無桐伊織

登録日:2010/07/30(金) 10:33:29
更新日:2023/10/04 Wed 03:09:40
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「それでは、零崎を開始します!」



無桐伊織(むとう いおり)

人間シリーズの登場人物。


ごく普通の17歳の女子高生。
特徴は赤いニット帽で、夏でも脱がない。
背丈は高めで目方は軽め。4月23日生まれのA型。3人兄妹の末っ子。真剣になるのが苦手で何でも茶化してしまう癖がある。
成績はかなり優秀だが、普段の言動がたたって誰もそうとは思っていない。それゆえ、下級生からからかい半分で『舞姫様』というあだ名がつけられている。

級友に殺されそうになり、逆に殺してしまったために「はずれてしまう」。
零崎としての名前は、零崎舞織。

早蕨刃渡と早蕨薙真によって両腕を切られるが、零崎人識の尽力によって罪口商会特製の義手を手に入れる。
しかし装着が面倒くさいため、付けていない時間も多いそうだ。


得物は双識から受け継いだ≪自殺志願≫。これを口にくわえて攻撃する。普段は、ふとももに仕込んでいるホルスターに収納している。
それが災いして、『零崎人識の人間関係』ではひどいめにあっている。
双識に対して爪で手傷を負わせ、人識並みの危険度があると言わしめす。

実践経験の少なさ故、素の戦闘力は『劣化素人』であると闇口衆の当主代行・闇口憑依に散々ボロクソに言われる。
殺し名第二位の最上級の実力者、言わばプロ中のプロのプレイヤーから見れば当たり前も当たり前の話なのだが――――人識との不殺競争(哀川潤に強要された)によって半年間溜めに溜め、耐えに耐え、我慢に我慢を重ね、遂に限界の臨界に達した零崎一賊特有の『理由無く殺す殺人鬼たる殺害衝動』を一気に解放した際には、経験だとか技術だとかプロだとか素人だとかの垣根を完全に無視した、いわゆる『センス』だけでその憑依を圧倒し、死を覚悟させた。
最後の零崎一賊として、零崎双識の後継者としては申し分無く『合格』であると言えよう。
ちなみに憑依は、既に人類最強となっていた頃の哀川潤と対戦し、その怒涛の攻撃を全て無効化し続けた程の手練である。
精神的には押されていたし、伊織との対戦時には最盛期を少し過ぎていたが。


素の状態でも、一般人レベルではあるものの不死性を持ちレイニー・デヴィルや火憐からボコられても意識を失わなかった阿良々木暦を相手にした際は不意打ちとはいえ一撃で気絶させている。
また不殺を貫きながら奇野師団との戦争を生き延びる程度には戦えるようだ。


無桐伊織の名(迷)言
「――まじっすか」

「うなー」

「JRと阪急を上手に乗り継いでアリバイを作ってくるんです」

「き…緊縛女子高生!」

「ごほ、ごほ……ゴッホ!『ひまわり』!」

「―――仕留めちゃいましたよ、わたし」

「お兄ちゃん、独りじゃ、寂しいかなぁって」

「思ったよりも気分の悪いもんですね――『人を殺す』ってのはさ」

「だったら――私の敵ですね」

「わわっ!人識くんの身体が全身紫色だ!アメコミみたいっ!こわっ!」

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■――――――――――――!!!!!!!!!!!!」

「あ、暦お兄ちゃんはスパッツありですか。色んな変態がいますねえ」

「殺人鬼だってだけで疑うなんて、酷いですよ、ねえ!」

「本当は殺意だけが取り柄の、お邪魔な十七歳なんですけど、ねっ!」

「さてはあなた『呪い名』ですか? 苗字もそれっぽいですし。『呪い名』序列七位の阿良々木ですか?」

「わたしにとって、この『自殺志願』を肌身離さず身につけるというのは、命をかけなければならないことなんですよ───それが、先代の持ち主である双識さんに対する、わたしからの礼儀なんです。いえ……、愛情なんです」

「ああ、そうでしたね。なんなら零崎一賊に入ります?」

「お陰さまで楽しかったですよ? 久し振りに普通の女の子に───普通の人間に、戻れたみたいで。それでは!」

「零崎を―――開始します」

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最終更新:2023年10月04日 03:09