D-ブリガード(デジタルモンスター)

登録日:2011/10/20 Thu 23:13:43
更新日:2023/07/31 Mon 13:30:41
所要時間:約 4 分で読めます




D-ブリガードはデジタルモンスターに登場する組織のこと。
brigade(ブリガード)”(ブリゲイドとも)は『旅団』の意味。


【概要】

竜型サイボーグデジモンで構成された機械化旅団。

何より…組織……なのだがイマイチなにがしたいのかわからない。
そのくせ暗殺やら極秘ミッション等、やたら物騒な単語が飛び交う。
まあ、そんな任務ばかりだから組織の実体が掴めないのか!
……と思うと少しは納得できるかもしれない。

また、ルドモン(プリウエルドラモンの成長期)の図鑑で、とあるエリアを襲撃したことが語られた程度。
(そのエリアはルドモンたちの尽力で防衛されたという)

デジモンコレクターズのイベントでは彼らに指令を出してるのが無能冷蔵庫イグドラシルであることが示唆された。
ロイヤルナイツなどの華やかなメンバーには任せられない汚れ仕事を請け負っているのが彼ら…なのかもしれない。
ナイツが旧デジタルワールドのデジモン粛清してた?知らないなぁ…

今のところ、まるで全貌が明らかになっていないため、カオスモンや“BAN-TYO”デジモンの引き立て役にしかなっていないのが現実。
しかも、彼らも目立っているかというと…

と思いきや、デジモンネクストではバルバモンの配下として多数登場した。

2023年から連載の始まった『デジモンシーカーズ』ではこのD-ブリガードにもスポットが当たる模様。


以下、判明している構成員…というかコマンドラモンの進化系譜。

【構成メンバー】

◆コマンドラモン

世代 成長期
タイプ サイボーグ型
属性 ウィルス種
必殺技 M16アサシン
携行しているライフルを乱射する
得意技 DCDボム
装備の小型爆弾を使用する
『D-ブリガード』の歩兵デジモンとして暗躍するサイボーグ型デジモン。
表沙汰にならない極秘ミッションに特殊部隊として投入される。
体表を周囲の色をリアルタイムで判断して、あらゆる迷彩パターンを表示できる特殊テクスチャーで覆われている。
そのため、多くの“ターゲット”はコマンドラモンに気づかず葬られる。


◆シールズドラモン

世代 成熟期
タイプ サイボーグ型
属性 ウィルス種
必殺技 デスビハインド
研ぎ澄まされたナイフで一撃する。
得意技 スカウターモノアイ
瞬時に敵の急所を計測する。
『D-ブリガード』に所属するサイボーグ型デジモン。
『セレクション-D』と呼ばれる特殊選抜試験を合格した、100体の内1体のコマンドラモンだけが進化することを許される。

暗殺任務を得意とする精鋭で、武器や迷彩能力に頼らず、体術のみで戦う。
その身体能力は計り知れず、動きを目視することは不可能といわれている。


アニメ『デジモンゴーストゲーム』第13話「処刑人」で登場。CV:神奈延年
額へのナイフ投擲でどんなターゲットも一撃で仕留める戦闘技術を持つと言われ、デジタルワールドでも『デア・シャルフリヒター(ドイツ語で「処刑人」)』という都市伝説として恐れられていた。

neun(9)neun(9)zwei(2)

そのナイフの投擲でゴリモンやモノドラモンなどの罪のないデジモン達を暗殺してきた。
1000体目のターゲットとしてジェリーモンに狙いを定めるが、ジェリーモンを尾行していた宙一行に包囲され、戦闘になる。

「まだ…たかが…1000……。数を増やす……誰でも良い…数を……。数だけが大事だ……」

その目的は 単にキルスコアを増やす こと。
(劇中の範囲では)『D-ブリガード』の指令などに関係なく、個人で無差別に暗殺を行っていた模様。
ただ殺害数を増やせれば誰でも良いという危険思想を体現し、(人間の世界でいうなら)「無差別大量殺人鬼」。
『D-ブリガード』からの脱走兵か何かであろうか

高い戦闘能力でガンマモン達を圧倒し、ガンマモンへナイフの投擲を行う…が、それを庇ったボコモン先生を死に至らしめ、デジタマに戻らせてしまう。
そして、その慟哭で暴走したガンマモンがグルスガンマモンに暗黒進化。

同じ成熟期とはいえ、高い戦闘力を誇るグルスガンマモンに手も足も出ず捕らえられ、『デッドエンドスキュアー』で頭部を貫かれ死亡。
多くのデジモンに「無意味な殺戮と死」を与えてきた彼は、自身もより強者から「無意味な殺戮と死」を与えられるという
因果応報ではあるが悲しい最期を遂げた。


◆タンクドラモン

世代 完全体
タイプ マシーン型
属性 ウィルス種
必殺技 ストライバーキャノン
小型核弾頭搭載の砲弾を発射し、半径30kmを焦土と化す。
得意技 ブラストガトリング
キャノン横の一秒間に3600発の弾丸を撃ち尽くす接近戦用ガトリング。
『D-ブリガード』に所属する、暴徒鎮圧及び強襲駆逐を任務とするマシーン型デジモン。
一度に多数の「目標」を駆逐することに特化しており、圧倒的な火力を誇る。
同時に30体の「目標」をロックオンが可能なレーダーを装備しており、一体のタンクドラモンが捕捉した「目標」は他のタンクドラモンとデータリンクされ、逃げる事は不可能と言われる。

また、任務での生存率も非常に高く、旅団結成以降、今までの出撃で撃墜されたのはコードネーム“BAN-TYO”排除作戦時に破壊された一体のみだといわれている。

アニメ『デジモンアドベンチャー:』第29話「脱出 燃える密林」にて登場。
アロモンの群れやメガドラモンを率いて選ばれし子供達を襲撃。
その連携と攻撃力でメタルグレイモンを苦戦させるが、援軍として登場したガルダモンによって戦況が変化。
空中との連携が取れなくなり、最後はメタルグレイモンとの一騎打ちの結果、撃破される。


◆ダークドラモン

世代 究極体
タイプ サイボーグ型
属性 ウィルス種
必殺技 ダークロアー
「ダークマター」をエネルギー弾とし打ち出す、禁忌の大技。
この技を受けて生き残れる者はいないといわれる。
得意技 ギガスティックランス
右手に仕込まれた槍で「目標」を貫く。
槍はロイヤルナイツの一角、デュークモンの「聖槍グラム」と同等の硬度を誇るといわれる。
『D-ブリガード』の最終兵器と目されるサイボーグ型デジモン。
以前に旅団総出で取り掛かった、コードネーム“BAN-TYO”駆逐作戦中に唯一破壊されたタンクドラモンを回収し、その残留データを元に研究機関が進化させたといわれている。
しかし、進化させる際に大量の「ダークマター」を使用したため進化後、制御できず暴走してしまい、逃亡。
(インペリアルドラモンがメガデスで撃ち出す暗黒物質とは関係があるのだろうか…)

現在も消息は掴めず、噂では未だに任務遂行のためコードネーム“BAN-TYO”を探して世界を彷徨っているといわれている。

アニメでは『セイバーズ』における倉田軍団のバイオデジモンの一体として、バイオダークドラモンが登場。
また、『クロスウォーズ』ではデジメモリとして登場。


◆カーゴドラモン

世代 完全体
タイプ マシーン型
属性 ウィルス種
必殺技 サプレッションストライク
胴体前部のガトリング砲で攻撃する。
部隊を降下させる際の地上制圧のための使用が主。
スローターブレード
両翼のプロペラで相手を斬りつけ、なます切りにする技。
ただし、プロペラを破損する恐れがあるため、不測の事態で近接戦闘が発生したような緊急時のみ使用が許可される。
『D-ブリガード』において部隊輸送を担当するデジモン。
『デジモンシーカーズ』で初登場した、期待の新星。

ハッキングによって入手した現実世界のティルトローター機の設計データを組み込んで進化したと言われているとおり、オスプレイに竜の頭を付けたような姿をしている。
両翼のプロペラの角度を調整することでホバリングや高速度の飛行が可能な優れた機動性を持つ。
また、“カーゴ”の名の通り、胴体部分が荷室となっており、通常のミッションであればコマンドラモン5体+ハイコマンドラモン1体で構成される分隊を収容することが多い。
また、荷室が空の状態ならば胴体下部にワイヤーで懸架することでタンクドラモン1体を運ぶことも可能である。


◆ハイコマンドラモン

世代 成熟期
タイプ サイボーグ型
属性 ウィルス種
必殺技 DCDグレネード
多連装グレネードランチャーから特殊な弾頭を持つグレネード弾を発射。
榴弾、スモーク弾、音響弾の3種を瞬時に切り替え可能。
得意技 デストロイチャージ
防護盾を構えての体当たり。
『D-ブリガード』に所属する重歩兵デジモン。
『セレクション-D』と呼ばれる特殊選抜試験を合格……できなかった99%が進化するルート。

部隊内では、「盾」としての役割を担い、巨大な体躯と防護盾でコマンドラモンの突撃部隊を守ることが主な任務。
体表にはコマンドラモンと同様の特殊テクスチャー加工が施してあり、周囲の色をリアルタイムに投影できる機能を備える。
武装としては多連装グレネードランチャーと、防護盾を保持する。

その頭部は、言い訳が難しいレベルで横の二本角が無くなったメタルグレイモンにそっくり…。


◆ブリガードラモン

世代 究極体
タイプ サイボーグ型
属性 ウィルス種
必殺技 ジェノサイドレイン
右腕の巨大ガトリングキャノンから榴弾を毎秒4,800発の速度で掃射する技。
エクサデストロイヤー
左手の爪に格納された有機体系ミサイルを発射する。
過去に“最終決戦兵器(ダークドラモン)”を完成させていた『D-ブリガード』だが、その個体は暴走→出奔という大失態を引き起こしたのは周知の事実。

その反省を生かし、部隊を効率よく運用するための指令機として開発・進化させたのがこのブリガードラモンである。
名前に組織名を冠している辺りにも、その本気度が見え隠れする。
現在は3体のブリガードラモンが配備されているとの情報があるが、今後、その配備数はさらに増えると推測されている。

任務を行うエリアの上空を旋回し、地上や低高度にいる脅威の索敵と破壊を行うのが主目的。
そして、ブリガードラモンによって大きな脅威の殲滅が完了すると、分隊を収納したカーゴドラモンが降下し、地上にコマンドラモンとハイコマンドラモン、タンクドラモンが展開される…というのが基本的なフォーメーションとなる。
その間も、全任務が完了するまでブリガードラモンは上空を旋回し、展開部隊への指令と索敵を継続する。

ブリガードラモンの配備後は作戦成功率が向上し、部隊損耗率も大幅に低下したことからかつての勢いと、大失態で失墜した名声を取り戻し始めているという。

…と、このように良いこと尽くめのようなブリガードラモンだが、最大の欠点(?)がある。それは…

飛行ユニットを装備したウォーグレイモンにしか見えないこと!!

である。
頭部の髪と特徴的な三本角、左腕の爪、そして必殺技の『エクサデストロイヤー*1』と、グレイモン要素が見え隠れする。
とはいえ、鮮やかな青のカラーリングや、背面や脚部の大型飛行ユニット、そして右腕の大型ガトリングなどで全体的なシルエットは差別化されている…とも言えなくはない。

また、機械化旅団『D-ブリガード』であるので、某鋼の帝国(メタルエンパイア)と裏で技術提供などの交流があったり、そもそもが帝国下の組織である可能性もある。
ブリガードラモン、ひいては『D-ブリガード』にスポットが当たっている『デジモンシーカーズ』で、もしかしたらその辺りも掘り下げられる可能性がある。
期待して待とう。


【候補生】

◆ボムモン

世代 幼年期Ⅰ
タイプ スライム型
属性 なし
必殺技 バチバチバッチン
導火線の火花を大きな音を鳴らしながら散らして相手を驚かせる。
生まれた瞬間から導火線が点火され、機嫌が悪いと燃焼速度が増す。
導火線が燃えきる前に進化するため燃えきるとどうなるのか謎。

クロスウォーズでも同名の別デジモンが登場した。
こちらは導火線が顔の上方向についており、ちょんまげのようになっている。
必殺技は爆風を相手に浴びせる「ボンバーヘッド」や、様々な色彩の粒子をまき散らす「ファイヤーワークスレボリューション」
ただ、威力はバクチク程度。
見た目自体は鮮やかで綺麗なのでパーティーの余興で怒らされて楽しまれるという。
デジモン界の民度って…


◆ミサイモン

世代 幼年期Ⅱ
タイプ マシーン型
属性 なし
必殺技 ミサイルクラッシュ
破壊力はあるが、コントロールが効かないため命中性はほぼ無い。
ボムモン同様、進化直後から点火されているため進化するまで常に飛び回っている。
スピード調整はできるが、猛スピードでないと墜落してしまう。




追記・修正…任務了解。

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最終更新:2023年07月31日 13:30

*1 敢えて書くまでもないと思うが、エクサはギガ、テラ、ペタに続く大きさの接頭辞。デジタルワールドのどこかには「ペタデストロイヤー」使いもいるのだろうか…