荒耶宗蓮

登録日:2010/05/07 Fri 22:42:17
更新日:2023/11/23 Thu 16:26:04
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その闇を見ろ。そして、己が名を思い出せ



荒耶(あらや) 宗蓮(そうれん)とは、小説空の境界の登場人物
第五章「矛盾螺旋」に登場
声:中田譲治

蒼崎橙子コルネリウス・アルバ魔術協会で同期だった魔術師で、常に黒いコートを羽織り、無口で強面な人相の持ち主。

元は台密(天台密教)の僧で人助けをしていたが、戦争などで人の性に絶望し、人と言う存在の意味の有無を求めて根源(延いては『 』)を目指すようになった。
しかし毎回、霊長の抑止力に阻まれ、現在では度を超え、根源を求めるだけの存在と化した。

魔術師としての能力は結界の分野に突出していて、限定空間においては空間の移動・圧縮・生成など魔法の域に達する。
戦闘では自身の周りに三つの結界「不倶」「金剛」「蛇蝎」を敷くことで鉄壁の守りを誇る。
この三つの結界は常時連れ歩くという離れ業を見せており、恐らくは彼自身の起源「静止」の影響(型月世界の結界は設置式で通常連れ歩く等は不可能)。
身体能力も桁外れに高く、死徒のように銃弾を見てから回避出来る程。
また格闘戦も得意としていて、橙子は現代の中では最強の腕前と評している。
これはおそらく、長い年月を戦場や不安な地域などで過ごすうちに磨いていったものだろう。


また、橙子には及ばないが人形師としての腕もかなりのもの。
さらに起源覚醒の術で、己の起源「静止」を呼び起こしており、ほぼ不老状態で200年以上の時を生きている。
そして、左手には仏舎利を埋め込んでいるために死の線が極めて細くなっている。

抑止力に阻まれぬ様にするため、両儀式の身体を介して『 』へ至る計画を立て、式と同じ根源(性質)を持ち、それでいて相克すると考えた巫条霧絵浅上藤乃白純里緒の3人を式と戦わせようと暗躍した。
ただ、これらの計画は荒耶自身が「うまく行かなかった」と見做している。
さらに、実は第四の刺客として玄霧皐月も動員していたが、こちらは間に合わなかった。
橙子曰く「結界には長けるが他の能力は穴だらけ」とのことで、これらの策略がうまく行かなかったのも能力不足故の模様。

第五章ではアルバと組み「相克スル螺旋」と呼ぶ、自ら64種に分類した死の性質それぞれを反映した64人の死体と人形を用いて、死で終わる同じ1日を繰り替えさせる実験を行っていた。
その最中、偶然起きた臙条巴の逃走を利用し、小川マンションに式を呼び込み、自らが主役となって『 』を手に入れようとする。

最初の戦いでは式を捕まえることに成功し、後から来た燈子も首だけ残して倒した。
しかし、式を結界内に閉じ込めるというミスで「両儀式」に敗北。
自らの敗北を認めないまま、次なる人形を用意していなかったため消え去った。






アーネンエルベの一日ではネコアルク・カオスに電話で呼び出され、店長兼料理人をすることに。

が、料理のあまりのまずさに抗議しに来た両儀式に殺された。

「ネコどもめ、図ったな!」


実は空の境界は、荒耶宗蓮という人物の物語でもある。










「アラヤ、何を求める?」

――真の叡智を

「アラヤ、何処に求める?」

――ただ、己が内にのみ

「アラヤ、何処を目指す?」

――知れたこと。この矛盾した螺旋(セカイ)の果てを――

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最終更新:2023年11月23日 16:26