レッドホーン(ゾイド)

登録日:2010/02/21 Sun 04:46:12
更新日:2024/02/23 Fri 20:31:52
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「装甲の厚さなら、このレッドホーン! どのゾイドにも負けはせん!!」



レッドホーンとはトミー(現:タカラトミー)の展開する商品『ゾイド -ZOIDS-』に登場する機体。


【基本性能】

型式番号
EPZ-001(ゼネバス帝国)
EZ-004(ガイロス帝国)

所属 ゼネバス帝国・ガイロス帝国
分類 スティラコサウルス型
全長 20.8m
全高 7.6m
全幅 7.2m
重量 94t
最高速度 130km/h

武装(旧)
大口径三連電磁突撃砲
接近戦用ビーム砲×2
連装突撃ビーム砲×2
高速キャノン砲×2
中口径加速ビーム連装対空砲
全天候自己誘導ミサイルランチャー
発煙弾発射機×4
高圧濃硫酸噴射砲
グレートランチャー×4
大型赤外線・レーザーサーチライト
全天候3Dレーダー

武装(新)
クラッシャーホーン
地対地ミサイルポッド
対ゾイド3連装リニアキャノン
高圧濃硫酸噴射砲
80mm地対空2連装ビーム砲
TEZ20mmリニアレーザーガン×2
AEZ20mmビームガン×2
全天候3Dレーダーアンテナ×4
複合センサーユニット
赤外線レーザーサーチャー


【開発経緯】

かつて、ヘリック共和国から独立して、デルポイ大陸西部に勢力を張ったゼネバス帝国
歴史の必然として、東西の両国は戦争体制に入った。

機体そのものは古く、初期のゼネバス帝国軍においては兵装も装甲もより簡易な「アーリーモデル」が運用されており、モルガやゲーター(これまた初期型)とともにゼネバス帝国の前線を担った。
その後はZAC2029年に地球人が飛来し、その技術によってアップデート。ほぼ外観も一新されたみんなの良く知るレッドホーンがZAC2030年に完成した。
同年にはモルガやゲーターをはじめ、帝国の初期小型機も一斉にアップデートおよびロールアウトを果たしている。地球人とゼネバス帝国驚異のメカニズム。
(コトブキヤのHMMシリーズでは旧ヘリック王国(中央大陸を武力制覇した王国で、ヘリック共和国の前身)以来の旧式ゾイドが建国初期のゼネバス帝国の主力機となっており、レッドホーンは地球人来訪後に共和国軍のマンモス等に対抗して開発された機体となっている)

この時点で、攻撃力・防御力・機動力のバランスが非常に取れており、ただちにゼネバス帝国の主力ゾイドとして生産・運用された。
同時期に例によって地球の技術でアップデートされたゴジュラスやゴルドスへの対抗機としての側面も併せ持っており、戦闘力・電子戦能力ともに当時としては申し分ない。
しかしゴジュラスのパワーアップが予想以上に高かったため、レッドホーンは戦力比にして3:1の劣勢を強いられることとなる。
結局、その役割はアイアンコングデスザウラーに譲ることとなった。

ただ、ゴジュラスの打倒はかなわなかったものの、レッドホーンが攻防ともに非常にバランスの取れた傑作機であることには変わりがなく、一般部隊に大量に配備された
実際、その攻撃能力・防御能力は、ゴジュラス以外の大型機であるマンモスやゴルドスではやはり手に負える相手ではなかった。
のちにゴルドスやマンモスはゴジュラス用のバスターキャノンを装備して大きく火力を引き上げたが、それはかなり後のことである。

しかし、バスターキャノンを中心としてゴジュラスのみならずゴルドスやマンモスまで強化されていく情勢では、レッドホーンは相対的に弱体化。
レッドホーンも同様にMk-2装備を施して強化されることもあったが、より小型でコンセプトが類似したブラックライモスが導入されると、中央大陸戦争後半には前線を退いていく。

やがてゼネバス帝国を支援していたはずのガイロス帝国が裏切ってこれを滅ぼすと、レッドホーンも接収される。
ガイロス帝国はレッドホーンを独自技術で改修し、ダークホーンとして再強化のうえ配備。各地で活躍した。
コトブキヤのHMMシリーズではゼネバス帝国を併合する前からダーク・ホーンを開発した設定となっており、暗黒大陸本土攻撃後にダーク・ホーンが登場するバトルストーリーとはやや設定が異なる。


また、かなり後の第二次大陸間戦争においても、ガイロス帝国はレッドホーンを主力ゾイドとして大量に配備。
もっとも多く生産された大型ゾイドとまで言われた*1
開戦当初、ゴジュラスが大きく数を減らしてその顔を見せず、シールドライガー部隊の投入が遅れたこともあり、開戦当初は共和国軍を大破し、圧倒的な快進撃を見せつけた。


【機体性能】

豊富な武装と分厚い装甲を持ち、「動く要塞」と言われた、100t級の大型ゾイド。
バランスの良さと完成度の高さに加えて、発展性も高いため、非常にバリエーションに富み、数多くの派生機が存在する。
同じ外見をしていても時期によりバージョンアップされていることもある。

真っ先に目を引くのが、全身をカバーする赤い重装甲
ゴジュラスなどと比べてみるとその差は歴然で、ほぼ全身をカバーしている。
(グローバリーⅢの技術革新以前はここまでではなく、頭部も共和国と同じくキャノピーがむき出しだった)
小型ゾイドではこの突破はまず不可能とさえ言われており、中型ゾイドの攻撃でも容易ではない。

にもかかわらず、意外なほど軽量でもあり、重量は94t。シールドライガー(92t)よりわずかに上回る程度しかない。
もっとも、それだけにというか限界はあるようで、ゴジュラスやシールドライガーの攻撃には耐えられない。
またシールドライガーの場合はむしろ「レッドホーン並みに重い」とも言える。原型機サーベルタイガーの重量は78tなので、シールドライガーは14tもアップしているのだ。
ほぼ同じサイズのサーベルタイガー/セイバータイガーと比較した場合、やはり重装甲なゾイドといえる。

攻撃面では、背面部に搭載された各種砲塔が主力。
この砲塔は360℃どの方向にも向けることができ、対空迎撃さえ可能とする。
旧大戦タイプではフリル周囲の角(ホーンレット)もビーム砲だった(漫画版でも角から砲撃している)が、
新シリーズでは角の砲塔をレーダーに代えることで、索敵能力と指揮管制能力を引き上げている。
また砲塔の横には小型ビークルも搭載されており、補助として様々な用途に使う。

その外観と重装甲から砲撃用と思われがちだが、実際は突撃戦も得意で、鼻先の「クラッシャーホーン」で敵ゾイドを粉砕する。
最高速度は130km/hとやや遅めではあるが、突撃できるという表記からすると、現在はもうちょっと早く走れるのかもしれない。


このように、全般として万能機と呼ぶにふさわしい性能であり、特に中型ゾイドや小型ゾイドに対しては圧倒的な優位性を誇る。
反面、同クラス以上のゾイドには不覚を取ることが多い。パイロットの腕次第で逆転する、という活躍が少ないようだ。

ゾイドの旧式化の進んだ西方大陸戦争時もガイロス帝国の主力として前線に配備され、多数の派生機を誕生させた。
ただはっきり言って大型ゾイドの中では戦闘力は最低レベルであり、共和国が行ったシミュレーションによると確実に勝てるのは戦闘が主目的ではないゴルドスだけという有様だった。
重武装でありながらゴジュラスの装甲を撃ち抜けるものは一つもなく、バランスの良さが仇となり突撃機同士の戦闘ではディバイソンに劣り、重武装と言われていながら対空装備は貧弱でストームソーダーにはまず勝てないという体たらくである。
おそらく帝国側も同様のシミュレーションを行い、今のままでは使い物にならないと判断したのだろう。
バトルストーリーによると暗黒大陸の本土決戦で使われていたのは赤い塗装のダークホーンと言うべきものであり、旧レッドホーンとは装甲と出力が別物と言えるほどに強化されているという。

むしろレッドホーンの強みは、同クラスのゾイドとの戦闘力というより、中型~小型ゾイドの戦場にも顔を出せるほどの配備数の多さ。
西方大陸戦争期の配備数は3500機。これはアイアンコング800機、セイバータイガー1800機をはるか上回り、共和国軍ならゴジュラス70機・ゴルドス400機・シールドライガー1000機・ディバイソン800機を全部足しても追いつかないほどの数。
いくら「大型ゾイドでは弱いほう」と言われても、バランスが良い重装甲ゾイドが至る所に顔を出すのでは、ただでさえ兵力の少ない共和国軍にとってはかなりの難敵であったといえる。


【ゲーム】

PSソフト『ZOIDS メカ生命の遺伝子』での共和国ルートでは、「動く要塞」の恐ろしさを存分に味わうことになる。
と言うのも、こちらは中型ゾイドまでしか使えない段階で敵ユニットにレッドホーンが登場するからである。
このゲームのゾイドは「小型ゾイドは中型ゾイドに弱く、中型ゾイドは大型ゾイドに弱く、大型ゾイドは小型ゾイドに弱い」という三竦みの関係にあるとされているが、その小型ゾイドが旧式中の旧式である骨ゾイドしかいない*2のでこの三竦みが実質機能しておらず、終盤は大型ゾイドの独壇場となる。
このゲームでは始めからこちらに向かって進軍してくるタイプと、こちらが攻撃範囲に入らない限り待機しているタイプがあり、初登場するレッドホーンは後者のためにそこに付け入る隙がある。
…なんて甘い話はなく、たいていのステージ開始時からこちら目掛けて進軍してくる。
初登場のブラッドロック攻略面では敵増援として現れるためプレッシャーも強い。ただし総司令機ではないので残骸から回収できるというロマン要素もある。

ユニットとしての性能は、レッドホーンのコンセプトであるバランスの良さが再現されている。
近接した相手には1ターンを犠牲にしてダメージ大幅増+必中の特殊能力「精神集中」を加えられるクラッシャーホーン、
距離が離れたり飛行している相手には「レーザー照準器」で命中100%を確保できる中型加速ビーム連装対空砲を持ち、
相手との距離を選ばすに戦えるまさに「バランスの良い傑作機」と言える性能である。*3
原典ではまず勝ち目がなかったゴジュラス相手でも、ノーマルゴジュラスくらいなら砲撃戦で十分に倒せる強さを誇る。
さらに言えば、このゲームのレッドホーンはあるバランスブレイカー級の装備を持っており、敵ならば大変な脅威、味方ならば非常に頼もしい存在となる。
荷電粒子砲を遥かに凌ぐそのバランスブレイカー武器とは…「高圧濃硫酸噴射砲」。
本来なら歩兵相手が精々なこの武器の恐るべき点とは、攻撃した時に高確率で相手を「ショート」状態にする所にある。
ショート状態の効果は「行動不能になる」「スリップダメージを受け続ける」「電磁砲系の攻撃で受けるダメージが1.5倍になる」この三つ。
更にレッドホーンの武装の一つにはおあつらえ向けに電磁砲系武装「大口径3連装電磁突撃砲」がある。
つまりショート状態になったら最後、1~数ターンの間一切抵抗できずに大ダメージを受け続けることになるのだ。
ダメ押しとばかりに、レッドホーンが装備できる改造パーツには強力な電磁砲が含まれている。これを装備すればゴジュラスMk-Ⅱ相手でも十分に戦えるようになる。
他にも帝国強化セットでMAP兵器の「大型ビームランチャー」を装備することで、新規に購入した後のレベリングも苦にならないのもおいしい。
しかもこの性能でアイアンコング等と違いなんと山を登れる。相手の射撃武器を半減させながら撃ち合えるためかなりの優位点。
強化パーツスロットも多いので経験者からすると「(直接戦闘に関しては)最強の帝国ゾイド」の呼び声さえある。

続編である『ZOIDS2 ヘリック共和国VSガイロス帝国』でも続投しているが全体的にステータスがインフレしてきた中取り残されており、
「ショートの弱体化」「クラッシャーホーンの命中率の低下」「前作の主力武器だった中型加速ビーム連装対空砲が空中の相手にしか使えない」「パーツスロットが全機種4に統一された」「砂漠や森林面が多く登山の個性が薄れた」と猛烈な逆風によって大幅に弱体化している。
とは言え、ゲームを進めればレッドホーンMk-Ⅱ、レッドホーンSS、ダークホーンに改造できるようになり、足回りやスペックを補えるので育てておいて損はない。


【派生バリエーション】

  • ブルスタイン
中央大陸戦争初期に開発された改造レッドホーンの内の一体。
背中に巨大なドリルを背負っている。
元々は工事用の削岩機だったがその突撃能力を買われて前線にも配備された。
帝国軍はアイアンコングが開発されるまでの間このような改造レッドホーンを大量に投入してゴジュラスの侵攻をどうにか防いでいた。


  • バーナス
中央(ry
背中に火炎放射器を装備しており、洞窟や森林に隠れた敵を焼き払う。


  • デストローラー
中(ry
前面にローラーを装備しており、これで地雷原を突破する。
またローラーは小型ゾイドを押し潰す武器にもなる。


  • ダークホーン(暗黒軍使用)
ゼネバス帝国の吸収後、接収したレッドホーンをガイロス帝国(暗黒軍)の手によって改修した機体。

暗黒大陸特有の鉱物・ディオハリコンを摂取させる事で細胞の合成作用によって発光し、それをエネルギーに変える特性を持つ*4
これによって機体性能が向上するだけでなく、火器類の威力も増強されている。主兵装のハイブリッドバルカンは中型ゾイド2機を同時に貫通する威力を秘めている。
パワーも大きく向上し、二体のダークホーンがマッドサンダーの首に左右から突撃、首をへし折って撃破したこともある。

西方大陸戦争時代以降は財政上の問題およびディオハリコンの喪失から、ディオハルコンを摂取するダークホーンはほとんどが失われた。
以後はディオハリコン抜きで性能向上を図ったタイプが開発・配備される。


  • レッドホーン(西方大陸戦争期)
かつてのダークホーンに代わってガイロス帝国の主力となったレッドホーン。
見た目はゼネバス帝国時代のものに似ているが、内部の機関周りは徹底的に改修され、ディオハリコンをなしにして旧ダークホーンに引けを取らない性能を持つとされる。
上述した「赤く塗られたダークホーン的存在」とはおそらくこのこと。
サーベルタイガーがセイバータイガーへと強化されたように、こちらも別物といえるほど出力や装甲・攻撃力が強化されている。
戦争準備が整っておらず小型ゾイドが中心だった共和国軍相手に猛威を振るい、シールドライガー部隊の投入により勢いこそ止まったものの、その堅陣は(兵站崩壊まで)共和国の正面攻撃を跳ね返し続けた。


  • レッドホーンBG
西方大陸戦争以降のレッドホーンにビームガトリングガンを装備したバリエーション。
レッドホーン本体のエンジン出力の向上に伴い、その威力はディオハリコンを用いたかつてのハイブリッドバルカンにも引けを取らない。
カール・リヒテン・シュバルツはこのビームガトリング砲を気に入り、専用のアイアンコングやセイバータイガーにも装備した。


  • レッドホーンGC/ダークホーン
上記の機体からさらにエンジンを強化したタイプ。カラーリングは黒に塗られ、見た目はダークホーンとほとんど変わらない。
西方大陸戦争では、当初はジェノザウラーとのコンペに敗北して生産が遅れたものの、やがてそれなりの数が配備された。
なお、カラーリングを黒くした機体が「ダークホーン」と呼ばれる場面がある。ライトニングサイクスとともに「帝国軍の誇る主力ゾイド」と言われる場面も。
ベース機は西方大陸戦争期のものであり、繰り返し述べるがディオハリコンは使用していない。
アニメではシュバルツ少佐は当初この機体に乗っていた。


  • ダークホーンWB
アニメでは、ガトリング砲を2基搭載したタイプも存在している。
レイヴンが乗ったときにはアイアンコング二体を瞬殺した。


  • レッドホーンBL
PSゲーム『ZOIDS2-ヘリック共和国VSガイロス帝国-』に登場する改造機。
アイアンコングMk-Ⅱ限定型のビームランチャーを装備した。その反面、リニアキャノンが取り除かれている。
ボーイズラブ言うな。


  • レッドホーンMk-Ⅱ
レッドホーンBLにさらにAZ対空ミサイルを搭載した発展機。
登場作品はBLと同じく『共和国VS帝国』


  • レッドホーンSS
レッドホーンに今度は高機動スラスターを装備した。
明らかにコンセプトが合っておらず、移動力以外はあまり長所は無い。
登場作品はBLと(ry


  • レッドホーン2
機獣新世紀ゾイド-ZOIDS- 邪神復活!~ジェノブレイカー編~』に登場。
レッドホーンを全面改良し、ウイングベースや二連電磁砲といった武器を追加装備した改良機。
能力のバランスがよく、非常に使いやすくなっている。


  • アサルトホーン
『機獣新世紀ゾイド-ZOIDS- 邪神復活!~ジェノブレイカー編~』に登場。
レッドホーンにパルスキャノンを装備させた改造機。
いちおうレッドホーンの改造機なのだが、原型を全くとどめておらず、能力や武器もノーマル機に比べかなり弱体化しているため、改造機といえるかは微妙な機体である。
元になったのは、メカ生体時代初期の書籍「History of Zoids」「戦闘機怪獣のすべて」等に掲載されていた改造作例「レッドホーン突撃強行型」。


  • ダークホーンHS
「圧倒的な攻撃と機動性。まさに、王者にふさわしいゾイドだ……!」

テレビアニメ『ZOIDS新世紀/0』の登場人物、ハリー・チャンプ専用機。
三連リニアキャノンやハイブリッドバルカン、ビームキャノンや高機動スラスターといった豪華な装備をつけまくった改造機で、性能はノーマル機をはるかに上回る。

…が、

各要素は優れているものの明らかに用量を度外視したため機体がついていけなくなってしまい、実戦ではあまり活躍しなかった(ぶっちゃけリノンのガンスナイパーと同じ)。
むしろハリーが真価を発揮するのはアイアンコングPK。最終戦でも彼はPKコングに乗っていた。


  • クリムゾンホーン
元はゼネバス帝国末期に開発されていたレッドデッドホーンであったが、ガイロス帝国に接収されたあと旧大戦直後に改造された。磁気嵐吹き荒れる環境に対応させた仕様変更がなされており、磁気嵐をエネルギーに変換でき、キングゴジュラスに使用されたオーバーテクノロジーを応用した当時最強のゾイドであった*5
襟巻の三連電粒子砲、背面の格闘用隠し腕突き三連キャノンが特徴。


  • グリーンホーン
旧中央大陸戦時、共和国軍が帝国軍から奪取し、そのまま自国のゾイドとした、共和国仕様のレッドホーン。
後にマッドサンダーに搭載される反荷電粒子シールドの原型が装備されていた。

ヘリック共和国は新シリーズにおいても、鹵獲し、識別コードを変更した機体をグリーンホーンとして運用している。


  • サンダーホーン
ガイロス帝国は旧大戦時に大破したマッドサンダーを発見し、そこからマグネーザーを回収した。
そうして入手、復元したマグネーザーの稼働データを得るために開発されたのがこのサンダーホーンである。
マグネーザーと同時に回収した幾らかのマッドサンダーの機体データも流用されているため、スティラコサウルス型よりもトリケラトプス型と言ったほうがいい姿となっている。
本機の戦闘データによってバスタークローが完成、バーサークフューラーに搭載された。


  • ブラックライモス
帝国軍最古の大型ゾイドなだけあって、中央大陸戦争が中盤に差し掛かった辺りからレッドホーンも旧式化が否めなくなってくる。
そこで代替機として新たに開発されたのがブラックライモスである。
記述によってはガイロス帝国の支援を受けて開発された機体とも言われている。
クラスこそ中型にランクダウンしたが、その分生産性が向上した。
その性能はまさに小型レッドホーンと呼ぶに相応しいものであり、最高時速はむしろブラックライモスのほうが上。
基本性能自体はレッドホーンと大差ないが、ノーマルのレッドホーンにはない対空ミサイルが標準装備されており、総合能力はブラックライモスのほうが上回るとも言われている。
その突撃性能と小回りのききやすさで、格上のはずのディバイソン相手であっても十分に勝機があるとされる。


テレビアニメでは『/0』以降は出番が減少し『フューザーズ』で数話のみの登場だが、それまでは意外と出番は多い。




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最終更新:2024年02月23日 20:31

*1 ただしこれは戦闘用の大型ゾイドに限った話であり、厳密には両軍を通じてより普及したグスタフが存在する

*2 本作では本来なら小型ゾイドに分類されるゴドスやイグアンもこのゲームでは中型ゾイド扱い。ちなみに三竦みは命中率に強く表れるため、こちら側を苦しめる要素である。

*3 本作は乱数判定が露骨にCPU有利になっており、某・手ごわいシミュレーションゲーム以上に0と100以外の数字が信用ならない。命中率確保は重要視されている。

*4 HMMシリーズではディオハリコンがゾイドコアを狂暴化させる物質と設定されている。

*5 HMMシリーズの設定では磁気嵐が収まった後は歩くことすらままならない無用の長物と化した機体となっている。元々はゼネバス帝国時代から設計されていた機体であるので、仕様変更を指し戻せば動けるはずなのだが…