オペラ座の怪人(ALW版)

登録日 :2011/05/25(水) 17:53:43
更新日 : 2017/08/18 Fri 09:48:20
所要時間 :約 5 分で読めます




妖しい調べが支配する、そこは愛の迷宮。

『オペラ座の怪人』とは、ガストン・ルルーの同名小説を原作としたミュージカルのこと。ここでは、アンドリュー・ロイドウェバーが作曲した方を取り上げる。


【概要】
1986年にロンドンで初演。その後1988年に劇団四季によって日本で初演され、現在に至る。

愛するが故の悲しみ、葛藤、心の闇などを音楽・衣装・舞台セットが一体となって描く。それらは時に激しく、時に儚く観客の心に響き渡り、揺さぶるのだ。


【ストーリー】
19世紀中頃のパリ・オペラ座。そこでは、新作オペラ『ハンニバル』のリハの真っ最中。だが、突然背景の幕が落ちる事故が起こる。皆がこの劇場の地下に棲む『オペラ座の怪人』の仕業だと騒ぐ中、プリマ・ドンナのカルロッタは支配人達の無策ぶりに腹を立て、役を降りてしまう。

代わりに代役として舞台に立つことになったのは、コーラスガールのクリスティーヌ・ダーエ。
「音楽の天使」という歌の先生からレッスンを受けたという見事な歌声で、舞台を大成功に導く。

その夜、彼女は幼なじみのラウル子爵と偶然に再会する。だが、ラウルが席を外した後、クリスティーヌは「音楽の天使」によって地下深くに連れ去られてしまう。この「音楽の天使」こそ、オペラ座の怪人その人であった――。


【登場人物】
オペラ座の怪人…本作の主人公。天才的な音楽の才能の持ち主だが、生まれつきあまりにも顔が醜かったので、オペラ座の地下深くに人知れず棲みついた。
クリスティーヌに想いを寄せるが、自身の醜さ故に屈折した行動しか取れずにいる。顔の半分を覆う白い仮面が特徴。
日本初演では市村正親さん(ミュウツーの中の人)が演じた。

クリスティーヌ・ダーエ …本作のヒロイン。コーラスガールの一人で、親友にメグ・ジリーがいる。支配人達曰く、「いつも夢見がち」とのこと。怪人に亡き父の面影を見て、慕っているが…。

ラウル・シャニュイ子爵 …クリスティーヌの幼なじみの青年で、新しいパトロンとしてオペラ座にやってきた。怪人から彼女を守ろうと奮闘する。

【その他の登場人物】
メグ・ジリー…クリスティーヌの親友で、バレリーナ。

マダム・ジリー…バレエ教師で、メグの母親。怪人からの手紙を支配人達に運ぶのは彼女の役目。怪人のことを知っているようだが…。

カルロッタ・ジュディチェルリ…現プリマ・ドンナ(筆頭ソプラノ歌手)。徐々に頭角を表してきたクリスティーヌを嫌っている。

ムッシュー・フィルマン&ムッシュー・アンドレ…新しい支配人達。オペラ座に次々と起こる事件に、頭を悩ませる。コミカル担当であり、暗い展開の本作において貴重な清涼剤である。

ウバルド・ピアンジ…オペラ座の筆頭テノール歌手で、カルロッタの相手役。怪人が書いた第二幕の劇中劇『ドン・ファンの勝利』で主役を演じることになる。しかし…

ジョゼフ・ブケー…大道具主任。マダム・ジリーと同じく、怪人について何か知っているようだ。


【主なナンバー】
◎The Phantom of the Opera…『ダ―――ン ダダダダダ――ン』というイントロでおなじみ。本作を観たことがない人も一度は聴いたことがあるだろうか。

◎The music of the night…第一幕で怪人が歌うソロ曲。この曲でさらに彼の歌声に引き込まれること間違いなし。

◎Think of me…第一幕最初の劇中劇で、クリスティーヌがカルロッタの代役として歌う曲。

◎Masquarade…第二幕、オペラ座の面々が新年を祝う仮面舞踏会の場面で歌われる。
『♪マスカレード!仮面舞踏会 マスカレード!歌え踊れよ楽しく』

◎All I Ask Of you…第一幕後半、オペラ座の屋上でクリスティーヌとラウルが歌う二重唱。


【余談】
◎2004年にはジェラルド・バトラー主演で映画化。(ロイド=ウェバー版の映画化はこれが最初)クリスティーヌ役のエミー・ロッサムはこの映画でブレイク。
EDの『Learn To Be Lonly』はロイド=ウェバーによる映画の為の書き下ろし曲であり、カルロッタを演じたミニー・ドライヴァーが担当。

また、2010年12月17日の金曜ロードショーで、劇団四季監修による日本語吹き替え版が放送された。

◎ロンドン版は昨年10月で初演から25周年を迎え、記念コンサートが開催された。そしてロイド=ウェバー本人も、元妻のサラ・ブライトマン(初演のクリスティーヌ役)と共にゲストで登場。
1月25日にDVDが発売されたので、気になった方やファンの方は要チェック。

◎ロイド=ウェバー版「オペラ座の怪人」の続編、「ラヴ・ネヴァー・ダイズ」が海外で上演されている。

オーストラリア公演の模様が収録されたDVDが発売されているので、気になる方はぜひ。

アニヲタwikiの追記・修正は凄いらしい。
















『マスカレード…仮面に隠れて… マスカレード…生きてきたこの人生…』

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