Dクラッカーズ

登録日 :2011/06/22(水) 17:45:05
更新日 : 2017/01/10 Tue 01:41:33
所要時間 :約 3 分で読めます




著/あざの耕平
イラスト/村崎久都
レーベル/富士見ミステリー文庫 長編8巻 短編2巻(完結)
後に富士見ファンタジア文庫で再刊行され、完結からその後を描いたDクラッカーズ+が発売された。



東京レイヴンズ』『BLACK BLOOD BROTHERS』で人気を博すあざの耕平の代表作。
富士見ミステリー文庫の草創期からある作品のひとつで、同文庫の看板作品として人気を博した。

現代的な都市を舞台にした、カプセルと呼ばれる悪魔召喚のドラッグを巡る物語。
ドラッグを服薬してラリったジャンキーがスタンドバトルを繰り広げるかなりアレな異色作である。

その一方で、少年少女の青春とロマンスを描いた王道作でもある。

BBBの例に漏れずあざの耕平はスロースターターであり未熟さもあって初期はイマイチだと評価されがちだったが、急速に盛り上がりを見せ、
最終巻は傑作と賞賛されるまでになった。



○ストーリー
7年ぶりに日本に帰国した姫木梓は幼馴染の物部景と再会するが、景は梓を冷たく接るようになっておりショックを受ける。
しかし景がカプセルというドラッグを常用しているという噂を聞きつけ、梓は海野千絵と共にカプセルの謎に迫っていく。



○登場人物
  • 姫木梓(ひめき あずさ)
「よい。わらわが許す!」
栗色の髪でポニーテール。
アメリカから7年ぶりに日本に帰って来た帰国子女。渡米時に護身術を嗜んでいるため生身でもかなりの戦闘力。
景に対しては再会を喜んだもの、昔と変わってしまった彼にショックを受けてしまう。
過去の負い目や外聞的な理由から再度景に関わることがなかなか出来なかった。
そんな彼女が景に踏み込んで行くことで物語が動き出す。
幼少期はかなりヤンチャで景とは 女王様と下撲の関係 だった。苦しゅうない。

  • 物部景(もののべ けい)
「『悪魔を使うとハイになる』か、いいね。その通り――快感だ」
梓の幼馴染。ヒロイン。小柄で女の子のような中性的な美少年。性格は根暗で無愛想。
校内では図書室に入り浸っていることから「図書室の住人」と呼ばれ、孤立している。
ドラッグの売買をしていると噂されるが…
幼少期は女である梓にお医者さんごっこをやらされるなどかなり不敏。

  • 海野千絵(うみの ちえ)
「腹が立つからよ。悪党に」
黒髪ロングで大和撫子の様な外見。
正義感が強くカプセル撲滅のため梓と共に行動することになる。
実践捜査研究会の会長で推理力はあるが変装が壊滅的に下手。戦闘力も低い。
正義感だけで厄介事にガンガン突っ込むウザキャラ(作中でも読者からも)であるが、自覚した上で行動しており、
その行動力は物語の重要な鍵を握ることになる。

  • 水原勇司(みずはら ゆうじ)
「美女と、美少女と、その他の女性―――カッコ上限三十五の味方。ここに参上」
かつてセルネットと呼ばれるカプセルを管理する組織に所属していた情報屋。
千絵曰く「女たらしのミスター軽薄」。
高校生の癖に酒・タバコ・女を嗜む。
そんな彼の目的とは…

  • 甲斐氷太(かい ひょうた)
「幻覚みてえな世界ん中で、こいつこそ――この真剣勝負こそ真実だ」
セルネットと敵対するDD(ドラッグ・ドッグズ)のリーダー。
かつて自分を負かした『悪魔狩りのウィザード』を追っている。
相棒に水原と知り合っている情報通のビーグルが居る。

  • 皆見茜(みなみ あかね)
「皆見茜はディンゴが好き。これは私の真実」
メガネ。
デルタのコードネームでセルネットに所属している。
ウィザードを追いためディンゴと行動を共にする。

  • 無慈悲な女王
「もう、離しはしません」
カプセルに関わる謎の存在。
その正体は…




「追記も修正もすべては君のものだ」
「君の、自由だよ――」

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