ハスター(這いよれ!ニャル子さん)

登録日:2012/05/05 Sat 07:44:52
更新日:2023/07/01 Sat 23:21:56
所要時間:約 4 分で読めます




這いよれ!ニャル子さん』の登場人物。



CV.釘宮理恵
(黄衣の王形態:関智一)

愛称は「ハス太」だが、地の文では一貫して「ハスター」と称されている。
セラエノ図書館の司書をやっていたが、父の仕事を手伝う為に地球に来た。
現在はその知識と戦闘力を買われ惑星保護機構の非正規職員としてニャル子たちの仕事を手伝っている。

金髪碧眼で、長い髪を三つ編みにして束ねている。髪はかなりくせ毛で朝は念入りにブラッシングしている。
非常に小柄で、一見するとおとなしそうな美少女だが性別は。つまり男の娘
素が女の子っぽいのであって、性自認も男でありオカマでは決してない(女装は嫌がるらしい)。
普段は黄色のパーカーと緑の短パンorハーフパンツというラフなスタイルで、水に濡れない素材らしい。
台詞回しはやたらと仮名文字が多く、一柳廣孝『ライトノベル研究序説』(青弓社)では「意図的に幼く描かれたキャラ付けとしての『ショタ』」の一例として紹介されている。
特技はエアホッケー。好物はメロンパンタコス


初登場は4巻。
真尋とは、登校途中でぶつかってエンカウントという一昔前のギャルゲーみたいな出会いだった。

真尋のことが好きで(性的な意味で)彼と合体(ファイナルフュージョン)したいらしい。
他にも彼に誉められたり、触れられたりすると頬を赤くしたり、どうみてもガチ。
当人は弟のような扱いだけどね。

ニャル子と同じく真尋に一目惚れしているが、恐らく性別的な意味で成就することはないだろう(後述)。

ニャル子達とは小学校からの付き合い。
クラス委員長を務めていたのもあってか。ニャル子たちが頭が上がらないことがある。(主に黄衣の王状態)
このことから幼くて愛くるしいようで、少なくともクー子よりは精神年齢が上なのは確か(ニャル子との比較は不明だが)。



「風の神」であることから自在に大気を操る力を有し、突風や鎌鼬は勿論、気圧を瞬時に下げたり掌を敵の顔面に当てて真空を作り卒倒させたり、
風の結界を作って恒星級の高熱(摂氏8300度)を遮断したりと能力の自在振りはクー子やニャル子を凌ぐ。
近接戦でも風の結界を用いて攻撃力やスピードを上げており、プロレスのような豪快な足技を得意としている。
また風=気体を操る特性上、嗅覚が非常に発達しており、ルルイエでは数百m以上離れたニャル子たちの匂いを探し当てた。

モチーフになった風属性の最上級邪神ハスターの名は伊達じゃなく、
最強形態黄衣の王形態(サイクロンエフェクト)になると風のみならず天気その物を操ったり作中屈指のチートキャラになる。
この状態での強さは原作チートを謳うだけあり、恐らくニャル子、クー子以上。
ちなみに髪や身長が伸び、姿も大人にはなっている(というかむしろこっちが本当の年齢)が、どちらかといえば柔らかで中性的なイメージになっている。
銀色のノッペリした仮面が常時装着されており、仮面を外すと死ぬらしい。恐らく嘘であるが。
アニメでは黄色いローブの下はボンテージ風になっていることが判明した。男なのが本当に残念でならない
この形態は「ハス太」としては「カッコつけすぎ」ということであまり気に入っていないようであるが、
シリアス展開に入ると目が金色に輝き、普段の姿のままこの人格が表に出る。
「黄衣の王」の方も「ハス太」としての記憶はあるため、あらゆるキャラを呼び捨てにする尊大な物言いになるものの、
この形態になった途端に真尋に対し礼を言うなど性格は「ハス太」同様純粋でまっすぐ。
原作版ではルーヒーを拉致した空鬼に対し穏やかな心のまま怒りの限界を突破し、「王の判決を下す__死だ」と突き放していた。

アニメで黄衣の王が登場する前に描かれたアンソロジーコミック(今井哲也「放浪ハスターはいつまでも」)においては、
夢の中で「素」のハス太と「王」が出会う一面があり、そのシーンではツァールロイガーのような仮面を着用していた。
ちなみにこのマンガではクトゥルフネタ全開のカオスな話が仕上がっており、「王」は原作とは真逆のノリのいいニイチャンとして描かれていた。



ニャル子とクー子が酷すぎるのもあるが、登場人物の中ではかなりの常識人。真尋に恋心がある事以外は……。
そのため、フォークで刺された回数も少ない。


アニメでは第4話から登場。
OPやEDにはじめから登場する等、メインキャラ故当然の扱いを受けていた。
が、彼の登場を早めるためか、どこかのニャルラトホテプ星人がかませ+出番激減していたりする。ニャル夫は犠牲になったのだ……。

『這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム』でもレギュラー扱いだが、女性キャラの出番が大幅に増えているのでやや影は薄め。
ただ他の邪神共同様に性癖のこじらせ度は原作以上にぶっ飛んでいる。



アニメ組はネタバレ注意

















実は宇宙ゲームハードメーカー『カルコサ・コンピューター・エンタテイメント』、通称『CCE』の御曹司。

立場上ルーヒー・ジストーンとは敵対していた*1が、中盤(アニメでは2期以降)になって彼女とフラグが立ち始めている。

ルーヒーがクトゥルフ退社後、たこ焼きの屋台を始めてからは真尋にねだってでも、ほぼ毎日通っている。
8巻で明確にルーヒーへの恋心を真尋たちへも吐露し、両想いであったことが発覚。口から口へではないがキスもしている。
11巻に至ってはルーヒーが「自分の声で起こす目覚まし」という微妙なプレゼントをくれた際に、ニヘラ顔になって大事に枕元に置いていたほどであった。
ルーヒーもほぼ同レベルにデレデレなので、順当にバカップルの道を歩みつつあるようである。
願わくば「ルーヒーさん子供産んでください!」とか「ファイナルフュージョンしましょう!」とかぶっこまないことだが…。



ちなみに『スパニャル』ではこういうやり取りがあることも追記しておく。

「ぼ、僕はテニスのダブルスができるくらいがいいな♡」
「それは…言ってほしい人が別にいると思うぞ」





「追記・修正は自己責任だよ?」
「却下」
「わ、私が手伝ってあげましょうか!?」

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最終更新:2023年07月01日 23:21

*1 ハスターとクトゥルーは互いの存在すら許さないほど仲が悪く、双方の教育機関では「奴らは敵だ」と教えられているため、初登場時はルーヒーもハス太を嫌悪していた。ハス太自身は根が優しいのもあって、そこまでクトゥルーを嫌っていたわけではなかったようだが。