登録日：2009/10/27(火) 20:25:35
更新日：2021/06/18 Fri 18:58:09
所要時間：約 5 分で読めます
想いの力は刃、過去のクサリを断ち切れ！
暁WORKSの新レーベル、響から発売中の和風伝記バトルADV
原画は唯々月たすくが、シナリオは黒曜石が担当。
特別版には三国志の戦略シミュレーションゲーム『蒼天巳に死す』が同梱されている。
また発売日前日にはカラーピンナップや短編小説などを満載した『紫電〜円環の絆〜 beginner’s book』が発売される。
ストーリー
異能力機関六波羅の諜報員として働く傍ら、平凡な学生生活を送っていた神津ミソカは、偶然クラスメートの稗田朔が何者かに誘拐されかけた場面に居合わせ、彼女を助ける。朔を襲ったのが六波羅の敵である金剛斎の配下であることを知ったミソカは、成り行きで朔を自宅に匿うことになってしまうのだった。その頃六波羅では、金剛斎出現の知らせを受けて、特殊公安部の壬生ツヅキが動きだそうとしていた……。
登場人物
神津ミソカ（かみつみそか）
六波羅諜報部に所属するAランクの諜報員。かつては異能力者を支援する特殊部隊に所属していたが、仲間の裏切りで生死をさまよった過去を持ち、他人を信じられなくなっている。 口は悪いが世話好きで、缶コーヒーとハンバーガーをこよなく愛している。また自覚はないが記憶に欠如があるらしい。
壬生ツヅキ（みぶつづき）
本作のもう一人の主人公。不義を憎み、義を貫く生真面目な高野山出の密教僧。六波羅特殊公安部の長を務めている。義に反する人間に制裁を与える特権を持っており、己の正義を信じて戦っている。彼も過去に尊敬する男に裏切りを受け、今なお、その男の背を追っている。剣業や姫乃たちからは『壬生狼』と呼ばれていた。
稗田朔（ひえださく）
古風で尊大な話し方と態度を見せる少女で周囲からは変人と目されているが、根は寂しがりや。幼い頃から陰陽寮で育ち、戦う術と戦場での舞いを教え込まれた戦巫女。金剛斎にその身を追われているが、詳細は不明。その過去には何か辛いことがあったようだが…？
香具山薊（かぐやまあざみ）
朔を守るべく六波羅を離反した、元お庭番のくノ一。抜け忍になった今は陰陽寮所属。物静かで控え目だが芯は強く、一度決めたことは貫き通す頑固な一面をもつ。クラスでは清楚な美少女として密かな人気を博している。
物部巴（ものべともえ）
古来より武具を管理してきた物部宗家の長女にして六波羅の異能種実働隊に所属する槍の名手。常にポジティブで明るく真っ直ぐな少女で誰ともすぐうち解けることが出来る。身体を動かすことが大好きな反面、勉強や難しい話しを聞くと拒絶反応で眠くなるという体質を持っている。
ライラ・リア・ソレル
爆乳不良シスター。欧州の聖協会から日本に派遣されて来たフランス人のエクソシスト。仇敵を追うために日本にやってきた。気さくで人当たりがよく表情豊かだが、仕事に対しては冷徹で非情な一面も持つ。実家は富豪だが『血まみれのライラ』という、その血筋には似つかわしくない異名を持つ。シスター姿で街をバイクで爆走して協会ではノリノリでジャズを弾いていた。ライダースーツはエロい。
香具山竜胆（かぐやまりんどう）
完璧美人くノ一秘書。六波羅所属のくノ一であり特殊公安部の補佐官を務める。掟は尊守するという信念を持ち、厳しさと優しさを兼ね備えた女性。薊の従姉であり、彼女が組織に離反したことに胸を痛めながらも、掟を守るために薊を始末する覚悟を決めている。ツヅキの側近を務める傍ら、彼に密かに想いを寄せている。
金剛斎（こんごうさい）
朔を執拗に探し続ける屈強な男。圧倒的な身体能力と、鋼のごとき精神力を合わせ持つ悪意の化身。殺戮を好み、ただ人を殺すために戦を起こす。過去に姫乃や剣業、ツヅキたちと因縁があるらしいが…？
ウォルロック
聖協会に追われて日本に逃亡してきた金剛斎の懐刀。不老不死の研究に執着しており、錬金術や黒魔術を用い残虐な人体実験を行っていた。ライラとは因縁があるようだが…？
仮面の女
常に仮面とローブに身を包んだ金剛斎の配下。長い爪を武器に戦うこともあるが、基本的には偵察や後方支援を担当する。しばしばトランス状態に陥る。
クロウ
黒で身を包むことに固執するナルシスト。敏速性に優れ、雷撃を自在に操る琴が出来る。金剛斎の中に自分が望むワイルドでアウトローな男の理想を見出し、配下になった。セリフがいちいちカッコイイ。
白真宮姫乃（しらまのみやひめの）
陰陽寮に所属する美貌の陰陽師で、『臥龍の巫女』と呼ばれている。朔の師。現在は一線を退いているが、先代陰陽師頭として陰陽師の頂点にいたこともある。その力は今でも最強と噂される女傑。左眼には眼帯を付けているが…？
加賀見剣業（かがみけんぎょう）
六波羅で実働部隊隊長を務める豪快な僧侶。二人いる六波羅の最高権力者のうち、北方側に与しているため『北方の犬』とも呼ばれる。名声と権力の為にはなんでもする男。
鳴神天火（なるがみてんか）
六波羅三人衆の一人で諜報部を指揮する。ミソカの育ての親で現在は上司。用事があるたびに愛車でミソカの自宅に突っ込んでくる困った人。しかし、ファイルを自分で直接持って来たり、壊した部屋は直したり部下思いの上司。六波羅では珍しく猫又の式神を使役している。
『もう、誰も死なせたくないんだ……』
追記・修正よろしく
最終更新：2021年06月18日 18:58
