ガンダムMk-Ⅱ試作0号機

登録日:2012/07/22 Sun 22:13:33
更新日:2023/08/07 Mon 15:32:45
所要時間:約 3 分で読めます




○概要

「機動戦士ガンダム ギレンの野望」シリーズ、「ガンダムEXA」等に登場するMS。
別名「プロトタイプ・ガンダムMk-Ⅱ」。
初出は「ギレンの野望・ジオンの系譜」であり、ゲームのOPにも出演する目玉の1つであった。


○機体性能

型式番号:RX-178-X0
全高:不明
重量:不明
装甲材質:チタン合金セラミック複合材

武装:
バルカン砲×2
試作ビームライフル
試作ビームサーベル×2
シールド

パイロット:プロト・ゼロ(ゼロ・ムラサメ)


ガンダムの後継機としてティターンズが造った試作機
その名の通りガンダムMk-Ⅱの0号機で、ティターンズのフラッグシップ機とするべく先んじて開発された。

1〜4号機との外見上の違いは
  • 頭や肩、腰の形状
  • サーベルラックが大型化
  • 胸の上側にもインテークが存在
  • ふくらはぎと腰の後ろにスラスターを追加
  • 武装
など。

とにかくハイスペックのみを徹底的に突き詰めていて、1〜4号機を凌駕する程の高い戦闘力を持っている。
ムーバブルフレームや全天周モニターなどの技術が採用された他、外装の一部はジム・クゥエルの物を流用している。

その反面、操作性や整備性が非常に低く、特に前者はニュータイプか強化人間でなければ真価を発揮できないと言われている。
装甲材も旧式のチタン合金が使用されていて防御面に不安があり、稼働時間もあまり長くはない。

そして何より恐ろしいのが開発コストであり、コイツ1機でペガサス級が数隻、もしくはドゴス・ギア級(バーミンガム級)が2隻建造できてしまうという。とてもそんな風には見えないが…。

本機の開発にはアナハイム・エレクトロニクス社も関わっている可能性が指摘されている。
GPシリーズのデータや技術などが開発にフィードバックされたという話もある。頭のV字型アンテナや武器の形がガンダム試作1号機のそれとそっくりな辺り、可能性は否定できない。

ガンダムの開発史の隙間に存在する機体の例に漏れず、さらにはゲーム出身ということもあり、この機体も「データ上に存在するだけで実在しないんじゃね?」と曖昧な存在になっている

というのもこの機体は「ガンダム開発計画が凍結されなかった」という設定に基づくifの機体であり、ガンダム試作一号機と似ている部分があるのはそのためである。





○武装
  • バルカン砲
頭部に内蔵。
連邦軍MSでは毎度お馴染みの武器。

  • 試作ビームライフル
メインウェポン。
試作1号機の物と見た目が同じだが、出力はマゼラン級の主砲クラスらしい。一方で命中精度は悪化した。

  • 試作ビームサーベル
1〜4号機とは違って、グリップの形が他の機体と同じ円筒形になっている。
性能などは不明。

  • シールド
これも試作1号機の物とそっくりだが、表面に丸型のパーツが付いているという違いがある。
実は試作4号機も色違いの同型を持ってたりする。



○登場作品での活躍
パイロットはプロト・ゼロ(ゼロ・ムラサメ)で、ほとんど彼の専用機扱いである。

おそらくテスト運用などが行われたと思われるが、それを示すような資料がほとんどないため不明。

上記のように、ギレンの野望・ジオンの系譜で初登場した。
性能は上記の設定にあるように
「攻撃力と運動性に全力を注いだ結果、異常に燃費が悪く、グリプス戦役時代のMSと比較すると紙耐久」
という極端な性能になっており、ライフルの命中率も恐ろしく悪く、エース級のパイロットを乗せないと
ろくに活躍できない。後のゲーム作品等で出演する時も大体こんな感じである。
開発するまでのフラグ建てが地味に面倒で、ほぼ隠しのような扱い。
ガンダムMK-2のプロトタイプとはなっているが、MK-2を作るフラグやチャートには組み込まれていない。
「アクシズの脅威&V」「新」にも登場する…が、登場時期や条件、モリモリ増えた他の高性能MS郡のせいで、バ火力無双すら厳しくなってしまわれた。

Gジェネでもちょこちょこ参戦するが、色んなガンダムがごった煮しているこの作品では
「登場時期を考えると高い攻撃力だが、少し話を進めると型落ちになる」という程度で落ち着いている。


「ガンダムEXA」ではティターンズの施設に幽閉されていたゼロがレオス・アロイの協力で脱走する際に搭乗。
追撃部隊のジムUを殲滅している。
その後現れたマリオン・ウェルチのブルーディスティニー3号機改と交戦、それを止めに入ったレオスのガンダム試作4号機を大破させる。

レオスがエクストリームガンダム type-レオスで再度介入してくると、その戦いでゼロの中に育ちつつあった「EXAMの亡霊」が開放されて暴走する。最後はレオスの爆雷球で動きを止められたところをマリオンが頭部を破壊して機能停止した。

戦闘終了後、機体はティターンズによって回収され、ゼロも強化人間としての資質が全く無くなったため正式に軍を退役したという。





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最終更新:2023年08月07日 15:32