させた)、
ババルウ星人の変身は実兄のレオでも見破れなかったり、べリアル戦では他の戦士が蹴散らされる中で一人粘ったりと、その実力がうかがえる。

そもそも映像作品中で彼を破った怪獣・宇宙人は全て他にもウルトラ戦士を一人以上倒しているので、
ゾフィー「だけ」が負けたor何の役にも立たなかったことは無く(あえて挙げるとしてもゾフィーが来れば確実に何とかなった前述のネオスの件程度)、
もっと言うと(四月馬鹿を除けば)ヘタれたことは一遍も無い

昭和ウルトラマンは特に主役以外のウルトラマンの扱いが悪いことが多く、
主演作がないゾフィーはとくにそのあおりを受けた存在ともいえる(ウルトラ戦士の客演(昭和ウルトラシリーズ)も参照)。

上記の通り、『ウルトラマン』での登場の後に『帰ってきたウルトラマン』の台詞上に登場するまで客演がなく、
特にウルトラセブンを一切助けに来ないのは現在の設定から見ると不自然な程だが、
これは当初『Q』『マン』『キャプテン』『ウルトラセブン(作品)』はそれぞれ独立した作品とされていたため。
古くは セブンが過労死しかけても助けに来なかったのは、「地球は地球人が自らの手で守り抜かなくてはならない」という言葉を聞かなかったセブンに怒っていたから なんて心無い噂も囁かれたりしていた。

最近では円谷の悪ノリも鳴りを潜め、やりすぎたと反省したのか列伝やオーブのミニコーナーなどでは「頼れる隊長」としての側面が強調されている。

ウルトラギャラクシーファイトシリーズでは敵の手を読んで部下を派遣する指揮官としての手腕の高さを発揮したほか直接対決でもモルドやアーリーベリアルといった実力者と渡り合っている。

そんな中でもしっかりと悪質なパチモンの風評被害を受けるあたりやっぱり隊長は隊長なのだろうか。


★似た者
似た者ということで一部ファンから「平成のゾフィー」の称号を授けられた戦士ウルトラマンゼノンが登場したが、一回限りなのでそこまで。


★年齢
設定年齢は『タロウ』基準で2万5千歳となっている(ウルトラマンゼロが活躍する『大怪獣バトル』以降の時代では数千年~1万歳ほどプラスされる)。

ウルトラ大戦争は『タロウ』基準で3万年前に勃発した出来事のためゾフィーが生まれる前の話となるが、
  • ウルトラ大戦争に参加した
  • ウルトラ大戦争での怪獣軍団撃破を評価されスターマークを貰った
等の内容が記載された書籍が稀にある。
矛盾が発生しているため「設定年齢が変更された」と見做せるが、このような書籍は非常に少ない*8ため、「著者の記載ミスだが円谷プロの監修チェックをすり抜けた」可能性もある。

実際、2023年現在での映像作品では
  • 大いなる陰謀』でのウルトラ大戦争にゾフィーの姿が見当たらない。
  • 『大いなる陰謀』でのベリアルの出奔、及び『ウルトラ銀河伝説』でのベリアルの乱の際にはゾフィーがスターマークを付けていない。
となっておりウルトラ大戦争には参加しておらず、スターマークの贈呈もベリアルの乱より後で設定年齢の変更は行われていないように見える。

とは言え、他のウルトラマンで設定年齢が変更された事例もある上、作品が進むことで新情報が判明することも多々あるため、今後のシリーズでゾフィーの過去が映像化されることを期待である。


★声優ネタ
メビウスからギャラクシーファイトまでの声優はかつてOVA『仮面ライダーSD』にて、仮面ライダーZX(声:ウルトラマンヒカリ)と仮面ライダーBLACK RX(声:スーパーGUTSのナカジマ隊員)を率いる仮面ライダー1号役を演じていた。


★模様
ゾフィーは初登場の頃と比べると模様が若干変更されている。
胸部の白い部分がウルトラマンよりも狭くなり、直下の赤い部分の面積が増加した。
本ページの画像を見比べていただければ分かるだろう。
個々の着ぐるみの微妙な違い(全てのスーツの模様が寸分違わず作られているわけではないので)を差し引いても明らかに変更されていると言って良いレベルの差異がある。
元の模様がウルトラマンとよく似ているため、ブツブツ以外の部分でも区別しやすいようにしたのだろう。





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  • 知勇兼備
  • 一番上のお兄さん
  • シルバー族
  • 炎属性
  • やればできる子
  • 貧乏くじ要員
  • 武内駿輔
  • 割とピンチになりやすい
  • ゾーフィ←ではない…?
  • 不遇→優遇
  • 円谷プロ

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最終更新:2024年04月22日 14:53

*1 多くの場合、ウルトラマンのデザインにウルトラマンジャックのような細いラインを付けたもので、リベット状の突起が胸の赤いラインの下部に配されたもの

*2 ただしエイプリルフールのネタであり公式設定では無い点に注意

*3 というか、一切の公式設定が無い。

*4 そもそもこの母親も母親で褒められた部分があまり無い。作中でも光太郎があげたスイカにケムジラが潜んでいたことでタケシ少年がその糸で失明し、同じくスイカをもらった夫もそのスイカに潜んでいたケムジラを狙ったバードンによる研究所半壊に巻き込まれて重傷を負ってしまい、それがきっかけでZATを目の敵にするようになり、ゾフィーの死についても「それというのもみんなZATがだらしがないからよ」と吐き捨てていたほど。光太郎が行方不明になった際も「逃げ出してしまったんじゃないでしょうね」と吐き捨てたり(この時健一は母親に怒りをあらわにして「おばさんのバカ」と言い放った)、戻ってきた際も「あなたが来ると必ず怪獣が現れるわ」と冷たく言い放つ始末だった。

*5 『メビウス』放送時にProject DMMがカバーしたバージョン。

*6 こいつ1人でAやタロウを軽々ぶちのめせるほど強い。

*7 他のウルトラマン系もレベルが上がると同じようにビーム属性ではない光線技を覚えるので、最終的にはこのアドバンテージはなくなる

*8 確認出来る範囲では2011年発行の「ウルトラマンOFFICIAL DATA FILE No.98」(ディアゴスティーニ)と2010年発売の「復刻堂ウルトラコーラ」(ダイドードリンコ)の ゾフィーデザイン缶に記載のウルトラこぼれ話の二つのみ